インフィニット・ストラトス<SCARLET BRAVE>   作:蒼天布武

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すみません。編集したら戦闘突入ならず・・・


第二話〜起動〜

「だっ、大丈夫か!」

 赤い鎧をまとった少女をみたケイは、その少女に近づいたが、どうやら気を失っているだけのようだ。傷はまだ新しく浅い。さっきの窓ガラスに直撃したと考えるのが妥当である。

 

「んっ・・ここは・・・?」

 少女が目を覚ました時、何かを思い出したかのように周りを確認している。

 

「ゴーレム部隊は、もう撤退した?・・・気を失っていたんだ、私。」

 

「君は?」

 動揺している少女にケイは訪ねる。

 

「あっ・・・ごめんなさい。私はヒメノ。ヒメノ・ヤマガタです!」

 

「ヤマガタ?君は日本人なのか?」

 急に質問を投げたケイだが、病み上がりの少女に質問を続けるのは悪いと察しこっちも自己紹介をする。

 

「トウゴウ・ケイさんですか。このようなところで同じ日本人とであるなんておどろきですね。」

 そうヒメノが言うことは彼女も日本人だということなのだろう。

 

「そうだ、どうしたんだよこんなところで。ケガしてるし、しかもこれってISだろ?」

 

「そうです。実は私・・・」

 ヒメノが何かを言おうとした瞬間、ケイは外が騒がしいことに気づいた。基地の人たちが何かを見つけたかの様に騒然としている。ケイが入ってきた大穴から空を見上げるとそこには大きな黒い艦が上空を飛んでいる。そしてこれから何かをしでかすかの様に基地の上空で止まった。すると突然飛んでいる艦から大音量で女性の声がした。

 

『あ〜、皆様!お取り込み中、申し訳ありませんが、お聞きしたいことがありますわ。この軍基地で赤いISを身にまとった少女を見た方はございませんか?知っている人、またはその身柄を確保している人は速やかに報告をお願いいたします。』

 

 お嬢様口調の女性が言った赤いISをまとった少女とはまさしくヒメノであろう。だが基地の人たちは多分誰も知らない。

 

『反応がありませんわね。ではいいですわ、ゴーレム隊。基地内を一掃し、探しなさい。邪魔するものがいるなら排除しても構いませんわ。』

 その途端、艦の中から黒い物体が降ってきた。

 

「ゴーレム!?きっと私を連れ戻すつもりだわ。無害の人を巻き込む訳にはいかないけど。」

 そう言うと、ヒメノは立ち赤いISを操る姿勢に入った。

 

「えっ?」

 だがその時、ヒメノの動かすISは動くどころか反応すらしなかった。異常が何なのかは不明だが、一向に動く気配はない。

 

「なんだよ、動かないのかよ?」

 ケイはヒメノに言うが、ヒメノは動揺している。こうしている間に、ゴーレムは基地の工場を破壊し回っている。作業中の人は避難するものもいれば、無謀にもライフルで応戦するものもいる。

 

「___っ!」

 

 その時、ケイの頭に何かがよぎった。ノエル達のこともそうだが、何か言葉ではないもので頭に訴えかけている。

 

「俺が動かしてみる。」

 

 するとケイの口からそのような言葉が出ていた。この緊急事態に一体何を言っているのかとヒメノは疑問に感じていた。

 

「なに言ってるの!ISは女性にしか扱えないんだよ!」

 

「そんなのわかってるさ!でもなんだ、上手く説明できないんだけど、いけるんじゃないかって頭の中で思ったんだ。信じてくれ!」

 

 そんな理屈に耳を貸すものではないと思っていたが、実際に今の状況ではヒメノですら何もできない。そう思った途端、ヒメノは操縦席から出て、ケイをISに乗せた。

 

「なんだろ、さっきあってばかりで、信じろとか言われてもわからないけど、なのに嘘をついてるって思わないんだ。」

 

 ISに搭乗したケイは、さっきヒメノがとっていた姿勢になる。

 

『・・・・・・』

 

 当然の結果であったが、ISは無反応のまま動こうとしない。ケイとヒメノもあきれた様な顔をし、お互い次の対策を考えようとしていたその時、近くで聞き慣れた声がした。

 

「ケイ!どこなの!返事してよ!」

 近くにノエルの声だ。多分近くにきている。

「きゃあああああ!」

 だが声が聞こえた途端、怒号と共に悲鳴も聞こえた。

 

「ノエル!!」

 

 ケイは懸命に叫んだ。さっきの音はゴーレムの起動音だとわかった。という事はノエルの近くにゴーレムがいて襲われている可能性もあるということだ。その時、ケイの感情が爆発しそうだった。今までの日常を壊す者の襲来と、ずっと近くにいた強気で、なのに優しい彼女の悲鳴がケイの感情を大きく昂らせる。

 

「なんでだよ!なんで動かないんだよ!!目の前に助けたい人がいるのに!!ただ見ているだけなのかよ、俺は!」

 

 ケイの感情は最上限に達したとき、赤いISはケイに応えた。

「___!」

 なんとさっきまで無反応だった赤いISがケイの言葉によってに反応したのだ。

 

ここに人類で二人目となるISを操縦できる男が登場した。

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