仮面ライダージオウ STRIKE WORLD   作:いちごDF

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偽の救世主と厄災

ジオウがサイキョージカンギレードで攻撃・防御をしながら、ゲイツの素早さでアナザーノアにダメージを与えていく。

アナザーノアはボロボロの羽衣でゲイツを捕らえようとするが、その前にジオウによって羽衣が切られていく。

 

アナザーアーサー同様、早期に決着が付くかと思われたが、ここでこの場にいる者以外による攻撃がジオウに向かって飛んできた。

不意打ちだったため、受け身が取れずもろにうけてしまったジオウ。

ゲイツは一度アナザーノアへの攻撃を中断しジオウの元に寄ると、アナザーノアの隣の空間がねじ曲がり、そこから紫のドレスに金髪の美女が現れた。

戦いの場に似合わない彼女が現れたため二人は困惑する。しかしその困惑はすぐに消え去ることになる。

 

「君はそのアナザーストライクを生み出している人?」

 

ジオウの問いかけに口頭での返答はしないが、かわりにといった様に謎の美女は手に持っていた箱の蓋を開けた。

すると彼女から人の顔な形をした青いオーラが無数に現れ始める。そして世界中の男を虜にしてしまうことも可能であった美しい顔が、一瞬にしてアナザーライダーの様な歪んだ醜い顔に変化した。

 

「なるほど。お前もアナザーストライクだったというわけだ」

 

綺麗な顔に見惚れてしまっていた二人だったが、その正体がアナザーストライクだと分かるとすぐに心を戦闘モードに切り替える。

 

「ジオウ、お前はあの紫の方をやれ」

 

「わかった。ゲイツはあの青い方の攻撃が俺に向かってこない様にしてね」

 

「当たり前だ」

 

ゲイツはアナザーノアと空中で戦闘を開始すると、地上に残されたジオウと紫のアナザーストライク...今の彼ら二人は知らないが、パンドラを模したアナザーパンドラはお互いに睨み続ける。

 

一度不意打ちを決められているため、警戒するジオウだがこのままでは一向に戦闘が開始しないと判断し、ジオウllの能力を使い数秒後の敵の動きを見た後、サイキョージカンギレードで斬りかかる。

 

アナザーパンドラはジオウの攻撃を華麗に避けるが、未来を見たジオウは避けられることがわかっていたので、サイキョージカンギレードに装着している『ギレードキャリバー』のスイッチを操作し、『ライダー』から『ジオウサイキョー』に表示を変える。

 

『サイキョー!フィニッシュタイム!』

 

アナザーパンドラが足をつける地面に向かって、サイキョージカンギレードの光り輝く刀を刺す。

アナザーパンドラはそれを避けようと試みるが、ジオウはすぐに剣を振り上げた。

 

「ギャァァァィァァァア!!!!」

 

アナザーパンドラは悲鳴を上げ爆発した。が、すぐさま爆発が時の逆再生を始めた。

ジオウは爆発の時が戻っていく現象に驚いている。

そして何事もなかったかのように、アナザーパンドラがそこに立っていた。

 

「ギィィィィィィィ!!」

 

「時を戻せる力があるのか...それとも命が数個あるのか...」

 

なぜ生き返ったのか考察していると、ジオウはアナザーパンドラから何かが抜けていくのに気がついた。

 

「あれは箱を開けたときに出てたエネルギー...もしかしたらあれを使い生き返った?」

 

ジオウの言う通りアナザーパンドラは自身に溜められている厄災を消費することによって時を戻し、蘇ったのである。

ジオウllにはマゼンタリーマジェスティと呼ばれる特殊フィールドを展開することによってアナザーライダー及びアナザーストライクを倒すことができる力がある。

よってアナザーパンドラには攻撃が効いていないわけではない。

 

しかし生き返るのをどう対処するか。そこが問題である。

 

「だったらそのエネルギーを無くさせる!」

 

アナザーパンドラか放った光弾を避けつつ、グランドシオウライドウォッチを起動させ、ジオウライドウォッチとともにジクウドライバーセットする。

 

ベルトを待機状態にさせると歴代20平成ライダーを象徴する音声が待機音として流れ出すと、ジオウの背後に巨大な黄金の時計台と歴代平成20ライダーの石像が現れる。

その石像の表面が剥がれ、平成20ライダーの姿を見せるとドライバーを一回転させる。

 

『グランドタイム!』

『祝え!仮面ライダー!グランドジオウ!』

 

背後にあった20ライダーが黄金のフレームに取り込まれ、それらが小さくなりジオウの胸、肩、腕、足に装着される。

最後に顔に『ライダー』の文字が装着され、平成20ライダーの力が全てを所持する黄金のライダー、仮面ライダーグランドジオウに変身完了した。

 

グランドジオウは右肩のクウガのレリーフに触れる。

 

『クウガ!』


-2000年-

ゴ・ガドル・バとの一騎討ち。アメイジングマイティに変化したクウガはキックを放つためジャンプするゴ・ガドル・バに向かって同じくキックを放った


 

「おりゃぁぁぁあ!」

 

黄金のフレームがグランドジオウの頭上に現れ、そこからゴ・ガドル・バに向かって放ったキック中のクウガが出現した。

そのままの状態でアナザーパンドラに直撃し、アナザーパンドラは爆発する。

だがまたもアナザーパンドラの時が巻き戻され蘇る。

 

アナザーパンドラからエネルギーが抜けていくのを確認した後、グランドジオウは右足にあるファイズのレリーフに触れる。

 

『ファイズ!』

 

「てやぁ!」

 

再度グランドジオウの頭上に黄金のフレームが現れ、そこから2003年のファイズが出現した。

ファイズの右足のポインターから敵を拘束するフォトンブラットがアナザーパンドラに突き刺さり、それに飛び込むように飛び蹴りをする。

粒子化してすり抜けた後再度ファイズに戻り、アナザーパンドラにはφのマークが刻まれ爆発した。

だがエネルギーはまだあるようで時を戻し復活しようするアナザーパンドラ。

グランドジオウは左足にあるドライブのレリーフと胸にあるビルドのレリーフに触れると、グランドジオウの右横に黄金のフレームが現れ、そこから仮面ライダードライブタイプトライドロンが出現する。

さらにビルドのレリーフからフルバトルバスターが出現した。

 

三度目の復活をしたばかりのアナザーパンドラに向かって、二人のライダーは技を放つ。

 

『ヒッサツ!フルスロットル!』『スピード!ビック大砲!』

『フルフルマッチデース!』『フルフルマッチブレイク!』

 

トライドロンと戦車を模した巨大なエネルギー弾がアナザーパンドラに直撃する。

もちろん2つの同時攻撃に耐えることはできず、またも爆発する。

 

また復活すると次なる攻撃の準備をしようとするが、再生のスピードが先ほどより大幅に遅くなっていることに気づく。

 

「もしかして、エネルギーが尽きかけている?」

 

ご名答である。再生には大量のエネルギーを消費するがそれを短時間で3回もさせられたアナザーパンドラはもう復活できるのは残り一回となっていた。

なんとか復活したアナザーパンドラ。だが彼女の前にはグランドジオウと4つの黄金のフレームがあった。

グランドジオウはアナザーパンドラが復活するタイミングと同時に、ジオウライドウォッチとグランドジオウライドウォッチのボタンを押し一回転させ、必殺技を発動していた。

 

『オールトゥエンティタイムブレーク!』

 

4つの黄金のフレームの右から『オーズタジャドルコンボ』『フォーゼステイツスタイル』『ウィザードインフィニティスタイル』『鎧武オレンジアームズ』が出現し、右のオーズから連続して攻撃を始める。

 

「せいやー!!!」

「ライダーロケットドリルキック!!!」

「はぁぁぁ!!!」

「せいはー!!!」

 

そしてグランドジオウが飛び上がり、右足に平成20ライダーのエネルギーを溜め、アナザーパンドラに叩き込んだ。

アナザーパンドラはこれまでで一番大きな爆発と共に完全に消滅した。

 

『フィニッシュタイム!』

『カブト!ザックリカッティング!』

 

一方ゲイツもカブトライドウォッチの力でクロックアップを発動し、パワーがある剛烈に姿を変えアナザーノアを倒していた。

 

「やったね」「ああ」

 

アナザーストライクを二体も倒し、後はこの世界を去るだけ。

だがジオウが上空に青と赤の球型のエネルギー体が飛んでいるのを目撃する。

 

「あれって...あの時も」

 

「なんだジオウ?もう帰るぞ」

 

「あ、うん」

 

あとでこのことをみんなに話そうとそう思ったジオウだった。

 


「予想外に力が溜まるのが早いなぁ!」

 

ブラックハット(仮〕は指を鳴らす。すると目の前に四体目のアナザーストライクが現れる。

 

「もうさっさと最後のこいつを倒してもらって力をもらおうっと」

 

アナザーストライクをある場所に送ると、ブラックハットは愉快そうに鼻歌を歌い出した。




今回出てきたアナザーパンドラは前回とは違い、ジクウドライバーを使っていません。要するに本来のアナザーパンドラです。
変身者も前回とは異なります。
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