ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

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前回の続きです。


第二百七十三話「セクシー・アドベンチャー 6」

結局、自由リベリオンは日本連邦の内部の協議で『弾除け』と扱われる事になったが、寡兵であるので、日本連邦の一部からは『アメリカが怖いから、自分の家の中に住ませてやっている、アメリカ出身の乞食』という嘲笑すらあった。だが、並の国が欲しがるような装備を有し、人員の質も随一であったため、一種の軍閥であったが、ティターンズの傀儡政府に統治の正当性はないため、日本もやむなく存在を容認している。また、ティターンズ残党こそ、ジオン残党にタイムトラベル技術をもたらした張本人なことも判明しており、結局は旧エゥーゴ/カラバ閥の地球連邦軍の行動を日本側も容認せざるを得なかった。ティターンズの超兵器には、日本の軍事力では歯が立たないからだ。そして、歴代プリキュアが扶桑人ばかりを素体にして転生していないという(ごく当たり前の)ことは、日本を悩ませた。シャーリーは普通にアメリカ人であるからだ。そのため、元は妖精、ないしはそれに近い存在がプリキュアに覚醒していた(プリキュア化後は人の肉体、ないしは人間態を持った)過去を持つ者は貴重な存在であった。また、現世での生まれ方が戦闘用に生み出された種族である者も存在する。日本は歴代プリキュアの戦闘を法的に合法的にする案を内々で検討していたが、結局はいい案は浮かばず、80年代以前の歴代ライダーらの例を範にしての『黙認』の継続が取られた。憲法から改正をしない限りは不可能であったからだ。また、歴代仮面ライダーがそうであるように、警官ですらない者が多い(昭和ライダーは八割がオートレーサー、ないしはスポーツ経験者である)からだ。仕方がないため、日本連邦憲章にヒーロー達の活動の容認に関しての条項を入れることで、法的な妥協がなされた。ヒーローたちは戦闘行為そのものがボランティア活動に近い者のほうが多いからだ。

 

 

 

 

アニメと違い、のぞみは扶桑の軍人を素体にして現れたため、その世界の人間の立場を乗っ取る形になった。それが日本政府を震撼させた。当然、錦の意識は消失したが、細かい部分でその名残りがあり。のぞみに『普段からいい運動神経』や『サッカーファン』などの影響を残した。その関係で、戦間期はみらい(+モフルン)、ラブなどを伴い、サッカー観戦をしていた。その一方で(住んでいた時代が時代のため)野球にも造詣が深い。現役時代は(知識はあれど)運動神経が音痴であったが、転生後は運動神経がいいのと、プリキュアの姿で活動したほうが都合がいいので、ノビスケ(のび太の息子)がスポーツ選手を志すきっかけを作っている。また、太平洋戦争開戦後はウマ娘たちが交代で居候しているため、スポーツ選手志望になるのは当然の流れだろう。

 

 

 

 

 

2026年。ノビスケがかつてののび太とほぼ同年代に成長した時代。この時期はウマ娘代表で常駐のナリタタイシンの他、持ち回りのため、フジキセキとジャングルポケット、ダンツフレーム、アグネスタキオンが野比家にいた。ノビスケは両親が共働きで、昔でいう鍵っ子な子供である。かつての静香の勝ち気な面を強く受け継いだ都合上、ガキ大将である。だが、ガキ大将=問題児と見なされる風潮が生まれた時代では(PTAなどに)周囲に睨まれる日々であった。とはいえ、ある程度成長して、潜在能力が開花し。街のスポーツチームで代表になると、途端に掌返しをされた。そのため、ノビスケは『ませた』性格に育った。ウマ娘でいえば、ジャングルポケットに近い。

 

「ブライアンさんか?俺だ」

 

「なんだ、ポッケか。野比さんちの小僧に粗相してないだろうな?」

 

「安心してくれ。あいつにサッカーを教えてる。あいつが傾倒してたラクビーは危険だって、おふくろさんが心配したんで、俺とフジさんで説得させて、サッカーに転向させた。まぁ、ラクビーよりは安全だろ?」

 

「まぁ、ラクビーからの転向なら、サッカーのラフプレーくらいは平気だろう。お前はどうだ」

 

「シニア級になったんで、しばらくは休めってよ。クラシックで脚に負担をかけたかんなー。あんたも回りくどい手段使ったんだな」

 

「下の妹たちの夢は壊せないしな。それに、レースから離れたくてな。現役に固執してるってんで、実家の親父と揉めて、勘当された。財産は姉貴にやるから、下の妹たちは養ってほしいんでな」

 

ブライアンの心配事は下の妹たちのことで、タケヒデ含めて、おおよそ三~四人。全員がウマ娘であった。そのうち一人は赤子であった。その事も、父親が周囲に責められ、大病で没することになる遠因である(家自体は長子のハヤヒデが数年後に引き継ぎ、事業を安定軌道に戻し、事なきを得る。後に脚の治療の成功を正式に確認し、草レースや市民マラソン等で走るようになる)。

 

「まぁ、私は子孫を残せん事はメタ情報で分かってしまってる(史実では、母系でわずかに残る程度)んでな。姉貴や、すぐ下の妹もだが…。事業は親類の誰かに継がせるのがいいだろうな」

 

「それもかなり世知辛い話だな」

 

「産駒にトーセンジョーダンがいた分、お前はまだいいだろう?」

 

「メタ情報はやめてくれよ……あいつが俺の倅だって?なんの冗談だよ」

 

と、ジャングルポケットは昔で言うスケバン気質のウマ娘なので、真逆のギャルであるトーセンジョーダンが自分の子であったと教えられ、実に困るらしい(ウマ娘としては同年代であるため)。

 

「とりあえず、フジの言うことを聞けよ?」

 

「へい」

 

 

と、ブライアンは連絡を終える。この頃には、ジャングルポケットらの世代も、既に史実での役目を終えた後であることがわかる。ブライアンはブライアンで、のぞみへの恩返しで、プリキュア稼業を代行している。半分は幼い頃の願望を叶えるためで、意外とかわいい幼少期を過ごしていたことがわかる。

 

(カワカミが聞いたら、校舎が完全に壊れるな。女帝サマの胃に穴が開くだろう)

 

カワカミプリンセスには、一連のことは知らされていない。喜び勇むあまりに、周囲に被害をもたらすことが心配されたためである。ジェンティルドンナが呼ばれたのは、パワーを自己制御できるからである。カワカミは(精神面での鍛錬不足により)パワーを闇雲に奮っている。それもあり、今回の事は伏せられている(喜び勇むあまり、周りに迷惑をかけるため。なお、史実の彼女は降着処分が堪えたか、それ以降は一度も勝利できなかった)。

 

(ただし、奴は奴で、史実では降着処分の後は精彩を欠いたまま引退……だったな。トレーナー次第で回避できるにしろ、あいつには辛い道だろう)

 

カワカミプリンセス自身もわからないだろうが、因果律による『残酷な未来の訪れ』は唐突に訪れる。ブライアン自身がそうであったように。ブライアンは因果律改変を可能としたのぞみAの力を借りる形で、それを乗り越えようとしているが、それは極めて幸運な例だ。

 

(私も史実通りなら、引退後の数年で病死だからな。それを含めて、変えるように頼んである。タケヒデも成功はしないのを突きつけられるとな。なかなかに堪える。そういえば、マスドライバーもジオンのせいで、恒星間宇宙船の実用化の後は無用の長物になって、一年戦争前に計画があった『軌道エレベーター』も残党共のテロリズムで計画が中止になり、恒星間宇宙船の実用化で立ち消えになったらしいが、波動エンジンが実用化されれば、軌道エレベーターも、マスドライバーも、無用の長物になるというわけか)

 

ザンスカール帝国戦で破損したマスドライバー施設はその後、修復がなされたものの、波動エンジンやフォールド機関などの登場で、『歴史的意義を果たした』として使われなくなったという。これは恒星間宇宙船の時代の訪れで、マスドライバーに頼る必要が無くなり、コロニーの『恒常的な居住地』という意義も戦乱で失われた(デザリアムやガトランティスは『人間の金魚鉢』と侮蔑的に表現していた)ためで、恒星間宇宙船は別の星系に移民を可能としたが、その代わりに、それ以前の努力を無に帰してしまった。また、23世紀以降、北米の東部は荒廃、中国の北京や上海は一年戦争からの戦乱の被害で荒れ、ロシア地域は統合戦争以降は完全に没落し、見る影もないという。21世紀時点の『夢の技術』も、恒星間宇宙船の時代では『時代遅れ』とされてしまう残酷さに、一種の落胆を感じている。とはいえ、波動エンジンは軍用が主な使用法であるため、民間船はフォールド機関までに留まっているのも事実だ。波動エンジンは重要部分の補修に必要な金属材が地球上では確保できない(宇宙戦艦ヤマトはコスモナイトを採掘・備蓄していた)のもあり、使用は軍用に限られている。ハーロックの時代でも、波動エンジンは主機の座からは陥落したものの、戦闘用艦艇にのみ使用されている。

 

 

(そういえば、タキオン粒子を利用する考えは20世紀の後半からあったとかいうな。しかし、今(21世紀初頭)の時点では、机上の空論扱いだった。それがドラえもんの世界では、21世紀頃に実在が確認され、それを制御する技術理論自体は完成していた。だが、そのエネルギーに耐えられる金属が地球上の材料では実現できなかった故に、研究が一定レベルで停滞。その後の宇宙時代の到来で実現して、波動エンジンの短期間での完成と量産……。そのプロトタイプにして、最高傑作が宇宙戦艦ヤマトってわけだな。日本海軍の連中は天国か地獄で大喜びだろうな)

 

宇宙戦艦ヤマトは地球の象徴的な軍艦と見なされている。その前身が二次大戦で沈んだ、大日本帝国海軍最強の戦艦というのは、常識で言えばありえないが、切羽詰まった状況で生まれた戦艦であるので、必然的に高性能となる。ドレッドノート級が『安物』扱いなのは、ヤマトに比べると、実に打たれ弱いからだが、量産品である以上、どこかで妥協が入るのだろう。波動エンジンをエネルギー量で凌ぐエンジンは(モノポールエネルギーの実用化がなされる)25世紀あたりまで実現せず、それも波動エンジンよりある箇所で劣る面があるため、複合機関化の方向で発達していき、やがて、宇宙戦艦は初代ヤマトとアンドロメダの時代の形状に先祖返りするのである。アルカディア号の武装が23世紀の軍艦とあまり変わらぬ形状を保っているのは、技術発展で先祖返りを起こしたことにによるものである。

 

 

「ブライアン、お前。怪物に勝算はあるのか?」

 

「超弾動双炎斬を放ちゃいい。草薙の炎を併せれば、神獣クラスも祓えるしな」

 

ブライアンはのぞみAの肉体の秘めし才能を引き出しており、超弾動(サムライトルーパーに必須の上位技能)と草薙の炎を組み合わせての斬撃をするようになっており、怪物(正確には、古代生物の生き残り)退治にも自信があるようである。

 

「プリキュアの姿で刀かよ」

 

「2026年のプリキュアは斬撃してたそうだぞ?ノビスケから聞いたが」

 

「うぉ、マジかよ!?つか、みてんのかよ」

 

「2020年代にゃ、ジェンダーに引っかかるぞ、そういう見方」

 

「面倒だぜ。90年代以前は問題なかったのによ」

 

「時代が変わったんだよ。ランドセルも二色じゃなくなったぞ」

 

「うへぇ……」

 

「2010年代の中頃を過ぎると、草食系男子も増えたし、昔の映画俳優みたいなマッチョな奴もだいぶ減ったからな」

 

プリキュアはメタ的には、かの有名な『美少女戦士セーラームーン』のアンチテーゼとして生み出されたため、初代からしばらくは戦闘向きの特性が強い。だが、時を経ると、セーラームーンに近い『浄化寄りの特性』が強まっている。そのため、初代に近い特性の世代が戦闘の主軸になりやすい。シャーリーは過去のほとんどの生でガサツな人柄かつ、現世では(かの名優ジョン・ウェインが健在な時代に転生したのもあり)どちらかというと、マッチョイズムに染まり気味であり、プリキュアとしての現役時代に比べると、だいぶ粗野である。2010年代末~2020年代に思春期であるブライアンと比べても、だ。

 

「私も、おふくろに愚痴られた事があるくらいには荒い言葉遣いだが、あんたのほうがものすごいぞ」

 

「むぎのんだった頃の名残りじゃないの?」

 

「むぎのんはやめろ。原子崩し使うと、そん時の口調に戻るのがなぁ」

 

「子供が怯えるからね、あれ」

 

「お前、モクは吸わねぇんだな、その歳になっても」

 

「2020年代になると、健康志向が強まるし、親父がチェーンスモーカーだった反動だよ」

 

のび太は2020年代後半には壮年を迎えるが、実年齢からすれば、依然として若々しい外見である。また、たばこは(外国に行く時などに)咥えはするが、吸いはしない。そこに、若々しい外見故の苦労が偲ばれる。それでも、90代までの長命が約束されているので、少年時代の信条の通りに生きたのである。

 

「せがれも直に中学。30まで結婚しないとか言ってる。僕と違って、スポーツ選手志望だし、スポーツ選手が一番稼ぐのが、20後半から30前半だからって言ってる」

 

「そのあたりが全盛期だからな、普通。その先は人による。カミさんの教育の賜物か、あんたの子は」

 

「時代的に、晩婚が進んだ頃の子だしね。あの子が大人になる頃は、80代までは普通に生きれる時代だ。問題はどう生活を確保するか。21世紀はネットで炎上=社会的な死だから、倅も、成人して、引退するまでは、SNSはあまり使わないと言ってる。僕の世代よりちょっと上あたりから、そういうのが問題になってたしね」

 

「あんたの世代よりちょっと上あたりか。バイト先で馬鹿する行為が出てきたのは」

 

「平成の後半辺りさ。せがれはスポーツ選手志望だから、意外にネットリテラシーは高めでね。僕の時代は小学校高学年までなかったからね。せがれは生まれた頃からあるからなぁ」

 

のび太は昭和末期に生まれたため、インターネット文化の揺籃期に思春期を過ごした。その思い出は、この場では語れないほどあるらしい。

 

「お前、ノートパソコンを始めて買った時、大喜びだったもんなぁ。高校を出るあたりだったか」

 

「両親は反対してたけど、君等が援助してくれたし、時代が変わったからね」

 

のび太の両親は昔気質であるが、のび太が思春期を迎える頃から、確実に時代は変化していった。街の商店街は確実に縮小し、街の小さい電器屋にノートパソコンが置いてあるはずはない。のび助も業務にPCが必要になる時代に重役となったため、黒江達の助けが会社員生活の後期では必須だった。

 

「うちの親父もまさか、会社員生活の後半はPCの場面とにらめっこするとは思わなかったとぼやいてたよ。親父は99年で36歳で、PCが一般に普及しだす頃に働き盛り。商社勤務なのに、外国語がてんでダメ。君等が助け舟を出してくんなきゃ、課長止まりだっただろうと言ってるよ」

 

のび太の父親である、のび助は商社マンであったが、昭和のバブル期の前後に就職したため、21世紀には絶滅危惧種になった『外国語を使えない』男であり、いくら国内向けが主体とはいえ、もう少し後の時代であれば、会社員生活の晩年は窓際族で終わっていただろうとされる。のび助はそれを差して、会社員時代の後輩らに『運の良い人』と評されているとのこと。

 

「珍しいくらいに、外国語ダメダメだったもんな、あんたの親父さん」

 

「パパさんは画家志望だったので、読めはするそうなんですが、自分で喋るのは」

 

「典型的な昭和のサラリーマンだなぁ」

 

「もうちょい遅い時代に働き盛りだったら、出世できなかっただろうね。99年~2000年代前半なら、まだ黎明期くらいだしね、インターネットの」

 

それと対照的に、のび太は成長後は国際規模の裏稼業をしている都合上、素で数カ国語は操れる。これは中学~大学時代の努力の成果である。

 

「親父は自分と同じ会社に入るのを期待してたらしいが、僕の時代じゃ、縁故採用は睨まれるからね。射撃競技で食うの考えてたが、おふくろが反対してね。妥協的に官僚になったわけ。もっとも、銃を持つ大義名分として、射撃競技には出てるけどね」

 

のび太は自分が会社員生活に向かないことを自覚しており、射撃競技の選手になることを考えていたが、玉子の反対があり、妥協的に官僚になったことを告白する。のび太の両親は(バブル期以前の価値観が崩壊していく)時代の変化に戸惑っていたのは確実だが、玉子は子供時代のイメージを息子が思春期を迎えた後も強く引きずっていたことがうかがえる。ただし、官僚生活でのノウハウが財団運営に役立ったのも事実である。表向きは官僚であるのび太は、青年~壮年期までは財団の運営を自分の親類に任せていた。日本の法律の関係である。扶桑では合法だが、日本では違法だからだ。のび太が財団の運営を自らしていたのは、記録上は(退職後の)老年期のみになる。

 

「財団の普段の運営はどうしてんだ?」

 

「親類に任せてある。日本の法律の関係さ。自分で合法的にできるのは、定年の後さ」

 

と、のび太が言ったタイミングで、駐屯地の兵士が血相を変えて、一同のもとに、報告にやってきた。

 

 

「た、大変です!」

 

「なんだ、騒々しいぞ」

 

「は、ハッ。東南地区に例の怪物が現れました!!」

 

いよいよ始まる怪物退治。バダンが暗躍し、ティターンズ残党がリベリオン合衆国を使い、扶桑に戦争を挑む時勢に、ふと目覚めた怪物。カンブリア時代の生き残りがどうやって、億単位の歳月をほとんど進化もせずに生き延びたのか?ハリウッドのベタな動物パニック映画のような流れ。のび太、シャーリー(キュアメロディ)、調(キュアズキューン)の三者は流れに身に覚えがあるので。多少なりとも苦笑交じりの表情であった。

 

 

「野比氏のお車は整備させてあります。万全です」

 

「頼んでた拳銃は?」

 

「ハッ。預かっております」

 

と、拳銃を手渡す兵士(扶桑陸軍)。

 

「おあつらえ向きだな?」

 

「せっかく、車をアルファロメオ グランスポルトにしたんだ。ここはワルサーっしょ。戦前製造で、疎開の時に代理店が入手してた個体を頼んどいたんだ。戦中製造のは粗製乱造だからね」

 

ワルサーP38は『魔女の世界』では、あちらこちらに流出しており、扶桑の一般人も容易に買える代物であった。これはワルサー社の疎開が一部は失敗した故で、その資産を回収したのが扶桑の輸入代理店であった関係でもあった。さしものカールスラントも、本土陥落の差し迫る時期の製造の機械や武器は精度に難が多く、戦前の基準では、製造ラインで弾かれるようなものも出荷されていた。その関係で、のび太は戦前の最盛期に製造されたものを調達するように依頼していたわけだ。オートマチックは趣味ではないと語る彼だが、仕事で使うことはあるのだ。こうして、一同は仕事に向かった。

 

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