ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

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前話の続きです。


第四十一話「ダイ・アナザー・デイの戦いその8」

――オーストラリアは統合戦争では、当時の政府が苛烈に戦う日本に取り入る形で惨禍を上手く逃れたが、コロニー落としの直撃を食らい、キャンベラとシドニーを地殻ごと喪失。以後は親ジオン的風潮と連邦への帰属派がぶつかり合う場となり、そのおかげでジオン残党の一大拠点と化していた。シドニーとキャンベラ亡き後はアデレードが州都となり、オペラハウスのレプリカが建てられるなど、『シドニーの代わり』を求められた。ジオンも予想以上の被害に良識派が震え、戦争の大義名分の喪失と捉えた者も多い。かの『荒野の迅雷』がそうであった。不幸なのは、その認識を持つジオン軍人はごく少数であり、大多数がエギーユ・デラーズのような狂信的な軍人であった(シャアがネオ・ジオンに旧軍人をあまり雇用しない理由でもある)事がサイド3の不幸であった――

 

 

――サイド3――

 

「もはや、ジオンの名は時代遅れだ。例の計画を進め給え。ブリティッシュ作戦の罪はこれでしか償えん」

 

「ハッ…」

 

地球連邦との協定でジオン共和国の自治権放棄は近い将来となり、ジオン共和国軍の地球連邦軍への編入も検討されている。ジオン共和国の首相はこの時点でサイド3そのものの移民船団化を極秘裏に推し進めており、度重なる戦乱を招いた以上、自分達は『地球圏にいるべきではない』としたのだ。これはシャアも加担しており、首相とシャアは極秘裏に『ジオンを円満に終わらせる』作戦を練っていた。シャアの本音は『ジオン・ダイクンの子』としての自分を捨て、『クワトロ・バジーナに戻りたい』というもので、単に一パイロットになりたい願望をナナイ・ミゲルに明かすなどの事前の準備も行っており、既にサイド3の主要コロニーを移民船に改造するための設計をグラナダにさせるなど、サイド3に歩調を合わせている。

 

「シャア大佐はどうか」

 

「コロニー改造の移民船の発注という形で準備中とのことです」

 

「そうか。我々の時代は終わったのだ。ジオン・ダイクンには悪いが、ジオニズムという選民思想的考えは時代遅れなのだよ…」

 

彼はジオニズムの時代は終わったと断言した。彼は一年戦争中はダイクン派に属したが、度重なる戦乱に罪の意識を感じ、ジオンという国を葬送することを自らの考えとし、シャアと極秘裏に結託し、ジオンの消滅を円満に行うための計画を立てていた。だが、ジオン共和国軍は多くが右派で占められており、『国が失われようとしている時に平然としていられん!!』と言わんばかりに、ネオ・ジオン強硬派に接近。それがネオ・ジオンがシャアにも不本意な『第三次ネオ・ジオン戦争』(デザリアム戦役と一体の戦い)へ突き進んでいく理由であった。

 

「強硬派の動きは分かりません。またもや…」

 

「おそらくな。大佐もそれは望まんだろう。だが、ジオニズムの狂信者共は戦を望むだろう。だが、それで残党が淘汰されるなら仕方あるまい…」

 

ジオン残党軍は元々、一年戦争で離脱した本国防衛艦隊とグラナダ防衛艦隊と地球攻撃軍の生き残りが母体であり、そこにティターンズの残党が加わり、もう一度くらいは戦争をやれるだけの余力を残していた。それも悲劇と言えた。それを破滅主義者のテロリスト『タウ・リン』に漬けこまれ、予想以上の戦乱が巻き起こり、『第三次ネオ・ジオン戦争』の様相を呈していく。のぞみが本格的に未来世界の戦乱に関わるきっかけとなる戦争であり、文字通りにジオン残党最後の戦乱となるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――ジオン残党狩りを目的としていたティターンズが連邦の打倒目的で結託するのは双方の存在としては皮肉であり、ティターンズはこの行為で『連邦の内部から生まれたジオン』というレッテル貼りを受けていくが、実際にティターンズ将兵の少なからずがネオ・ジオン将兵に転じており、当たらずも遠からずであった。ティターンズ残党最大勢力がウィッチ世界のリベリオンを抑えた事は地球連邦軍も予想外の出来事であり、リベリオンへの戦略爆撃もやむなしとされた。日本には戦略爆撃で国土を焦土にされたことへの復讐論があるが、無差別破壊である絨毯爆撃を嫌う風潮があるため、未来兵器を用いたピンポイント爆撃が行われた。戦略爆撃機は大型巡航ミサイルや地中貫通爆弾のプラットフォームとして用いられ、時代を越えた強力な誘導兵器が使われるという衝撃と、それを大規模に投入可能という事実はカールスラントのやロマーニャの爆撃機部隊を時代遅れにし、扶桑の爆撃機の運用法を変革させた。扶桑は富嶽に代わる爆撃機として、後継機の飛天を完成させたが、ジェット多発機が高価な機体と見なされた事から、補助爆撃機として、ターボプロップエンジン機の『浅間』がこの後に実用化されていくのである――

 

 

 

 

 

――開戦時から築き上げてきた『欧州最強』という権威とブランドを失ったカールスラント軍の没落は急速なものであり、その『代わり』を当時に新進気鋭の軍隊と見なされた日本連邦軍に求めるのはごく自然な流れであった。だが、日本連邦にとっても『ウィッチの世代交代の遅延』という副作用をもたらしたのは事実だ。通常は10年程度でウィッチは世代交代をしてきたため、そのリズムを大戦は崩壊させたことになる。黒江達『事変世代』が1945年を越えても『軍ウィッチの屋台骨』であり続けたのは、ジュネーブ条約という政治的制約が軍部に課せられたために、これまでのような10代前半での新規入隊が不可能になった都合上、一般社会では当然ながら『若齢』である黒江達を使い倒すしか選択肢がなかったのも、軍ウィッチの雇用のあり方を変えた理由であった――

 

 

 

 

 

――1945年 日本連邦評議会――

 

「ウィッチの新規志願は規制せざるを得ないのはわかるが、すでに入隊済みとされた者はどうするのだ」

 

「高等工科学校で教育を施します。せめて、こちらでの高卒以上の知識がないと、高度化した兵器は扱えませんからな」

 

「パイロットや機械化歩兵の志望はどうするのだ」

 

「然るべき教育を受けさせます。21世紀の武器は高度な知識がなければ、猫に小判ですので」

 

第二次世界大戦後の水準の兵器が現れ、必要知識が高度化してゆく時代を迎えたため、政治的理由もあり、若齢のウィッチを軍部で抱え込む意義は薄れたと言え、教育の高度化で日本側は不適合者を篩い落とすつもりであった。だが、勤続年数が最低で士官学校卒業から10年に達しない場合、士官学校での処費用を支払う義務が課され、現役時に大佐であろうと、恩給は少尉待遇になることが多少誇張されて伝わったため、1945年当時のウィッチの多くは結局、階級通りの恩給を受け取るため、第二次扶桑海事変終戦まで現役であり続けることになる。その他に、日本側のフェミニズムが『逆差別だ!』と騒ぎ立てた結果、出世速度の鈍化などが決まったため、Rウィッチ化してでも、現役を続けるウィッチが増加した上、出世速度が遅くなったという事で、フェミニズム運動を『余計なお世話だ!』と断ずる動きも出るなど、彼らの思惑と真逆の結果になっていく。それらが複合した結果、Gウィッチの権威が相対的に定まっていき、1948年の『失敗』以後、Gウィッチは軍中央も手を出せない絶対的存在として君臨していくことになる。

 

「『G』の称号を持つウィッチはどう扱えばよいのです」

 

「彼女らには好きにさせればよろしい。彼女らはお上の寵愛も深いし、転生者である以上は通常の部隊には一人とて配置できません。あのような特殊な部隊としたのは、そちらの要望に合うウィッチが全員、転生者だったからでもあるのです。抑え込もうとすれば、もれなく大火傷です。モントゴメリー中将をご存知か?彼など、大火傷を負った典型例ですよ」

 

「彼は具体的にどのような事で大火傷を?」

 

「1938年のスオムスでのことだ。それが彼のミスの始まりだった」

 

モントゴメリーの元帥昇進取り消しはこの時期には連合軍で恐怖話めいて語られるようになった。モントゴメリーのミスは一つだけ。智子たちが501に先んじて、人型怪異と接触した事を隠蔽し、軍部に箝口令を敷き、いらん子中隊に表向きの運用制限を課したことだが、アフリカ大陸失陥と併せての全責任を負わされ、元帥昇進を取り消されて『閑職』に追いやられた(と、連合軍参謀本部では認識されていた)事は衝撃で、その行為に加担していたマンネルヘイムは扶桑最大の英雄を冷遇したというレッテル貼りに怯え、日本連邦の強力なる経済制裁を怖れるあまり、智子に最高位の白薔薇勲章を授与したなどの影響を及ぼした。(スオムス軍からは『白薔薇勲章は我が国最高の勲章であるのだから、何も位を引き上げなくても…』との意見が出たが、史実の経緯からの誹りを怖れたマンネルヘイムの決定でそうなった。モントゴメリーはその政治的混乱の責任を負わされた形だが、本人は『罪悪感が消えて、肩の荷が下りた』と気楽であった)この時に507統合戦闘航空団の事実上の解散が決定されたのである。扶桑の保護国であった『シャム』が防衛上の理由でウィッチの供出を取りやめ、隊の結成そのものが不可能になったからだ。結局は予定された統合戦闘航空団としての507ではなく、旧・『いらん子中隊』が501統合戦闘航空軍へ参加した扱いで決着し、当時の主要メンバーたる三人が参加した事もあり、507はその便宜上の理由で『欠番』と処理されたのだ。

 

「……つまり、彼はアフリカ失陥とそのウィッチ部隊の取り扱いの責任を負わされて?」

 

「事実上の失脚と見なされている。しかも、『猛者』とされたウィッチの多くが転生者であることが判明した。転生者など、通常部隊では扱いあぐねるから、一箇所に集めて管理するのです。通常ウィッチより圧倒的に強いのは事実なのですから、法に反しなければ、普段は好きにさせたほうが無難なのですよ。モントゴメリー閣下ほどの方でも、中央から追放されたのだから」

 

軍行政部門の幹部たちの認識はそれであった。転生者と判明したウィッチは多くが『扶桑きっての英雄』と謳われたほどの猛者達であり、しかも、昭和天皇の寵愛を受けている。智子の一件でモントゴメリーが事実上は失脚したと見なされていた事から、『Gに手出ししたら、軍人としての栄達の道は閉ざされる』と恐れられている。ただし、トップエースを独占的に有しながらも『中央の指揮下に無いこと』に反感を持つ若手~中堅の参謀も多く、それが1948年の中央の動きへと繋がっていく(ただし、黒江達がその頃には既に将官であったため、送り込む大佐級の人員では軍令上の指揮も覚束かず、一人は模範を示そうと躍起になるあまりにうっかり戦死してしまう)。それが参謀たちへの不信からの日本による第二の粛清人事へ繋がり、参謀任務を自衛官が担うことになる流れを決定づけた。軍部を過剰に締め付けすぎ、自衛官の職務を増やす事は防衛省内部からも反対論があるが、旧軍の参謀の多くは無能という一般層のレッテル貼りも作用し、これについてはそのまま可決される。扶桑皇国軍はそれまでの参謀教育を否定される形となり、一部の有能な参謀以外に需要が無いことを痛感させられたわけだ。連合軍は自由リベリオンの大統領にアイゼンハワーが就任したため、軍令上の司令官を誰にするかで揉めた。同位国の都合でアイゼンハワーが兼務する事が決まっていた。

 

 

 

 

 

――戦場――

 

「参った。日本の介入で私の持論が通じなくなるとは」

 

元・503統合戦闘航空団副司令のフーベルタ・フォン・ボニンはここのところ、持論へ対しての謝罪文を公に発表する羽目になるなど、ついていなかった。彼女自身は潔癖なまでに実力主義者であるが、撃墜数を基準に考えていたため、『撃墜数がない上官の命令には従わないのか』と咎められ、人種・出身国差別と疑われる事態に陥り、自ら『個人的見解』と釈明する羽目になった。当然ながら、『不謹慎』を理由に減俸処分を受けたわけで、『年上を立てろ』と教え込まれる日本連邦の持ち込んだ東洋的風潮に参っているようだ。

 

「仕方ないさ。日本連邦は人外揃いだし、『年上に敬意を払う』文化が色濃いんだ。今後は彼らの時代になるから、部内ではいいが、公での発言は控えるんだな」

 

「やれやれ。彼女らの戦果は伝説視されてるんだし、ミーナのようなマヌケと違って、親戚から話を聞いていたから、自分なりに敬意を払ってたんだぞ?」

 

「その伝説が与太話扱いにされていたのが、ここ数週間の騒動の大元なんだよ。まぁ、日本連邦もドイツも過剰反応をしているのだ。数年もすれば、自然に収まる。言いたいのは『先輩に敬意を払え』だからな」

 

「年功序列という奴か」

 

「そうだ。実力主義と半々程度で落ち着くだろうが、これからは現役至上主義は通用せん。彼女たちのおかげでな」

 

「彼女達がおかしいだけだと思うがな。20になれば転職するというのが普通だったしな、我々の界隈では。一般社会の常識を未来技術で無理に当てはめるというのは無茶だと思うが……上の方針なら、仕方あるまい」

 

「我々は元々、育成の費用対効果に乏しいと言うのがやり玉にされてきたからな。Rウィッチ化させれば、その費用分の働きをさせられるというのは大きな魅力だろう。それに向こう側では19や20はもちろん、下手すれば30代になっても『ケツの青い青二才』扱いされるからな」

 

バルクホルンの言う通り、医療技術が良くなり、平均寿命が80代に達した時代では、30代も若者に分類されるようになった。そのため、ウィッチであっても通常の定年まで働く必要が生じていくのだ。また、自分達以前の世代が結果的に屋台骨になるため、自分達は相対的に『青二才』扱いになる。それを受け入れると言うフーベルタ。

 

「私も、お前も転生者だからな。少なくとも65までは現役でいる事になるだろう。それが現実だ」

 

「そうなら、気ままに過ごさせてもらう。私は前世が誰だだとかに興味はないが、好きにさせてもらわんとな」

 

彼女は前世が誰であるか、などの俗事には興味がないと明言しつつ、空中では撃墜数を競うつもりである。元々が77機撃墜とされていたからだが、今や扶桑の人外達が桁違いのスコアを記録するため、彼女のスコアは『凡人』の領域に入ってしまった。しかも、『スコア再精査』で20機以上も差っ引かれており、名誉挽回を狙っていた。

 

「本来、お前や私ほどの人材が使い走りだというのは文句が来るが、仕方あるまい。このような時代だからな」

 

「52JGの名誉回復のためだと割り切るさ。日本のオカシイ連中だけがエースではないんだからな」

 

この当時にはカールスラント撃墜王達の権威は経歴詐称とスコア粉飾疑惑で地に落ちており、その名誉の回復のため、魔弾隊として戦う者は多数に登った。開戦時の所属部隊『第52戦闘航空団の名誉回復』がバルクホルンやフーベルタのモチベーションでもあった。

 

「せっかく、後世のジェットストライカーを持ち出したのだ。最低で30機は落とさんとな」

 

「そうだな。トーネードを持ち出した以上はな」

 

二人は『トーネード』ストライカーを持ち出していた。ジェット戦闘機である実機と同じく可変翼を持つなど、概ねは同じ特徴を持つ。ただし、実機と異なり、防空戦闘脚の機能も持たせるため、実機の邀撃機型の『ADV』の特徴も内包する。防空戦闘脚の任につく関係でAMRAAMの運用も可能であり、第三世代宮藤理論型ストライカーの中でも有力な機材と目されている。1945年当時ではオーバースペックもいいところな性能である。

 

「変形して、空戦に入るぞ」

 

「了解」

 

第三世代宮藤理論式ストライカーは技術の進歩もあるが、ISやTMSなどの影響を強く受け、移動用の巡航形態と戦闘時のパワードスーツ形態への変形機構を持つ。パワードスーツ形態の関節駆動には『マッスルシリンダー』とフィールドモーター方式があり、日本連邦の陣営は双方の併用式での生存率重視、オラーシャ開発のものはマッスルシリンダーに依存し、生存率は低めである。そのため、オラーシャ系の第三理論式ストライカーは『脆弱である』と評価されている。これはオラーシャが革命の失敗後は軍の立て直しを急ぐあまり、ウィッチの命よりも『ストライカーの頭数を揃える』ドクトリンを取っていた影響によるものである。生存率を政治的理由で重視する日本連邦陣営と帝国の再建を至上とし、兵の命を軽んじたドクトリンが支配してしまったオラーシャ軍の違いとも言え、サーシャも試作機のテストの際に重傷を負うなど、『カタログスペックは良好を謳うが、脆弱性を持つ』ストライカーの生産国と認識されているという。トーネードは自国でのストライカー開発が困難になったカールスラントと財政難のロマーニャとキングス・ユニオンが組んで開発した機体で、実機と異なり、当初から防空用途に使用可能な諸元が求められている。なお、同機はストライカーでも数少ない『可変翼』採用の機体で、現役期間は1979年から二代目レイブンズの時代に及び、その期間内で二度のアップデートが行われている。

 

「よく保管してあったな、これ」

 

「ああ、あの三方の娘さん曰く、日本連邦がドラケンの後継を決める研究で購入された個体らしい。それを最終型にアップデートしてレストアしたらしいから、AMRAAMが使えるそうな」

 

「なるほどな。ヨハンナが驚いてたぞ?」

 

「まぁ、本当は79年に登場する機体だからな。ヨハンナも驚くだろうな」

 

「お前、ヨハンナには優しいな、トゥルーデ」

 

「昔、妹の面倒を見てもらったり、私の服を決めてくれた恩義があるんだ」

 

「なるほどな。伯爵が愚痴るぞ」

 

「あのレズビアンにはその辺の草でも食わしとけ」

 

バルクホルンは戦友には概ね気さくだが、ヨハンナ・ウィーゼ(クパンの獅子の渾名を取るエースで、バルクホルンの同期かつ52JG時代の同僚。この時点ではまた同僚となった)には弱いらしい。バルクホルンは覚醒後は基本的に晩年の温厚な性格をしており、一時期の『死にたがり』を感じさせない態度で戦友を驚かせていたが、伯爵やハルトマンには若き日と同じ振る舞いのままである。ただし、シスコンは隠さなくなり、孝美と意気投合するなど、変なところで人間味を見せている。

 

「しかし、お前。変わったな?」

 

「前世の晩年は甥っ子が車の運転をドジったせいで足を駄目にしたからな。それから色々と世界が変わって見えてな。甥っ子に罪の意識を持たれるのは嫌だったしな。それに、前世で老婆になればな」

 

「その割にハルトマンには変わらんが」

 

「腐れ縁だよ、あいつとはな。本音を言えば、加東閣下のおかげでハンナが大人しくなったのは嬉しかったよ」

 

「あいつ、若い頃は誰彼構わずに喧嘩売って粋がってる若造だったからな」

 

マルセイユは新兵当時はバルクホルンの僚機の経験もあるが、ハルトマンと同期なため、隊内では『生意気な青二才』扱いであった。転属先でエディタ・ノイマンが好きにさせた事で彼女を慕っていたが、圭子の事は実のところ、マルセイユは自分の起こした事故までは侮っていた。圭子はその時、覚醒の祝いと称し、黒田を紅海から呼び出し、二人で大暴れした。あまりに手段を選ばないため、地形を変えたとも噂された圭子の無敵ぶりに茫然自失となったマルセイユ。その時の猫かぶりを止めた圭子の荒くれ者といった雰囲気が似合う口調にシンパシーを感じ、それ以後は圭子に従うようになり、黒田にも敬意を払うようになった。

 

「しかし、こんな時に言うのもなんだが、お前、知っていないのか?あいつが大人しくなった理由」

 

「ああ。ティターンズに襲われる前の時に問い合わせた。使い魔がテスト中に死んだらしい」

 

「何?」

 

「上の不祥事だから、つい最近まで機密だったが、G型のテスト中に機体のトラブルが起こったんだが、そのダメージが使い魔に伝わったのか、使い魔が死んだんだそうだ」

 

使い魔の死は滅多に起きない現象であったため、マルセイユも相当なショックに見舞われたのは容易に想像がつく。正確には地面に叩きつけられるのを庇っての死亡だったが、マルセイユの願いでそれが伏せられたことがわかる。圭子もその頃には表向きは『エクスウィッチ』であったが、その事故の報が覚醒のトリガーとなり、口調や目つきが変貌し、真美のみが事の次第を理解し、黒田に伝えた。黒田と合流した圭子はGウィッチ化を終えており、真ゲッターロボの『ゲッタートマホーク』を背負い、『ゲッターマシンガン』を持って初陣を飾り、ストナーサンシャインで地形を変えている。マルセイユはこの時から覚醒の兆候が現れ、44年にティターンズのエースパイロット『クルセイダー1』と交戦している時に『覚醒』し、今回は巴戦で渡り合えたが、機体の性能差で撤退に追い込まれている。覚醒した後は概ね史実で落ち着いてからの人間性を基本としつつ、バルクホルンへの態度は軟化している。自身がニュータイプとなった事で、バルクホルンの当時の心情を理解したからだ。

 

「そうか?」

 

「公にはな。だが、本当は地面に叩きつけられるのを庇っての死亡だったそうだ。それであいつは覚醒めるきっかけを得た。何事も、上層部は責任逃れをしたがるのさ」

 

「閣下は何をしたのだ?」

 

「加東閣下ご自身から裏を取った。ストナーサンシャインだ」

 

「シャインスパークでないだけマシだな…」

 

「その時の目撃証言だが、『まるで、もう一つの太陽を作ってるかのような力が、ケイの腕の中で生成されていった』とのことだ」

 

「誰だ?そのコメント」

 

「マイルズ少佐だ」

 

「少佐らしいな」

 

「そりゃ助けに来たら、ストナーサンシャインのエネルギーを溜めてるところだぞ?腰抜かすぞ」

 

ストナーサンシャインはその二年後の501の最初の共同戦線の際に本家大本の真ゲッターロボがガリアの巣を消し飛ばしているが、今回は圭子が先に撃ったため、その時点で覚醒済みのメンバーは大喜びだが、当時のペリーヌやミーナは狼狽する姿を見せ、坂本と北郷(北郷はすでにキュアマカロンへ覚醒済みだったが、当時は隠していた)に宥められている。

 

「しかし、ミーナのマヌケはどうして、その直後に調べなかった。似たような戦闘記録があるんだが…」

 

「その時は覚醒前の上、まさか、自分達の前の世代に『同じことをやれる』バケモノがいるとは思わなかったんだろう」

 

言いたい放題の二人だが、当時のミーナを弁護するなら、『別世界の未来で造られたスーパーロボットの必殺武器と同等の行為ができる』ウィッチの伝説は44年には風化しかけていた事、事変の戦闘記録の詳細が機密で無くなったのは、ミーナのレイブンズへの冷遇を受けての処置であり、当時の時点では知る術はなかった。ミーナは生き証人であり、詳細を知る坂本に話すように言ったが、当時は『最高機密』を盾にされ、問い詰める事もできなかった。そこもある意味では哀れであり、坂本も発案者の圭子に『厳しすぎだぞ、加東』と咎めたほどだ。戦友の二人をして、ミーナの以前における『いきすぎ』な態度には冷ややかなほど、黒江達の冷遇については問題視していたのが分かる。

 

「しかし、ハンナのやつ、なんで急にクスィーガンダムなんて使い始めた?」

 

「ああ、それは奴と勝負を楽しむ敵のエースの現在の本職がMSのパイロットで、バイアランに乗ってるって本人から手紙が来たそうだ」

 

「いいのか、それ…」

 

クルセイダー1は一年戦争後はMSパイロットに転科していて、グリプス戦役末期はバイアランを受領できた数少ないパイロットの一人だったと本人が手紙で知らせてきた。ティターンズ残党の司令官『アレクセイ』はこういうところは許容するフランクさがあるらしい。

 

「ティターンズもそこはフランクらしい。アイツはそれもあって、MSパイロットを希望してな。空飛べて、火力あるの欲しいって黒江閣下に頭下げてな。それで最新鋭のクスィーガンダムが宛てがわれたわけだ」

 

「ペーネロペーでいいだろ。クスィーガンダムはオーバースペックにすぎる」

 

「ハンナはゴテゴテしてるの嫌うし、F91は小さくて脆そうでやだって駄々こねてな」

 

元々、格闘戦寄りの技能を持っていたとは言え、アフリカ戦線で火力教徒となったマルセイユは機体の頑強さと身軽さを両立できる第五世代MS『クスィーガンダム』を黒江を介して発注した。

 

「まて、それじゃ隣に置いてあったペーネロペーは誰のだ」

 

「坂本少佐だよ。同時に発注したんだが、クスィーガンダムの二機同時建造は主計が許さなくてな、妥協したそうだ」

 

「あれのどこが妥協だ」

 

「黒江閣下もV2が下りなかったから、プルトニウスを発注したそうだし、妥協の産物だぞ」

 

「どこがだ!」

 

これは地球連邦軍の懐事情が関係している。歴代随一に高価なクスィーガンダムの二機は一説によれば、クラップ級巡洋艦1.5隻分のコストであるとされ、ミノフスキークラフトが高価である証である。ZZよりも高価であるが、Sガンダムの全オプション付きよりは安価であるため、調達価格は歴代ガンダムでも微妙なラインという。本体が安価なガンダムはV系だが、V2はミノフスキードライブの分だけ手間がかかるため、政権交代直前の時期には下りない傾向が強く、そこで最新鋭のTMSたる『Zプルトニウス』を発注したわけだ。

 

「地球連邦は政権交代前で、決算も迫っとるらしくてな。あまり高コストの機体は卸さんのだが、アナハイムに手を回して、値切ったらしいぞ、閣下」

 

「うーむ。グンドュラがよくやりそうな手だな」

 

「それにだ。パーツ取りや予備部品の共通化でオデュッセウスガンダムを取得して、他の部隊でオデュッセウスガンダムを損傷させた部隊からFFユニット引き取ってきて、ペーネロペーに組み上げた苦心のニコイチだから、少佐ももったいないとかでな」

 

「もったいないぞ、それ」

 

「フライトユニットは地球連邦軍から中古の中抜きで貰ってきたらしいぞ。まぁ、MSは使いどころを見極めないといかん兵器だ。強力だが、飛行機や戦車より整備のマンアワーがある。特にガンダムタイプはな」

 

「連邦はまだいいだろ?部品が共通規格なんだし」

 

「アナハイム製でもあるからな。ジオンもアクシズ製のをあまり使わなくなったのは、部品調達の都合だろうな」

 

デザリアム戦役の頃には、MS産業はアナハイムエレクトロニクスが一手に担う状況へ一定の回帰を見せ、サナリィの自社工場縮小と併せて、アナハイム・エレクトロニクスは中興を迎えつつあった。

 

「それと、ユニバーサル規格ならアナハイム以外からも買えるからな」

 

「あるのか?」

 

「ああ。OZが解体された後に制定されたとか」

 

地球連邦軍の有事の都合もあったとは言え、ウィッチ世界にいる二人に話題にされるくらいにはMS製造業に共通規格が行き渡っていた証拠である。また、独自規格であった『OZ』が使用していたMSの系譜が絶えた事もあり、敵味方がアナハイムエレクトロニクスの各支社の製造する機体を使う状況が再燃している。ただし、その技術的な祖である『アナザーガンダム』は現存する(パイロットの一人が廃棄の意向を示した頃からの世界情勢の変化と宇宙大航海時代という時代の流れもあり、『必要』とされて管理されている)し、技術博物館の展示品として保管されている機体も少数はあるし、移民星の要望で設計データは残され、再建造された機体も多いが。

 

「アナザーガンダムはプリベンターの管理下だが、戦線への投入要請もある。あれは通常のガンダムタイプよりも強力だからな」

 

バルクホルンもその一人である事を示唆する。アナザーガンダムはMSとしては『決戦兵器』と称されるほどの強さを誇るが、軍ではなく、プリベンターが管理している。これは諸般の事情での理由だが、黒江達が存在を度々、示唆している。また、バスターランチャーの技術的再現の大基であるなど、軍のMSより高度な技術が使われている。無論、マン・マシーン化もなされたと言い、元から高性能であるのが更に高性能になった。なお、メタルアーマーも内装をユニバーサル規格に取り替え、整備性の向上に成功したので、この規格は乱立した機動兵器の内部機構を統一する意図で制定された面がある。

 

「やれやれ。どこも政治か」

 

「まぁ、あれは複雑な生まれだし、パイロットたちもプリベンターに籍は置いていても、普段は何してるかわからない者もいるからな」

 

この頃には、アナザーガンダムのパイロットの筆頭格のヒイロ・ユイも10代後半になっているはずで、普段は学生をしているという情報もあるが、詳しくは不明だとバルクホルンは話題にした。ただし、ヒイロ・ユイはガンダムファイター級の頑丈さにより、ある筋では有名だが。

 

「さて、雑魚どもはどうする?」

 

「なるべくはリボルバーカノンを使え。ミサイルは重爆を始末するのに使えよ」

 

「了解」

 

二人は話をしつつも、邀撃用ストライカーでもあるが、制空向けではない『トーネード』で制空戦闘をこなして見せる。元々がカールスラントの誇る52JGのエースであるため、第一世代宮藤理論型よりも戦術の自由度が向上した第三世代宮藤理論型ストライカーを使えば、『鬼に金棒』である。ウルスラは『チートしないでくださいよ…』と投入に反対していたが、フッケバインも試作機が組み立て中、シュワルベは大規模量産の見送りなど、カールスラント製ジェットストライカーが実質的に戦線に出回る事がなくなった以上、要求性能を満たして余りある未来の次世代ストライカーは戦線の必須アイテムであり、技術陣に『チート』と言われようが、使用しない道理はない。ISやシンフォギアと違い、『数十年後には普通に使用されているはず』の機体なのだから。この時代は技術力で世界一を自負していたはずのカールスラントの技術陣にとって、トーネードは『自主開発能力の喪失』を示すショッキングなものであるため、心情的には『好ましくはない』。だが、少なくとも『1991年までは帝国が存続する』(共和制への移行の議論が度々起こるにしろ)のは事実であると確かめられたのは、むしろ『幸せ』であると言える。

 

「しかし、ハルトマンの妹はうるさいが、なんでだ」

 

「あの子はカタブツだからな。オラーシャの国境紛争を思うと、まだいいほうだぞ、我々は」

 

 

 

――余談だが、オラーシャなど、ロシア連邦とウクライナ共和国による援助で物的には早期に立ち直ったが、心的分断が確定した事、史実ソ連の行為に起因する日本連邦の不信も重なり、再統一を願うオラーシャ帝国とウクライナとの間で独立紛争が長く続くからだ。だが、その戦が第三世代宮藤理論の実用化を促したという皮肉が存在する。その内戦の不毛さを双方が悟るのは2000年代の頃で、長年の戦は当初の目的も忘れ去られるほどに泥沼化していた。双方が不毛である事を悟った時代にはティターンズも自然消滅し、世界情勢も様変わりしており、戦争の意義も時代の変化で無意味なものに成り果てていたなど、もっとも不幸な結末を迎えるのだ。もっとも、紛争レベルであった故に双方の統制は維持され、2000年代に和解する頃には双方が加盟する『ルーシャ連邦』が構想され、それに双方が加盟したため、不幸ではあるが、決定的破滅は免れた――

 

「確かにな。ま、トーネードで制空戦闘したと言っても、私の大姪は信じないだろうな」

 

「いるのか」

 

「21世紀にいるクリスの孫娘だよ。私は結婚する気にはなれんから、家はクリスに任すよ」

 

「トーネードは本来、バスターウィッチ用とか聞いたな」

 

「ブリタニアの要望で、防空に使えるようにはしてあるが、制空戦闘に用いた例はないはずだ。F-14のような機動戦をこなせるとは聞いてないからな」

 

トーネードは本来はバスターウィッチのストライカーとして原型機がロールアウトし、最終アップデートで防空戦に対応したが、その真価は不明であるとされたが、大戦時のエースの手で、そのポテンシャルが証明されたことになる。

 

「大姪からの借り物だから、あまり傷つけるわけにもいかん。B公には悪いが、へし折れてもらう!」

 

バルクホルンはリボルバーカノンを撃ち、B-29の与圧部分を狙う。すると、風船が破裂するように、空中分解をあっさり起こす。

 

「……脆いな。隼の機銃で大損害を負ったという伝説も嘘ではないと言うことだな」

 

「関心してる場合か、どんどん来るぞ」

 

「与圧された胴体を狙え、エンジンを狙っても、弾の無駄だ」

 

二人は重爆から狙う。重爆の防御方陣はこの当時に最新の戦術だが、ジェットストライカーの二人には無意味で、当時の火器管制装置の反応を超える速さでリボルバーカノンが撃ち込まれるという電撃的な光景に華を添えるだけである。二人は敵の使う無線会話を傍受してみるが、阿鼻叫喚の地獄絵図らしき悲鳴と怒号がひっきりなしに入る。

 

『各機、弾幕だ!弾幕を張れ!!』

 

『銃座の照準が追いつかない!』

 

『助けてくれーーー!おりゃ死にたく…』

 

などである。なんとも哀れだが、当時最新の自動制御銃座で鉄壁とされた機体がジェットにかかれば、空飛ぶジュラルミンの棺桶同然の扱いである事実がそこにはある。また、バルクホルンは練習代わりに、バレルロールからの機銃の一撃を食らわせ、炎上させるのを尻目に、もう一機に反復攻撃を与えるなど、完全に模擬標的扱いである。

 

「本当はバスターウィッチは後年に榴散弾の釣瓶撃ちで対応するんだが、あいにく、それがない。あ、編隊最後尾の機体のパラサイトウィッチは相手にするな。どうせ我々には触れられん」

 

「わかった」

 

「それに、ソニックブームで連中は近づけんよ」

 

二人はジェット戦闘脚であるので、急加速時などにソニックブームを発生させるため,この時代のレシプロ戦闘脚ではソニックブームを堪えられずに吹き飛ぶ。推力増強装置もあるため、この時代の急加速系の魔法持ちのウィッチのどんな妙技でも容易に振り切れるし、ジェット排気を当てれば、容易によろめく。(二年半後に芳佳は同位体相手にその手を使い、模擬戦で勝利していたが)

 

「まさにチートだな」

 

「足のバーニアの排気を当てて吹き飛ばす戦闘術も編み出されるそうだからな。宮藤は二年後、自分相手にやるそうだ」

 

「向こうは震電じゃなかったか?こっちにパーツないだろ?」

 

「転移してきた向こう側の基地の備蓄で数回はどうにかできるそうだから、やったみたいだ。ここでのあいつは食えない狸だからなー」

 

「私のことはどう説明するつもりだ、お前」

 

「全てをいう必要はないから、嘘を適当に混ぜるさ。連中は『お客さん』だからな」

 

「向こうの連中はどう扱う?」

 

「大半は戦闘には出せんだろうな。基本的に似てるけど別の世界、って最初にいい聞かせときゃ、文句も言えんだろ?」

 

「それもそうだが、軟禁状態に置くしかないだろうが、子供たちの不満はどうするつもりだ」

 

「模擬戦で叩きのめした後に、顔を隠しての救難活動でもさせる。向こう側の世界の連中に我々と同じことはさせられんし、したくもないだろうさ」

 

「それと、閣下らの同位体はどうする?」

 

「あの方たちは身分をわきまえてくれるはずだが、武勇伝を知らない子供と衝突する危険はある。それは伝えとく」

 

二人は戦闘と並行して、二年後のパニックの対策を思案し合う。実際に、B世界の智子は芳佳Bに『何もしない事』を責められ、泣いてしまう羽目になるため、ある意味では芳佳の持つ頑固さにきりきり舞いさせられたといえる。

 

「二年後のことを今から気にするというのも、変な話だな…」

 

「タイムテレビがある以上、使わん手はないだろ?宮藤は大抵の場合、自分がこうだと思ったら、誰の命令にも従わん点があるからな。引退しても、飛べる程度の力を残している者の気持ちは理解し難いはずだ。それと、世界特有の事情もな」

 

「下手すると、向こう側同士で揉めて、宮藤がトラブルメーカーになる危険があるぞ?」

 

「それは閣下も憂慮なされている。だからこそ、模擬戦で一度は叩きのめしておかんとならんのだ。けして粋がってるわけではないという事は周知させるしかないな……」

 

バルクホルンも二年後の1947年以降に苦心する羽目になるが、次元震パニックで遭遇する『別の自分達』は『TVアニメ』通りのスペックを持つ存在であるが、『守りたい』という気持ちだけでは戦い抜けないのが、この世界である。

 

「この世界は血みどろの殺し合いが当たり前に戻った。それを連中に周知させんとならんのも辛いよ」

 

「誰かが憎まれ役をせねばならんさ。いざとなれば、私がなってやるさ」

 

バルクホルンはこの時点で既に嘆息だが、血みどろの戦いに同位体は関わらせたくないし、関われないだろうと踏んでいた。だが、芳佳とリーネの同位体が『傍観』を嫌い、揉め事を起こしてしまう事は避けられず、仕方なく、『実力の違い』を見せるしかないのである。それはそれで、ウィッチでありながらも『プリキュア戦士になった』者の説明が難儀という問題が突きつけられたため、また別の問題も発生してしまう。なんとも難儀な問題である。フーベルタとその点で意見が合うので、二人の長年の戦友関係がわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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