異変が終わって数日後、霊夢はじめ紅魔館メンバーや魔理沙は博麗神社で小さめの宴会をしていた。
「しかしあんたが異変ねぇ~。」
「こっちだって色々あったのよ。結果は残念だったけどね。」
「流石に見過ごせなかったからね~。」
「よっ、霊夢!」
「魔理沙、遅いじゃない。」
「いや~、ちょっとこれを作ってたら遅れちまってな。飲むか?」
魔理沙が差し出したのは禍々しい色をしたスープである。明らかに怪しい物のためその場にいた霊夢とレミリアは警戒をする。
「魔理沙...それ飲んで大丈夫なの?」
「大丈夫だぜ!材料も安全なものしか使ってないし、ちょっと見た目はアレだが味は保証するぜ!」
「...そこまで言うなら魔理沙が飲んでみなさいよ。」
「...遠慮しとくぜ。」
魔理沙はスープが入ったお椀を霊夢に押し付けて逃げようとする。
「全く...。自分が飲めないものを人に押し付けるんじゃないわよ。...ところで魔理沙、ちょっといいかしら?」
霊夢は逃げようとした魔理沙を呼び止める。
「どうしたんだぜ?」
「そういえばあんた大図書館の真ん中で寝てたけどあれはどうしたのよ。」
「あー、あれか。なんか後ろから誰かに殴られたんだよな。あまりに重い一撃だったからそのまま気絶しちゃったぜ☆」
語尾に星が付きそうなノリで言うが決してそんなことは無いと思う。
「...誰がやったかは覚えてないの?」
「気配すら感じなかったから覚えてないんだぜ。ただあれはかなりのやり手な予感がするな。」
「なるほどね...。レミリアは何か心当たりないの?」
「心当たりね...。咲夜なら気配を消すのは簡単かもだけど彼女はナイフを使うからそんな真似はしないと思うし...、」
「えぇ。同感ですわ。」
「おっ、いたのか咲夜。」
「えぇ。ちょっと裏方の準備がありましてね、続けてもらって構いませんわ。」
「そうね...。美鈴なら貴女を気絶させるのは簡単かもだけど彼女は最初にやられて以降ずっと気絶してたらしいから違うわね...。」
確かに彼女は武術の達人だったわねとも思ったけど最初に魔理沙がマスタースパークで門ごと吹き飛ばしてからは気にも留めなかったと思う霊夢であった。
「...まぁ一番有力なのは最後私を狙撃した奴がいるじゃない?」
「あーいたわね!戦闘中なんか変な妨害があったと思ったけどそれらも彼奴がやったのかしら。」
「マジ?私は気づかなかったぜ?...ってか大丈夫だったのか?」
「えぇ。弾幕ごっこ用の弾を高威力にしたような感じだったからね。痛かったけど別にって感じだったわ。」
「マジかよ...。」
「そしてその後爆弾が降ってきたじゃない?」
「私が対処したやつね。危なかったわよあれ。」
「その爆弾魔と狙撃手が手を組んでいたとしたら...?さらにその格闘家も別にいたとしたら...?」
全員がその敵の想像をする。
「...得体のしれない敵程怖い物はないんだぜ。」
「同感ね。厄介な第三陣営がいそうだわ。」
「...そういえばフランが仲直りしてくれた時、親切なマスクマン二人が教えてくれたのとか言ってたわね。」
「あーそういえば!もしかしてそのマスクマン二人が....。」
「えぇ。爆弾魔と格闘家って線もありそうね。生憎詳しい所までは覚えてないって言ってたけど。」
「なんだそれ。」
「パチェ曰く高度な認識阻害魔法とかがかけられていた可能性があるとか。」
「マジかよ,,,。そんな奴らを相手にしないといけないのか?」
「横やりを入れるならまだしも完全に牙をむいてこないことを祈るばかりね。」
「全くですわ。最も私達紅魔館の方々からすれば完全に牙を向かれているようなものですけども。」
四人の間に沈黙が流れる。
「...そういえば魔理沙、パチェの本は返してあげた方が良いと思うわよ?また異変に乗じて本が消えたとか言ってたわ。」
「え、本なんて盗ってないけどな。...ってまて、今なんて言った?」
「え...?パチェの本は返してあげた方が良いと思うわ。また異変に乗じて本が消えたとか言ってたわねって...まさか!」
「どうやら本を盗んだのもあいつらのようね?」
「全く、はた迷惑な話だぜ。勝手に人のせいにするなんてな。」
魔理沙は内心"また今度本を借りに向かおうかな"なんて思うのであった。
「それで、何が撮られたんだぜ?」
「確か、日本神話の神様の本、料理本、魔導書。それも黒魔術関連の物が中心ね。更に軍事関連の本や純文学、美鈴宛ての格闘書も多く取られたとか言ってたわね。更にアウトドア関連の本や図鑑関連、辞書も数冊取られたとか言ってたし、まだ確認できてないだけでいくつか取られてるんじゃないかしら...?」
「...これらからある程度推測できないかしら?」
「...爆弾魔、狙撃手、格闘家から抜いて考えると日本神話の神様と黒魔術使いがいるとか...?あと料理家とアウトドア大好きな人?」
「...あんまりアテには出来なさそうね。」
「第一盗った本から推測するというのが間違いなんだぜ。本なんて多少の興味さえあれば簡単に手に取れるからな。単純に盗ったやつらがその辺の奴に興味あったんじゃないか?まあ黒魔術の本は流石に危ないけど。」
「...やけに詳しいわね。」
「これでも私は魔法使いだからな!」
「...だとしても厄介な連中がいるのは変わらない事実。いつどこに現れるかは知らないけどいつ現れてもいい準備はした方が良さそうね。」
「だな!」
「そうですね。」
そんなこんなで少人数ながら宴会は続くのであった...。
~~~~~紅魔郷編 完~~~~~
「こんにちは。水矢と、」
「ユレイドスです!」
「と言う訳で宴会も終わったので次回以降は妖々夢編です!また書き溜めをして週1か2くらいで載せていこうと思います。そのため次回以降の更新もまた大幅に遅くなることが予想されます。本当に申し訳ない。」
「主があまりにも忙しすぎる上に1話ずつ書いて載せていくと異変の途中で数か月空くとかありそうなのでそれを避けるためです。ご了承ください。」
「一応前にも書いたけど、忙しい上に東方熱が冷めてきて最近はウマ〇界隈に浮上して東方自体に触れてないというのもあるからです。一応この小説自体はそれでも続けていく予定ですが終わりは一体いつになるんでしょうかね...?」
「打ち切りになる場合はキリの良い所でジャ〇プの打ち切り漫画の如く急に終わるかもしれません。」
「まぁ続ける意思はあるのでこれからもゆっくりと長い目で見て頂けたら幸いです。」
「それでは皆さんさようなら~!」