仮面ライダージオウ STRIKE WORLD 作:いちごDF
そう思っていたらいつのまにか大晦日になってしまったので慌てて更新です。
お待たせしました。ごめんなさい
「緑色の球体?」
ソウゴとゲイツは起きた出来事を話すために一度、ウォズ達のもとへ帰還した。
アナザーアーサーがいたこと、世界は荒れていたこと。そしてアナザーアーサーを倒した後に現れた謎の球体のこと。
球体についてこの世界の住人であるルシファーやビナーに聞くが、残念ながら二人ともそれについて何も知らなかった。
何かしら裏で動いているのでは無いか?と考えるゲイツ。だが、正確な情報がない状態で、紋章の世界の時空の歪みを直さないというわけにはいかない。
今はとりあえず有力な情報が手に入るまでは紋章の世界を攻略することに決まった。
「俺たちのほうはこんな感じだけど、ウォズ達のほうはなにかあった?」
「私たちにってよりも私にしか気づかない違和感はあったね」
「なんだそれは?」
ウォズにしか気づかない異変。外の世界の住民しか気づかない異変と聞き、ルシファーが言葉の続きを早くいうように急かした。
「何者かがジクウドライバーを奪い取った、かもしれない」
「ジクウドライバー?」
ジクウドライバーがわからないルシファーにソウゴが捕捉する。
「俺たちが変身する際に使うベルトのことだよ」
「そのジクウドライバーとやらがなぜ奪われたとわかるのだ?」
お前はここにいたはず。とルシファーが言う。
するとウォズはこう言った。
「もともと私は歴史の管理者、クォーツァーという組織に所属していてね。そのジクウドライバーはクォーツァーが多く持っていたんだ」
「なるほど。じゃあら今回の件は盗難された際にお前がわかるように仕込んでいたということか?」
「そう考えてもらって構わない」
「便利だな」
盗まれただけではなく、誰が盗んだまでわかってほしいものだが。
そんなこといってもしょうがないので、ソウゴとゲイツは再び変身して次の紋章へ向かった。
ソウゴ達が来る前にすでに青の紋章の世界に来ている人物がいた。
「この世界のことはだいたいわかった」
マゼンタのカメラを首にかけ、高身長な男。
彼は周辺をカメラで撮っている。
「以前もこういうせかいには来たことあるが、やはりライダーのいない世界には違和感を感じるな」
男は次の紋章の世界に行くため灰色のオーロラを出現させようとする。
たが男はその時、背後に妙な視線を感じ、後ろを振り向く。
そこにはアナザーストライクを生んだブラックハットとボロボロの羽衣を纏い全身が青く生々しい姿をしている化け物が立っていた。
「君、外からの人間だよね?」
「そういうお前もこの世界の住人じゃなさそうだが?」
お互いは目線を交差する。たったそのわずかな会話だけでお互いに利害が一致しない敵ということを理解した。
ブラックハット(仮)は横にいた怪物にここから消えるように命じ、男と二人っきりになった。
そしてブラックハット(仮)はどこからかあるものを取り出した。
「それは、ジオウが使っていた...」
「ジクウドライバー。悪いけど君にはここで死んでもらうよ。ここで逃すと後々障害になりそうだがらね」
ジクウドライバーを装着し、アナザーウォッチを起動させる。
『パンドラァ...』
ジクウドライバーに装填し、一回転させると、従来のパンドラに似ているが、どこか歪な姿に変化した。
「しょうがない。無用な戦いは避けたかったが...」
男はマゼンタのバックルを装着し、腰にある白い箱のようなものから一枚のカードを取り出した。
それをマゼンタのバックルに装填する。
KAMEN RIDE DECADE
男はいくつもの世界を旅し、世界を繋いでいった破壊者、ディケイドに変身した。
「へぇ。君も仮面ライダーなんだ。
「ピンクじゃない、『マゼンタ』だ。覚えておけ」
ライドブッカーを剣にし、アナザーパンドラ(変身態)に斬りかかる。
アナザーパンドラは左腕でそれを防ぎ、右手に持っていた絶望くんでディケイドの腹に光弾を打ち込む。
ノックバックするディケイド。アナザーパンドラは続けてポケットから取り出した箱を開ける。
すると、箱から無数の黒い手がディケイドを目掛けて襲い掛かった。
「気色悪い攻撃をしてくるんだな」
バックルにカードを装填し、ライドブッカーを銃にする。
『アタックライド:ブラスト』により強化されたライドブッカーから放たれる光弾は箱から出てくる黒い手を次々と破壊する。
この攻撃を防がれたアナザーパンドラは驚いていた。
「まさかこれを防げる奴がいるなんてね。これってどんな攻撃を効かない冥界へ誘う手だったんだけど」
「生憎と俺は破壊者なんでな」
必殺技を完璧に防がれたアナザーパンドラは、今の戦闘力では到底目の前にいるマゼンタの戦士には勝てないと理解した。
「どうやらここで君を倒すのは無理そうだ。引かせてもらうよ」
ディケイドがそうはさせまいと攻撃を仕掛けて来るが、アナザーパンドラは時を止め、この場から退避した。
「なっ!?消えただと...いや。奴もタイムジャッカーのように時を止めてこの場から立ち去ったのか?」
周りに敵がいないことを確認して変身を解除する。
男...門矢士は再度灰色のオーロラを出現させる。
「そろそろ時止めに対して対策しておかないと面倒だ」
そんな独り言を残し、灰色のオーロラの中へ入って行った。
門矢士が立ち去った後、遅れてジオウとゲイツも青の紋章の世界にたどり着く。
前の世界と同様に地面は荒れ果てているが、砂嵐は舞っていない。
この世界もまたアナザーストライクによって破壊されたのだと、判断する二人。
周りを見渡していると、ジオウが少し遠くに青く光っている何があるのを見つけ、ゲイツに報告する。
二人はそこに向かうと、羽を模した青の光が人型に姿を変えていく。
そしてボロボロの羽衣に生々しい姿に変化した。
「アナザーストライクか」
『ゲイツリバイブ疾風!』
「さっさと片付けよう、ゲイツ」
『ジオウll!』
ジクウドライバーのD‘3スロットにセットしていたライドウォッチを外し、新たなライドウォッチを装填し、一回転させる。
『リバイブ疾風!』
『ジオウ!ジオウ!ジオウ!ツー!』
「いくぞ!」
ジオウll&ゲイツvs青のアナザーストライク。
戦いの幕が開けた。
次回はなるべく早めに出します!話の構造はできているのでお待ち下さい。
ついに現れた世界の破壊者、ディケイド。彼はこの世界ではどのように活躍するのでしょうか。
アナザーパンドラ(変身態)はアナザーパンドラとは違い、見た目がアナザー特有の歪な形をしておらず、オリジナルのパンドラにそっくりです。
そっくりなだけで、歪なのは変わらないですが。