次回は花映塚ではなく儚月抄の予定です。
だって花映塚どう足掻いても武志と接点ないんだもの。
「それで?聞きたいことというのはなんなんだい?」
武志は二人に尋ねる。
「前に会った時、春雪異変。あの時は私たちの味方として西行妖と戦った。その前の時、紅霧異変の時では私達に敵対してきた。貴方達は一体何者なの?」
武志は少し考えてから、
「...少なくとも敵ではない。」
「質問の答えになってないわ。貴方達は何?」
「...厳しいなぁ。」
武志はまた少し考えてから、
「私はとある環境団体のリーダーだ。紅霧異変の時ではあんなひどい霧を流した奴らに制裁を与えた。春雪異変の時には冬が永遠に続いていたからその元凶を伐採した。ただそれだけだ。」
半分嘘だが間違ったことはそんなに言ってないと思う。
「...分かったわ。」
「私からもいいかしら。」
「...なんだ?」
「その道具、その技、私のお師匠様の兄でありこの幻想郷の大元を作った男と酷似しているのよ。貴方は彼とどんな関係なのかしら?」
...そこまで覚えられていたのか。不覚だった。霊夢も物凄く驚いているじゃん。答えは勿論同一人物だからなんだけどどう答えるかなぁ。
「...。悪いがそれに関しては黙秘権を使わせてもらう。」
それとなく永琳の方を見るとまだ戦っているようだ。ならば都合がいい。
「そう...。答えられないのね。」
「あぁ。そして貴方は知りすぎた。悪いけどここで粛清させてもらうよ。」
武志は右足を地面にたたく。するとまた鎖が二人を拘束する。
「何をするつもりかしら...?」
「殺しはしないさ。ただ少し記憶を封じさせてもらう。」プシュー
「...っ!」
二人を眠らせると武志は記憶改竄装置を取り出す。いつだったか依姫に使ったものと一緒の物だ。
「...あったあった。これをこうして...。っと。ok。」
武志はその当時の記憶を封じる。ついでに思い出せないようにする術もつける。
「悪いが私が正体を明かすその時までその記憶は闇に葬らせてもらうよ。」
「...さて、向こうも終わったようだな。」
武志は永琳の方へと向かう。
「...お疲れ。永琳。」
「...あら。その様子だと紫達を打ち負かしたのね?」
「造作もない。」
「...マジかよ。霊夢達を倒すとか強い奴なんだな。」
「これは危険人物ね。」
二人が警戒しているがまあ無理もないか。
「...私は君達と敵対する義理はない。」
「嘘だろ!前々からの行いは覚えてるぞ!」
「...はぁ。そのことについては霊夢と話を付けてきた。彼女が起きたら話を聞くといい。」
「...分かったよ。力ずくで聞いても多分負けるだろうからな。」
「賢明な判断だ。」
「...とりあえずこいつら運んで脱出するか。ここに長居するのもよくないだろう?」
「...そういえば結局満月はどうなったんだ?」
「心配しなくても夜が明けたら元通りさ。夜明けまで後もう少しだろう?」
「...もうそんな時間なのね。」
武志達は永遠亭の前まで帰ってくる。
「...あっ!お前!これ外しなさいよ!」
「随分長かったわね~?」
...残り拘束してたの忘れてた。
「お前らまだ捕まってたのか。」
「...まあ無理もないだろう。君たち以外は抜け出せないようになってたからな。」
武志は残りの彼女たちの拘束を外す。
「永琳、私はそろそろおいとまするとしよう。」
「あら、もう帰っちゃうの?」
「部下たちをあんまり待たせるわけにはいかないからな。また遊びに行こうと思う。」
「分かったわ。待ってるわね。」
「...あっ彼奴逃げるつもりだぞ!」
「咲夜!捕まえて頂戴!」
「かしこまりました。お嬢様。」
咲夜が止めに入るつもりだが流石に間に合わなi...は?
なぜか縄で拘束されていた。なんでだろうか?
「変な術を扱う奴もいるものだね。」
しかしこれくらいなら簡単に脱出できるな。どうせなら驚かせてやろうか。
「これくらい簡単ですわ。さぁ、貴方の素顔を見せてもらいましょうか。」
「そりゃないぜ。」
そう言うと同時に一斉にヘルメットとマスクに手が伸びる。そして武志の素顔が白日の下にさらされるかと思いきや...。
「...え?」
そこには大きな文字でハズレと書かれた顔...。いや、武志の服装をした人形に化けたのであった。
「...どういう事かしら?」
「...どうやら一筋縄ではいかない相手のようね。」
「...敵対の意志はないようだけど気味悪いぜ。とりあえず霊夢ら起こさないとな。」
「確かに。そういえばまだ寝てるのね。」
「...霊夢~、起きろ~。」
「...起きないわね。」
「あぁ。こりゃさっきの奴に眠らされてるかな。」
「まぁそのうち起きるでしょう。とりあえず今は異変の事について解決するのが先では?」
「そうだな。」
その後、色々話した結果、幻想郷自体が一つの結界で外からは簡単に侵入できないため永琳たちがやったことは無駄であるという旨の話をされたが、実際に起こった出来事は武志達と永琳たちのみ知ることとなった...。
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〇人里にて。
「...危ない危ない。予めあのメイドについて話を聞いておいて正解だった。」
春雪異変の時に吉美とオタワが共闘しているためある程度の情報があったが、正直な所正確な能力については把握しておらず、咲夜に至っては瞬間移動してくるやつという認識だった。
「あれは多分時間停止の類だよな...。ユレイドスに殺されそうなやつもいたもんだ。」
因みにユレイドスは進退を司る神のため、時間などの神様として知られている。まぁ温厚な神様なので殺されはしないだろうが。
「今頃あいつらの驚く顔が目に浮かぶな。」
武志は急いで洩矢大社に戻るのであった。
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〇諏訪洩矢郷にて
「...戻った。」
「お疲れ様ですマスター。」
「結局どうなったんですか?」
「任務自体は成功。そのあと霊夢らと対峙したけど少しまずい情報を持ってたから記憶処理を施して眠らせたさ。ラダヴィーニャと吉美についての記憶も消しただろうから顔を合わせても大丈夫だろうよ。」
「...大変でしたね。」
まあ天魔とか他の連中に指摘されたらまずいがまぁ大丈夫だろう。
「とりあえずゆっくり休むか。なんかすごい疲れた。」
「今お飲み物を用意しますね♪」
「助かるよ。ありがとう。」
こうして武志達の永夜異変は終わりを迎えるのであった。
「どうも。水矢と、」
「ユレイドスです!」
「と言う訳で永夜異変終わり。EXはまた後日勝手にやるでしょう。」
「適当ですね。主に最後が。」
「正直東方の中での永夜抄って個人的にあんまり好きじゃない部類なんですよね。永夜抄好きな人には申し訳ないけど。」
「...いやそれ創作する人の言う台詞じゃないでしょ。」
「一応補足すると【もう歌しか聞こえない】は物凄い大好きですよ?」
「あれはいい曲ですよね。」
「そういえば次回はどうするんですか?」
「次回は儚月抄編かな。」
「連続で月関係なんですね。」
「まあ花映塚は全カットするから仕方ない。」
「花映塚を楽しみにしていた方々は申し訳ないです。」
「と言う訳で次章もお楽しみに!」
「それでは皆さんさようなら~!」