創造神が行く幻想の世界   作:しぐれ水天丸

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いよいよ対峙します。


PART.89 vs異変解決者たち

前回の話から十分ほど経ったころである。

 

「そういえば前に私の所へ来たときに、月読から私の話を聞いたとか言っていたが、どこまで聞いているんだ?」

 

霊夢達が来るまでの間暇なので、前々から不思議に思っていることを聞く。

 

「そうね...、貴方の本名が洩矢武志で、創造神であり破壊神。神界では仕事はやるが顔は出さないことで有名で、現在は地上で色々やっている。ってことくらいかしら?」

 

とりあえず月読は一回拷問のフルコースを堪能させるとして、どうやら知られたくないようなことは一通り知っているようだ。

 

「...そうか。それらの事は八雲紫及びその従者、また幻想郷の奴らには絶対に黙っててくれ。知られるとちょっと厄介なことがあるのでね。」

 

理都は自らが神様であることを隠して紫と付き合っていたと聞く。私が理都の兄であることは紫にも知られているため、私が神である事=理都が神である事となるのでそれは絶対に隠さなければいけないのだ。

 

「分かったわ。武琉の言う事だもの。」

 

「ありがとう。永琳。」

 

「逆に私からも質問していいかしら。」

 

「なんだ?」

 

「貴方は古代都市で私達を置いて地上に残った後どうしてたの?」

 

「あぁ...あの後は敵をひたすらなぎ倒して、爆弾が落ちる直前に神界へ逃げて、その後...といってもかなり経った後はまた地上でゆっくりしてたかな。正直長くなるからこの話はまた別の機会にしよう。」

 

「楽しみにしてるわ♪」

 

「はっはっは。そうか。...で、そこにいる奴は殺されないうちに出てきた方が良いぞ。」

 

「...え?」

 

そう言うと茂みの奥から霊夢達ご一行が出てくる。紅魔館で出会った奴らや冥界の方々もいるので起こされたんだろう。

 

「...今着いたところなのによく気付いたわね?」

 

「それだけ大人数でいたら気づくさ。...で、今の話は聞いていないだろうな?」

 

「紫が盗み聞きする前に気付かれたから聞けなかったわ。それより満月を返してくれない?」

 

「あら、それはいけませんわ。もうすぐ朝になる。そうなれば満月も返すわ。」

 

「あぁ。生憎姫様を連れ出す輩がいるのでね。この術があれば安泰なのだ。」

 

「姫?姫なんて興味は無いわ。」

 

「そうよ。私たちは満月が戻ればそれでいいの。」

 

「そうは言われてもな。朝になれば自動的に戻るようになっている。君達の出る枠はない。」

 

「とりあえず私についてきてくれないかしら?ここはうどんげに話をつなげてきてもらうとするわ。」

 

「了解。」

 

「なんか言ったらどうだ?黙ってると嫌われるぜ?」

 

「魔理沙は黙ってなくても嫌われてるでしょ。」

 

「酷いなぁ。」

 

武志は何も言わずカタストロフィを取り出すと、勢いよく地面に振りかざす。すると地面から鎖が出てきて皆を拘束する。

 

「何よこれ!」

 

「くそっ、放せコノヤロー!」

 

「悪いがこの鎖は自分で外すか私が解除するかのどちらかでしか外せないのでね。それでは私たちはおいとまさせてもらう。」

 

「心配しなくても夜が明けたらすべて元に戻ってるわ。」

 

「あっ、おい、待てよ!」

 

「外しなさいよこれ!」

 

「刀が動かせない...!不覚...!」

 

「ねえ、紫...?」

 

というわけで武志達は永遠亭の奥へ向かう。勿論、すべての扉を閉めながら。

 

暫くすると後ろから人の気配がする。どうやら四人いるようだ。

 

「待ちなさい!」

 

「霊夢、それは絶対に待ってくれないぜ。」

 

「魔理沙、今は追う事に集中して。」

 

「...。」

 

「紫...?」

 

後ろからの弾幕をよけながら奥へと逃げてく。ってかうどんげやられるの早くないか?

 

「ってかあの兎はどうしたよ!」

 

「あーあの兎か?急いでるのに前に出てきたからちょっと轢いちゃったぜ。」

 

...とりあえずうどんげが無事な事を祈っておこう。多分大丈夫だろうけど。

 

「それよりそっちは行き止まりじゃないか?大抵こういう一本道っていつか終わりが来るんだぜ?」

 

「それこそ何も考えず目の前の敵を追って大丈夫なのか?大抵こんな感じで逃げてるときって相手の有利な所に行くことが多いんだ。」

 

「えっ...?」

 

そうこう話してると終点にたどり着く。そこには廊下はなく、いつの間にか外、それも宇宙空間に来てしまったのである。

 

「君たちは愚かだな。ここまで誘導されてきたことにも気づかない。」

 

「魔理沙、周りを見て!」

 

「見てるさ。いつの間にか外だな。」

 

「ここがどこか関係ないわ。さぁ、満月を返して頂戴。」

 

「せっかちねぇ。でも、私達が今居る場所。何処だか判るかしら?」

 

「??」

 

皆頭に?マークが浮かんでいるのが見える。

 

「ここは偽の月と地上の間。さっきの永い廊下は、偽の月と地上を結ぶ偽物の通路。貴方達は偽満月が生み出した幻像に騙されてここまで来たのよ。」

 

「で、それが何よ。」

 

「貴方達には戻る術はあるのかしら?」

 

「それは貴方達を倒してから考える事。焦る事は無いわ。」

 

「私たちの掌の上で仲良く踊っているような連中が私達に敵うと考えているのか不思議でならないがな。」

 

「そうね。でも私達も鬼じゃないわ。朝までなら遊んであげるわよ。」

 

「よく分からないけどこいつらを倒せば解決するのね?」

 

「そうよ。」

 

「今頃、他の方々はここに来るまでに迷って永遠に屋敷を彷徨っているだろうな。だが、それは月の民も同じこと。今頃彷徨っている姿が目に浮かぶさ。」

 

実際はもう追い返しているのだが、あえてこのような茶番をして真実を隠すのが穏便で手っ取り早い。

 

「えぇ。これこそが私の最大の秘術の一つ。地上は大きな密室と化したのよ。」

 

「狂ってるなぁ。」

 

「そうね。とりあえずこいつらを手っ取り早く倒して地上に戻りましょう。」

 

「あら、遊んでいく気になったみたいね。あいにく私は、永遠に遊ぶ力は持っていないけど...。それでも、朝まで遊ぶこと位は出来るわ。」

 

「永遠に遊んでみたい物ね。でも、それはまたの機会にでも...。」

 

「さぁ、幻想郷の世明けはもう目の前にある!」

 

「明けるまで付き合ってもらうぜ!」

 

異変解決者たちとの勝負が始まる...。

 

「先手必勝だな!くらえマスタースパーク!【恋符「マスタースパーク」】」

 

いきなり高出力のレーザーを撃ってきた。ここは永琳と手分けして二人ずつ相手することとする。

 

「私が相手になってやろう。」

 

武志はいつも通りの弾幕で応戦する。

 

「そういえば貴方前の時も会ったわね!数か月ぶりかしら!」

 

「あぁ。そういえば西行妖の封印の時に会ったっけ。」

 

「霊夢、彼奴との間に何があったのかは分からないけど今は戦闘に集中して頂戴。それに私も聞きたいことがあるから。」

 

「...分かったわ。」

 

霊夢は何か言いたげだったが紫に諭される。ってか紫まで用があるとなると忙しくなるな。とりあえずめんどくさくなる前に処理するか。

 

「とりあえず遊んでやるとは言ったが何か用があるなら別問題だ。勝ってから訊いてみろ。」

 

「言われなくてもそうするつもりよ!【霊符「夢想封印 散」】」

 

すると七つも大きい弾幕が一斉に襲い掛かってくる。

 

【破壊神式防御結界】

 

めんどくさいのでそのまま弾幕を全部消す。

 

「全く、危ないな。【掃討「ガトリングバレットヘル」】」

 

ガトリング式のタレットが生成され、紫と霊夢を一斉に狙う。

 

「撃て!」

 

号令に合わせて弾幕が一斉に掃射される。まぁ号令いらないんだけど。

 

「鬱陶しいわね!」

 

「...。」

 

また紫がなんか考えてる。気味悪いな。

 

「気味悪いな。まぁいい。【爆符「無人爆薬積載貨物列車」】」

 

貨物列車が霊夢達めがけて暴走してくるが、スキマで避けられる。しかし、これは爆弾だ。

 

どーん!

 

勿論大爆発する。

 

【夢符「封魔陣」】

 

すると武志の周りになんか魔法陣が出来てくる。しかし爆発に気を取られて気づくのが一瞬遅れた。

 

どーん!

 

武志を囲うように攻撃が行われる。

 

「痛いじゃないか...。」

 

「まだ耐えてるのね。」

 

「そちらこそ、な。」

 

「...やめた。興が覚めてしまった。そこの奴からも戦うという覇気が感じられない。そんな状態で戦おうとしてもお互い楽しくないからな。」

 

二人共私が気になるのか戦闘そっちのけな気がしたから面白くなくなってしまった。話を聞いてあげようとするか。

 

「それで?聞きたいことがあるんだろう?」

 

「...。」

 

二人は戦闘そっちのけで会話を始めるのであった。




「どうも。水矢と、」

「ユレイドスです!」

「戦闘シーン書こうと思ったけど諦めてしまいました。」

「まぁお互いに戦う理由がないですからね...。」

「それで、中の人は1か月と二週間(GW含む)で自動車学校の技能を全て終わらせたらしいですよ?」

「無駄に張り切ってるじゃん。」

「今度卒業試験だそうです。」※多分これ出てる頃には卒業してます。

「まだ卒業してないんかい。」

「ってかそれ小説書いてて大丈夫なの?」

「大丈夫だそうで。」

「と言う訳で次回永夜抄ラストです。」

「それでは皆さんさようなら~!」



「...あとがきもっとなかったんですか?」

「ない。」
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