ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

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ダイ・アナザー・デイ編です。


第二百三十五話「ダイ・アナザー・デイの戦い 22」

ウマ娘たちが(色々な事の見返りに)64Fにもたらしたライブパフォーマンスのクオリティは、ルミナスウィッチーズの結成を大きく遅らせた。魔女が権勢を奮える時代が終わったこともあり、同部隊はお情けで生まれたようなものだった。しかし、64Fは(転移前や過去生で芸能界にいた者もいるので)クオリティの高いライブパフォーマンスをこなせた。それもルミナスウィッチーズには痛手であった。

 

 

 

 

 

同時に、ウマ娘側に『全盛期』の復活による競技へのカムバックなどの恩恵が齎された。ウマ娘の内、特にスター性がある者は復帰が望まれていたため、オグリキャップやシンボリルドルフなどはドリームトロフィーを蹂躙している。仕方がないが、オグリキャップやシンボリルドルフほどの実力者が(絶頂期の能力に最新のレーステクニックなどが加われば)引退後も弱くなったわけはなく、絶頂期の能力が復活すれば、下手な現役より遥かに強い。素でその二人を超える能力を誇る者は新世代の若者たちの更にトップ級のみ。また、単純な大レースの勝利数では、ルドルフを超える者はアーモンドアイしかいない。その彼女も(府中以外での)苦手なレース場では勝てておらず、その点ではジェンティルドンナに及ばないので、実質的にルドルフは往時の威光通りの能力でドリームトロフィーを蹂躙している(彼女が負けたのは、体調不良などが原因であった)。ドリームトロフィーは表向きがどうであれ、功績ある引退者の興行と揶揄されていたので、オグリキャップやシンボリルドルフの完全復活は願ったり叶ったりであった。凡百のウマ娘が到底及ばぬ領域の戦い。ある意味では、誰もが想像する夢が叶ったようなものであった。

 

 

 

 

 

 

ダイ・アナザー・デイの戦いが始まる前、扶桑海軍は技術音痴となじられるわ、水雷戦の研究が1920年代で事実上、止まっていたことを公然と阿呆呼ばわりされる、通常の海戦の研究が停滞していたのをこれでもかと罵られるなど、精神的にズタボロに追い込まれていた。M動乱で既に大恥をかいた後であったので、小沢治三郎の連合艦隊司令長官としての在任期間の業務の多くは、この壊滅状態からの再建作業であった。地球連邦軍の協力で、電探(レーダー)のみならず、停滞状態の音探の再装備と世代の刷新に成功。ダイ・アナザー・デイに参加する艦艇は優先的に『万能化』と『近代化改修』を受けた。新造艦は当初より、それらを備えて完成した。それらの人員は(暇を囲っていた)連邦海軍が提供した。レーダーとソナーの要員は簡単に育成できないからで、扶桑海軍の生え抜きがそれらを身に着けるのは、太平洋戦争のこと。ダイ・アナザー・デイの時点では、特に音探関係は(研究の停滞で)人員がいない有様で、恥の上塗りと断じられる始末であったのだ。とはいえ、八八艦隊世代が抜けた穴を埋めるべく、1944年度に緊急で戦艦の増産が決まったのも事実。さらに、扶桑の国力では、大和型戦艦の五隻以上の同時建造は夢物語と思われた。だが、地球連邦軍が自動工場を提供したことで、大和型戦艦どころか、それ以上の戦艦を容易に製造できるようになった。更に、23世紀の省力化設計も取り入れられた結果、万単位で余ってしまった旧式戦艦の乗員の生き残りたちの行き場を確保できるという利点もあった。これにより、戦艦の更新を短期間になし得た扶桑は、ダイ・アナザー・デイに(その時点で)竣工していた新型の全てを投入することになった。

 

 

 

 

 

 

自分たちの艦艇らの史実での最期にショックを受けた扶桑海軍は(時代遅れの)カールスラント由来のダメージコントロール術を捨て去り、代わりに、海自由来のダメージコントロール術を受け入れた。日本連邦の体制樹立による合理化であった。この時に(第二海軍化していた)海援隊の国営化と連合艦隊への編入も決められ、海援隊は実質的に終焉を迎えた。また、連合艦隊の艦隊区分も事実上、日本側主導で決められ、水上打撃艦隊=第二艦隊、空母機動部隊=第三艦隊、儀礼上の編成=第一艦隊とされた。これは史実での1944年当時の日本海軍のものを当てはめたもので、空母部隊の名を第一機動艦隊にする案もあり、内定していたが、『マリアナで全滅した時の名だから』という理由で没にされている。また、空母は大鳳の量産頓挫で『大型空母』が不足していた。『雲龍を連結させるんだ』だの、突飛な案も出たが、これは地球連邦海軍の戦力提供で落ち着いた。問題はパイロットの飛行時間の短さであり、せいぜい500時間。これに頭を抱えることになった扶桑は、ドラえもんとドラえもんズに懇願し、旧日本海軍の航空兵出身者をかき集めることにした。特に零戦すらも、ろくに動かせない者が生え抜きの6割超という有様であったためで、義勇兵なくして、ダイ・アナザー・デイ以降の航空戦はなし得なかった。

 

 

 

 

 

 

更に、ブリタニアにろくに空母がいないことは日本側に大問題とされたが、こればかりはどうしようもないので、諦められた。これにより、エセックス級やミッドウェイ級の鹵獲が推奨され、自由リベリオン側のエセックス級は史実の最終改装が適用された。64Fは海戦ではそんな鹵獲任務にも(設立間もないのに)駆り出され、燦然と輝く大成果を収めた。いずれも、艦載機ごと鹵獲に成功したからである。そして、鹵獲艦は直ちに史実の最終改装である『SCB-125改装』を受け、一部は大型空母の老朽化と不足に悩む扶桑の手で運用された。魔女の権威はこの立て続けの『おおいくさ』で凋落へ向かった。通常兵器相手には(彼女たちの火力では)手も足も出ない場合が多かったからだ。

 

 

 

 

また、本来はシベリア戦線のみに現れる『デュアルコア』持ちの怪異が現れ、航空魔女を蹂躙したが、64Fに容易く倒された。これは黒江や智子、黒田が黄金聖闘士であったため、有無を言わさぬパワーで粉砕できたからである。プリキュアの当時のパワーでは、怪異の第二コアまで粉砕出来なかったためでもある。

 

「普通の魔女じゃ、あれは倒せん。だが、俺等なら、辺り一帯ごと吹き飛ばすのは容易い」

 

実際、黒江たちの持つ圧倒的パワーは『上層部が秘匿を諦めてから』が本番であった。ダイ・アナザー・デイ時点では『南斗六聖拳と互角に戦えるのが、軍隊で保証されている』唯一の存在であった。そのため、バーナード・モントゴメリーは『秘匿を提唱した』というのを責められ、左遷の憂き目に遭った。黒江が事後にそう述べたことで、彼は早期の元帥昇進を諦めざるを得なくなった。そのどさくさ紛れで、扶桑陸海軍の将官・佐官の少なからずが(史実の失態を理由に)失脚させられている。小沢治三郎は山口多聞までの繋ぎということで、史実通りに任命された。そのため職に執着はなく、クーデターの失敗後にあっさりと辞職している。とはいえ、史実の記憶を持っていたと思われる振る舞いが見られ、ダイ・アナザー・デイの直後に『勝ち戦の将帥になれて良かった』と述べたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイ・アナザー・デイに参加した戦艦の大半は扶桑連合艦隊のものであった。これは日本の防衛官僚がカールスラントのビスマルク級を『新しい旧式艦』と断じ、ロマーニャの『リットリオ級』を『地中海の門番』と口にし、公然と見下した。能力不足を理由に、作戦から強引に外したからで、扶桑は急遽、新鋭戦艦を片っ端から投入せざるを得なくなった。予備の八八艦隊型が役に立たなかったからである。ブリタニアはキングジョージ級が『能力不足』の烙印を押されため、当時に最新であったライオン級戦艦を供出した。史実の最初期の設計で造られていたので、能力不足気味だと罵られたが、史実と違い、主砲火力は第一線級であった。その利点は生かされ、アイオワ級を圧倒し、モンタナ級戦艦とも渡り合ってみせた。クイーン・エリザベスⅡ級は基本的にその改良発展型だ。

 

 

――作戦の最中の海戦――

 

「イギリスしか、艦隊に参加しなかったの?」

 

「ドイツやイタリアも混ぜる予定だったんだけど、防衛官僚が公然と見下して、国際問題になりかけてね。それで、扶桑とブリタニアで何とかするはめに」

 

この大海戦には、ビスマルク級とリットリオ級も参加するはずであったが、ビスマルクは(実際のところは、ヒンデンブルクとの誤認を恐れたという説がある)不参加。リットリオは能力不足を理由に、参加を見送られた。日本の防衛官僚曰く『艦隊決戦用の重戦艦が跳梁跋扈する場に、イタ公の腐れ戦艦などはお呼びではない』とのこと。ブリタニアは数合わせで参加していると揶揄されている。仕方がないが、扶桑の新鋭戦艦は『46~56cm砲』を搭載していたからだ。

 

「ま、イタ公は仕方がない。史実だとフリッツXが当たっただけでまっ二つに折れて轟沈するようなフネだからね」

 

青年のび太がそう断言するように、リットリオ級はその弱点を指摘され、投入は避けられた。実際にヴェネツィア海軍保有の同型艦が対艦ミサイルの一発で大破しているからで、結局は両海軍の見せ場はなかった。

 

「敵艦隊の陣容は……偵察機によると、増産されたサウスダコタとアイオワ、モンタナ級と……ヒンデンブルクとその同型艦。グロス・ドイッチュラントだな……」

 

「ドイツの戦艦がアメリカの戦艦を従えてるのは、変な感じ」

 

「バダンが恩を売ったんだろう。あれに対抗できるのは、富士だけだ。連れてこなくて良かったよ、イタ公とドイツの戦艦は」

 

グロス・ドイッチュラントとヒンデンブルク。その主砲口径は53cmと見積もられており、既存の戦艦のほぼ全ては無力である。51cm砲対応防御が生き残る最低条件になる。

 

「あの二隻をタコ殴りにしないと、勝ちはおぼつかない。他の国は40cm砲対応防御がせいぜいだからなぁ……」

 

この二隻を食い止めるのが、富士の役目であった。潜水艦の雷撃も効かず、対艦ミサイルも無意味な装甲厚を誇るため、それと対等に渡り合える『戦艦富士』は戦略的に重要な存在となっている。ましてや、魔女の世界の潜水艦は人員輸送に特化してしまった都合上、雷撃に供せない性能しかないものが大半。ダイ・アナザー・デイの作戦策定の際、これは政治家に大いに罵られる羽目となった事項だ。

 

 

「今から転換しようにも、研究が停滞状態にあった以上……」

 

「金はやるから、どうにかしろ!!」

 

と、トンカチでしこたま殴られ、長期入院に追い込まれた海軍高級士官も多い。結局、連合軍は潜水艦の発達を史実通りに『矯正』されたが、それには数十年の月日が必要であったので、潜水艦を使うのは諦められ、空母は扶桑の建造中止等で『足りない』。結局は大艦巨砲主義に則った『古典的な』艦隊決戦をするしかなく、扶桑の戦艦隊がほぼ単独で立ち向かう羽目に陥った。魔女はこうしたパニックに寄与できないのもあり、権威が衰退し始めるのである。

 

「空母の魔女は参加しないの?」

 

「無駄死にするからね。彼女らの持てる魚雷や爆弾じゃ、史実より強大な戦艦たちに通用しないよ。ティターンズが近接信管を実用化させていた場合、魔女の防御力じゃ靖国行き確定だし」

 

1945年当時の新鋭戦艦は既に魔女の携行できる『500kg爆弾』を弾き返せるだけの装甲を誇り、旧式化した『九一式魚雷』の一発が当たったところで屁でもない。そのため、拿捕目的でプリキュアたちが駆り出されたのである。

 

「事前に空母の攻撃隊を出す案もあったけど、日本の防衛官僚が『VT信管』を根拠に反対を押し切って、死蔵させた。だから、地球連邦軍が代わりに攻撃した。そのおかげでレーダーピケット艦はいなくなってる。こっちは巡洋艦が古いのしかないからね……」

 

のび太の言う通り、日本型巡洋艦は(新しくとも)条約型で、最上型も主砲換装がされていないという始末。結局は高雄型重巡洋艦をベースに改良する案、伊吹型を更に重装甲にする案の2つが検討されるに至る。この時、対空偏重だと、トンカチや金属バットでひどく殴打され、病院に入院した若手造船官は多く、超甲巡の存在意義も揺らいでしまうに至る。仕方がなく、伊吹型の空母改装を(軽空母の存在意義が無くなったので)撤回し、巡洋艦として造るという案が決まった。これに現場はパニックになり、空母改装用の資材が宙に浮く有様となった。この資材の一部を雲龍級の近代化改修に利用する案があったが、これも没になった。この空母の不足と巡洋艦の老朽化により、伊吹型を当初の予定より増加した六隻を建造することにした。結局、戦闘艦の根本的な不足をなじられた扶桑海軍はヤケクソのように、巡洋艦と戦艦の建造を進めていく。それは、後に現れる『水戸型戦艦』で頂点に達する。

 

「だから、戦艦しか?」

 

「大戦艦があんなにいる戦場に、駆逐艦とフリゲート艦がいられると思うかい?巡洋艦さえ危ないのに」

 

敵艦の中心は『260mを有に超える』大戦艦だらけ。しかも、当たれば、一撃で巡洋艦以下を粉砕しえる火力を誇るフネたち。大和型戦艦も小さく見えるような巨艦だらけ。扶桑が必死に超大和型を揃えたのも頷ける。

 

「僕はこのフルアーマーガンダムで支援砲撃をしてるから、君は司令部の要請通り、最後尾のアイオワとモンタナ級の何隻かを鹵獲してくれ。後続のプリキュアも送るから」

 

「あたしらに対抗できるのいそうな気が」

 

「あいつらは海軍じゃないからね。旗艦に乗ってるとは思うけど、まず安心していい」

 

「この前は捕虜にされたしなぁ…」

 

「まぁ、連中は最高峰とされる南斗六聖拳の使い手だ。君が追いつくには、あと何年もの修練がいるよ。君に時間は無意味になったんだし、鍛えたらいい」

 

「そうかなぁ」

 

と、この時は気のない返事のキュアドリームだが、数年後には本気で修行に取り組むことになるのである。

 

 

そして、ヒンデンブルクとグロス・ドイッチュラントの前部の砲塔が稼働し始める。

 

「あ、敵の旗艦の砲塔が!」

 

「いよいよ、敵の射程に入りだしたな」

 

「連合艦隊は?」

 

「日本側の要請で、交戦距離が20000以下にされたから、まだ撃てない。日本の防衛官僚は何を考えてるんだ?」

 

と、のび太にそう嘆息混じりにボヤかれるほど、作戦前に交戦規則を提示した、日本の防衛官僚の無知に呆れる。とはいえ、日本の防衛官僚らは『日本海海戦の夢よ、もう一度』の考えであり、『逃げられない距離まで詰めてから、敵を刺し違えてでも殲滅してこい』と厳命する有様。連合艦隊を捨て駒同然に扱う傲慢不遜さが見て取れる。

 

 

 

 

雷鳴のような轟音を轟かし、グロス・ドイッチュラントとヒンデンブルクの主砲が火を吹く。M動乱で連合艦隊を恐怖のどん底に陥れた火力を誇る口径だ。しかし、今回は対等の性能の戦艦がいる。

 

「ドイツの戦艦は遠距離だと命中率が落ちる。そこがつけ入る隙だよ」

 

「ドイツ海軍って、ド下手?」

 

「一時はイギリスと張り合ったけど、バルト海が本来のホームグラウンドだから、見晴らしのいい海での砲撃戦は慣れてないんだ。M動乱で慣らされた分、こっちが有利さ」

 

二人はそこで別れ、のび太はフルアーマーガンダム(近代化改修機)の砲を使い、艦隊の気を逸らす。キュアドリームはその隙を突いて、敵戦艦の飛行甲板に降りる。

 

「アイオワとモンタナを四隻は鹵獲してこいだぁ?いくら、プリキュアだからって、も~!」

 

この時は現役時代と大差ない口調を保っているが、数年後には(ZEROの影響や事件で溜まった鬱憤もあり)かなり荒くなるのである。と、言っても、中二当時の御坂美琴と同レベルのものであるが。

 

「まさか、プリキュアの姿で、第二次世界大戦のアメリカの銃器を奪って戦うなんて」

 

 

 

軍艦には(有事に、陸戦隊を編成する必要があるため)武器が常備されている。それはどの国でも同じ。

 

「えーと、クリップ式ってのは面倒だなぁ」

 

気絶させた歩哨の兵士から、M1ガーランドを奪い、弾を装填する。これは過渡期の設計であった故だが、熟練者のボルトアクション式より装填速度が遅い場合があり、それで撃たれる事もあった。

 

「武器庫を見つけて、U.S.M1カービンあたりに変えよう」

 

「侵入者だ!撃て!!」

 

「おっとっ!」

 

 

プリキュアといえど、.30-06スプリングフィールド弾が当たれば、普通に痛い。遮蔽物を利用して、射撃を避け、手加減した手刀で気絶させる。

 

「本気ですると、普通に首折っちゃうからなぁ。面倒だけど……加減しないと」

 

この任務を皮切りに、のぞみAは対人戦闘術を必要とする状況が続いていった。また、プリキュアの姿で銃器を扱う事も増えていった。現役時代ならありえないが、軍人という立場に置かれた以上は『やらなければならない』。

 

「昔は教師だったのに、まさか、第二次世界大戦相当の戦に士官として駆り出されるなんて。親父や母さんが聞いたら、腰抜かすだろうな。しかも、日本軍にいて」

 

 

前世での両親のことを思い出しつつ、何の因果か、戦いからは逃れられないことにため息ののぞみA。この時はまだ、転職を考えている時期であるが、この戦功を正当に評価したのが、他ならぬ扶桑軍であるという皮肉がこの後に示されるのである。また、この時期の名義は『中島錦』であったので、夢原のぞみと同一人物であると思われなかったのも、日本側の大チョンボであった。もし、それが認識できていれば、仮にも、人気アニメであるプリキュアを『ジャリ番』と馬鹿にする態度を見せなければ、のぞみは転職できていただろう。だが、そうはならず、戦功もまったく評価しなかった。それが厚生労働省なり、文部科学省などの重大なミスであった。軍人あがりを嫌う日教組などの圧力などがあったにしろ、希望者を門前払いした。それが外交問題を招いたのである。

 

 

 

 

 

 

のぞみの戦功が開示された際、日本の当局は顔面蒼白に陥った。真にプリキュアであるのが裏付けられたからで、上手く扱えば、軍人の転職のモデルケースとして活用しえたからだ。それを自分で潰してしまった形になったのだから、日本の当局はもみ消しに必死になったが、のぞみはそれを拒否。扶桑の当局はこれを問題視。危うく、大和型戦艦に東京を砲撃される寸前に陥った。のぞみは訴訟も辞さない覚悟であったが、日本側の必死の交渉(という名の平謝り)で辛うじて回避され、代わりに、軍内で好きにさせる、危険手当も倍額にすることなどを認めさせた。この時に、日本側の懇願で、のぞみの名での軍籍が改めて作られ、錦の一切の権利を引き継ぐものとされた。これで日扶の双方は妥協。かくして、戦争の危機は回避されたのである。

 

 

 

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