ダイ・アナザー・デイでは、怪異はスーパーロボット等によって、あっという間に討伐され、リベリオン合衆国の圧倒的物量への対抗策は『超兵器でモグラ叩きするしかない』という状況であった。カールスラント派遣軍は霧散し、扶桑が派遣できたのは、せいぜい数個師団。各国の歩兵連隊も含めたとしても、その数はせいぜい10万に届くか否か。だが、敵は後方の支援部隊を含めれば、100万近くを動員していた。普通は負け確定であった。だが、黒江たちが地球連邦軍などに増援を要請したことで流れが変わり、地球連邦軍の超兵器がリベリオン合衆国の軍隊を薙ぎ払う光景が常態化していた。
黒江はキュアドリームを医者に見せるついでに、P因子の活性化を受け入れなかった立花響が高熱にうなされているというので、見舞いに訪れた。
「どうだ、未来」
「綾香さん。それと、プリキュアの……」
「キュアドリーム。キュアダイヤモンドの先輩だよ。あの子の様子は?」
「今、強めの鎮静剤を打ってもらいました。ギアを纏った途端に、動悸が激しくなって、動けなくなったそうで……」
「おそらく、奴もプリキュア因子を持っている。それを無理に押さえつけた影響だろう。野比氏の話だと、『ヒーリングっど』だろうという話だ」
「ダイヤモンド、来てたの」
「あいつを運んだのは、私だからな。つい最近、調に確認されたから、調べさせたが……どうやら、こいつは受け入れたくない心境があるらしい」
「多分、ギアに執着があるからだと思います。響は前任の天羽奏さんに命を犠牲にして守られて、その力を受け継いだ形で、装者になったんです。その事件の後、響のお父さんが蒸発したんです。生存者の身内だっていうだけで、勤めてた会社をクビにされて……世間からも鼻つまみ者扱いで……。それで、響自身もいじめられて……それから『自分の居場所を奪いかねない何かに過剰反応する』ように……」
「それがGカイザーに怯えて、沙織さんに喧嘩売った理由だな?」
「たぶん。プリキュアの力がギアの力を消すんじゃないかって怯えてます」
「そうじゃないんだけどなぁ」
「俺なんて、ギア使ってる時に、トライデントスマッシャー撃ったし」
「あれ、先輩。ミッド式を撃てるんですか?」
「魔力量の関係で、連射はできんがな。智子も似たようなもんだ。俺らの代の魔力量は低めなんだよ」
魔女としての魔力は低めであるという弱点が、黒江や智子を鍛錬に向かわせた。その魔力量の記録が、ミーナの目を黒らせたのも事実である。だが、それ以外の力を得ることで、『無敵』と称えられるまでになった。
「こいつが受け入れるのには、あと何年もかかるだろう。私の推測が正しければ、ギアと両立できるはずだしな」
「平行世界での縁もあるから、こいつは私が面倒を見る。……ん?お前もだいぶやられたな」
「まいったよ。アイオワ級を拿捕しろって言わてさ。なんとかできたんだけど、艦長がやたら強くてさ……」
「傷の消毒してもらえ。プリキュア化を解くと、却って傷が悪化するから、しばらくはそのままでいろ」
「そういうもん?」
「マナが現役時代にそうだったからな」
「わかった。ありがとね」
「何、昔からの付き合いだろ?私たちは」
と、ダイヤモンドとの会話を終えるが、キュアダイヤモンドは(事情ありで)意図して口調を変えているが、長年の付き合いであった故か、双方は気にしていない。ドリームはそのまま、黒江に連れられ、野戦病院の医師の診察を受けた。複数個所の強い打撲と細かな擦り傷があったため、変身の解除はしばらく禁止(傷の悪化防止のため)となった。プリキュアの状態であれば、回復力などが上がった状態なので、傷の悪化を抑えられるからである。そのため、プリキュア変身後の姿で、顔などに手当てを受けた状態という、珍しい姿になった。
「いつつ……プリキュアになってても、やっぱりしみるなぁ~」
「この時代にしては、マシだぞ。お前らの時代の消毒液だって、しみる時はしみる」
と、黒江は冷静な返事である。
「それに、シャルル・ド・ゴールの内通が確定事項になったが、国家元首だから、こっちから手が出せん。おそらく、余命幾ばくもない次女の延命のためだろう。馬鹿な事を。そんなことしても、23世紀の医学でも、余命幾ばくもない状態から延命できるのには限界があるんだ。それを承知でやったのか?これだから、極端な愛国主義者ってのは……」
ド・ゴールは家族を愛するが、それ以上に『国のためなら、家族さえも政治に利用する』という畜生じみた一面がある。そのために、この世界線では『その一面を熟知する、ティターンズに利用される』結末を迎えた。
「ガリアを返り咲かせたいんだろうが、ガリアには、革命直前期のような、人口面のアドバンテージなどない状態なんだぞ?イカれてるよ」
「ド・ゴールは何考えてるんですかね」
「ナポの時代の再来だろ?海軍じゃ、ブリタニアに手も足も出なかったくせに。大和以上の戦艦なんて、造れもしないくせに」
ガリア首脳の内通は、この頃には(暗黙の了解的に)公然と語られていた。文化財保護問題が噴出し、有能な将校たる、エディタ・ノイマンが『壊された』ことの事後処理のほうが大事とされた故に、後回しにされた。ノイマンは脳内出血も生ずるほどの重傷であり、半月板損傷まである始末。未来世界の医療無しには、『安楽死』すら推奨されたであろうほどの有様であった。その彼女を擁護したマルセイユも軍規違反を名目に、日本の判断で極秘裏に拷問される始末。圭子が止めに入った時には、足の骨を複数個所も折られていたという。結局、マルセイユはこの(濡れ衣の)負傷でダイ・アナザー・デイ後半の戦機を逃す羽目になった。そのため、彼女用に用意されていた『Ξガンダム』は武子がしばし使用したという。
「ん、黒田から?……俺だ。何、マルセイユが公安警察に拷問されたぁ!?馬鹿な、あいつはドイツ軍だが、空軍だぞ!?」
「同位体がゲルニカ爆撃にいたかどうかも確かめずに、海軍精神注入棒で足をぶん殴ったそうで。ケイ先輩が拷問した警官をぶっ殺しそうになりまして。止めるのに苦労しました…。結局、同位体はとっくに戦死していて、ドイツ軍期待のエースパイロットだったことが分かって、顔面蒼白。静香さんがこの分だと、上が処分されるから、出世しそうだと」
「日本は公安の構成員の暴走で済まそうとするが、マルセイユほどのエースを病院送りにしたんだ。代償に、メカゴジラか、MOGERAを出させろ。そのくらいは脅せ。ラ號の実在は教えてやってるんだ。そのバーターだ」
「どこにあるんです」
「仮面ライダーたちに調べてもらった。松代大本営跡の秘密基地に眠っている。スーパーXⅢはそこにあった。過去に超人機メタルダーがいたところだ。メタルダーとは別のブロックに隠したと、自衛隊の極秘記録にある」
黒江は黒田にそう指示した。日本はダイ・アナザー・デイ中から『思い込みによる失態』が多すぎたのである。マルセイユへの拷問は完全に独断であったが、ゲルニカ攻撃に同位体が参加してはおらず、アフリカ戦線最高のエースパイロットであったという記録しかないということの判明は公安警察の完全なミスであった。また、同意なしに『善良なドイツ将校を、素行不良を理由に拷問した』というのは、外事課の完全な失敗であった。
「静香に外事課の無能を告発させる。これで、公安はのび太のコントロール下に置ける。同級生が政権の中枢に食い込んだそうでな」
「できますか?」
「静香はガキの頃から手際が良い。お前が連絡を入れて、手筈を整えろ」
「わかりました」
と、黒田は黒江の右腕であった。だが、この戦いの後に、黒田侯爵の本家がお家騒動を起こし、やむなく当主とならざるを得なくなり、第一線を退く。その後継にのぞみがつくこととなり、黒田に代わり、黒江の懐刀というポジションで軍人生活を続けていく事になるのである。
また、この頃から、黒江は『月読調の容姿』を基本的に使っていく。結果的に、それが黒江の望んだ未来の訪れのきっかけとなる。立花響は『史実と異なる流れになった』影響、調の出奔を招いた咎を出立前から問われていた上、父の完全な行方不明の凶報などが重なった影響で、精神的に不安定となり、P因子の活性化を受け入れられなかった。これが彼女に降り掛かった不運であった。また、キャロルを(正史と違い)救えなかった(邪神エリスに人格を完全に上書きされており、もはや、救う手立てはなかった)ことで黒江を咎めたが、自分たちと異なる世界線の神格であるエリス相手では、神の加護もなく、先史文明期の超兵器の欠片由来の兵器でしかないシンフォギアでは(聖衣は神意で造られた、宝具と同次元の代物である)太刀打ちができないことを教えられ、更に、現代科学の結晶たる『グレートマジンカイザー』が異端技術をねじ伏せるほどの力を見せた事への恐怖から、事もあろうに、剣鉄也が助太刀したことを糾弾してしまうという醜態を晒し、未来からこれ以上ないほどに叱責される始末であった。その鬱屈した精神が父の完全な行方不明で更に崩れてしまったわけで、未来が来たのは、それでも支えるためであったが、かつてのトラウマの再発で、癇癪を起こしてしまっていた自分への嫌悪感でめちゃくちゃになっていた響は、派遣される時点で、一種の躁鬱状態に陥っていたと言える。それが心身に悪影響を与えていたのだ。
「……これがあの子のカウンセリングの結果だ」
「重度の躁鬱状態か……俺やアテナへの反発は物凄かったのはわかるが、鉄也さんにまで当たり散らしたのは……そういうわけか」
「自分の居場所に執着している。それを弄くろうとする、あるいは犯そうとする者は、誰であっても許さない。親であろうと。過去のいじめが原因だろうな。周囲の誹謗中傷などの暴力で、愛する父親が蒸発した事から、赤の他人の言葉を信じなくなったんだろう。それでも、未来君のことだけは信じているようだ」
この時に、立花響は重度の躁鬱状態に陥っていたこと、それが原因で、P因子の活性化を深層心理で拒んだ結果、覚醒が遅れる(数年後)ことが、心理分析をした真田志郎によって明らかにされた。また、響は父をあっさり見捨てた母を許せない(パパっ子であったため)こと、未来のことを実母よりも信じるという、父の失踪で、母を(内心で)軽蔑しているという、過去のトラウマ由来の心の傷がマイナスに作用し、『誰かの居場所を元に戻す』事に執着していたとも。つまり、史実では(主人公補正で)どうにか解決できたトラウマが(史実よりも『こじらせていた』故に)解決しきれておらず、キャロル・マールス・ディーンハイムを自らの手で救うこと叶わず、戦闘も(黄金聖闘士級の戦闘は『光速である』故に)蚊帳の外であったこと、自分の力が『通じない』ことを受け入れなかったなどのマイナス要素が短期間に積み重なった結果、帰還した調本人との関係を築けず、出奔を起こしてしまった。そのことの和解はしたはずだが、奥底では、『フロンティア事変』以降に顕著になった『異なる歴史の流れ』に翻弄され、ガングニールをエリスに『マガイモノ』扱いされ、それを否定しようとしても、投擲された『ゲイ・ボルグ』に抗えなかったという事実を受け入れられず、気絶から気がついた時は、エリスはキャロルを『食った』後であり、周囲に『君が何をしたところで、エリスを『追い出すことは叶わない』という言葉を受け入れられない感情が渦巻いていた。だが、根本は『違う世界線の神々には、ガングニールのコトバノチカラは通じない』。このことを受け入れられない事、『天羽奏から受け継いだ力が消える?』という恐怖によるものだが、そもそも、魔法少女事変以降の彼女のガングニールは、マリア・カデンツァヴナ・イヴの持っていた物を譲渡されたものであった。その矛盾を(意図的に)無視していることも、未来からも引かれているところである。
「あの子はどうなんです、真田さん」
「心理状態は多少は改善されているが、未来くんを戦わせたくないのと、因子の覚醒=ギアとの繋がりが消えると解釈したようでな。それで無理に因子の活性化を押さえつけている。そうでないと理解すれば、体調は改善されるだろうが、この戦いには間に合わんだろう。先方には私から伝えよう」
と、真田(アース・ヤマトの真田)は心理分析まで手がけていることが明らかになった。
「P因子は調くんにも確認された。彼女は数年以内に覚醒に至るだろう。未来くんにも因子は確認されたが、あの子には黙っているように」
「わかりました」
結局、響の因子への誤解が解けるのは年単位で後となるが、信念は曲げなかったので、プリキュアの力をも変質させていた。それが四年後の『キュアグレース(変則)への覚醒』に繋がっていくのである。また、調の覚醒は若干ズレたが、それは誤差の範囲であった。結局、響は未来への重い愛などを原因に、ダイ・アナザー・デイの戦線は事実上の離脱を余儀なくされた。その代理は小日向未来が『神獣鏡』(A世界では、P因子の存在で適合率が遥かに高くなっていたのと、中国で別の破片が発見され、それを依代に製造しかけの個体が別個にあり、それが完成された。ただし、オリジナルの個体がどうなったかは伏せられている)で極秘裏に務めた。彼女たっての願いであったが、響がヒステリーを起こすことが容易に予測されたため、しばらくは伏せられる事になった。彼女の重すぎる愛は未来さえも(皮肉にも)距離を取るほどの代物であった。
連合軍は皮肉な事に、ダイ・アナザー・デイ半ばの頃には、『数を頼りにした戦法は(もはや)不可能な状況』であった。統合戦闘航空団という枠組みが崩壊したのを見届けた扶桑皇国軍は山本五十六、源田実などの改革派が同戦闘団の骨子を受け継ぐ『自前の最強部隊』の編成をさせた。人員は源田実が『天皇陛下の勅が下った』という大義名分で選抜したが、何割かは保守派の妨害で『潰された』。だが、その空きはプリキュアらが見事に埋め合わせた。連合軍も64Fの『各世代の最強格を全戦線から寄りすぐった』という謳い文句を利用し、ティターンズへの抵抗の旗印にした。坂本が自身の名声も用い、その報道を『国家的ハッタリ』に用いるように進言した結果であった。実際、結成当初の時点でも、幹部級の飛行時間は有に1500時間は超えており、ドイツ軍が史実で苦し紛れに生み出した『第44戦闘団』の存在は皮肉にも、同盟国であった日本の同位国に(まんまと)利用されたのである。この思想はジオンのキマイラ隊や地球連邦軍のロンド・ベル隊が後継的立ち位置にあたるが、キシリアの思惑の判明により、正統な後継者はロンド・ベル隊とされる。隊の編成に当たっては、保守派の高官らを日本の公安警察に(でっち上げも含めて)逮捕させ、連合軍に対する背信罪で告発させるという下準備もなされた。のぞみは中島錦(元・504統合戦闘航空団)の立場を受け継いだ都合上、当初の時点でも『中尉』扱いであった。その存在を連合軍が抵抗の旗印にしていたのにも関わらず、日本は(軍事への無関心で)外交史に残るレベルの失態を犯してしまうのだった。
結局、連合軍は残されていた精鋭の少なからずを64Fに提供せざるを得なくなった。扶桑が勝利した場合、その後の世界での軍事的発言力を無くす危険が大きかったからで、転生者が数カ国に及んでいたため、それを押し付けたかったからでもある。ドイツ連邦共和国は『バルクホルンは欲しいが、ハルトマンはなぁ……』という扱いであったが、ハルトマンがいれば、自動的にマルセイユもついてくるという状況を疎んじ、意図的にマルセイユを拷問に追いやった。だが、これに激怒したハルトマンが飛天御剣流を以て、統合参謀本部で大暴れ。以後、『ハルトマンを怒らせるな』が統合参謀本部の合言葉となる。結局、ハルトマンは『生身では最強級の剣士、パイロットとしても、普通にエース』という称号を得ることとなった他、バルクホルンが不可能な『複雑な機械の操作』が可能なため、可変戦闘機やMSの操縦を習得し、ダイ・アナザー・デイを戦い抜いていく。ストライカーユニットだけでは、太刀打ちできない相手だというのを理解していたのだ。
こうした連合軍構成国間の駆け引きに、カールスラントとガリアは完全に敗北した。ガリアはド・ゴールの計画の内ではあったが、カールスラントは国家自体の内乱の発生で、空軍の熟練者が扶桑に与するのを止められず、更には、陸軍の兵器の流出も止められず、日本連邦に安価で買い叩かれていった。その結果、ダイ・アナザー・デイ中には、軍の統制は形骸化してしまい、ドイツ(旧・西ドイツ)が意図的に流した流言で内乱が発生し、ついには国家そのものが有名無実化してしまうのであった。そして、歴代プリキュアらが続々と現役時代の最終時のスペックで登場したことも、連合軍の救いになったが、基本的に浄化が主目的であった世代も多く、純粋な悪人である者も多いティターンズ幹部らの前では不利は否めなかった。ドリームが南斗鳳凰拳に手も足も出なかったように、他のプリキュアらもこの頃に、南斗六聖拳の前に、一敗地に塗れていた。
「南斗獄屠拳!!」
と、ティターンズ残党の幹部の一人の放った『南斗獄屠拳』(なんとごくとけん)の威力がプリキュアに備わる防御フィールド(コスチュームの周囲などに備わるもので、歴代プリキュアが激しい戦闘でも、目に見えての傷を負わない理由)を貫き、キュアマーメイドをズタボロにする。
(そ、そんな……どんな敵でも、ここまではできなかったのに!?)
「フッ…。貴様らの防御フィールドなど、我が南斗聖拳の前には薄紙も同然。それを教えてやろう、小娘!!」
「何を……ッ!」
「南斗飛燕斬!!」
彼が『物理的にありえない』角度で飛び蹴りをする。すると、闘気が烈風を起こし、周囲のすべてを切り裂く衝撃波を伴い、キュアマーメイドを襲う。マーメイドはとっさにガードしたが、それをも無視する形でダメージを与える。それもプリキュアをもノックアウトするほどの。
「ご、ゴフ……ッ!!」
飛び蹴りの直撃を受けた上、体を烈風に切り刻まれ、一瞬で完全に戦闘不能に追いやられる。
「異能のスペックに頼った戦い方で、我らは倒せん!」
衝撃波の渦から弾き出され、マーメイドは息も絶え絶えに追い込まれ、もはや、立ち上げることもできない。
「命までは取るな、と、司令が命じられたのを幸運に思うがいい。如何な小細工も、我ら南斗六聖拳には通じぬぞ」
そう言って、立ち去る『彼』。キュアマーメイドはプリキュアとして万全な状態でありながら、完膚なきまでに敗北した事実に打ちのめされ、手も足も出なかった自分自身を恥じ、なんとか立膝立ちの態勢を取った後、地面に拳を叩きつけながら絶叫する。
「うっ……あ、あああああっ!」
マーメイドは現役時代から、格闘戦などで高いセンスを持っていると評されていた分、技を使う間すら与えられず、たったの数分で戦闘不能に追い込まれたことは地味に堪える事実である。だが、六聖拳の中では比較的に組みやすいとされる『孤鷲拳』(史実では、シンの流派とされる)にすら、歴代プリキュアの現役時代通りの力を使うのみでは、軽くひねられるのみ。これがダイ・アナザー・デイで示されし事実であった。そして、南斗六聖拳の実在も確認されたのである。