仮面ライダージオウ STRIKE WORLD 作:いちごDF
「ストライクワールドの顔?」
「そう。現在ストライクワールドはルシファー、ソロモンをはじめとしたモンスター達が引っ張っている。その中に男のモンスターはノアしかいない。女型のモンスターばかり前にでる。私はこれが許せない」
「だから自らの手で一から作り直すと?」
そうだ。と言う変わりかルシフェルは先程手に入れたウォッチをジクウドライバーにセットする。
ジオウと同じ変身待機音が流れると、彼女の背後に赤、緑、青、黄色、紫色の天使の羽と同化した五つの時計が現れる。
ウォズもギンガミライドウォッチを起動し、ビヨンドライバーにセットする。
「変身」
『ファイナリータイム!』『ギンガファイナリー!ファイナリー!』
「素早い変身だ。戦いに慣れているゆえ為せる行動か」
ルシフェルはわずかに変身が遅れている。その隙にウォズは上空から隕石を彼女目掛けて出現させた。
ジクウドライバーが一回転したと同時に隕石が彼女に追突。だがルシフェルは五つの羽で瞬時に自分の身を守り、隕石の存在そのものを削除した。
『ライダータイム!』『仮面〜ライダ〜ルアフィック!』
仮面ライダールアフィックへ変身したルシフェル。その姿は五大天使を模した姿に変化していた。
「お前が時空の歪みを起こした黒幕か。だいたいわかった」
遅れてやってきたディケイド。この場の状況を瞬時に理解しウォズに加勢する。
「私が一からストライクワールドを作り直す!それを邪魔するならばジオウの世界もろともお前らを破壊するっ!」
「世界を破壊するのは『世界の破壊者』である俺の役割だ。勝手に人の仕事を奪うのはやめてもらおうか」
アタックライド・ブラストを発動してルアフィックに光の銃弾を発砲する。
ルアフィックは自身を紫のバリアで囲い、攻撃から身を守る。
「あれはルシファー君の使っていたバリアか。厄介だな」
「ならバリアを破壊すればいい話だろ」
アタックライド・イリュージョンで6体に分身し再びブラストでルアフィックのバリアに発砲する。
ウォズもワクセイフォームへ姿を変え、ルアフィックの頭上から無数の惑星エネルギーを大雨のように降り注がせる。
一瞬の隙もない猛攻にバリアは徐々に削られていく。だが、それに集中していた故に背後からの攻撃に反応できなかった。
そう、ルアフィックはバリアから彼らの後ろにテレポートしていた。
バリアだけを独立するだけじゃなくその中身を偽装できるなんて考えてもいない。ディケイドはなんとか姿を保てていたが、すでにアナザーソロモン戦でダメージが蓄積していたウォズは変身解除に追い込まれてしまった。
「最初は君たちをここで消してやろうと思ったが、それは時間の無駄だと気づいたよ。さっさとストライクワールドという存在が完全に保たれたあの時間に飛んで作り直すとするよ。じゃあねお二人さん、このままそこで倒れてなっ」
ルアフィックは二人を黄色のバリアで囲むと、虹色に輝きこの場から姿を消した。
「おい、ウォズ。動けるか?」
「なんとか...ね」
変身解除した士はバリアに触れてみるとビリッとした感覚に襲われた。どうやらこのバリアは電気が通っているようだ。
だがルシフェルは知らなかったのか、それともわざとなのか士が使えるあのオーロラは問題なく出現させることができた。
今すぐルシフェルを止めに行きたいところだが、その前にソウゴ達と合流しなければ止められないと判断した二人は、オーロラを使いバリアの外へ脱出する。
そして数秒後、ソウゴ達が帰還してきたのでここで起きた事を話した。
それを聞いたソウゴは「すぐに止めに行こう」と言ったが、ウォズの状態を見ると悩ましい表情になった。
そんな姿を見たウォズが「後方支援なら大丈夫だ」と発言する。ソウゴはウォズを休ませたいところだが、話を聞く限り事態は急を要するのでウォズには後方支援に回ってもらう、という形でルシフェルのいる時代へ向かうことになった。
となったものの、ルシフェルの言っていた「ストライクワールドという存在が完全に保たれた時間」がいつなのかわからない。
何かヒントは無いものか?と周辺を探すが何も見つからない。そんな時、ソウゴふとこんなことを言った。
「ねえみんな。俺、前にこのストライクワールドを夢で見たような気がするんだよね」
「なんだって?それは本当かい?我が魔王」
「うん。俺が初めてジオウに変身するちょっと前ぐらいに見た夢の話だから正確なことは覚えてないけど、平成ライダー達が怪人達と戦っていてそこで色々あった後、タイムマジーンで時空を旅していた時に見た気がするんだ」
「見た気がするってのが信用できないならないな」
「だがゲイツ君、我が魔王の夢にシノビやキカイの件があるだろう?随分前のこととは言え八方塞がりなこの状況に少しでも繋がるヒントにはなるはずだ」
「ならば取り敢えず行く価値はある。この場に居続けるよりは有意義じゃないか?それにさっきからこの世界の2018年が異様なほど歪んでいるようだからな」
士の意見に賛同する3人。タイムマジーンが出せない世界のため士のオーロラを使いストライクワールドの2018年へ向かう。
-2018-
「この執念、驚くばかりですね...!」
ケテルに向かって攻撃を仕掛けるルシファーとウリエル。
「なるほど。それが友情ですか。素晴らしいハーモニーです」
ルシファーは己の腕と足で攻撃し、ウリエルは両手に持った剣でケテルに斬りかかる。
だが二人の攻撃を全て避けて吹き飛ばした。
「ですが...もっとアップテンポに!」
「してあけるよケテル。この世界を作り直すためにね」
「ん?なっ!?」
突如この場に居た3人以外の声が聞こえると、青と緑の混ざったエネルギーがケテルにダメージを負わした。
ルシファーとウリエルは何が起こったのか一瞬わからなかったが、ケテルが動揺しているのを確認すると、二人一斉に再び攻撃を仕掛ける。
それは動揺していた彼にクリティカルヒットし、彼はその場で生命活動を終えた。
「ケテル討伐おめでとう!」
「お前は一体?」
「私たち天使と同じオーラを感じますが」
「私はルシフェル。またの名を仮面ライダールアフィック。この世界を作り替える者さ」
「作り替えるだと?そんなことは...」
させない。そう言おうとしたルシファーだが、自身の体が透けていっていのに気づき驚いた。
「ついでにこの時代の君たちの力も貰おうかな。んっ!」
ルアフィックが両手を前に突き出すと、ルシファーとウリエルの力がどんどんと吸い取られていく。数十秒後、二人はなす術もなく完全に吸われてしまった。
「よし、このままこの世界を作り替えるとしますか」
ルアフィックがベルトのウォッチのボタンを押そうとした時、先ほどまでルシファー達がいた場所に灰色のオーロラが現れ、そこからソウゴ達が出てきた。
まさかこの時代がバレるとは予想しておらず、わずかに動揺するルアフィック。それと同時に別の感情が心の底から湧き上がる。
「まさかここがバレるとはね...君たち鬱陶しいよ」
「鬱陶しいのはこちらのセリフだ」
「君が黒幕なんだね。悪いけど話はウォズと門矢士に聞いている。弁解の余地は与えない」
『ジオウ!』『グランドジオウ!』
ソウゴが戦闘準備に入ると、他3人もそれぞれ準備する。
『ゲイツ!』『ゲイツリバイブ疾風!』
『ギンガ!』
「「「「変身!」」」」」
「させるかわけないじゃん!」
ルアフィックが五大天使の力の一部を彼らに向け放つ。だがそれはルシフェルが変身した時と同じ現象が起きた。
『グランド!ジオ〜ウ!』『リバイブ疾風!』『ギンガファイナリー!ファイナリー!』『KAMEN RIDE DECADE』
煙が晴れると、そこには四人の仮面の戦士が立っていた。
申し訳ございません。送れました。
次回投稿はそう遅くないはずなので、お待ちください!
完結は必ずさせますので!ご安心を。
次回、最終決戦!