扶桑陸軍機甲本部は結局、日本側の大衆からの誹謗中傷で士気が最低に落ち込み、人員のやる気もゼロになっていたため、黒江たちが装備であれこれするための方便に使われるのみの存在に墜ちていた。天皇もこの状況を憂いたが、機甲装備の急発達は機甲本部の予想を超越しており、人員の誰もが自信を喪失していた。そのため、陸自を観察してきた黒江が装備の近代化の音頭を取ることになり、MSの導入も進めた。使い物にならなくなった軽装甲車両の代替のためであった。戦車の導入すらも、黒江たちの裁量で決められることになったのは、担当部署の人員のやる気がゼロになってしまった故であった。その過労ぶりに、天皇は陸軍参謀総長を叱責。結局、陸軍そのものが空軍のおまけと揶揄されるに至るのであり、ハインツ・グデーリアンが招聘されたのは、そんな扶桑陸軍を憂いた天皇自らの懇願によるものであった。
史実の失敗と、日本軍の失敗などを学んだハインツ・グデーリアンは、カールスラント軍を除隊した上で、扶桑陸軍の顧問に就任。扶桑陸軍は彼の手で再建が始められることになり、後にエルヴィン・ロンメルもこれに合流。扶桑陸軍はこうして、真の近代化の端緒についた。イスラエルやドイツ連邦はこれに苦情を入れたが、1940年代時点で、機甲装備の運用に通じた上で『名将』と呼ぶにふさわしい実績を持つ点で、この二人以上の人材はいないという事実により、押し通された。1947年頃の話であった。二人を陸自が補佐するという体制が取られ、M41やM24軽戦車はこの流れで採用された。『テケ車などの、実戦で使い物にならぬ旧式の小型車両を取り替える』目的であった。軽戦車であるので、本土の防衛強化の目的での配備であった。
のぞみAについての詳細な説明は途中で、キュアプレシャスを迎えにいったキュアマジカルに任せられた。キュアプレシャスは山南修提督の命により、『オトナ世界』の状況の詳しい説明ということで、魔女の世界に送り込まれた。また、Aは既婚者であり、その配偶者は別世界線のココの転生で、サムライトルーパーという異能を持つ『異能者』でもあり、また別の世界で戦っているということも伝えなくてはならない。
「なんとも豪華な組み合わせだな、改めて考えてみると」
「サムライトルーパーを知ってんのか?」
「おふくろが若い頃にハマってたんだよ。バブルの頃の作品で、その頃に中高生だったと言ってたし、うちに当時のOVAがあったんだ。おふくろの秘蔵品かもしれん」
と、ブライアンらの母親は若い頃に同人活動をしていた経験持ち(バブル崩壊後の不景気の時期に青年であった経験から、夫の事業拡大に反対であった)であったことが語られる。
「それでどうかは知らんが、ガキの頃は臆病だった私に、親父は武術をやらせた。それで、ウマ娘としての本能が目覚める年頃に、私と姉貴はレースの世界へ飛び込んだ。姉貴は足を怪我で駄目にしたが、ドラえもんが私との勝負ができるように戻してくれた。それで、私の世間の評判が戻った後で、生涯最後の勝負をしてくれることになった。姉貴は家を継がなきゃならんしな。次女で良かったよ、本当に」
ブライアンは立場が次子であったことに感心していると述べる。そして、ドラえもんとのび太への恩義から、のぞみAの立場をしばし演ずる決意であると述べる。
「おふくろが古のおたくで良かったよ。この体のフルスペックを持て余すところだった」
「のぞみのヤツ、親友が一時、記憶喪失になってたから、それもあって、力を求めてな。それ故に『超弾動』にも目覚めた。だから、サムライトルーパーの技も撃てるんだ。プリキュアの姿で。元は黒江さんが目覚めてた関係で、あいつの姿で撃ったのがきっかけで、ZEROがその因果を紡いだんだ」
そのことから、夫が現役のサムライトルーパーである関係で、その気になれば、烈火のサムライトルーパーとしての闘技を使える状態になっていたらしい、のぞみA。
「要はZEROがチートにチートを重ねたってことか。まぁ、町中でストナーサンシャインやシャインスパークを撃つわけにもいかんし、ちょうどいい」
「お前、刀使えんの?」
「ウマ娘は神社の行事とかにも駆り出される事がある身の上でな。その関係で、舞をする事がある。刀はその関係で使える。チャンバラごっこ好きも後輩にいるし」
ブライアンは意外な経験持ちであることを明言する。現在ののぞみAよりもハイスペックなところを活かそうとしている。のぞみAはステゴロでは天才的だが、武器はあまり経験がなく、現役時代よりは多少マシ程度の『荒削り』。それに対し、ブライアンは武術の経験がある。
「近頃は軍人の基本給を警官より低くしろって意見が出てるし、公の場で武功誇ると、軍国主義のレッテルを張ろうとする。だから、あたしらしか仕事してねぇ。南洋軍はそれで、士気がメタメタ。連中も流石に不味いとわかったのか、『金はやるから、言われた仕事だけをしろ』とだけ言ってやがる。おかげで、武器は各国のごった煮だ」
扶桑軍は結局、黒江たちの力で政治的立場を守っていた。また、少数精鋭を是とする政治の風潮により、大規模動員や大規模兵力の投入を封じられてしまったも同然なため、64FとGフォース頼りであった。
「だから、駅から運ばれた武器がごった煮状態なわけだ」
「そうだ。マジカルはガキの迎えに行かせたから、今日はあたしらで備えだ。とりあえず、お前を歓迎するぜ」
「やれやれ。私は借り物の体なんだがね」
「あいつのダンナも多忙なんで、ヤツの助けを借りるわけにもいかねぇしな。輝煌帝は扶桑の連中の受けがいいけど」
「そこまで行ってる状況か、こいつのダンナの戦いは」
「ああ。再会した時点で、輝煌帝を呼べたしな。いる時間軸が違うから、他に誰かいるのかはわからんがね」
コージが戦う相手は妖邪帝王だと思われるが、既に局面が輝煌帝を手に入れた段階にあることから、大詰めを迎えつつあるのがわかる。
「おそらく、この次元でののぞみは幸せになれるが、今度来るガキの次元じゃ、1000年女王になるから、個人としては幸せとは言えなくなるだろう。だが、その次元じゃ、それを選んだ。プリキュアの存在に永続性がないようだからな」
オトナ世界は『滅びに向かう』世界線であったが、大人のぞみは人柱も同然の立場になることで、それを阻止しようとしている。その次元での先祖であった『1000年女王』の後継として。雪野弥生の意志を図らずも受け継ぐ形になる。
「その助けになりたいようだ。そのガキは」
「あんた、面識ないのか?」
「そいつの時代には、オールスターズの戦いも落ち着いちまって久しかったから、会ったことねぇんだ。のぞみは会った事あったようだが」
デリシャスパーティの時代には、オールスターズ全体での大戦は鳴りを潜めてしまっていたので、シャーリーの前世では共闘はなかったらしい。
「だから、かなり若いんだよ。あたしの前世の生年は1999年あたりだけど、その10年以上後に生まれた計算だし。マジで話合わせづれーぜ」
「10歳以上離れてるとな。そういうもんだ」
「あたしはガラケーが現役の頃に学生だったんだよ。それがスマホ当たり前の世代と話合うか?ああ、こえーよ……」
と、ジェネレーションギャップを気にするシャーリーだが、それでも、前世では、のび太よりはかなり若い部類に入る。のび太は世界線によっては、1964年の生まれであるからだ。
「しかし、輝煌帝や黄金聖衣が必要になる事態はそうそうないだろ?」
「まぁ、な。ショッカーの怪人連中はプリキュアの力じゃ倒せねぇから、そういう時くらいだ。あたしが正気で原子崩し使うのも、な」
そのことから、プリキュアの基礎的打撃力は昭和ライダーに及ばないことがわかる。
「あたしらは定義的には、『初代の魂から生まれた派生』に等しい存在だから、存在力は絶対に初代には及ばない。それに気づいたのぞみは、なりふり構わずに力を求めた。大人のあいつは特にそうなるはずだ。後輩連中はその手助けになろうと考えるだろうが、それは修羅の道でもある。それに、奇跡を一度でも味わうと、それ以前の生き方はできなくなる。大人のあいつはそれをわかったんだろう」
大人のぞみが一人の人間としての地位よりも、1000年女王やキュアドリームであることを選んだのも、そうした喪失感に耐えられなかったからである。大人になっていけば、なおさらだ。
「大人になることは残酷だ。年老いていく親の介護、土地と財産の相続とかを考えなきゃならんし、自分が死んだ後のことも。あいつは一人っ子だ。だから、余計に、それを気にしたんだろう」
大人になることで直面する各々の事態。それで気が重くなったところに、仕事の現実に打ちのめされる。そんな流れに耐えられなくなった上、恋人とも疎遠。そんな状況になれば、のぞみは青春期への『回帰』を望む。
「ココの別世界線での罪は、あいつの平穏を『普通の生き方に戻ること』だと考えたことだろう。不測の事態なんて、いくらでもあるってのに。こうなっちまった以上、件の世界線じゃ別れるのが最善だ。最も、バード星の精神病院から一生出れねぇだろうがな……」
オトナ世界線でののぞみは独身を貫くだろうとの予測を持つシャーリー。オトナ世界線のココは宇宙刑事ギャバンにより、『今回の動乱で精神を病んでしまい、とても会わせられる精神状態ではない』ことも伝えられている。そのほうがお互いのためだろうとも。それと逆に、自分も地球人に転生し、サムライトルーパーという異能者の立場になることで、のぞみの助けになれた場合の彼は『最高に幸せ』な世界線の一つに分類されるだろう。
「うちの世界線は最高に幸せだ。ココの昔の願いは叶うし、イケメンの好青年に転生して、サムライトルーパーして、プリキュアと同じ土俵に立ててんだし」
「むしろ、プリキュアより上だろ?」
「あたしらは浄化がメインだからな。サムライトルーパーは『倒す』ことが目的だから、ベクトルは違う」
プリキュアは原則的に、ハートキャッチ以降は浄化が主な存在理由になるので、浄化不可能な『純粋なる邪悪』な相手には遅れを取る場合がある。そうなれば、サムライトルーパーのほうが純粋な戦闘能力では上になる。
「それに、あいつらの鎧は人々の純粋意志の集まりって設定があったはずだ。本質的に、人とそれに類する存在は形はどうであれ、『戦うこと』が存在理由とも言えるんじゃないのか」
「確かにな」
「あんた、武器の経験は」
「機体越しなら、ジュッテの派生は扱った経験がある。あとは銃だな」
「M29は止めとけ。のび太曰く、吊るしは精度がよくないし、ラフな扱いができんそうだ。スーパーブラックホークにしとけ。のび太から、あんたへと頼まれている」
「へいへい。のび太も気を使いやがるぜ」
シャーリーは以前、S&W M29のロングバレルモデルを欲しがっていた事があるが、ラフな取り扱いは禁物だと、のび太から言われ、しょげた事がある。そのため、同等の弾丸を撃てるが、頑丈さは数段上な『スーパーブラックホーク』をブライアンに託し、シャーリーへ渡された。
「しかし、のび太のヤツ、どこから」
「スネ夫さんの弟から流してもらったそうだ」
「ああ、親戚の大金持ちに子供がないからって、養子に貰われていったとかいう……。財団のあれこれで輸入したな」
「おそらく。のび太曰く、フレームの増強はしてあるから、カスールも撃てるそうだ」
「うへぇ」
「正確に言うと、スネツグさんが継いだ事業の一つに射撃競技の支援や狩猟の管理とかがあって、自衛用の武器の研究って言い分で輸入したんです。熊が日本で問題になって、突然変異の個体をプリキュアで討伐した事件に、日本政府が震え上がったとかで」
「なるほどな」
と、調が補足を入れる。
「警官を歩哨に立たせたが、武器がニューナンブなのはな。威嚇にもならんだろ」
「サーベルを取り上げるのが反対されたからって、日本警察が回したの、経年劣化のある中古品なんだぜ?現用品のSIGを回せよな。おかげで、こっちで修理したぜ」
「警官連中は扶桑の人間を見下してますからね」
「ガバメントを回せとか言ってんじゃないってのに。まったく、お役所仕事だぜ」
シャーリーも、ブライアンも、日本警察の仕事がいい加減なのにぼやく。しかも、嫌味ったらしく、経年劣化の激しい中古品を送る始末だからだ。
「後で、総理大臣に直電してやる。警察庁長官のクビが飛ぶだろうよ。中古の在庫整理にしやがったからな」
「まったくだ。予備の弾すら支給しないなんて、扶桑の時代背景とかガン無視とは」
「まぁ、戦後の日本は好景気の頃の認識のままなのが残ってるからな。扶桑は戦前の日本よりは安全だが、一般人が銃器を持ってる時代なんだから、それなりの銃を送ってこいっての」
結局、この日に、日本の警察庁長官は組織の不祥事の監督責任を問われることになる。扶桑警察への日本警察の見下しが表沙汰になるのを恐れた総理大臣の判断により、現用品がお詫び代わりに送られたが、当時の扶桑人の平均的な体格では、けして大型でないはずのP230すらも、その取り扱いに苦労するほどであったので、しばらくは塩漬けされたという。
「とはいえ、この時代、130cm台すら当たり前だから、女性はSIGも扱えねぇだろう」
「まぁ、戦前世代の女性は栄養状態のせいもあって、160cm以上は少なかったというからな」
「私は背が伸びなかったんですけど、今は逆に背が伸びすぎたって感じです」
「まぁ、現役時代の変身が長身だったようだしな、お前。そのうち慣れる」
キュアズキューンとしての姿に慣れていないため、違和感があるらしい調。プリキュア化した場合に体格が変化するケースは多くないが、この場合は妖精からの変化であった都合なので、元々、背の高くない調が覚醒したため、色々と感覚の違いがあるのだろう。
「武器の整備はしてあるし、しばらくは地下街の見回りだ。何があったら、インカムで連絡を取り合おう。見張りの警官連中は当てにならんと思え。多分、食われるか、逃げ出す。逃げ出してくれたほうがいいが、そうもいかんだろう」
「了解」
こうして、ブライアンは『プリキュア』として、地底生物の討伐に参加した。ブライアンは(入れ替わりが)かなりの長期に登ることを覚悟しており、なおかつ社会勉強を兼ねているとも考えていたため、こうした仕事も積極的である。以前は生徒会のメンバーになった後も、その仕事に無頓着であったが、自身が競技者として落ち目になった後、父親と半ば絶縁の状態に追い込まれたり、周囲の掌返しを受けたことで、考えをガラリと変えた。以前より協調性が増したり、以前より人柄が穏やかになったのは、ブライアンなりに『引退後の自分』を考えての変化であった。また、ドラえもんらのおかげで、競技者としての再起が見込めることになったため、当初の目論見であった『海外遠征』に希望が見えたこと、諦めていた『姉との最後の勝負』がやれるということも、『嘘のように』明るくなった理由であった。そして、コージから「烈火剣」が送られてきた(コージは剛烈剣を使っているため)こともメールで伝えられる。
「気を使わせて、悪い気がするな」
「使えるのは使っておけ。まぁ、これで双炎斬に耐えられる刀は確保した。怪物相手に食らわせてやれ」
「わかった」
と、ブライアンは苦笑交じりながら、自身のウマ娘としての『領域』の元々の属性が炎であった関係、落ち目になったことで、却って『仁の心』に目覚め始めていたのが効いたのか、双炎斬と閃煌斬を撃てる素質を得たことを第三者に確信されていることを実感した。
「しかし、のぞみは親友を戦わせたくないのか?」
「まぁ、記憶喪失に一度なったらなぁ。怖いんだろう。一応、炎属性は代替の効く後輩がいるからな。それもあって、後方業務に専念させてる。それに、その時の怪我が完治したとはいい難いしな」
「彼女に拗ねられても、どう言ったらいいのかわからんぞ?」
「あたしがなだめるよ。まぁ、炎はスカーレットで代替が効くのは事実だし、あいつ……、ルージュの炎自体は敵に効かないこと多かったしな、昔から」
「頼む。それと気になったんだが、のび太のいる世界線はゴジラがいた世界線っぽいのか?」
「日本政府が隠蔽してたらしいがな。モスラもいたはずだ、そうなると。平成と昭和の設定のごちゃ混ぜ状態だったらしいから、ある時に宇宙に旅立ったらしい」
「怪獣大戦争だな、さながら」
「ゴジラは初代の初期設定と平成以降の超常性が入り混じる状態が危惧されてたらしくてな。初期設定通りなら、オキシジェン・デストロイヤーでぶっ殺せるが、平成以降の設定が適応させれば、体内の原子炉がメルトダウンしない限りは死なない。自衛隊はそれを恐れたんだそうだ。バブルん時の話だ」
と、黒江の調査により、自衛隊がメカゴジラやMOGERAを造った理由には、ゴジラ(初代&二代)の襲来が本当にあり、ミニラが三代目になる可能性が恐れられ、そのミニラがバース島の放射能で『親より強大なゴジラ』へ変異するのでは?という恐怖からか、自衛隊は(旧軍の経験者が現役の自衛官であった時代は特に)MOGERAやメカゴジラなどの超兵器を造っていたことがわかったと、シャーリーは言う。
「まぁ、サムライトルーパーの存在も最近にわかったことだ。1988年に作中の出来事が起きなかったようだから、多分、コージがその主人公にあたる立ち位置になったんだろう。他の四人もいるようだが、その時代を空けるわけにもいかんからか、会ったことは今んとこはないな。のび太が50超えの時に起こる戦いのようだし」
「つまり、のび太が老人に差し掛かる頃に妖蛇の侵攻で、それから数百年で一年戦争、そこからガミラス、白色彗星帝国……、ゼントラーディ。よく生き残れたな、地球人」
「ああ…。だから、ゲッターエンペラーなんて、トンデモ怪物が生まれちまうんだろう」
と、一同はのび太のいる世界線(未来世界)のトンデモぶりに呆れ返る。闘争もいいところな歴史だからだ。
「でもよ、なんで、普通枠が俺なんだよ」
「しかたないだろ、あんたはプリキュアでもないし、手に入れたのはロボットガールズ寄りだけど、マニアックすぎるし」
「なんだよ、獣神サンダー・ライガーのレスラーは有名だろ!?」
「もう引退したし、アニメはもっとマニアックだぞ」
「ぐぬぬぬ……」
と、階級は上がったものの、いまいちギャグ要員っぽい菅野。日本からは『若いのを階級上げすぎ』と苦言を呈されたが、元々、魔女が軍隊で馬鹿にされないようにと、高い階級を与えたという歴史的経緯がある。更に、ミーナの一件以降、魔女の世界では、扶桑の『魔女の低い軍階級』が差別だと問題になっているという事実もある。そのため、『戦功のある者は佐官に任じておく。功が溜まった佐官は准将にしておく』という措置が取られた。この兼ね合いで、菅野も少佐になったのだ。特に、ミーナの一件により、カールスラントへの思慕がいっぺんに冷めてしまった扶桑は欧州への不信を募らせていたため、欧州はそこに文句を言うしか手がなかったからで、プリキュア達が高い階級にあるのは、そんな政治的理由によるものであった。