――大艦巨砲主義。海軍の原初のドクトリンと言えるもので、21世紀には第二次大戦以前の過去のシンボルとされる。その象徴と言える艦がリベリオンから回航されてくる。改モンタナ級戦艦である。小さい砲塔に大きな砲を載せるためバーベットに追加装甲(支えるベアリング追加)と揚弾機を各砲に一つではなく2基で射撃速度の低下を容認する形に改造されているため、射撃速度は低下したが、基礎打撃力は上がっている。改装前の大和型戦艦には対抗可能な攻防を手に入れたが、速度は27ノット前後に低下した。大和型戦艦は近代化で射撃速度を上げていたため、実際の投射量は門数の違いがあるが、大和型戦艦が有利である。また、発展型の播磨型も逐次の増勢で三隻が動員され、51cm三連装砲を備える同艦級は要塞扱いの三笠型『富士』を除けば最強と言えた――
――連合艦隊第一戦隊――
連合艦隊第一戦隊は富士を三隻の播磨が護衛する陣容となり、史上空前の大艦巨砲主義の集大成であった。いずれも、大和型戦艦の基本レイアウトを受け継いでいるが、実質は『洋上に宇宙戦艦ヤマトを浮かべたようなもの』で、艦橋構造物などは宇宙戦艦ヤマトと同デザインであり、21世紀海自を驚かすものであった。日本が大和型戦艦の弱点を指摘したので、そのネガを未来世界の技術で潰した結果、バケモノが生まれたわけだ。その護衛艦隊は超甲巡を旗艦とした艦隊で、近代化途上の扶桑海軍では空母機動部隊と並び、一番贅沢な編成である。
「64Fはどうか」
「ただいま、出立の模様」
「ご苦労。我が艦隊はブリタニアのグランドフリートと合流、敵艦隊を邀撃する」
「長官。よろしいのですか、ブリタニア以外を参加させなくて」
「ブリタニア以外は足手まといだ。いないほうが気楽に戦ができる」
当時、欧州系海軍のほぼ全てと二大海軍の海軍力は大きく差が開いたため、連合海軍の組織は形骸化した。ガリア海軍は四散し、オラーシャ海軍は分裂、ロマーニャ海軍は壊滅、カールスラントは海軍の規模の拡大に失敗する有様だったため、連合海軍の兵力の90%は二大海軍で占められていた。連合海軍は戦前、第一次大戦の後に国際連盟の名のもとに結成される枠組みであったが、連合国に残された二大海軍のみがまともな洋上作戦能力を有している現状では、二大海軍の遠征の大義名分として利用されている。この時点で洋上決戦の花形が超大型空母と超大和型戦艦に移行し始めた事は明らかであった。ガリアはこの時点でそれを認識出来ず、新戦艦の研究がペリーヌの政治的圧力で中断していた事もあり、後々に泣きを見る事になる。
「ガリアとカールスラントはリシュリューとビスマルクの参戦を懇願してきましたが、断られたようですな」
「前大和級など、今や巡洋艦と大差ない存在だ。敵の良い的になって、漁礁を増やすだけだ」
この頃から、前大和級という区分が海軍で使用され始める。超大和への対義的意味の造語だ。ウィッチ世界では大和型戦艦の性能は史実のスペックが公表されており、ヤマトショックなる建艦狂想曲が起こった時代さえあった。播磨はその狂想曲の第二幕として用意されたHY級の嚆矢である。俗に言う超大和型戦艦の甲型とされる。350m級の『手頃なサイズでの超大和型戦艦』であり、三笠型と次期戦艦が移動要塞も兼ねている大きさなので、三笠型はM動乱で連合艦隊が対峙した『対H43級戦艦用戦艦』が設計目的だ。
「本艦まで駆り出したのは、やはり?」
「ヒンデンブルグ号が敵の総旗艦らしいからな。ドイツの48cmはこちらの51cm相当の破壊力という。その警戒だ」
三笠型は大和型戦艦が本来担うはずの『移動要塞兼司令部』を担うために大型化した超大和型戦艦である。30世紀以降のオーバーテクノロジーも入っているため、21世紀にとっては多くがブラックボックスも同然である。扶桑が同艦の存在の発表を差し控えていたのは、23世紀と30世紀の技術で作った上、常軌を逸した大きさである利点で、MSの運用も可能だからだ。
「敵はラ級を出してくるのでしょうか」
「ガスコーニュとインペロは可能性が大きい。ソビエツキー・ソユーズは南洋で調査中だということは敵も把握してるだろう」
「警戒する必要はありますな」
「うむ」
ソビエツキー・ソユーズは南洋の地下ドックで鹵獲後の調査の手筈であり、ドックの船台に宇宙戦艦の運搬用クレーンでドックに運搬中、ソユーズの自動帰還装置(戦時中にソビエトが設置していた原始的な自動操縦装置)が作動し、クレーンに掴まれている状態でメインスラスターが作動するトラブルがあった。クレーンが超合金ニューZ製の頑強な造りだった事、波動エンジン艦を運搬するため、アームの保持力が23世紀最高水準であった幸運もあり、自動操縦装置の取り外しに技師を内部に送り込むだけで済んだ。ソユーズのみの機構として、『万一、重大な損傷、あるいは鹵獲があった場合に自己の生存を優先させるため』の原始的な自動操縦装置が組み込まれており、それが何かの拍子に生き返ったのだ。装置は建造当時の原始的なものだが、ソ連が如何にラ級の喪失を恐れていたのかがわかるサンプルであった。
――ここで、立花響に纏わる出来事の顛末に触れよう。黒江達も全くの無罪ではない(指示は出したため)ので、黒江は管理責任者として、アムロ・レイとブライト・ノアの叱責と修正を報告の際に受けており、SONGへの自身の詫び状を届けたり、自らの監督責任をSONGの幹部に侘び、今後数ヶ月の減俸処分は受けている他、監督責任でブライト・ノアへ始末書の提出をしている。当事者の三人の中では、なのはがもっとも重い処罰を受けており、はやてとブライトの協議の結果、やらかした当日から二週間の謹慎処分(三日の自習室行きも含む)と俸給の自主返納(おおよそ三か月分)と始末書提出(なのはにとっては初の事態)となっている。なのははこれで、今後に階級が昇進したとしても、デスクワーク主体の役職につける道を事実上は閉ざされた(人事考査にマイナスがついたため)ことになる。他の二人は厳重注意と半日の自習室行きであるため、なのはには相応の監督責任があると見做されたのがわかる――
――64Fの出立後――
「先輩、例の出来事の処分は受けました?」
「俺は監督責任で始末書とブライト艦長からの修正だった。減俸処分も数ヶ月は通達されてる。当然、なのはが一番重いよ。今後の人事考査にマイナスが着くから、デスクワーク主体の仕事にはつけなくなるし、昇進も遅くなる。教導隊にいられるのは彼らの温情だよ」
「ガイちゃんと調ちゃんは?」
「二人は厳重注意と自習室行きですんだ。途中で俺の命令で加わったからな」
黒江もアムロ・レイとブライト・ノアから厳しく叱責され、最後に『修正』を受けた事を明言する。監督責任を問われたのだ。赤松も相応に処分は受けているが、作戦中であるために処分の全軍布告は避けられている。(士気の維持のため)
「先方には武子が侘びてるし、俺も詫びて、事後承諾も取ったよ。まさか、なのはがあそこまでやるとは思ってもいなかったからな。没収する手もあったのに思い当たったのは、俺もまっつぁんも事後だったし、その時には後の祭りだった。ただ、あいつが没収を受け入れてくれるかっていう不安もあるからな…」
「先輩方も不味いことしましたね」
「ああ。だが、あいつは意固地なところあるからな。なのはは荒療治しようとしたんだろう。教導隊の流儀でな。ただ、精神面をぶちのめすのはやりすぎだったとは叱っておいた。管理局の教導隊は俺等から見てもおかしいとこあるからな。あいつの大事なものを『壊す』のは不味い行為だったと叱ったよ」
「なのはちゃんって、教導隊に染まってません?」
「大人になるまで、周りが持ち上げてたからな。あいつも自分のする事を省みる事はあまりしない面はある。教導隊の教育のせいだな、ありゃ。俺が叱った時、あの野郎、不貞腐れやがったからな」
「修正しました?」
「ライトニングプラズマでな。キュアエースにも絞ってもらったよ」
なのはは処分が下される際、年甲斐もなく不貞腐れ、黒江の修正を受けたことが明言される。なのはは自習室に三日は入り、その後に謹慎処分を受けている。それが解除された後、黒江はアリサ・バニングスの変身したキュアエースに改めて、なのはを絞ってもらったと、のぞみに言った。
「なのはちゃん、ああ見えて、子どもっぽいとこ残ってるからなぁ」
「もう母親になったんだから、変に拗ねるなよって言いたいぞ、俺は」
「ん?ダメ押しにキュアエースに出てもらったって…、亜久里ちゃん、あの時は小学生だったから成長変身だったんで、転生するとそうじゃなくなりますよ?」
「わざわざ、子供の姿に戻ってからやってるんだよ。そうでないとプリキュアに戻った気がしないとか」
「なんですか、それ」
「俺に聞くなよ。で、叱りの最後の一打をしてもらったわけだ。謹慎期間中、なのははプラモ作って暇を潰してた」
「ま、プラモ作っちゃいけないってわけじゃないですしね。俸給の三ヶ月分の返納って事は生活費はどうするんだろう?」
「フェイトが食わすってさ。それに危険手当は出るから無収入じゃないし、ミッドチルダで本を出版して、その印税が振り込まれるから、裕福なんだよ、なのは」
「いいんですか、それ」
「俸給分は収入減るし、少なくとも二週間の謹慎は受けてるから、公な処罰はそれと始末書だ。訓告も受けてるから、あいつはデスクワーク主体になる階級にはなれなくなったとも言える」
「つまり、佐官止まり?」
「定年の時に名誉的に准将だろう。管理局もエース級が動乱でごっそり裏切ったから、なのはの事はあまり悪く扱えんからな。奴さんの政治的事情だ」
「先輩たちも減給処分は受けてるんですね」
「俺たちも管理責任を取ったしな。俺たちも謹慎しても別に良かったんだが、俺とまっつぁんを謹慎させたら、現場はどうするんだって連合軍の要請があってな。それで減給処分になった。ハルトマンやマルセイユに比べりゃ可愛いもんだよ、このくらいは」
マルセイユとハルトマンは減給処分などの常習犯だが、出撃した場合の戦果が卓越しているために、『降格』などの重い処分は避けられている。それを思えば、黒江と赤松の減給処分はかわいい方である。ただし、事の実行犯のなのはは人事考査でマイナスが付き、将官への現役中の昇進の線は潰えたので、なのはは自分の行いにより、後方勤務の線を自分で潰した事になる。これは年齢的に大人であるなのはに二人への管理責任が生じたためで、なのはへの懲戒処分は当然ながら重くなる。(管理局の三佐/連邦軍少佐という相応の地位にいたのも大きい)64Fは公平に罰則を隊員や出向者に適応する事を示すための例示に使われた面はあるが、とにかく当事者への罰則適応ははなされているわけだ。
「あの二人、軍規違反じゃ常習者ですからね」
「俺たちも軍規違反と無縁じゃないよ。ガキの頃はよく訓告処分受けたが、戦果は失点以上に挙げたからな」
「一般人には理解できない世界でしょうね、そこは」
「ま、厳罰をしなかったのが旧軍の参謀の独断専行を許したって言えばそうだが、名誉挽回のチャンスはどこでもあっていいはずだ。極端な事言えば、周囲に人望がある奴を閑職に追い込んだら、組織そのものが傾いたり、その後に国が滅んだ例は枚挙に暇がないからな。あのデスラーでさえ、一度は部下に名誉挽回のチャンスは与えるからな」
黒江は軍規違反と無縁ではない自らの経歴と、誰しも名誉挽回のチャンスくらいは一度は与えるべきとのぞみに言った。ちなみにアンドロメダ級『ネメシス』では二人は同室になったため、黒江がのぞみの面倒を見ている。(武子の方針で、居住区の使用電力削減のため、幹部でも相部屋になった)
「隊長は居住区の電力を削減して、戦闘に回すつもりなんですか?」
「実はネメシスの波動エンジンがオーバーホール前なんだよ。この戦いが終わると、すぐにオーバーホールになるから、安全策を取ったんだよ、アイツ。戦闘で連装波動砲の使用も考えてるからな」
「タキオン波動砲を地上で?」
「敵がマスドライバーでの質量攻撃をしてきたとか、ラ級を撃沈する時に使用したいらしい。敵艦に撃つ場合は大気圏内用出力で撃つから威力は落ちるが、ハイパーメガ粒子砲以上の威力は充分にある」
「あれ?初代ヤマトはマキシマムでしか撃ってないような」
「ヤマトの波動砲は地球産の初期型だしな。改装で強化されるけど。アンドロメダ級は120%でなくても発砲可能な第二世代型を積んでる」
「それ、サレザー・イスカンダルと反地球が聞いたら、泡吹きますよ」
「こっちの波動砲は『タキオン波動収束砲』で、連中のいう『次元波動爆縮放射器』とは作動原理そのものが違う代物だ。物理的破壊力は似たようなもんだが、こっちの戦史では波動砲の数百発を無効化する防御フィールドをガトランティスは備えてた。だから、波動砲は無敵じゃないのも理解してる。種族の存亡がかかる宇宙単位での生存競争には地球人の対話やサレザー・イスカンダルの『戒め』っていう理屈はなんら意味が無いさ。こっちはサンザー・イスカンダルのお墨付きだしな」
サレザー・イスカンダルとサンザー・イスカンダルは平行世界のイスカンダルの関係である。サンザーイスカンダルは波動エネルギーの技術を提供した後は『自分らは滅んだ種族であるので、技術の扱いは地球人に委ねる』スタンスだが、サレザー・イスカンダルは地球人(ガイア)を救うに値するかを試していた節があり、それを知ったアースの古代進に批判されている。アースの古代家はイスカンダル王家と古代守を通して姻戚関係であるので、スターシャに意見を言う権利はある。サレザー・イスカンダルのスターシャはこの事に困惑したものの、使用テクノロジーの根本が異なり、アケーリアスの力であったタキオン粒子を扱える文明に飛躍したアース(ドラえもんの地球)の存在を把握すると、有する波動エンジンが自らの『次元波動エンジン』ではないアースには、自らが干渉する権利はない事を悟り、身を引いている。(平行世界の自らであるサンザー・イスカンダルが救済した文明でもあるので、自らが出張るべきでないと悟った)
「サンザー・イスカンダルはどうして技術の扱いを地球人に委ねたんですか?」
「サンザー太陽系のイスカンダルとガミラスは生命としての死期を間近に控えた星で、イスカンダルはスターシャ以外の全住民が死に絶えてる。デスラーは妻子がいるのに、浮気してまで迎えたかったが、スターシャは古代参謀を愛したからな。そこも地球人に全てを委ねる理由になったんだよ。それでガミラスもガルマン族の一支族が出自だから、ガルマン・ガミラスを建国した。アケーリアス超文明亡き後、そのDNAを受け継ぐ種族は、シャルバート、プロトカルチャーと続いたが、シャルバートは姿を消し、プロトカルチャーは自滅した。神々はその失敗を踏まえて、プロトカルチャーを動かす形で、自滅する最中の彼らに代わる文明の継承者として、地球人類を日本を本拠地に創造した。バダン大首領はその時の神々の一柱なんだろう」
「アフリカから猿人が発生するのを、日本から遠隔的に促したんですか?」
「ゲッター線を使ってな。大首領ジュドが創造主を自称して、日本をヤマトと呼んで聖地に位置づけている理由も、この仮設なら説明が効く。サレザー・イスカンダルはこの事を知らされると唸ったそうだ。アケーリアスの手のひらで地球人類も、プロトカルチャーも、サンザー・イスカンダルも、シャルバートも踊らされてた事になるから」
「アースにいる地球人類が23世紀以降にアケーリアスの継承者を自称するのは止めないんですかね」
「ケイ曰く、神々は同胞同士で殺し合う戦闘的な種として、地球人類を創造したそうだ。対時天空用兵器としてな。奴さんはそこに気がついたんだろう。だから口出しをやめたとも言える。ガイアとアースは似て非なるものだ。アースが波動砲を量産しようが、タキオン波動収束砲であって、次元波動爆縮放射器じゃないし、それをどう使おうと、それはアースの勝手だしな。それにタキオン文明こそがアケーリアスの正統な流れになるから、嘘は言ってねぇさ」
「確かに。……まさか、ゲッターエンペラーはそのための兵器ってことですか」
「時天空がこの宇宙を脅かす場合の時に備えるための究極的な目的としてはな。だが、ゲッターエンペラーは宇宙の滅びを繰り返せないためにゲッター線がたどり着く究極の姿だ。少なくとも、先代の宇宙は時天空を足止めするための足止めに使われて爆破されたらしいから、彼らの望む種族は生まれなかったんだろうな」
時天空。宇宙の外の空間に存在する、『神々のみならず、知的生命体を含めた全ての存在の敵』であり、ゲッター線が生まれ、存在するための真の存在理由である。時天空を滅ぼすのが神々の宿願であり、オリンポス十二神も自らの手での打倒を諦めている。ゲッターエンペラーは時天空への神々の回答の一つとして生み出される。ゲッタードラゴンを祖にして。
「アケーリアスは惑星規模での波動砲の撃ち合いで古マゼラン雲を消滅させながらの自滅さえなければ、時天空に対抗し得る存在になれたと武蔵さんはいった。地球人類は三度目の正直で生み出された生命。その点で継承者と言える。今のウィンダミア王国の王様はそれを知っていた。だが、宰相がバカをやりそうらしい。下手したらエンペラーが介入して、星系ごと捻り潰しまう。俺たちは近い内にあそこの動乱を収めないとならん。エンペラーに時間軸は無意味だからな…」
ゲッターエンペラーは地球人類への敵対者は無慈悲に星系ごと滅ぼす。その行いから『宇宙の文明の破壊者』と忌み嫌われるところはあるが、宇宙戦争は種の生存競争の側面もあるため、一概に邪な行いとは言えない。黒江達はいずれ、ウィンダミアの動乱に介入して穏便に事を収束させる必要があると告げる。ゲッターエンペラーが介入すれば、ウィンダミア王国は臣民ごと、この世から消え失せてしまう。ウィンダミア王国も普通に行けば、王統がいずれは絶えてしまうという結末を迎えるという。痛み分けだが、ウィンダミア側としては宰相の暴走で国の体制の寿命が訪れてしまう(王統が絶え、統率者がいなくなる事で民族そのものが統制を失って自滅しかねない)事を危惧するウィンダミア人も多い。地球連邦はウィンダミアの反乱を大規模化させないため、ロンド・ベルを送り込む。地球本星人はヴァールシンドロームに強い耐性を持つためでもあった。(ゲッター線で元から強い闘争本能を備えていた事、強力なフォールドレセプター保有者が地球本星居住の人間には多い)
「デルタはアニメで見ましたけど、どうするんです?このままいけば…」
「真シャインスパークで敵の旗艦を瞬殺するか、向こうの内乱を煽るかが議論されてる。宰相の方針は現在の王が死ねば先鋭化する。彼が地球人類に牙を抜けば、確固たる措置が取られる。いずれにしろ、な」
プロトカルチャーの遺産を再稼働させても、ゲッタードラゴンの進化した真ゲッタードラゴンの前では取るに足りない存在と見られている。黒江はのぞみにそれを明示し、自分たちは既にのび太らと共に壮絶な戦いに巻き込まれ始めたのだと突きつける。ゲッター線と時天空を全ての根源にする。いずれ、『マクロスΔ』の出来事に関わるだろうとの話は、使命の関係で『敵対者の完全な屈服か絶滅かを迫る』ゲッターエンペラーの戦争への介入を防止するための説明であった。