ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

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前回の続きです。


第二百五十二話「二つの世界にて 31」

結局、扶桑は航空機開発の流れが実質的に史実寄りにされた結果、純国産ジェット戦闘機の開発は震電シリーズのみが生き延びることになり、『~花』というネーミングもタブーとされた。また、噴龍という国産ミサイル計画も中止とされた。音速を物体が出せない前提で設計されたためで、資産は米国製の戦後式ミサイルの製造に流用された。そんな混乱により、旧・横須賀航空隊の面々は『せっかくの試作機を勝手に燃やした』という咎を背負う形になり、その時に中尉以上であった若手士官の最後の一人が1949年初秋に戦死した。それを以て、彼女らの禊とされた。その一方で、熟練の整備兵らは64Fに拾われ、丁重に扱われた。整備兵の告発で、ミーナが失脚した出来事以降、整備兵はどこの部隊でも、丁重に扱われるようになった。日本の義勇兵らから『史実での仕返し(気に入らぬ者の機体でわざと整備不良を起こし、合法的に殺す)』の情報が伝えられたからだった。

 

 

「整備兵は自分の命綱、相棒となる機体を整えてくれる。大事に扱わければならない」

 

扶桑では少数派であった考えだったが、ダイ・アナザー・デイ以降はそれが当たり前となった。ミーナがあっさりと失脚させられた出来事が連合軍全体に冷水を浴びせたからである。元から整備兵を丁重に扱っていた黒江たちが上層部に『搭乗員の鏡』とされた時期も、その時期に相当する。また、カールスラントの連合軍内での影響力の減退で、過度の実力主義も鳴りを潜めた。自衛隊や米軍などの『平和な時勢に生きるパイロット』との共同戦線が行われるようになったからである。フーベルタのように、自分を擁護しなかった祖国を見捨て、扶桑に国籍を変える例も多く生じた。扶桑も軍に予算が回されなくなる情勢の到来により、撃墜王の取り扱いを統一した。その頃には、あらかたの撃墜王は空軍に所属先が統一されており、海軍航空隊は撃墜王の不在を世間に揶揄されることになった。

 

 

 

「戦闘の詳細は戦闘詳報で確認すればいいことである!!なぜ、世間にわざわざ……」

 

というのが、扶桑海軍航空の中堅(1945年当時)層の言い分であったが、戦国の時代の武士の論功行賞の事例、海軍の政治的都合、国際問題も絡んでいるのと、日本側に戦闘詳報自体が信用されていなかったという事実から、彼女らは『反乱分子』とのレッテル貼りを受け、ダイ・アナザー・デイ後のクーデターを大義名分にして、多くは閑職へ回された。あるいは問答無用で処刑された。ここに至り、扶桑海軍航空隊は数年間の要員教育の誤りを痛感するが、宮藤芳佳の空軍移籍で衝撃を受ける事になり、残された勇士の若本徹子と坂本美緒の二人に、航空隊そのものの再建を託すしかなかった。

 

 

「……扶桑はこの流れで、軍隊自体が近代化を余儀なくされたのね、美緒」

 

「そうだ。私が後方に退いたのは、このためでもある。空軍の洋上任務の土台とさえ揶揄されとる現状は変えなければならんからな。私らが定年を迎える時代のためにな。私達に孫が生まれても、孫が私らの素質を受け継ぐとは限らんだろう」

 

と、坂本は50年後を見据えて、人材育成に燃えている事を告白する。

 

「扶桑はこのままいけば、連合国の盟主になれる。だが、一皮むけば、人材不足の深刻さは目に余る。扶桑の魔女の覚醒は、1955年以降でなければ、最盛期である1942年の水準に戻らん。そういう時代になったのだよ」

 

1946年~1954年は日本が軍隊を持たぬ時代であったので、その帳尻合わせか、魔女の覚醒も休眠期に入っている。また、1945年に入隊した人員の質もそれ相応に低下しており、黒江たちと同等の技量の魔女などは夢のまた夢という有様。

 

「今は黒江たちを頼れるからいいが、いつまでも頼っているわけにもいかん。海軍航空を最盛期の1941年12月の水準に復興させる道筋をつけなければ、死んでも死にきれん」

 

坂本Aはそれがモチベーションであった。本来は興味のなかった『大量育成』を容認したのも、数十年単位の観点からの容認であった。

 

 

「私は色々と陰口も叩かれているからな。だから、後方任務で業績を残さんといかん。戦争が終わった後は今の人数は食わせられんからな……」

 

「確かにね」

 

「だからと言って、育成をやめれば、ジリ貧だ。だから、名目上の育成はしてなくてはならんのだよ。最近は数mのコンクリートをぶち抜ける爆弾が生まれたから、防空壕も装甲で覆われたものに変わってきた。だから、地下壕が都市化されてきとる。芋虫やモグラのようだが、別世界線では、空襲で国自体が焼け野原にされたから、それを思えばマシだ。怖いのは地震と津波だけだ」

 

と、坂本もバンカーバスターのことを恐れていることがわかる。日本の要請で、疎開という単語は使用自粛にされるなど、思わぬ困惑も起こっている。また、日本側が、軍人の文化財・遺跡を顧みぬ言動は懲戒免職、あるいは銃殺刑、絞首刑の対象にすることを示唆し、現場を恐慌状態に陥れる施策を提示するなど、現場の状況を理解しない、日本の役人に嫌悪感を持っているが、それを口にしない分、坂本Aも大人になった。

 

「私は別世界線の扶桑の役人共は嫌いだが、国家間の付き合いがあるから、表沙汰にはせん。連中は文民統制を傘にかけて、軍人に威張り腐るからな。やたらと偉ぶる役人がいたら、やんわりと止めてやれ。今はそういう時代ではないからな」

 

文民統制も戦時下の時勢では、ある程度は抑えるべし。坂本は根本的な思考が古い時代の軍人であるので、文民統制が強まるのを嫌っていた。ましてや、戦時のせの文字も知らぬ者たち。軍国主義者ではないが、坂本としては『戦時には、ある程度の知識のある者に統制させるべし』という考えを持つからである。

 

「ええ。平時の仕組みは、戦時には機能しないのが当たり前だものね」

 

「とはいえ、国民を飢えさせるのは愚の骨頂だからな。軍の余剰の食料を放出させた。保存食の研究がだいぶ進んだからな。民間から食料を徴発するのが違法化されたから、現金で買わなきゃならなくなった上、軍票の使用も禁止されて、現場がパニックに陥ったんで、進んだようなものだが」

 

と、坂本は民間人を(この時代の軍人にしては)大事にしているほうであるが、軍票の使用禁止での軍民双方のパニックを引き起こした日本の役人には嫌味をいいたいらしい。坂本は良くも悪くも、侍の気質を色濃く残す軍人なのだ…。

 

 

 

 

 

 

一方、ナリタブライアン達は中間駅の長い停車時間(車両や軌道の点検・清掃作業、戦時故の安全確認など)を利用し、駅のレストランで食事を取っていた。プリキュアの状態の肉体はエネルギー消費効率はいいものの、体力回復に必要な食事量は多くなるという点がある。更に言えば、戦闘に特化した進化を遂げたキュアドリームの体なら、なおさらだ。

 

「あなた、よく食べるわね」

 

「アスリートというのは、エネルギーを食うんだよ。ましてや、戦闘向けのプリキュアだしな、こいつ」

 

のぞみは全盛期(14歳)当時に大食漢であったので、それが増強された状態+ウマ娘の魂が入っている状態であれば、ウマ娘(平均より多少上)に近い食事量であった。更に、のぞみはパワーアップでエネルギーが必要な状態なのだ。

 

「私達は魔法で戦うから、それほど変わんないのよね」

 

「効率的じゃないか。私の先輩のオグリキャップさんなんて、業務用の貯蔵庫を食い尽くしても、全速で走れるのは3~4キロ程度だったそうだ。私も、5~6キロくらいだから、マラソン向けではないんだ。サラブレッドの転じた種族だからだと思うが」

 

「あなたたちはトラック競技向けってことね」

 

「おそらくな。ま、人よりは瞬発力はある。問題は筋肉と骨格が『スピードに見合ったものではない』ってところだ。おそらく、人として生まれるはずの体にサラブレッドの特性を宿した結果なんだろうが、数年しかフルポテンシャルを使えない問題があったし、後輩のサイレンススズカはそれで、選手生命が消えかけた。だから、あんたらのもたらした『波紋法』は実に有意義なもんだったよ」

 

波紋法は老いすら遅らせる効果があるので、選手生命が平均で数年間であったウマ娘には多大な恩恵をもたらした。既に引退した者であっても、最盛期のキレを体に戻す効果をもたらした。ウマ娘にとっての骨折や怪我は『競走生命の短縮』につながる要因の一つであるからだ。

 

 

「前世での因果で、同じレースを走り終えた直後に『枯れる』奴もいるのが、種族の宿命…。だが、波紋法は希望になった。引退すれば、まったく別のことをする連中もいる。だが、私は前世の記憶を持つんでな。心残りが多いから、走りで食うことにしてる」

 

ブライアンはトゥインクルレース自体は(目的が達成できれば)引退の道筋は立てている。問題はその更に後である。その事を考える時間を得るため、別のことをする。それがプリキュア稼業というのも、何かの因果であった。

 

「その答えを完全に見出すための時間を得るために、ここにいるの?」

 

「前世の記憶を得てしまうとだな。諸行無常を感じてしまうんだよ。全盛期には、日本最強と持ち上げておいて、斜陽になると、とっとと引退しろとか言われた身の上なんでな」

 

ブライアンは三冠の牡馬では唯一の『キャリア後半が苦難に満ちた』馬生を送った。コントレイルのように、引退時に勝てたわけでもなく、直系の子孫も絶えてしまったからである。

 

「しかし、本当に客が少ないな」

 

「いるのは、華族や富裕層の家族くらい。軍人は贅沢をしたがらないから、馬鹿にされんのよね。明治中期以前の生まれの老人達はこういうのさえ怖がるし」

 

「一般大衆で使うのは、モボやモガで鳴らした世代の連中くらいか。いかに、戦時の空気が怖いかって話だな」

 

こうした空気は扶桑や日本帝国独特のものである。それでも、扶桑は日本帝国よりだいぶ自由である。戦意を煽る標語などは(事変の実質的敗北による影響で)発表されていないからだ。しかし、それでも、地方の旧士族を中心に『贅沢は敵だ』という空気はある。64Fは各種特権を持つことが大衆にも知られているし、なによりも、前線の要である。そのために、無知な田舎者(都会の流行が地方に完全に波及する時代ではなかったので)の老人が時たま、『軍人たるもの~』と説教しようとして、64Fへの所属を示した途端に平謝りになるケースも多い。こうした田舎の老人らが(史実でも)国策標語の普及に貢献した感がある。扶桑は(日本によって)事変時に生まれた隣組などが廃されたため、戦後基準の緩いコミュニティに改編された。また、大正期の自由な空気への回帰が奨励されたため。これでも、史実の戦時下の日本帝国に比べれば、だいぶ大らかであったりする。

 

 

「これでも、贅沢が許されてる分、マシよ。標語の制定が避けられるようになったのも、全体主義とか、軍国主義のレッテル貼りされて、エタヒニン扱いになりたくないでしょうし」

 

扶桑は事変の敗北から、標語の効果が都会で低下していたが、田舎では健在であり、そうした地方出身の無学な者によるクレームも多い。このため、都会と地方の断絶が異なる形で現れつつあるとされ、社会問題とされている。キュアマジカルは前世(セレナ・カデンツァヴナ・イヴとして)でウクライナ出身であったが、日本での活動を前提の教育を受けていた都合、エタヒニンという死語を知っていた。

 

「あんたがそんな事を知ってるとはな」

 

「前世で、日本で行動するのを前提に教育されてた時の名残りよ。それに、今の姿でも、故郷の世界での日本にいたから」

 

と、複雑な理由で、日本の歴史などに知識があるキュアマジカル。

 

「うちの隊が憲兵の代わりに、軍秩序も取り締まれなんて、扶桑皇国の憲兵たちは泣いてるわよ」

 

「役人主導の施策だから、後先考えないんだよ。警務隊に縮小改編するにも、士官連中のように、法学部出てるわけじゃない連中も多いから、弁護士や検事になれるわけでもないし、警察で拾える人数も限界がある」

 

「それも問題なのよ。社会不安を煽ることになるから、当面は雇用を続けて、平時に戻る時に、正式に退役か転科を選ばせるそうよ。警務隊は司法警察権を持たなくなるから、大幅に人数を削減するって話だし」

 

扶桑は国家憲兵であったが、憲兵という存在を憎悪する戦後日本の意向で、戦後日本同様の警務隊に縮小改編の見込みであった。だが、憲兵の人数は数十万に及んでおり、一律で退職扱いにするには、あまりに多すぎた。そのため、軍の兵力不足の補充や、検事や弁護士の当面の供給源に使う案が実行されている。仕方がないが、憲兵=軍国主義の尖兵との認識によるものであった。

 

「だから、慌てて私立大を作ってるのか」

 

「大学の全入時代は数十年以上も先のことなのにね。師範学校の廃止も批判出てるのよ、地方から」

 

「戦後基準の金額の学費など、この時代の田舎の連中は払えんからなぁ」

 

扶桑の制度を日本連邦の名のもとに、戦後日本基準に変更させていった日本だが、時代が時代故に、地方の人間達の学歴の低さに頭を抱えた(芳佳たちは時代を考えれば、超・勝ち組である)。また、戦後基準の救済策では、実状にそぐわないことが多すぎるため、結局は経過措置を数十年単位で行うことにされた。師範学校の在籍中、入学予定者の扱いもそうであった。師範学校には、教職に就くことを前提に授業料が無料、給費制により就学中の生活も保障されるという特徴があり、貧しい家庭の子弟の救済策の側面を持っていた。戦後日本はそれをすっかり忘却しており、指摘に狼狽するだけであった。結局は在籍中の者はそのまま教育大学の生徒に、入学予定者には、無試験・学費徴収無しでの教育大学への入学資格を確約せざるを得なかった。

 

 

「制度を急に変えても、歪みが出るだけだというのが、役人にはわからんのか」

 

「自分達の祖父母がそれで大成功したからでしょうね。その経験を大典扱いして、平行同位国に押し付ける。まったく、江戸期ののペリーとかと、やることがそんなに変わらないじゃないの」

 

「まったくだ。ルールの制定は必要だが、押しつけはよくないのにな。ま、実際は押し通すことが多いというが」

 

と、二人は扶桑と日本の相克を話題にする。ブライアンは立場上、ルドルフの在任中はダーティーな側面の交渉役を担い、現体制でも留任している。普通、生徒会は自主性を養うための形式的なものだが、トレセン学園の場合は『競走ウマ娘の労働組合』的な側面があるため、普通ではありえないような権限を多数有する。

 

「あなたのところ、生徒会はどういう権限持ってるの?」

 

「実質的な労働組合みたいなところがあるからな。ルドルフがオグリさんにしたように、地方の生徒を中央に引っ張る権限すら持つ。最も、それがあったのは、史上二例のみだがな」

 

ハイセイコーとオグリキャップの二名が『地方から栄達した』実例。実際に、生徒会長権限でスカウトされたのも、その二人のみである。オグリが引退した後、『オグリがクラシックを走れていたら』と言われることも多く、同世代のクラシック出走組は(引退後の時代は)世間にとっては忘却の彼方であった。実際、ルドルフとブライアンの功績でさえ(ディープインパクト以後の時代では)時間経過で語られることはほぼ無くなっている。

 

「クラシック出ても、世代ごと忘却の彼方の奴もいる中、オグリさんは時代のシンボルだった。ガキの頃の有馬は忘れられんよ」

 

ブライアンの実父には呪縛と解釈されたが、ブライアンにとっては大切な記憶である『オグリキャップの引退レース』。オグリの起こした奇跡に魅入られ、入学後にオグリキャップと師弟関係になった世界線の存在であるため、ブライアンは再起は必ずできると信じていた。だが、父親を含めた周囲の大半は『晩節を汚す前に……』と引退を強要した。ブライアンを必死に擁護していた個人トレーナーも協会の意向で奪われた。ブライアンがそれでも正気を保てたのは、オグリとタマモの支えがあったからである。

 

 

「そのせいで、親父には勘当されたが。まぁ、酒屋の経営なんぞは性に合わんから、姉貴に任せる。私はあのお二方がいなけりゃ、精神病院行きだったかもしれん」

 

ブライアンは他の世界線より精神的に強いところが見えるが、それはオグリとタマモが精神的支柱になってくれた故に得たもの。また、夢は叶えられると信じている、意外と純真な側面もあるため、キュアドリームの肉体との親和性が高かった。それで今回の流れに繋がったのである。

 

「他の世界線をいくつか、ドラえもんの力で見てみたが、悲惨なもんでな。だから、自分の世界でだけは、円満にトゥインクルレースを終えたい。そういう世界線があってもいいだろう?」

 

 

ブライアンの望むもの。それは、他の多くの世界線では掴みきれなかった栄光や、円満な引退後の生活などであった。足をダメにした後は塞ぎ込んだ生活を送り、やがて病気で亡くなる世界線も確認され、ブライアンは再起を強く望むようになった。ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルらと覇を競うことになろうとも。

 

「その一環がこれね?」

 

「私とて、ガキの頃に見てないわけではないし、後輩連中に話題を振られた時の対策もある。生徒会の副会長は意外と、やること多いんだぞ。おまけに、学校の機材や備品の調子が悪けりゃ、修理や買い替えを依頼せりゃならん」

 

 

 

「いるの?アニメ見てるの」

 

「高校生と中学生のいる場だ。普通にいるし、ルームメイトのタニノギムレットなんぞ、厨二病患者だ」

 

と、レース以外に興味を示す点に、ブライアンの精神的成長と、将来に向けての考えが垣間見える。また、中二病のことに触れ、タニノギムレットの年齢を考えて、『そろそろイタいぞ…』と言いたいらしい様子が見て取れる。

 

「それに、のぞみから、自分のキャラソンが(転生した後は)歌える心境じゃないから、私の持ち曲の使用許可をくれと言われてる」

 

「あの子のキャラソンは、現役時代ならいざ知らず、大人になった後は歌えないもの。恥ずかしくて」

 

と、のぞみは転生した後、戦闘はともかく、広報活動では多大な苦労があった。歌唱訓練を積む必要が出たからで、音感はあれど、音痴であったのぞみは『戦闘より辛い』とぼやいていた。戦闘は天賦の才能でどうにかできるが、歌はけして上手くない(エアギターは音感でできるとのこと)が、意外にも、絶対音感があり、これは現役時代由来の技能であった。その兼ね合いで黒江による特訓でそこそこ改善される余地はある。

 

「ルドルフに問い合わせてくれと言ってある。私たちの歌は、協会が使わせる代々の引き継ぎ曲もあってな。権利関係がややこしい」

 

微妙にメタ発言だが、ウマ娘のライブ曲には『代々引き継がれる楽曲』がある。そのあたりも絡むので、一度、ルドルフに問い合わせろと伝えたブライアン。野比財団がそのあたりの交渉はするだろうが、そのあたりはきちんとしておきたいあたり、のぞみはなんだかんだで教師志望であった名残りがあるのだ……。

 

 

 

 

 

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