ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

270 / 788
前回の続きです。


第百五十六話「Go!Now!2」

――なのはとフェイトは運命の悪戯と前世での歴史改変の影響で、辿った道が史実とかけ離れたことになった。概ねは前世とさほど変わらないが、フェイトは出自が『アリシア・テスタロッサの実妹』へと変化している。二人は成長後、それぞれ新たな能力を身に着けた。なのはは性格の変化もあり、シェルブリットのアルター能力に覚醒め、フェイトはアイオリアの霊に憑依されていた経験から、今回はそのまま聖闘士になり、ある時からは獅子座の聖闘士になっていた。とはいえ、ヴィヴィオと史実通りに出会うなど、変化しなかった経緯も存在する。二人はB世界のウィッチの故郷を探していたが、次元震は依然として続き、キュアソードがやってきてしまうなど、混乱は続いていた。

とはいえ、光明もないわけではない。初代プリキュアの三人のいそうな世界の特定に目処が経ったからだ。咲と舞曰く、『大決戦の後は同じ世界で共に戦っていた』という証言が得られたからであった――

 

「咲さんと舞さんのおかげで、なぎささん達の捜索にも目処が経った。とはいえ、真琴ちゃん、あなたの世界も探さないと」

 

「この場にいるあたしは、まこぴーの知ってるあたしじゃないからね。ま、どこでもあたしはあたしだけどね」

 

キュアハートはこの調子だが、キュアドリームはシリアスモードである。ドリームは白金色になったコスチュームを纏っており、パワーアップしたのが目に見えて分かる。公園のベンチに座って、軽食を食べながら話す一同。

 

 

「あなた達、軽食を食べないとへたばるなんて、どれだけ疲れてたのよ」

 

「あっちこっちたらい回しにされたからねぇ」

 

「お前ら、戦果は?」

 

「B公が20機以上、戦闘機が40機、戦車は二個連隊分以上…。自走砲は別カウント」

 

「上出来だ、敵もしばらくは警戒するだろう。」

 

こうして、リベリオン軍は立て続けに大損害を負い、攻勢がしばらく停止する羽目となった。飛行機はすぐに補充できるが、それ以外の損害が痛いのである。数ヶ月の間に負った損害は目を回すほどの規模で、攻勢をザンスカール帝国残党に頼るほどのものである。当時の連合軍は実質的に日本連邦が独力で支えているも同然になっており、カールスラントの立場はもはや『人材派遣会社』的なものに堕ちている。空軍はそれが顕著であり、ノイエ・カールスラントの防衛ですらもままならない状況である。日本連邦が実質的に23世紀の地球連邦の母体であることを考えると、この太平洋戦争こそが分水嶺だったと言える。

 

 

 

 

 

――この当時、各国は41cm砲~43cm砲搭載の戦艦案を46cm砲に強化した設計案を元に、ニューレインボープラン艦を四年前に極秘に発注していたが、予定通りに受け取れた国は少なかった。ガリアはペリーヌが強硬に反対(軍備は復興の後で良いとする考えから。ただし、抑止力の観点から、戦艦の保有は反対していない)したことで先延ばし。キングス・ユニオンは原子力潜水艦の押し付けを狙ったイギリス海軍の横槍で先延ばし。カールスラントはドイツの反対で紛糾。予定通りに受け取れたのは、自由リベリオンとロマーニャだけであった。海軍力のシンボルが空母や原子力潜水艦でないウィッチ世界では、戦艦の複数保有はステイタスであったためだが、次世代艦とされたミサイル艦の脆さが知れ渡ったものの、防空力強化に繋がるという実用上の理由でその取得が重視されたため、連合軍の海軍力のシンボルは大和型戦艦の血統の船で定着した。その一つである『轟天』は64F、ひいては扶桑軍の力の象徴とされ、原型の大和型戦艦を凌ぐ51cm三連装砲は1949年当時の戦艦の装甲の殆どを無条件で貫通できる事から、名を馳せていた――

 

 

――戦いの合間 坂本Bと黒江A――

 

 

「大和型戦艦の系譜…か」

 

「お前の世界だと、武蔵までで打ち止めだったな」

 

「ああ。三番艦と四番艦は空母化が決まっているはずだったからな。ここでは大和型戦艦を改造するより、80000トン級空母を新造したほうが効率がいいとされたのか」

 

「10万トンになるよ。ジェット戦闘機を効率良く運用するには、大和型戦艦の船体じゃ手狭なんでな。それにタライ型じゃ速度も出んからな」

 

「それで大和型戦艦が増産に?」

 

「そっちじゃあるかわからんが、敵が大和型戦艦に肉薄する攻防を持つ戦艦を量産してきたんだ。それで大和型戦艦でも力不足になったんで、最終的に超大和型戦艦が生まれた」

 

「井上さんがよく認めたな」

 

「呉が襲われて、世論が海軍に圧力をかけたからな。妥協したんだよ、あの人。空母の高額化と大型化が戦艦以上になったからってのもあるが」

 

信濃と甲斐は正確には改大和型戦艦だが、超大和型戦艦の登場後は一括で扱われている。超大和型戦艦が量産されたからで、敷島はその究極到達点である。量産途中からは真の運用目的が宇宙戦艦に切り替えられており、その目的で大型化した。そこは伏せている。

 

「51cm、ついには56cm砲だ。欧州は馬鹿らしくなって、主砲の大口径化を諦めた」

 

「それはそうだ。46cmですら、砲身命数の観点から……」

 

「お前の口からそんな専門用語が出るたぁな。あ、それと、井上さんは空軍創設に引っ張り出されて、艦政に関わる意見言える立場じゃ無くなったしな」

 

「そちらの私と違って、近い将来に駐在武官の話があるからな。そちらでは引退後は飛行長か」

 

「こっちじゃ、後方任務向けじゃないって知られてたし、お前の後輩が任務を放り投げやがってな。その尻ぬぐいで、お前は横空から戻った。そいつはお前の顔に泥塗りやがったからな」

 

黒江と志賀の関係がこの時期に険悪に近かった理由は『坂本の推薦にも係わらず、扶桑海世代が幹部の大半であること、陸軍航空の気風が隊の気風になることへの反発で勝手に部隊を飛び出し、坂本の顔に泥を塗った』からである。(志賀自身は約束されていた名誉を捨てた事、先輩の坂本に赤っ恥をかかせた事、歴代連合艦隊司令長官経験者たちと天皇の前で保身じみた言い訳をしたということで、再編後の横須賀航空隊での求心力を無くしており、実質的に出世の道は閉ざされている)坂本Aも出戻りになったため、マス・メディアから色々と憶測(主に同位体に当たる撃墜王の悪評が由来だが)がされるなど、屈辱を味わった。それもあり、戦争中は飛行長の任を全うする事を決めており、上官の源田実にも伝えている。

 

「そうか…。後輩の失態の尻ぬぐいか。リバウ三羽烏と言われた私が、な」

 

「ここじゃ、扶桑海七勇士だぞ、お前」

 

「七勇士、か。その割に、源田実などという『自分の都合で道理を捻じ曲げ、組織を振り回す身勝手極まりない人物』によく仕えているな?」

 

「親父さんは仕えてみりゃ、話が分かる人物だぞ。バイアスかかりすぎだぞ、お前。俺にしてみれば、大西中将のほうがアブナイ人物に思えるぜ。いくら竹井の叔父で、お前が尊敬してるって言っても…」

 

坂本はB世界では主張が一貫しないからか、源田実を『エゴに凝り固まる機会主義者』と侮蔑しているようだが、A世界では『海軍航空参謀出身では珍しい、空軍の要職につけた知恵者』である源田に仕えている。また、黒江は史実で特攻を結果的に推進させ、自決した経緯を知るため、大西瀧治郎には良い印象がない事を垣間見せた。実際、大西瀧治郎はA世界では、現場責任者として特攻を推進させたという理由で空軍の中枢につけなかった。(移籍は本人の土下座と坂本などの古参ウィッチの天皇への嘆願で1947年に認められたが、もれなく閑職行きである)

 

「お前に彼の何が……」

 

「多くの世界で、前途ある若者を大勢、飛行機ごと敵艦に突っ込ませておいて、自決して逃げとるんだぞ、彼」

 

 

「……!?」

 

それこそ、このA世界で大西瀧治郎のキャリアが閉ざされた最大の理由。軍からの追放に至らなかったのは、本人の真摯な詫びと『竹井の親族だったから』である。大西本人も顔面蒼白になるほど思いつめており、軍の退官すら考えたという。特攻の推進を理由に、45年以降にキャリアが閉ざされた参謀や将官は陸海を問わず、航空出身者に多い。それがミサイルが急激に普及する理由づけだが、失職する雷撃機(艦爆と違い、雷撃は絶える運命にある)乗り達の処遇も考えなくはならず、この時期はまだ、流星も現役である。

 

「俺はそれについてはとやかく言わんが、彼が多くの世界で選んだ選択で若者の多くが死んでいった事は覚えておけ。俺が彼を評価できないのは、それが理由だ」

 

黒江はそこだけは憮然とした態度で語った。大西もそれが理由で軍に疎まれている事は自覚しており、謹慎と自省の日々だと、姪の竹井に漏らしている。(戦争が終われば、自刃するつもりであるとも漏らしており、どの道、何かかしらの責任は取りたかったのだろう)言えることは一つ。ダイ・アナザー・デイでの特攻、あるいはそれに準ずる行為が結果的にウィッチの志願数を世界的に大きく減らした事だ。

 

「お前……」

 

「別世界に行くと、馬鹿らしくなるんだよ。陸鷲だの、海鷲だの言い合うのは」

 

黒江Aは気質が航空自衛隊員の気質に変貌しているため、大西瀧治郎が史実で選んだ選択は嫌っている。とはいえ、特攻そのものは巴武蔵が緊急手段として、ゲッター1を自爆させるなどの例を鑑み、やむを得ない時の手段としては選択肢に入れている。(実際、そういう場面を見てきたので)

 

「……お前と加東のマシンだが、どこから」

 

「別の未来世界から回してもらった。お前らからすれば言語道断だろうが、それが人同士の戦争だ。エニグマだって、今じゃ解読されて、子供の玩具だ」

 

「九七式印字機などもか」

 

「コンピュータが発明されてんだ。その類のは軒並み解読された」

 

連合軍は在来式暗号機はこの時期には『偽装で用いる』以外の目的には用いていない。主要な暗号は23世紀製コンピュータのデジタル式のものでやりとりされている。扶桑の機械式暗号機などは史実の情報がある以上は全て解読済みであり、そこも暗号のデジタル化が優先された理由である。

 

「……。この世界はなんでもありなのか?」

 

「敵がサンフランシスコとサンディエゴを爆弾で消し飛ばした時からな」

 

「そんな事、できるのか」

 

「原子力を使えば容易にできる。初期型でも広島を消し飛ばせる威力があるのに、その発達型を使いやがったから、あの二つの都市はクレーターだ」

 

「こちらでも研究されたが、ネウロイへの効果が疑問視されて中止された原子力爆弾か…」

 

「対人じゃ最高レベルの威力だ。それが嫌というほど報道されたんで、各国は研究してるよ。扶桑も例外じゃない」

 

原子力は反応兵器に繋がる研究分野のため、扶桑は日本には極秘に研究している。VFの実現には必須の研究だからだ。また、リベリオンの造っていた原爆はティターンズに回収されているはずであるので、エノラ・ゲイ、ボックスカーのいずれかから落とされる可能性も大だ。原始的な核兵器とは言え、広島、長崎くらいなら消し飛ばせる威力があるのには変わりはないのだから。

 

「都市を一発で吹き飛ばすが、環境に影響を生ずる。そんなリスキーな兵器なんだよ、核兵器は」

 

「そうか……」

 

「だが、俺達のマシンはその気になれば、惑星は容易に滅ぼせる。怪異なんぞは物の数じゃねぇ。それを使うくらいの戦争だから、ガキ共に念押ししたんだよ」

 

黒江Aは聖闘士であるが、グレートマジンカイザーを扱うには相応に鍛錬が必要であった。カイザー系の魔神はパワー、スピード、身体への負担が従来のマジンガーとは比較にならないからである。これはゲッター数値が上がった真ゲッターロボ以降のゲッター線駆動のゲッターにも言えるが、パイロットとして完成されているはずの黒江が三週間以上も鍛錬するのが高位のスーパーロボットの証なのだ。歴代プリキュア達の活躍が褒め称られるのは、A世界で求められる戦闘レベルの表れであるが、同時にウィッチの高慢な態度が自分達の摂理を超えた存在への無理解として現れた時、社会的に疎まれ始め、羨望から迫害へと立場が堕ちた証明でもある。つぶしが効かないウィッチが淘汰されていく時代を迎えたのは、プリキュア達の強さ、仮面ライダー達の存在、野比のび太のように『共に戦う手段を講じられる者』の登場が理由だ。それらがウィッチ兵科の意義に疑義を生じさせ、緩やかに解体へと向かい始めている。

 

「首は平気で飛ぶし、下手したら、人間だった何かを見る羽目になる。ビームで綺麗サッパリ消えるわけじゃない。俺たちが本来、ウィッチとして一線にいた時間軸はそうだったろ?」

 

「ああ。今の子供達はビームのご時世しかしらん。ミーナもだ」

 

「あいつは促成教育だったからな。実弾の怪異の最末期も知らんだろ?」

 

「それはわからんよ。だが、ウルスラ中尉が知ったらガックリするのは確かだろう。コメートも開発中止だと聞いたぞ?」

 

「ありゃ、諸方面から文句来そうだしな。それに、人間溶かすって悪評が出た上、航続時間も話にならんかったしな」

 

コメートストライカーはB世界の後の記録では『1945年冬に試作機がミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐が使う形で投入された』とあるが、A世界では第二世代宮藤理論型の実用化でジェットの燃費や加速力が改善されたこと、人間を溶かすという実機の悪評が原因で試作機が三機完成し、テスト飛行を控えている段階でプロジェクトが闇に葬られた。ウルスラはこれに強い不満を持ち、コメートでドイツ領邦連邦の要人の襲撃を考え出すなど、完全に魔が差した状態になったため、智子がぶちのめした後に再留学させたとの事。(ウルスラはハルカの悪影響を受けていたのも判明し、智子の胃に穴が開く羽目に陥り、エーリカ共々、胃薬を水無月かれんから処方される羽目になったという)

 

「すまんな、黒江。去年の事だが…、あの後に叱っておいた。穴拭からお前の武勇伝を聞いたんでな」

 

「よせやい。とはいえ、ミーナの教育はなっちゃいないぞ」

 

「いや、私の責任だよ」

 

坂本Bは48年の一連の出来事の事を詫びた。現場責任者としての公式な謝罪である。

 

「宮藤とリーネにはよく言い聞かせた。元の世界に戻れば、私達、年長組はあがっていくだろうからな」

 

エクスウィッチである黒江Bたちと芳佳B、リーネBが揉め、黒江Aもキレた出来事は坂本Bの悩みのタネであった。その場での芳佳達の言い分は『戦えないなら、戦えないなりの事をしろ』というウィッチ世界では模範解答と言えるものだからだ。とはいえ、世界最高の英雄である黒江Aたちの威光はBたちには重荷でしかない。しかし、芳佳Bはそれを『だからなんなんですか!!』と切り捨て、一方的に責めたてた。これに黒江Aがキレたわけだ。芳佳Bは自分が正しいと思うことは、相手が親であろうとも曲げない本来の気質を保っているが、この時ばかりは旗色が悪かった。既にあがったウィッチの事を全く配慮していない物言いだったからで、この時は坂本Bも味方しなかった。リーネBも黒江Aと坂本Bの剣幕に怯え、言いよどんでしまったものの、必死に擁護した。自分の姉もエクスウィッチだが、それなりにやれることをしていたからだ。とはいえ、智子Bを泣かせたのも事実なので、坂本Bは二人を叱る羽目になったわけだ。

 

「お前ら自身、お互いに違いすぎるのは自覚しとるだろ?そこを絡めておいた。さすがにお前らの影武者は無理だからな。別人すぎる」

 

「あいつらは俺たち本来の道を辿った存在に近いから影武者は不可能だし、態度も違いすぎる。技能に差がありすぎる」

 

A世界の黒江たちはB世界の自分自身の絶頂期を既に超えている。それは模擬戦で証明されている。B世界のウィッチたちはそんな三人を修羅と称し、恐れた。B世界では得られない技能を持つ上、B世界の三人が失っていた『実戦の感覚』を磨き続けている故だ。

 

「だから、お前らの実力が高すぎて、殆ど弄ぶ様相だったろう?管野中尉など、あの後は泣いてたぞ」

 

「イキってた割にブルるとはえーな、あいつ」

 

「お前、何した?」

 

「いや、単に気で威嚇しただけだけど」

 

「そうか?」

 

とはいうものの、黒江は管野に関しては心当たりがありすぎて、どの回かは記憶が定かでない。とはいえ、管野や孝美など、そこそこ実力があった者はほぼ例外なく黒江Aらに挑んだが、模擬戦で尽く返り討ちである。中には自分自身に返り討ちにされた例もある。

 

「そーいや四年前、ペリーヌが泣いた事あるっけ」

 

黒江が思い出した、あるエピソード。それは黒江がまだ着任して間もない頃のこと。当時はのぞみが覚醒した前後の頃で、ペリーヌがまだ、キュアスカーレットへ覚醒していない頃である。

 

 

――ダイ・アナザー・デイ開始後のある日――

 

「喜べ、お前が公的に確認されたプリキュア第一号だぞ」

 

「喜んでいいんですかね…?」

 

「仕方がねーだろ、のぞみ。あたしとみゆきは覚醒がお前より遅かったんだ。つか、お前さ、軍服は似合わねーぞ」

 

「むー!響には言われたくないよー!」

 

「ルッキーニの事もあるし、みんなの前じゃシャーリーのままで通しておけ」

 

「はーい」

 

とは言え、ルッキーニはこの後、『クロエ・フォン・アインツベルン』へ転じるので杞憂ではあったが。のぞみが軍服姿を見せたのはこの日を含めて、実は多くない。むしろ、普段着かキュアドリーム姿の方が多くなるのだ。

 

「黒江さん、ペリーヌの奴があんたの実力を疑問に思ってるよーだぜ」

 

「ああ、あの眼鏡のド・ゴールお気に入りのガキンチョ。確か、固有魔法は電撃だったな?ケイがゲッターの使者なら、俺はマジンガーの力だ」

 

「先輩たち、もしかして、47Fで言い伝えられてる伝説は」

 

「マジ話だ。お前より多く転生してるかんな、俺ら」

 

「うっそぉ……」

 

「おまけに聖闘士してんだぞ、この人」

 

「赤松大先輩といい……バケモノですか」

 

「お前が言うか?」

 

と、苦笑する黒江。シャーリーは機動兵器戦でもエースで、プリキュアとしても第一期最後のプリキュアであるので、一定水準の強さがある。とは言え、そんな二人をして『バケモノ』と言われる赤松はとんでもない強さであるのが明示される。

 

「まっつぁんは俺より強いぞ。闘技も一輝と同系統だし」

 

「あ、あはは…」

 

「俺をいっぱしにしてくれた人だぞ?そりゃ強いに決まっとる」

 

黒江の育ての親も同然の赤松は元から扶桑海軍最強を謳われていたが、聖闘士になったので、それがますますすごくなり、この時点で既にキュアドリームやキュアメロディも問題外の強さを持つ。ストライカーで模擬戦をしても、普通にカールスラント三羽烏を返り討ちにできる事が知れ渡り、64Fの元締めとしての存在感を示し始めていた頃だが、黒江自身は各統合戦闘航空団の統合での事務処理で多忙であり、その実力を見せた事はそれほどなかった。当時のペリーヌは『坂本が無条件で全幅の信頼を置く』黒江の実力に疑念を持っていたため、黒江はこの日の哨戒任務で実力を見せる事にした(当時、調はまだ任官前である)。

 

 

――その日の昼前――

 

「これがクロステルマン家に伝わる固有魔法『トネール』ですわ!!」

 

固有魔法は個人の資質に依存するため、あまり同傾向の魔法は親子でも継承されない場合が多いが、クロステルマン家は珍しく、代々に渡って引き継がれた固有魔法がある。一族郎党が死に絶えた今となっては、最後の継承者であるペリーヌが持つ『トネール』。この時点のウィッチでは希少な『電撃』を用いる。だが、黒江は涼しい顔であった。

 

「さーて……電撃はお前の専売特許じゃないんだぜ?」

 

黒江は天空に右腕を掲げる。すると、天候が急に曇天になり、渦を巻く。雷が黒江の指に落ちたと思われるその瞬間、黒江は300万ボルト、秒間20万アンペアの雷を生身で誘導し、怪異に直撃させた。

 

『サンダーブレーク!!』

 

黒江が事変で無敵を誇った要因の一つがこの技だ。トネールが児戯に等しいと思える電撃が走り、怪異を一撃で粉砕する。ペリーヌは完全に茫然自失状態に陥っていた。雷を直に指で誘導し、ぶち当てるという光景は神を思わせる姿だからだ。

 

『はは……驚いたか、ペリーヌ。これが扶桑海七勇士を謳われた者の力だ』

 

坂本が笑い声と共に通信をしてきた。ミーナ(当時は覚醒前)に言われ、地上で指揮を取るつもりだったが、黒江がいることを思い出したか、完全に仕事そっちぬけであった。

 

『し、少佐。なんなのですか!?た、大佐(1945年8月前半当時)の力は!?』

 

『奴が魔のクロエと言われた理由の一つだ。当時の観戦武官からは『偉大な勇者』とも呼ばれたものだが…、今のウィッチは知らんか』

 

黒江は事変当時、剣を振るい、雷を操る姿から『偉大な勇者』というあだ名を本人の預かり知らぬところでつけられていた。これはエーリカが淡い想いを抱いた剣鉄也、彼の愛機『グレートマジンガー』と同じような名付けられ方である。黒江当人が知ったのは45年に入ってからで、江藤の情報統制の名残りの悪影響であった。江藤は一度目の引退後に政治的理由で評価が下がったが、復帰後になんとか持ち直した例となった。

 

「悪いな、二機目ももらうぞ。グレートスマッシャーパーンチ!!……おい、坂本。ちゃんと記録しろよ?」

 

「わーっとる。いいから倒せ」

 

黒江は怪異程度なら、剣を使うことはなく倒せる。坂本も通信越しに、珍しく軽口を叩く。坂本が砕けた物言いをするのは珍しいとされたが、転生者であるので、裏では意外に砕けた物言いが増えていたりする。

 

「ペリーヌ、奴にとって、怪異などは物の数ではない。伊達に私の代の筆頭を謳われておらんのだ」

 

「そ、そうなんですの……最近、こういう役回りばかりですわ……。」

 

またも泣きたくなるペリーヌ。祖母のペネロープが存命であったなら、泣きつきたいと心の中で落ち込むが、自身に眠る二つの人格が覚醒した後、自身もそちら側へ回るわけである。ペリーヌ自身も気がついていないが、この頃から、酒で酔っ払うと異様に粗野になったり、プリキュアの因子があるのか、キュアドリーム達の勇姿を見た途端に原因不明の発熱を引き起こしていた。これは2つの人格の覚醒の予兆であり、エクスカリバーでモードレッド、プリキュアで紅城トワの人格が間を置いて覚醒する。一つに統合されなかったのは、ペリーヌの強い愛国心が理由と考えられたが、キュアメロディ/シャーリーは『あんなお高くとまっとる国のどこがいいんだよ』と言い、黒江に窘められるなど、早くもガサツである。とはいえ、シャーリーも麦野沈利の粗暴な面が現れたため、『プリキュアの問題児』扱いされるなど、後に憤慨する評価をされるのであった…。

 

 

 

 

 

 

――時間軸は戻って――

 

「と、いうわけだ」

 

「お前、どれだけウィッチの摂理を超えた?」

 

「あらゆる面で超えたよ。その後、ミーナの本来の人格がショックで破綻寸前に陥ったんだよ。あがりが近いこと、冷遇した俺らが馬鹿みたいに強い事、上が査問を決めた事……。それであいつ本来の人格は破綻を来した。で、あいつの中に眠っていた別人格が覚醒めて、精神的に錯乱したあいつ本来の人格に代わって肉体を動かすようになった」

 

「本来の人格は死んだのか?」

 

「肉体に異常はないが、精神的に死んだって見ていいだろう。主導権はその第二人格が得たから、実質は別人になったようなもんだ。記憶が有るって言うからふて寝してる可能性も高いがな」

 

ミーナAの本来の人格は錯乱した後に西住まほの人格に飲み込まれ、統合された。それがミーナへの量刑が更に軽微になった理由でもある。まほの人格のほうが人間的には『できていた』し、まほの魔力値もミーナ本来の絶頂期の数値を上回る。ミーナが坂本への恋心が肥大化した結果、本来は取らないと見られた愚かな選択を取り、上層部の怒りを買ったことの尻ぬぐいをすることになったまほ。なんとも情けない転生の仕方だが、黙々と仕事をこなし、この頃には少佐にまで地位を回復している。

 

「ただ、ウルスラがカタブツで、趣味がその…」

 

「あの子の趣味は言わんでも知っている。技術者だから、どこかぶっ飛んでると、昔に聞いたんでな」

 

「それならいい」

 

「カタブツなのは仕方ないだろ、技術者が技術チートを嫌うのは当たり前だ。総力戦だからと言えばそれまでだが」

 

「お前も慣れたな」

 

「お前らと四年近くも折衝してればな」

 

坂本BはなんだかんだでA世界を満喫しているようだ。

 

「そちらでの私に苦労かけたが、子供達の統制は気をつける。ルッキーニは猫だからな。北郷先生には申し開きしようもないな」

 

「北郷さんの孫をお前の子が未来に生む事を考えると、ややこしい関係だがな」

 

「なぬ!?」

 

「ここじゃ、お前の子供が北郷さんの妹の倅と結婚する予定なんだよ。あと30年くらい後に」

 

A世界では1980年前後に北郷の妹『茂子』の子である『隆久』が坂本の娘と結婚する予定である事が判明している。坂本はA世界では北郷家の血を受け継ぐ孫娘が生まれるため、数十年もすれば縁戚関係だ。

 

「何ぃ!?」

 

「お前の子はウィッチの素質はあったが、弁護士になったからな。そのまた子が衣鉢を継いだんだよ」

 

「何故だ」

 

「共働きだからだろうな。土方兵曹も育児に参加するタマじゃないし、お前も仕事で忙しいとなれば、な」

 

 

坂本Aは育児が上手くいかない事は分かっているため、今回は部下達にベビーシッターを頼みまくると公言しており、弟子の芳佳がせがまれているが、『ウチ、二人生まれるんですよ?』と遠回しに避けられていたりする。仕方がないため、芳佳、智子、圭子が断った後に黒江に頼むことになり、黒江は一時期、坂本のベビーシッターで小遣いを稼ぐ事になる。

 

「俺に頼むとか言ってるよ、お前。戦後になれば、俺は暇になるからな」

 

「お前、ずいぶんと気楽だな」

 

「俺みたいな戦時の英雄は平時には持て余されるもんさ。甥っ子や姪っ子も多いし、ガキは好きだしな」

 

なお、圭子も戦後の時期になると、戸籍年齢が30を超える都合もあり、一人称に黒江同様、『俺』を用いる事も増えていくので、断る時に『オレが育てたら悪い方にグレっぞ?そんなんで責任云々言われたらたまんねーからパース、たまの遊び相手ぐらいなら良いけどよ』といい、坂本Aを閉口させたという。なお、この頃でも、黒江が可愛がる長兄の三男や三兄の長男(当時は幼稚園~小学生)からケイは『ケイのおばちゃん』と呼ばれていて、意外に子供好きな面があるのだが、本格的な子育ては苦手とも言っている。とはいうものの、実兄の子供夫婦の忘れ形見を自分が育てる羽目になるので、圭子はなんだかんだで半世紀後には子育てする羽目となるが。

 

 

 

「お前、実家のことをいうのは珍しいな」

 

「俺は甥と姪が多いんだよ。三人の兄貴と嫁さんが子供作りまくったから」

 

黒江は苦笑する。この時点でも、七人も甥と姪がいるからだ。因みに甥の一人が二一世紀ごろにダイ・アナザー・デイの調査本を出版する戦史研究家の道を辿るのを知らされた黒江はその甥(調査開始時には三十後半)に資料を提供したという。

 

「親父やお袋の話はあんまりしたくねぇが、兄弟やその子供とは仲良いから話す事に抵抗無いってのは有るかもな、俺。上の兄貴は15も上だから苦手でな。どうも緊張しちまう」

 

黒江の長兄はこの時期には既に齢五十近い壮年男性。厳格な性格であるものの、映画会社の重役であり、ユーモアは解する。圭子の著書の再映画化を打診したのも彼であり、その説明役に五歳下の弟(綾香の次兄)を送り込み、妹を出させるなど、意外に溺愛している。

 

「こっちが緊張してるだけで、向こうはそれを解す話題が見つからなくて困ってるのが小さい頃の思い出かな。俺が小学生の時に向こうはもう大学に行くか否かだからな。この間に久しぶりに二番目の兄貴から連絡があったと思えば、上の兄貴から頼まれたとか…」

 

黒江の兄弟は基本的にシスコンらしく、妹には優しい。黒江は長兄からはかなりの仕送り、次兄からは釣り竿とオートバイを誕生日にはもらえるので、可愛がられているのは事実だ。なお、綾香と三兄を趣味人にしたのは次兄で、黒江の遊び人気質のルーツは次兄にあると言える。

 

「で、肥後にいる叔父貴は刀鍛冶で、よく馬刺しを送ってくるけど、処理が大変でなぁ」

 

黒江たちの刀の手入れを担当する刀鍛冶は黒江の叔父の『黒江愛華』。仕事では『黒江彦左衛門』と名乗る。本名が女性名なのは、彼の母親(黒江の祖母)が『女の子だと思って、名前を考えてなかった』と夫に漏らしたからである。なお、ヒステリックな母親に代わり、幼少の綾香をしつけた一人でもあり、黒江は長じた後は『叔父貴』と呼んで慕っている。若い頃に一次大戦に従軍したともあり、その際に輜重部に回されていたという。黒江が補給を考えるのは叔父の影響も大きい。彼はそのまた伯父が営んでいた刀鍛冶の仕事を母親の薦めで復員後に継ぎ、1949年には老齢にさしかかるものの、腕がいい刀鍛冶として知られている。趣味は骨董で、綾香にも馬刺しと一緒に影軸を送ってくる人物だ。

 

 

「何故だ?」

 

「馬刺しと一緒に掛軸送ってくんだよ。洋風の官舎にゃ飾れねーよ」

 

そこは苦笑ものだが、綾香の軍入隊後に軍のしきたりや輜重重視の姿勢を仕込む一方、黒江がいじめにあっていた時期には励まし、自身の人脈で山本五十六を動かすなど、黒江家らしい人脈を持つ侮れない人物だ。黒江が刃物の構造に詳しいのも、彼の仕事を見ていたからである。

 

「お前の家には趣味人しかおらんのか」

 

「バーさまが生きてた頃に聞いたが、先祖代々だそうだ、俺の一族の気風は。それと、魔力は代々、末の女子が発現すると」

 

黒江家のウィッチは末の子である事が多い。それはA/B世界の共通事項で、冥界にいる曾祖母も自分の先祖もそうだったと教えている。ただし、高祖母以前の代はウィッチが出ない時期があったとのことで、黒江家は戦乱期に栄える家柄らしい。

 

「末の子、か」

 

「ま、俺の後継もそうなる運命だし、ひーばーさんにいい報告ができそうだ」

 

「お前、冥界に生身で行ってどうしてるんだ?」

 

「先祖たちにグチグチ言われるのは嫌だから、土産だけ渡してるよ。平和だった時期の先祖がうるせーの」

 

黒江は武士時代の平和な時期の先祖に嫌味を言われる身だが、戦乱期に戦闘の経験がある先祖たちには気に入られている。また、戦闘経験がある先祖には綾香のようにアホ毛がある事から、アホ毛が一種の戦闘要員の証とも言えた。

 

 

「お前……」

 

「直近の四代前のバーさまの相手も疲れるぞ?武士時代の常識で明治初期の動乱戦ってた世代だから」

 

曾祖母は安土末期から明治初期に現役であったらしく、曾孫にも厳格に接すると言い、黒江はフランクでハイカラだった祖母は好きだが、曾祖母の事は苦手だという。

 

「そう言えば、我々の四代前は安土の終わりか」

 

「そうだよ。ほら、議会制移行の時に揉め事あったってあるだろ。その時に戦ったらしーんだよ、ひーばーさん」

 

黒江が祖母から受け継いだ守り刀は元は高祖母の嫁入り道具で、曾祖母が戦場に持ち込み、お守りにし、祖母が現役時にも同じく守り刀にし、祖母が今際の際に孫娘に託したという。黒江家五代の守り刀はこの頃には黒江の執務室に飾られており、『なん○も鑑定団に出したら、100万行くと思う』という。

 

「お前が剣で名を馳せたのは、この世界ではそういう下地があったからか」

 

「お袋は血なまぐさいとか言って嫌ってるがな。なら、なんで親父とくっついて、俺や兄貴を生んだんだよって言いたいよ」

 

黒江は母親運はなかったが、友人運などはあるため、長じてからは恵まれているほうだ。坂本Aもそれは羨ましがっている。

 

「お前、武運はあるくせに家庭運はないんだな」

 

「ダチがいるだけマシだと思ってるさ。お前自身が言ってたぞ。『お前のような親友が欲しかった』とも、な」

 

坂本Aはダイ・アナザー・デイで艦爆・艦攻出身の同期のウィッチを多く失っている他、志賀のせいで自分の顔に泥を塗られ、赤っ恥をかいている。Bにはそれはないが、Aを羨ましがっている。Bは『元の世界に戻ったら、直ちに加齢が再開される』からだろう。

 

「この世界にいる内に、身の振り方を考えておくよ。年長組は45年の冬には例外なく減衰期になる。そうなったら、新型機での作戦行動は取れなくなるからな」

 

ミーナも基本世界においては45年冬に減衰が始まり、固有魔法使用可能時間の短縮、エネルギー効率がレシプロと大差ないとの触れ込みのコメートの使用後に激しく疲労するなど、坂本とは違う方向での減衰傾向が見られるようになった事は坂本Bには知らされている。坂本Bは『そうか……これが宿命だ』と嘆息している。B世界ではベルリン侵攻の予定があるからだ

 

「ミーナには言えなくてな、私達が遅かれ早かれ、直面する魔力減衰のことは」

 

「個人差があるからな。たいていは急激だ。お前自身がそうであるように。ミーナもベルリンを奪還する前に寿命がくるのは分かっているだろうが、頭で分かっていても、心の中では受け入れられんはずだ」

 

 

A世界では問題にされなくなったことだが、B世界のウィッチには避けられない問題。あがりだ。ミーナも45年冬には減衰が目に見えて表れるようになるため、B世界の坂本はカールスラント組に言えないのだ。

 

「ロマーニャは間に合うが、ベルリンはおそらく…。頼む。もし、こちらのミーナとバルクホルンの減衰が急激なら…」

 

「死に急がないようにしてくれ、だろ?分かっとるよ」

 

坂本Bの懸念はそこだった。ロマーニャ奪還までは大丈夫だろうが、ベルリン奪還作戦までには、年長組は戦士としての寿命がおそらくは保たないと思われる。もし、その傾向が急激なら、介入してくれと独断で依頼した。A世界の持つ力ならば、ロマーニャやベルリンを独力で開放できると考えたからだ。もっとも、『向こう側』がどうなったかは行ってみないとわからない。時が全く経過してなかったり、年単位で時間が経っているかも知れないのだ。とは言え、B世界では兵器の怪異化研究が続けられているはずなので、坂本Bはそれを否定する手段をA世界の持つオーバーテクノロジーと異能に求めたわけだ。黒江もいずれ、B世界に介入する時がくるだろうことは考えていた。そこで坂本Bと密約を交わす事となったのである。B世界のウィッチたちは独力でのロマーニャ/ベルリン開放を願っているだろうが、世界はウィッチに優しいわけではない。むしろ残酷なのだ。その状況でも、坂本Bは『愛、勇気、夢、希望』の四つを求めている。A世界にはその願いに応えられる者たちがいる。それこそ、坂本Bが見出した一つの答えであり、自分の世界の怪異化研究を否定するためには藁を掴む思いである表れ。

 

「頼む」

 

「ああ…」

 

ウォーロックの一件以降もB世界では研究が続いている『人類兵器の怪異化』。それを破砕するためにはA世界の力を借りたい坂本B。B世界の状況が悪化している事を懸念する黒江Aの思惑の一致が密約を生んだ。この密約は武子も承認したため、後に64FがB世界で戦うであろう時には『盟約』として提示するつもりである。坂本が独自にこの密約を取り付けた理由に『自分を含めた年長組のあがりへの恐怖』が入るのは確実だが、『井の中の蛙大海を知らず』だった自らを戒めたいとする思惑もないわけではない。友情、それと多少の打算的思惑。それが密約を実現させたのである。

 

 

 

 

――坂本がなんとしても打ち砕きたい『悪魔の研究(人類兵器のネウロイ化)』。『神を超え、悪魔も倒せる鋼の魔神』と『夢と希望を司る戦士たち(プリキュアオールスターズ)』、『大自然の使者(昭和仮面ライダー)』、『通りすがりの正義の味方(のび太とドラえもん)』にその願いを託したのだった。――

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。