田中次郎の一日   作:加賀谷理太

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ハワイ旅行

・2025年8月1日(夏休み)

田中の母「ただいま!」

田中「母ちゃん、ニヤニヤなんかして、どうしたんだ?」

田中の母「実は、商店街の福引きで、ハワイ旅行が当たったの!」

田中「スゲーな、母ちゃん!」

田中の兄「ただいま!」

田中の母「一郎(田中の兄)、福引きでハワイ旅行が当たったわよ!」

田中の兄「マジか、母ちゃんスゲー!!!」

田中の母「山の日(8月11日)に1泊2日でハワイ行こうね!」

・夜

田中の父「ただいま!」

田中の母「あなた、今日、商店街の福引きでハワイ旅行が当たったの!」

田中の父「えっ!?子供の時から憧れてたハワイに行けるのか?」

田中の母「山の日に2泊3日で行かない?」

田中の父「もちろんいいぞ!明日、家族全員のパスポート探しておいてくれ!」

田中の母「あなた、今、思ったけど。」

田中の父「何を思ったんだ?」

田中の母「ハワイって、英語よね!私、英語喋れないけど・・・」

田中の父「俺も簡単な英語しかできねえぞ!一郎、お前は英語喋れるか?」

田中の兄「俺も英語は苦手だ。次郎は、確か英語得意だっけ?」

田中「兄貴、適当なこと言うなよ!俺も英語苦手だよ。」

田中の母「じゃあ、どうやって現地人と会話すればいいのよ!」

田中の父「うーん・・・」

田中「そうだ!青狸からひみつ道具貰ってきて、なんとかしてやるぜ!」

田中の母「次郎、言ってる意味分かんないけど・・・」

田中「とりあえず明日、のび太という奴の家に行ってくるぜ!」

・のび太の家

ドラえもん「田中さん、いらっしゃい!」

田中「よお、青狸!」

ドラえもん「僕は、狸じゃない!!!」

田中「悪かった!なあ、外国人と会話ができる道具貸してくれよ!」

ドラえもん「分かった!翻訳こんにゃく!」

田中「何だ、そのこんにゃくは?」

ドラえもん「このこんにゃくを食べると、日本語で外国人と会話でき、しかも外国語が日本語に翻訳されるんだ!」

田中「それを4つくれないか?」

ドラえもん「いいよ!」

ドラえもんは田中に翻訳こんにゃくを4つあげた。

田中「サンキュー、青狸!」

ドラえもん「だから、僕は、狸じゃない!!!」

・2025年8月11日(山の日)

田中一家はハワイに到着した。

田中「ここがハワイか!」

田中の母「まず今日泊まるホテルに行きましょう。」

田中一家はホテルに向かった。

・ホテル

田中の兄「うわー、広いぜ!」

田中の母「ベットもフカフカだわ!」

田中の兄「次郎、海で遊ぼうぜ!」

田中「もちろんいいぞ!」

田中の父「じゃあ、暗くなる前に帰ってくるんだぞ!」

・海

田中の兄「次郎、海水浴しようぜ!」

田中「分かった!ん?」

女性「うえーーーん!!!」

田中は若い女性がビーチで泣いてるのを発見した。

田中「若いお姉さんが泣いてる。」

田中の兄「あの人、グラビアアイドルのディア・リゾンにソックリじゃん!」

田中「そんなことはいいだよ兄貴!ちょっと声かけよう!」

田中の兄「おい、次郎待てよ!」

田中「あのー、どうされたんですか?」

しかし、女性は英語で話してるので田中は何言ってるか分からなかった。

田中「英語分からねえよ!あっ、青狸から貰った翻訳こんにゃく食べるか!」

田中は、翻訳こんにゃくを食べた。

田中の兄「次郎、俺にもくれ!」

田中の兄も翻訳こんにゃくを食べた。

田中「あのー、どうされたんですか?」

女性「実は昨日、私の彼氏が交通事故で亡くなったんです。」

田中の兄「えー、可哀想に。」

女性「私は、彼氏が大好きだった。だから、亡くなったのが悲しくて、昨日から涙が止まらないの。」

田中「でも、あなたは綺麗だから、運命の人もすぐ見つかると思いますよ!」

女性「ありがとうございます!あなたがそう言ってくれたおかげで少し元気になりました。私は、エミリー・ローズ。ハワイでモデルの仕事をしてます。」

田中「俺は、中学生の田中次郎です!」

田中の兄「俺は、高校生の田中一郎です!」

エミリー「あら、二人とも若いのね!私は、今年で30歳だよ。」

田中「えっ!?若い!」

田中の兄「ちなみに付き合うとしたら、俺と次郎だったら、もちろん俺ですよね?」

エミリー「いや、次郎の方がいいわ!」

田中の兄「えっ!?こんな酷い顔してるのに?」

田中「兄貴、酷いぞ!!!」

エミリー「だって、次郎は心がイケメンなんだもん!」

田中「エミリーさん、ありがとうございます!」

田中の兄「クソーーー!!!イケメンの俺が次郎なんかに負けるなんて!!!」

エミリー「それじゃあね、次郎、一郎!!!」

田中「バイバイ、エミリーさん!」

・ホテル

田中・田中の兄「ただいま!」

田中の母「お帰りなさい!」

田中「母ちゃん、俺、20歳になったらエミリー・ローズさんと結婚する!」

田中の母「エミリー・ローズさんって誰だい?」

田中の兄「今日、ビーチで泣いてたモデルの人で、ディア・リゾンにソックリな人だった。」

田中の父「えっ!?ディア・リゾンにソックリだって!俺も会いたかったな!」

田中の母「あなたには、私がいるでしょ!」

田中の父「あっ、そうだった!」

田中「エミリーさんにもう一回会いたいな!」

・翌日

田中一家はホテルのレストランにいる。

田中の母「このロコモコ美味しいわね!次郎もそう思うでしょ?」

田中はエミリーのことで頭がいっぱいだった。

田中の母「次郎、聞いてるの?」

田中「えっ、何の話?」

田中の母「駄目だ!聞いてない。」

すると、エミリーがホテルのレストランにやって来た。

田中「あっ、エミリーさん!」

エミリー「ウソ!?次郎と一郎にまた会えるなんて夢にも思わなかったよ!」

田中の父「確かにディア・リゾンにソックリだ!」

エミリー「次郎、アーンしてあげようか?」

田中「えっ!?いいの?」

エミリー「じゃあ、口開けて!」

田中は口を開けた。

エミリー「はい、アーーーン!」

田中はエミリーにアーンしてもらって、ロコモコを食べた。

田中「うーん、最高!!!」

田中の父「クソー、うらやましいな次郎!」

田中「なあ、エミリーさんも入れて記念撮影しない?」

田中の兄「それはいいな!でも、誰が写真を撮る係をやるんだ?」

田中の母「じゃあ、私が撮るわ!」

田中「じゃあ、母ちゃんよろしく!」

田中の母はスマホのカメラを起動した。

田中の母「はい、チーズ」

カシャッ!

エミリー「よく撮れてるわね!」

田中「ねえ、エミリーさん。俺、20歳になったらエミリーさんと結婚したいんだ。」

エミリー「私も次郎と結婚したいわ。」

田中「えっ!?本当?」

エミリー「本当よ!」

田中「よっしゃーーー!!!」

田中の父「良かったな、次郎!」

田中の兄「クソー、俺もエミリーさんと結婚したいぜ!」

田中「俺が20歳になるのを待ってくださいね、エミリーさん!」

エミリー「もちろん!」

・翌日(ホノルル空港)

田中「エミリーさん元気でね!」

エミリー「うん!」

田中は興奮したまま日本へ帰国した。

こうして田中の中学生最後の夏休みは終わった。

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