魔法少女ハルカ☆マギカ   作:凌729

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ハルカが魔法少女になる。

教室で暁美ほむらに呼ばれハルカは屋上へ向かう

まどかとさやかと一緒に帰ろうと誘うも断られ一人で帰る

ハルカのソウルジェムが少し穢れる

ほむら、キュゥべえを撃つもまどか達に止められる←今ここ


第3話 魔法少女とは

(マミ視点)

 

 

 

「さて…、もう大丈夫よ。」

 

 

 

マミは、背後にいる二人の女子に伝える

 

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

 

「あの貴女は?」

 

 

 

ピンク色の髪の女の子が私にお礼を言った後、もう一人の青い髪の女の子がそう問い掛けてきた。

 

 

 

「私は巴マミ、あなた達と同じ見滝原の生徒よ」

 

 

 

私はそう2人に言いつつ変身を解いた

 

 

 

「「変身した!?いや解けた!?」」

 

 

 

2人は声を揃えてそう叫んだ

 

 

 

「そしてその子はキュゥべえ、私の大事な友達なの」

 

 

 

「よろしくね!」

 

 

 

私がキュゥべえを二人の女子に紹介すると、キュゥべえが起き上がり二人に向かって軽い挨拶をする

 

 

 

「「喋った!?」」

 

 

 

二人は再び声を揃えて叫ぶ

 

 

 

「キュゥべえ、もしかしてこの子達も…」

 

 

 

「「?」」

 

 

 

「うん、そうだよ。まどか、さやか君達にお願いがあるんだ!」

 

 

 

(さやか視点)

 

 

 

「何であたし達の名前を?それにお願い?あたしとまどかに?」

 

 

 

「うん。あのね、僕と契約して魔法少女になってほしんだ!」

 

 

 

あたしは目の前の生き物?に問いかけるとそう答えが返って来る

 

 

 

「魔法少女??」

 

 

 

まどかが頭に疑問浮かべながらそう呟いた

 

 

 

「詳しい話がしたいから今から私の家に行きましょう」

 

 

 

マミさんがそう言ったのでついて行く事にした。

 

 

 

(巴マミ宅・マミ視点)

 

 

 

「私、一人暮らしだから遠慮しないで上がって?」

 

 

 

「うわぁ、素敵な部屋!」  「綺麗!」

 

 

 

二人は私の部屋を見ながらそう呟いた

 

 

 

「まぁ、ろくにおもてなしの準備もないんだけどね?」

 

 

 

私は紅茶とチーズケーキを二人に出しながら言った

 

 

 

「うまっ」

 

 

 

「さやかちゃん…」

 

 

 

「キュゥべえに選ばれたからには他人事とは言えないものね、魔法少女の事を説明しておくわ。」

 

 

 

「二人ともこれを見てくれる?」

 

 

 

そう言いながら私はソウルジェムを二人に見せる

 

 

 

「綺麗…」

 

 

 

そう鹿目さんが呟く

 

 

 

「これは、ソウルジェム魔法少女の魔力の源よ。キュゥべえによって選ばれた女の子が契約により生み出される宝石なの。」

 

 

 

私はソウルジェムを二人に見せながら説明を始める

 

 

 

「契約って?」

 

 

 

「そう、僕との契約によってソウルジェムを手にした物は魔女と戦う使命を課さられるんだ。…でもその代わりに一つだけどんな願いでも僕が叶えてあげられるんだ!」

 

 

 

「「!」」

 

 

 

それを聞いた二人の表情が驚いた様子になる

 

 

 

「何でもって…!?本当に何でも叶うの!?」

 

 

 

キュゥべえの言葉を聞いた美樹さんが立ち上がり叫ぶ

 

 

 

「うん、叶うよ」

 

 

 

「でもその戦わなきゃいけない魔女ってなに?」

 

 

 

すると美樹さんが座りながらキュゥべえに問いかける

 

 

 

「マミのような魔法少女が希望を振りまく存在なら、魔女は逆に絶望を撒き散らす存在なんだ」

 

 

 

美樹さんの質問にキュゥべえが答える

 

 

 

「世間でよくある理由のよく分からない自殺や事件などはかなりの確率で魔女の呪いが原因なの。魔女は常にあなた達が迷い込んだ結界に身を隠している。私が助けに来なければあの場所から一生出れず生きては帰れなかったと思うわ」

 

 

 

私はキュゥべえの答えにそう言葉を付け足しながら言う

 

 

 

「「・・・」」

 

 

 

それを聞いた二人は黙り込んでしまう

 

 

 

「そ、そんな怖いものと戦っているんですか…」

 

 

 

「えぇ、命懸けよ。だからあなた達も契約する時は慎重に選んだ方がいいわ」

 

 

 

鹿目さんは恐る恐るそう私に向かって問いかけてきたので、そう答える

 

 

 

「うーん、美味しい話ではあるんだけど、流石にねぇ…」

 

 

 

「マミさんの他に魔法少女はいるんですか?」

 

 

 

美樹さんが考えながらそう呟いていると鹿目さんがそう質問してきた

 

 

 

「さっき居た例の転校生とか!?」

 

 

 

「えぇ、私も見かけたけどかなり強い力を持ってるみたい」

 

 

 

美樹さんが少し身を乗り出しながらそう言う

 

 

 

「でも、魔法少女って魔女を倒す正義の味方なんでしょ?何でまどかを狙ったわけ?」

 

 

 

「彼女の狙いは僕だよ。新しい魔法少女が生まれるのを阻止しようとしたんだろうね」

 

 

 

「??」

 

 

 

美樹さんの問いかけにキュゥべえが答える

 

 

 

「魔法少女は必ず味方同士ってわけじゃないの。魔女を倒すとそれなりの見返りがあって、手柄の取り合いで衝突する方が多いわ」

 

 

 

「じゃあまどかがキュゥべえに声をかけられるって分かってて、自分の都合の悪い敵を増やさない為に絡んできたって事?」

 

 

 

「恐らくね…」

 

 

 

「・・・・・・。」

 

 

 

「どうしたの?キュゥべえ」

 

 

 

「いや、何でもないよ」

 

 

 

美樹さん達と喋っていた時急にキュゥべえがベランダの方を向いたので私はキュゥべえに問いかけた。

 

 

 

「そうだ!、ねぇ二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」

 

 

 

「「えぇ!?」」

 

 

 

「魔法少女がどんなものなのか、自分自身の目で確かめてみればいいと思うの!」

 

 

 

(時刻は少し遡る・ハルカ視点)

 

 

 

「まどかとさやかの用事って何だったんだろう・・・」

 

 

 

私は学校の帰り道歩きながら家へと向かっていると、、、

 

 

 

「うーんやっと家に帰って来れた〜〜」

 

 

 

「突然治るなんて不思議な事もあるものねぇ〜」

 

 

 

「正に奇跡だな。それにしても姉の退院の時なのに、ハルカは来ないなんてな、何処に行ったのやら」

 

 

 

「知らないわ、あんな子!!」

 

 

 

目の前の我が家に丁度家族が帰って来た所だった。私は、近くにあった電柱に隠れて家族の会話を聞いていた…。

 

 

 

「ッ!!!」

 

 

 

ママの言葉に私は悲しくなって涙を流す

 

 

 

「私、ハルカを探してくる。」

 

 

 

すると、お姉ちゃんがそう親に言った

 

 

 

「退院したばかりなんだから、今は家でゆっくりしましょ?それにあの子はまだ学校だろうしね」

 

 

 

「そっか、まだ学校の時間だっけ。そうだよね、忘れてた」

 

 

 

そう言うと家族3人は家へと入ってしまった。

 

 

 

「・・・」

 

 

 

私は家へと向かわず来た道を引き返した。今はなるべく早くその場を離れたかったから。この時も私は気づかなかったんだ、ソウルジェムの穢れがまた少し溜まっている事に…。




今回も読んでくれてありがとうございます
そして皆さんお久しぶりです!
リアルが少し忙しかったので投稿出来ずすみませんでした。
落ち着いて来たので少しずつまた投稿していこうと思いますので、
よろしくお願いします!それではまた次回までーー
感想などお待ちしてます♪

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