創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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紅魔郷の異変編ラストです。

やっぱり異変に終止符を打つのはあの人たちですよね...。


PART.79 愛と絆の姉妹戦

武志達は上に行き、近くの屋根から戦いを観察する。

 

「あの金髪がフランという事はあの紫の髪の人が姉のレミリアか?」

 

「そうだな。」

 

双眼鏡片手に観察する。何を言っているのかまでは聞こえないがあの様子だと無事に和解はできたことだろう。

 

「まぁ無事に和解してるようだしこの迷惑行為への制裁を一撃入れて帰りますか。」

 

「...ぶれないなボスは。」

 

観察していると戦闘が始まる。ってか大分会話長かったんだな。

 

巫女は札で、魔法使いは八卦炉みたいなものを構えつつ様々なアイテムを使って攻撃、レミリアは槍、フランは先程の炎の剣を使って応戦している。

 

「...こうしてみると攻撃手段って様々なのがあるんだな。」

 

「だなー。」

 

そうこうしていると大技なのかレミリアの周りに巨大な魔法陣が展開されレーザーと弾幕が展開される。フランもそれに合わせて巫女と魔法使いの周りに小型の魔法陣を展開させ、囲うように弾幕を出していく。

 

「...あの子まだ技隠し持っていたのか。」

 

「本当にお遊びだったんじゃない?まぁこっちがやりすぎたってのもあるけど。」

 

「じゃあ茶々でも入れるか。」

 

「こちら武志。バンディ、あの魔法陣と違和感がないように紅白か白黒を狙撃することってできるか?」

 

「朝飯前だ。紅白を狙う。」パシュ

 

放たれた弾は寸前の所で回避される。あの巫女の勘は鋭いようで。巫女は辺りを確認しつつ攻撃をよけてるがバンディは割と遠くから狙撃しているし私たちは大無の力で気配を消しているから気づくはずはない。案の定諦めたのか暇が無くなったのかまた回避に専念しているようだ。

 

「...嘘だろ?悪くないと思ったんだけどな。」

 

「あぁ。偶然か、それとも...?」

 

バンディの狙撃が珍しく当たらないことにより変な空気が流れる。

 

「...いつかあの二人とも戦う日が来るだろう。その時に備えて戦いのスタイルとか癖を見た方がいいだろうな。もしかしたらそれで何かが分かるかもしれない。」

 

「了解。」

 

三人は観察に勤しむ...。

 

 

 

~~~~~霊夢side~~~~~

 

 

 

全くどうなっているのよ!魔理沙は誰かに気絶させられたというし私も明らかにレミリアらの攻撃じゃない弾が飛んできた!一体この館には何がいるのよ!

 

それに相手の攻撃も激しくなってきた。ここは手分けした方が早そうね。

 

「魔理沙!あんたはフランの方をお願い!私はレミリアの方をやるわ!」

 

「分かったぜ!」

 

二人は手分けして各個撃破を目指すようだ。

 

「あんたの相手は私よ!覚悟しなさい!」

 

「いいわ。かかってきなさい。」

 

霊夢は距離を詰め接近戦に持ち込む。レミリアもグングニル片手に応戦する。だが流石に身体能力に差がありすぎるのかはじかれる。その隙に、

 

「あら。それは悪手じゃないかしら。【紅符「スカーレットシュート」】」

 

レミリアは紅色の大きな球をいくつか発射する。霊夢はそれをいともたやすく避ける。

 

「まだまだ!」

 

続けて発射するがそれも簡単に避けられる。

 

「鬱陶しいわね!これでもくらいなさい!」

 

「甘いわね!」

 

霊夢はお札で攻撃するが物量の前にはじかれる。だが、

 

ボンボンボン!

 

「これは...?」

 

見ると魔理沙は四人のフランと忙しそうにしている。流れ弾にでもあたったのかしら?

 

「とりあえず今がチャンス!」

 

霊夢はお祓い棒とお札を構えて距離を詰めるが、

 

「ちっ...!させないわよ!【呪詛「ヴラド・ツェペシュの呪い」】」

 

するとナイフと紅い弾幕が辺り一面に展開されるが、それは全く当たらず、すぐに距離を詰められる。

 

「はっ!」

 

逃げるのが遅れたせいなのか攻撃に被弾する。

 

「まだ私はやられるわけにはいかないわ...。皆に示しがつかなくなるじゃない...!」

 

「私はそんなの関係ないわ。早くこの霧を収めてほしいだけなの。」

 

「こちらの気も知らないで!これでおしまいよ!【レッドマジック】」

 

するとあたり一面に真っ赤な弾幕が生成される。流石の密度に霊夢も少し圧倒される。

 

「...あんたにどんな事情があるのかは知らないけれど、少なくともあんたの行いのせいで皆迷惑してるの。そっちがその気なら私だって考えがあるわ。」

 

霊夢はそう言いまた距離を詰める。

 

「...くっ!」

 

密度が上がるが霊夢は止まらない。そして、

 

「これで終いよ。【霊符「夢想封印」】」

 

すると七つの光輝く大きな弾幕が追尾してレミリアを襲う。レミリアの放つ弾幕もむしろかき消されている始末。そして、

 

ピチューン

 

レミリアは被弾しこの戦いに幕を閉じるのであった。

 

「おう!そっちも終わったのか!」

 

「えぇ。あんたは?」

 

「何とか勝てたぜ!」

 

「じゃあフランを日陰になりそうなところに運んでくれないかしら。私はレミリアを運ぶわ。」

 

「分かったのぜ。」

 

 

 

~~~~~武志side~~~~~

 

 

 

「...勝負がついたようだな。」

 

「そのようだ。」

 

この様子だと勝利したのは巫女と魔法使いのペアだろう。二人共かなりの実力者と思われる。

 

「ボス、どうしますか?」

 

「そうだな...。とりあえず二人がレミリアたちを近くに運ぶみたいだから下ろしたタイミングでレミリアに追い打ちすることってできるか?」

 

「分かった。」

 

「あと先程の援護も上々だった。ありがとうな。」

 

「いいって事よ。」プツリ

 

攻撃命令も出した。どうなるか見ものだな。

 

「...さて、私たちもバンディと合流しよう。この後ここにさらなる攻撃を仕掛けるからここにいると危ない。」

 

「了解。」

 

二人は退却を始めるのであった。

 

 

 

~~~~~霊夢side~~~~~

 

 

 

「運び終えたわね。」

 

「...うぅ~ん。」

 

「...っと、起きたようね。レミリア、この霧を元に戻してもらえる?」

 

「...わかったわよ。......これでよし。これでじきに霧は晴れるわ。私たちの負けよ。」

 

すると霧の間から微かに青空が見え始める。

 

「おい霊夢!青空だぜ!」

 

「やっとこの霧も晴れるのね。」

 

「うぅ...わたしまけちゃったの?」

 

続いてフランも起きる。

 

「えぇ。でもあなたもよく頑張ったわ。この戦いは負けちゃったけどまた新たに頑張りまsh」

 

パシュ

 

「...え?」

 

レミリアの眉間に弾が命中し、レミリアはまた倒れる。

 

「敵の攻撃か!?」

 

「えぇ。まだ誰かいるようね。」

 

「お姉様ーーー!」

 

周りが阿鼻叫喚の中、霊夢は近くの木に光が反射したのが見える。

 

「あそこか!」

 

霊夢はそこに行こうとするが、その時、上空にとあるポータルが出来る。

 

「霊夢!上だ!」

 

「上?」

 

するとそこから貨物列車が落ちてくる。そう。武志の【爆符「無人爆薬積載貨物列車」】の奴である。貨物列車はそのまま落ちた後近くに激突する。そして、

 

ドゴォーーーーーーン!

 

すさまじい威力の大爆発を発生させる。一応爆弾はそこそこに抑えているためいつもよりは火力控えめだがそれでも凄い威力である。

 

 

 

~~~~~武志side~~~~~

 

 

 

「...ボス、派手にやったな。」

 

「まぁね。だが彼女たちは無事のようだ。」

 

「...え?」

 

チェルベッロの板を見せる。そこには封魔陣を展開して爆発を耐え忍んだ霊夢達の姿があった。

 

「だが紅魔館は半壊だな。他の連中が無事だといいけど。」

 

見た感じ犠牲者はいないみたいだが紅魔館の屋根には大穴が開いている。

 

「おーい、ボス~。」

 

向こうからバンディが走ってくる。

 

「おっと、よくやったバンディ。」

 

「あぁ。一瞬気付かれそうになったがあの爆発は...?」

 

「あぁ。ちょっと置き土産をな。」

 

「は、はぁ。」

 

「...てか気づかれそうになったとは?」

 

「あぁ。恐らくスコープの光が一瞬だけ反射したのかな、明らかにこっちに敵意を見せた瞬間があったんだ。その直後に爆発があったからこっちへは来なかったけど。」

 

「なるほどな...。」

 

とはいえ一瞬の反射に気付く方もなかなかである。やっぱりあの巫女はただ者ではなさそうだ。

 

「とりあえず早めに戻るぞ。」

 

「了解。」

 

武志達は諏訪洩矢郷へ帰っていくのだった......。そしてこの話を聞いたオタワに長々と叱られるのはまた別のお話...。




「こんにちは。水矢と、」

「ユレイドスです!」

「と言う訳で紅魔郷編はひとます完結です。」

「次回は妖々夢ですか?」

「そのつもりだけど少し幕間を挟んでから入るかな。」

「なるほど。」

「ところで、魔理沙って二次創作だと何にでも語尾に"~だぜ"って言ってる感じがするけど実際はそれほど言わないらしいね。」

「そうなんですか?」

「あぁ。ただ本小説ではその設定は準拠しないかも。」

「え、前に原作には可能な限り準拠するとか言ってませんでした?」

「HAHAHA、紅魔郷をダブルバトルにしてる時点で何を今更。」

「確かに。」

「まぁキャラ設定とかの方を準拠させたいだけで異変の流れ自体は結構変わるかも。」

「話が作りにくくなると言いますか、話まで完全に原作に寄せるとこの小説の存在意義が半分消えますからね。その点だけはご了承ください。」

「これがオリ主小説の定めって感じがするね。」

「仕方なしですよ。」

「それでは皆さんさようなら~!」
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