第七十一話「総集編~大決戦の経緯~その六/後日談~」
――大決戦の最中、黒江達を助けるため、なんだかんだでのび太も現地へ赴いた。結局は血が騒いだのである。のび太はダイ・アナザー・デイの後の時間軸では、彼自身の年齢がそろそろ30代に達する事から、なるべく『フィクサー』として動くように、妻のしずかから強く言われ、かかあ天下気味といおうか、妻に激甘ののび太はノビスケの育児問題もあり、やむなく従った。本来は彼自身が真っ先に助けに行くべきであり、のび太も乗り気であったが、息子のノビスケの幼稚園の卒園式の予定と被ってしまい、やむなく断念した。一旦は。だが、なんだかんだで動く事になったわけだ。黒江と肉体を入れ変わっていたのぞみは戦いのビジョンを夢という形で見たことで不安になり、のび太に相談。のび太とドラえもんはのぞみに、それは裏も取れている正夢であると伝えた。バダンが動いた事が伝えられたことから、動揺し、取り乱すのぞみ。自分の姿を黒江が使っている事はあまり気にしていないが、むしろ、戦友達の事を心配し、狼狽した。
「大丈夫、綾香さんのことだ。上手くやるって」
取り乱したのぞみをそうやって宥めつつ、のび太は今の自身にできる事として、ヒーロー達のネットワーク『ヒーローユニオン』に情報を伝達。応対した仮面ライダー一号/本郷猛にのぞみの願いを伝えた。のぞみは涙ながらに訴えた。
『組織の改造人間に対抗する力を持たない友達を守ってください!!いくら先輩たちやのび太くんでも、組織全体が動いたら……!お願いします……。あなた達が頼みの綱なんです……本郷さん…!』
「……わかった。各地に散っている昭和ライダー達に緊急呼集をかける。俺たちの全力を以て、君の想いに応えよう。」
「あ、ありがとうございます!!」
……というわけで、昭和ライダーはこれで戦闘態勢に入り、門矢士に連絡を取って、手引きをさせ、次元を越えたわけだ。ヒーローユニオン全体にこの救援要請が伝わったのは、それからまもなくの事であった。
「ドラえもんくん、本郷さん達は大丈夫かな…」
「彼らを信じなって。彼らは『仮面ライダー』なんだよ?」
「それはそうだけど…」
黒江達のことは、自分を凌ぐ実力の観点から心配はしていないのぞみ。だが、基本世界に比較的近い場合のプリキュアオールスターズでは怪人軍団に太刀打ちできないことから、仮面ライダー達を信じるしかない。ちなみに、黒江がこの頃の自身の肉体の普段の容姿をダイ・アナザー・デイの途中からだが、『サクラ大戦3』のメインヒロインであった『エリカ・フォンティーヌ』のものに変えていたため、のぞみは入れかえロープを使った影響で、その姿で吉報を待つ事になった。
――新・野比家のリビングでドラえもんと共に吉報を待つのぞみ。保護者然とした落ち着きを見せるドラえもんと、紅茶カップを持つ腕がガタガタ震え、見るからに取り乱しているのぞみの姿は、受験の結果を待つ受験生の親子さながらである――
「栄光の12ライダーが負けるもんか。それと君の友達を信じてあげなよ。甲児さんたちも戦ってるし、のび太くんも現地へ向かったんだ、待とうよ」
「うん……」
ドラえもんは12人ライダーを『栄光の12ライダー』と称し、のぞみを落ち着かせようとする。のぞみは前世の経緯から、ひどく弱気になってしまったところがある。この時はその弱気になってしまった面が表れたと言える。だが、ドラえもんの子守ロボならばの『温もり』(ただし毒舌家だが…)は言葉で表す事のできない安心感をのぞみに与えている。そんな最中、ドラえもんのタブレットにヒーローユニオンの事務部署から連絡が入る
「やった!ヒーローユニオンからだよ、他のヒーローも戦闘態勢に入るって!!」
「そ、それじゃ!」
「日本の誇る三大等身大ヒーローの勢力が一堂に会することになるよ。良かったじゃないか!」
「う、うん……!」
感極まり、思わす涙するのぞみ。ドラえもんと手を繋いで、小躍りして喜び合う。のぞみの必死の思いと言葉が歴代の英雄達を動かしたのだ。この時、のぞみは始めて『助けられる側の立場』を理解し、同時に自分の拙い言葉を信じ、それに全力で応えてくれた本郷猛へ感謝し、同時に彼らへの絶大な信頼と、本郷猛への尊敬を抱くようになるのであった。それがヒーロー達が動いた背景である。なお、黒江達が跳ばされた事は直ぐに把握されたために時空管理局から彼女たちへ連絡が入ったわけで、結果的に事態の把握に成功したわけだ。
――結果的にディケイド(門矢士)やブライ大帝(百鬼帝国)の言うように、『プリキュアオールスターズDX2』の物語はものの見事に破壊された。だが、起こり得たプリキュアオールスターズの『敗北と全滅』という結果は避けられたわけだ。もっとも、百鬼帝国とバダン(正式にはその配下のデルザー軍団とショッカーか)とデーモン軍団の連合軍はそもそもが黒江たちとのび太たちの敵であったため、黒江達とヒーロー達はその始末をつけたのであって、プリキュアオールスターズは単にその戦いに巻き込まれただけであると言える。その巻き込まれたプリキュアオールスターズの何人かは後々に64Fへ合流していったため、プリキュアオールスターズを集める一つのきっかけにはなったと言える――
――黒江達は休みの時には自己鍛錬を怠らない。チートじみた強さの担保は転生だけでは得られない証明であった。――
――新野比家のマンションにあるシューティングレンジ――
「ふむ。一発外してるよ」
「本当か?……全弾真ん中だと思ったんだけどな」
「今度の大決戦はご苦労さん。だけど、君も難儀だね。介入しただけで誹謗中傷が舞い込むってのは」
「参るよ。自分たちの敵を必死こいて撃退しただけってのに、来るのは部外者からの文句なんだからな」
「気にしたら負けさ。ああいうのは内部事情なんか知らないんだし。グレミー・トトにもあったじゃない?ほら…」
「ああ、ギレン・ザビの落胤って噂か。連邦も本気になって調べたけど、ギレンは夫婦関係も冷え込んでて、実子はいなかったから、試験管ベビーで子孫残そうとしたっていうのだけは本当らしいが……真相は藪の中だ。タイムマシンで聞きに行っても、無理だろうしな」
のび太はこの日、黒江とともに休日を満喫しつつ、マンションに備えられた『シューティングレンジ』でトレーニングに励んでいた。のび太は当然ながら、全弾をど真ん中に当てているが、黒江は一発を中心から外していた。
「僕だって、大人になった途端にまともに仕事こなすから、昔を知る連中からは冗談交じりに別人みたいって言われるからね。カミさんとせがれを食わしてるんだから、それなりにまともにならないといけないのが本当なんだけど」
「そう言えばそうだな。ガキの頃は『あ~ん、ドラえも~ん!』がお決まりの台詞だったからな、お前」
「まーね。僕もいつまでも、あのままじゃいられない事は自覚してたし、二人の妹のこともあるからね」
「それさ、自分でいつ?」
「最初はいくつかの冒険を終えた後だったよ。漠然としてたけど。次に能力カセットで『考える人』っての使った時、その次は二人を家族に迎えた時だった」
のび太も子供時代の時点で『自分もしっかりしなければならない』とする自覚をするいくつかのきっかけがあり、のび太自身、精神的成長をその際に自覚していった。だが、友情は不滅である。黒江との関係は年齢相応の変化は挟みつつも、ノビタダへの転生以後もなんだかんだで続いていくのだ。
「僕もなんだかんだで、いいカミさんとかわいいせがれを持てたからね。ジャイアンとスネ夫が言うように、僥倖だったよ。まぁ、孫か曾孫にジャイ子ちゃんの血統と結婚する運命を押し付けちゃったけれど」
「それがセワシが言った、帳尻合わせだもんな」
「そういうこと」
このシューティングレンジはG機関がマンションの管理権を買い取った後にマンションの第一次改装で備えられた施設で、表向きはスポーツ選手などに推奨のトレーニング施設とされている。
「あの大決戦は物語を結果的に壊したけれど、プリキュアオールスターズの全滅は避けられた。それでいいじゃない。あの戦場にいたヒトだけがあの戦場にいた僕たちを審判できる。チャーチル卿は栗田健男提督に似たことを言ったそうだよ」
史実の栗田健男提督(レイテ沖海戦の敗将)をウィンストン・チャーチルは『レイテ沖海戦と同じ経験をした者だけがクリタを審判出来る』と言い残したというが、それと似た事をのび太は言った。大決戦はヒーローユニオン(歴代ヒーローたちのコミュニティ)及びロンド・ベルとの戦いにプリキュアオールスターズは巻き込まれただけの戦だからだ。
「日本人の心も狭くなったもんだよ。僕がガキの頃はこんなんじゃなかったんだけどな」
のび太は21世紀の世界のインターネット社会の荒れ方を嘆く。かつてのネチケットという言葉も死語と化した時代にあっては、ネチケットもあったものではない状況になったからだろう。(のび太は90年代後期以前のインターネットをギリギリ知っている世代である)
「俺達がちょっとでも、『原作から逸脱した』動きをすりゃ、鬼の首を取ったように騒ぐガキっぽいコメントが増えたからな。二昔前のネチケットはどこへやらだよな」
「今は中坊や小学生でも、家から気軽にネットに書き込める時代だしねぇ。秩序が失われたって言われてもしかたないね」
「やれやれ。あんま早くからネットさせるのも良し悪しだよな」
「僕がネット始めたのは、13歳を超えたあたりだからね」
二人は銃のトレーニングをしつつ、そんな話をし合う。黒江からして『IF』の可能性の具現化と言える存在なので、俗に言う原作至上主義者からは気に入らないどころか排除すべき要素だろう。
「あの界隈にいそうなガキ共に言わせりゃ、俺は生理的嫌悪感の塊だか、メアリー・スーの最たるものなんだろうが、世の中はそう甘くないんだがね。昔からそうだ。戦後になった途端に蔑む目で日本軍人を見るとか、明智光秀の親族や豊臣家を弾圧するとかな、日本人の悪い癖だ。自分たちに都合が悪い何かに蓋をしたがる。お前が成人したら、公務員や会社員になれるって可能性に目を背け、劣等品だとか、粗悪品って馬鹿にする連中のやり口だ」
のび太にはしずかと結婚できれば、新宿区に本社がある一流企業の会社員か、あるいは官庁務めになれ、子供にも恵まれるという幸せな未来が必ず約束されている。コネ(縁故など)ではなく、実力で入省、あるいは入社できるあたり、本来の潜在能力が開花したのである。不景気が長く続いた21世紀の日本では立派に勝ち組であると言える。
「僕はジャイ子ちゃんと結婚すると、家族を路頭に迷わせちゃうけど、しずかちゃんと結婚すれば、絵に書いたように幸せな家庭を持てるし、ジャイ子ちゃんも漫画家として大成する。ドラえもんの目的は見事に果たされているじゃない」
「その幸せな未来を気に入らないだとか、身の丈に合わないっていう連中はそれなりに多いよ。昭和の頃にはよくあった大団円が嫌いな連中がな」
「まるで、マジンガーZが負けて、グレートマジンガーが助けに来る展開が嫌いな連中のようだね」
「救いはどこかであるべきだよ。日本人の滅びの美学も良し悪しだぜ。そもそも、マジンガーだって、Zは一度はミケーネ帝国にボコボコにされても、最後はグレートマジンガーと並び立ってミケーネ帝国を倒すってのに」
のび太がドラえもんの助けを借りて、最後に勝ち取った未来への強い反感と、それが必ず約束されることへの強い嫉妬とのび太への差別意識。それものび太やその友人である黒江たちへの誹謗中傷の一因であった。だが、ドラえもんが来たことで周りに良い影響が生じ、黒江達にも『運命の軛を乗り越えさせる可能性の光』をもたらした。また、全次元世界の可能性で有数に薄幸な後半生を送った場合の夢原のぞみに救いをもたらしたことから、ドラえもんが20世紀末の野比家に来る事は思った以上に処方面に良い影響をもたらしたと言えるのは確かだ。
「そんなこと言ったら、パーマン一号は星野スミレさんと結婚できるんだよ?スミレさんはパーマン三号だったし」
「20世紀後半辺りから破滅系って増えたからなー…」
のび太やパーマン一号(須羽ミツ夫)は『輝かしい明日』がどの世界線でも約束されている存在である。子供の頃に落ちこぼれの代名詞とさえ謳われたのび太が、努力を怠らないで成人すれば、『仕事で成功を収め、美人の妻を娶り、20代後半でかわいい一人息子を儲ける』という昭和期以前には当たり前とされたような『絵に書いたような』幸せを平成や令和の世でも掴み取れる事は平成、更にその後の令和の時代には妬まれやすい。黒江たちを好きにさせている事も一因であろう。
「僕は何を言われてもいいさ。だけど、君たちの得たものは君たちの血と汗の結晶だ。過程がどうであれ、ね」
「たぶん、俺らを目の敵にしてる連中は芳佳達以外がウィッチ世界で目立つのが気に入らないんだろうな。だが、そんな理屈だと、他の統合戦闘航空団の立場がないんだがな。ブレイブ、ノーブルとかな。実際、芳佳たちは三つの地域を開放する流れが本来の流れだから、その他の統合戦闘航空団はおまけ扱いも同然なんだろうが……」
黒江達は本来、芳佳より二世代は前のウィッチであった。そのため、日本人は『アニメの世代より前の世代は弱い』という先入観があるのだと黒江自身、そう考えていた。だが、実際の扶桑では、事変を戦った世代が『黄金世代』であって、それ以降の世代は小粒と見做されていた。『次世代は前の世代より強い』という先入観が強い日本人には信じられないだろうが、少なくとも扶桑軍史上の人的黄金期は『事変の世代』である。その筆頭とされた黒江の多方面での活躍はウィッチ特化の教育がなされていた世代の後輩達の妬みを生んだのも事実だが、ウィッチ出身軍人の一芸特化ぶりと、高額化した育成費に見合わないウィッチとしての就労期間(個人差が大きい)に悩んでいた軍部にとっては一種の福音であった。パイロット、参謀、指揮官、折衝。どの分野でも一定以上のクオリティの仕事が若くしてこなせるという事は軍部にとっては歓迎すべきことだからだ。
「君たちが芳佳ちゃん達を差し置いて、扶桑ウィッチの万能性の象徴みたいに見られてるのを気に入らない人は多いよ。強い主人公補正がある芳佳ちゃんよりも戦闘で強いんだし、君は」
「やれやれ。アニメと似てるからって、全てがその通りってわけじゃないんだぜ?ディケイドやジオウ見りゃ、分かると思うんだけどな」
「23世紀の世界でRXが仮面ライダー11号扱いなのに異議を唱えるライダーオタクみたいなもんさ。BLACKがパワーアップして生まれたのがRXなんだから、普通は同一人物としてカウントされるのにね」
アニメや特撮番組ととても似た世界が実在したと言っても、全てがアニメと一致するわけではない。考えてみれば当たり前のことである。のぞみやことは、調の三人に関しても同様の事が言える。シューティングレンジで銃のトレーニングをしながら、二人はその話題に触れ合う。この場にいる黒江からして、そうしたIFの可能性に至った場合の存在であるからだろう。
「本当、日本人っては同調圧力強いんだからな。俺みたいなはみ出しもんにゃ生きづらいぜ」
そういいつつ、的を望遠鏡で確認し、銃の命中率を確認する黒江。すると、やはり一、二発は外れており、勝負を急ぐあまり、照準補正を途中で怠る癖があるのを実感する。
「うーむ…。一、二発は外しちまうなぁ」
「君は細かい照準補正を途中でしないからね。僕やMr.東郷くらいになると、瞬時に照準補正がこなせるけどね」
「ケイは撃って、当てりゃいいって言うけどな」
「ありゃ、一対多が多いからさ」
のび太とそうしたトレーニングを数時間ほどこなした黒江。のび太との長年の友人関係が伺えると同時に、黒江の悩み相談役をのび太が担っている表れであった。
――黒江は基本的にその万能さで後輩から慕われる場合が多い事も事実だが、敵も明確に多い。これまでの足跡においては『敵の影がチラホラ差している』と言える状況であり、1940年代の職業軍人であるためか、特に日本では敵が多い。だが、黒江は航空パイロットが本業であるし、航空機がプロペラ機主流であった1940年代の時点では、これ以上ないほどに開明的なパイロットであったと言えるほどの逸材である。忘れられがちだが、黒江は生物学的には『女性』である。ウィッチ世界がウィッチに基本的に優しい世界と言っても、人種差別は史実ほどでないにしろ存在する。そんな中で黒江は芳佳たちより前の時代から苦闘してきた。505時代の上官はカールスラント至上主義者であったため、露骨な人種差別を受けた時期があるし、501ではミーナの勘違いで冷遇された時期もある。彼女が本格的にウィッチ界隈で台頭するのは、扶桑が501の管理統制権をカールスラントから引き継いだ後のダイ・アナザー・デイ直前の時期であった。ダイ・アナザー・デイとデザリアム戦役での戦功第一のウィッチとなり、扶桑空軍の将官という『年齢に見合わない地位』を得る。結果を見るなら、カールスラント軍の愚行がもとで立身出世のきっかけを得たと言える。なお、黒江の瓢箪から駒というべき立身出世の経緯はカールスラントの人事的失態の歴史でもあるため、カールスラント軍が連合軍での主導権を喪失するひとつのきっかけとされる。その内の最大の要因とされたグレーテ・M・ゴロプは忌むべき存在とされ、彼女の血族はその後のカールスラントで人種差別主義者のレッテルを貼られて弾圧されることになり、彼女が唯一、心から可愛がっていた妹はグレーテを捕縛し、然るべき裁きを受けさせるために、一族の名誉回復のため、最終的に姉のライバルであったガランドの養子となる選択を選ぶという最大の皮肉というべき未来を選ぶ。皮肉な事に、ドイツ連邦主導でナチス的とされた『過度なナショナリズムを煽る言動や行動』に罰則が科された結果、一種のモチベーションを奪われたカールスラント軍隊のモラルは一気に堕落・崩壊してしまい、副次効果で連合軍での地位を短期間で殆ど失ってしまうわけだが、その最大のきっかけが人種差別主義者と見做された『グレーテ・M・ゴロプ』の存在であったため、彼女の年の離れた妹がガランドの養子として、太平洋戦争で台頭するまでの間、一族は辛酸を舐めた。ノイエ・カールスラントを追われ、日本連邦を経由して、バード星へと移民していった。だが、ガランドの養子という形で国家へ禊を行ってゆくことで一族の名誉回復はなされていく。また、カールスラント軍そのものもグンドュラ・ラルやゲルトルート・バルクホルンの献身で物的・人的再建が少しづつ行われ、ダイ・アナザー・デイから10年後の50年代終わりには、軍の再建に一定の目処が立つのだった。