背信行為を働いたシャムへの扶桑の報復の苛烈さは、現地政権を一発で転覆させた。第二の都市を戦略爆撃機による精密爆撃で壊滅に追いやった事は、扶桑を侮っていた連合国の首脳陣を顔面蒼白に陥らせた。特に、この1949年当時、高高度を飛行する超音速の戦略爆撃機を迎撃する術など、扶桑と戦争中のリベリオン以外の他のいかなる国も持ち合わせてはいないからだ。自前の飛天は所詮、B-52のコピーであったので、地球連邦軍内で旧式化していたものを借り受けて使用した扶桑だが、政治的理由からの爆撃であるので、現場は乗り気ではなかったが、シャムを調教せよという扶桑の世論の沸騰に押され、やむなく実行された。爆撃は主要都市の政庁などの所在地が目標であったため、各地との連絡が絶たれた中央は為す術もなく、反扶桑的な政権は軍の良識派のクーデターによって、一夜で転覆。ただし、どさくさ紛れで政権の幹部層が皆殺しにされたため、シャムは統制を失ってしまい、統治機構自体が形骸化。現地は扶桑が手配した地球連邦軍の管理下に入った。この連合軍内の内紛はティターンズ政権下のリベリオンへ靡く国々を増加させてしまうが、同時に、扶桑に逆らえば、一夜で都市に怪異も霞む災厄が訪れるという恐怖も浸透させる形になったため、シャムの背信は、連合国の勢力圏を減退させるという負の効果をもたらし、戦争後の世界情勢の姿を決める事になった。歴史的に中立で鳴らしたスイス相当の国家も、扶桑の苛烈さに恐怖したか、扶桑に有利に振る舞うようになったという。
シャムの背信は扶桑国民の外国不信を強める事になったものの、連合国の盟主の座につくための政府の意向もあり、国民は(公には)公平明大に振る舞うように教育されていった。これは連合国の連携を守るためで、既に頼れる国々は数カ国しか残っていないからである。肩身が狭くなった各国出身の軍人は、扶桑への忠誠心を示すために四苦八苦していくこととなるが、結果的に、Y委員会の目標である『地球連邦政府の樹立』の伏線に繋がるのである。面従腹背の姿勢であったガリアは1935年設計の戦艦である『リシュリュー級戦艦』の維持で精一杯であり、それより新式の戦艦の建造などは実質的に不可能とされた。その時期が長かった故に、後年に扶桑と敵対した時に、恐怖のどん底へ突き落とされるのである。
扶桑の新鋭戦艦群の短期間での登場は各国を震撼させた。特に、主砲口径が常軌を逸した大きさになっていたため、『何と戦う気だ』と、各国は嫌味を言い合ったという。だが、下手な戦艦を一発で轟沈させるほどの貫通力を持つ砲弾が『ありえない速度で連射されてくる』という事実はオーバーテクノロジーを戦艦に使った事の証拠となり、各国が戦艦を捨てられない理由にされていった。ミサイル兵器などは数十年で普及するが、扶桑の新戦艦は異常な大きさ故に、異様な頑丈さを誇ると推測されたため、抑止力的な意味での戦艦を必要にした。つまり、各国はリベリオンと扶桑の兵器開発競争についていけないわけで、扶桑とリベリオンが超音速戦闘機を実用化してきてるのに、他は1942年レベルのレシプロ機すらも普及しきっていないわけで、隔絶した差があった。戦車も同じ。そんなわけで、まだ、追いつく望みがある戦艦にリソースを注ぎ込むことを選んでいったのである。だが、ロマーニャはイタリア半島統一を望まぬ派閥が内戦を起こすという醜態により、紛争地域化してしまう。そのため、欧州は再び、ブリタニアの天下となり、アジア太平洋は扶桑の一人勝ちになっていったのである。
シャムの醜態と大失態は、爆撃された都市に(せっかく育成していた)魔女部隊の大半がいたことであった。不運にも、要員の大半が燃料気化爆弾で、一瞬にして死亡してしまった。これにより、怪異への自前の抵抗力を失った形になったのも、親扶桑派によるクーデターの理由であった。だが、政権を掌握したところで、燃料気化爆弾による爆撃は既に、シャムの軍事的な重要拠点を焼き尽くしており、同国は自立しての防衛が不可能となっていた。国際問題を避けたい双方は『シャムの前政権に全責任がある』とする覚え書きを交わした。扶桑はその見返りに、地球連邦軍の駐屯を約束した。安全は確保されたものの、統合戦闘航空団に供出できたはずの手練の大半を喪失するという痛手を被り、シャムは以後、軍事的に日本連邦に依存する状態が続く事になった。日本連邦はこれにより、シャムを『調教』したものの、魔女の供給に関しては失敗したため、64Fの負担軽減の目論見は潰えた事になる。また、たとえ成功したとしても、戦争の様相の変化から『使えない』と扱われただろうが…。
プリキュアたちは法的な観点の問題が(日本では)揉めてしまって、議論すら不可能であったため、扶桑軍が抱え込むのは当然の流れであった。戦闘向けのプリキュアも多かったからだが、それよりも上位互換と言える聖闘士もおり、下手な軍より強いため、魔女の募集の減少は必然であった。そのため、実質的に魔女は『希少種』と日本から見なされ、時空管理局の魔導師より劣位の目立つ存在であったが、『保護すべき存在』とされた。ダイ・アナザー・デイでの醜態が報道された結果、世界的に迫害されたからで、オラーシャではいくつもの悲劇が起こった。日本連邦としては『保護する』必要があった。ただし、通常の魔女は能力に時限性があることから、この時代には軍部に疎んじられていた。また、魔女側も『退役した後に、女優やモデルにつけないってどういうことだ』と反発したが、世間的に、ダイ・アナザー・デイに貢献しなかったこと、『異世界のヒーローや軍人たちが命がけで戦ってるのに、自分たちは高みの見物を決め込んだ』事の報道により、魔女自体が反発を買っており、軍に残留する、あるいは『処理を受けての復帰』をするしか選択肢はなかった。『歴代のプリキュア達は(姿は現役時代のものであったので)年端もいかぬ年齢で強大な敵相手に無償で戦ったのに』と、ダイ・アナザー・デイでのサボタージュが白眼視されたからで、オラーシャなどでは、登録抹消された部隊が、丸ごとマフィアへ転じた例も生じた。扶桑はこれを受け、連絡が取れる限りの黄金世代の魔女らを再召集し、処理を受けさせる形で、サボタージュの中心世代の抜けた穴を埋めさせた。結果的には、若返りどころか、黄金世代依存へ逆戻りしたが、やむを得ない措置であった。田舎の農村で魔女を納屋に幽閉した例が出たためで、この時期は、魔女には文字通りに『冬の時代』であった。その一方で、朝日奈みらい(キュアミラクル)が英雄として、空軍少佐の地位を得ていたのだから、魔力の永続性の有無が明暗を分けたと言っていい。故に、異能の最たる例である歴代プリキュア達は厚遇されたのである。
とはいえ、プリキュア達も代を経ると、武器を使う例、浄化特化などの例が現れることが判明しており、それらを兼ね備えていても、南斗聖拳や元斗皇拳への苦戦は予見されていた。現役時代通りの能力では、さらに高位の能力を備える『神闘士』、『海闘士』、『冥闘士』などに手も足も出ない事は自明の理。小宇宙への覚醒は『神々の闘士たちとの戦闘には必須の技能』であると、ダイ・アナザー・デイ前後の時期に示された。例として、プリキュア5の現役時代の最高技『プリキュア・レインボー・ローズエクスプロージョン』も黄金聖闘士クラスの実力者であれば、片手で遮れる。これは黄金聖闘士としてはだが、若輩である黒江でも可能である。これにより、のぞみはデザリアム戦役の直前期から、単騎戦闘力を強化する方向に舵を切っていたのである。
「これがその成果?」
「まぁ……、あの子は色々あって、ね」
デザリアム戦役時に、のぞみが開眼した『ノワールフォーム』。闇属性なために、コスチュームをそのまま漆黒に染めたような姿だが、真ゲッターロボのような翼を展開できるなどの独自の特徴を備え、『ズワルト~』系のゲッター属性の技の発動時などで用いる。世界線別の違いとはいえ、光と闇。双方の力を備えるのは、融合したZEROが双方の属性の力を(神レベルで)備えていたからでもあり、副作用で、口調などが好戦的になるとはいえ、闇の力を制御できたことによるメリットも大きい。それは物理的破壊力が抜群に得られるからである。ズワルト系の必殺技は闇属性の力の持ち主ならば、パワーが増幅するからだ。
「これ、のぞみちゃんのうち、何人が納得するんだろう?」
「齢を重ねた後にプリキュアに戻れた場合はわかるでしょう。変身を10代の時だけの奇跡だって認識してる世界線も多いし。だから、あなたの世界線では、ココと決別するのを選び、戦士として生きる選択を選んだ。女の幸せは『家庭を築く』ことなんて、戦前の価値観だもの」
結局、ココ(オトナ世界線)は罪悪感で心を病んだ状態でバード星の精神病棟に収容され、そこから出れない状態。精神を病んだせいか、重度の夢遊病も発症するという有様であったことから、ナッツの同意のもと、当分はバード星に隔離することとなったことが語られ、ココ(オトナ世界線)の価値観が(妖精の割に)時代錯誤なものだということであった。ナッツはこの有様から、当面は一人で王位に在位することとした。また、のぞみへの仕打ちに激怒していた事から、自身はこまちを娶ることを公言するなど、オトナ世界線の本来の流れとは違う流れになり始めている。
「考えは人それぞれだけど、たとえ同一人物でも、世界線の違いでの思考の差が出る。それは覚えておいて」
「わ、分かった」
と、キュアマジカルはキュアプレシャスにそう言い含める。自分も(前世がシンフォギア世界の人間であった事もあり)違いがあるのを自覚していたからだ。
「この世界、私の同僚はバケモノが多くてね。プリキュア状態の拳を軽くいなして、逆に一撃で昏倒させるくらい朝飯前。うちののぞみも転生して、覚醒した直後あたりは幹部連中に揉まれて、拗ねてたわ。あの子は戦闘向きの世代だから、特にね」
マジカルはここで、のぞみAのちょっとした話を打ち明ける。覚醒直後は当然、変身態は現役時代通りの能力であったので、64Fの幹部層(多くが黄金聖闘士級の実力者である)には手も足も出なかった。当然、戦闘に自信があり、魔女としても、当代の上澄みの自負があったため、連戦連敗に意気消沈したのは言うまでもない。
「自信があったからだけど、うちの幹部層、普通に超人が多い上、昭和世代の仮面ライダーや、宇宙刑事を電話で呼べるのよ。スーパー戦隊も、古い世代のいくつかを。それで、私たちにあれこれを叩き込んでいったのよ」
「プリキュアより強いなんて、そんなのあり?」
「仕方がないわ。聖闘士っていう神々の闘士、その最高位の人たちとかが揃ってるから。本気になれば、光速でパンチができる」
「ひ、光の早さ!?」
「それも超えた領域にも到達したそうよ。タキオン。それが第九感で到達できる領域」
「タキオン……」
「SFでよくある、超光速の粒子。宇宙戦艦ヤマトの動力源であり、私たちの目指すべき領域の一つよ。そうでないと、神々や、彼らの設けた摂理には太刀打ちできない」
この頃には、プリキュア達は第七感(セブンセンシズ)への覚醒を目指すように、通達がなされていた。これはのぞみ、ことはの両名が最初に究極点のテンセンシズ(神領域)に到達した故であったが、色々なことへの帳尻合わせの意味もあった。これは黒江がのぞみの姿で、聖闘士としての全力を出した結果、単独でキュアレインボー(プリキュアの奇跡の形態)をも超越した力を見せたからである。
「私の上官が、ドラえもんの入れ替えロープでのぞみと魂を入れ替えたことがあるのだけど、そこで黄金聖闘士としての全力を出しちゃったもんだから……」
『エクスカムイ(神代三剣)!!』
黒江は結果的に、山羊座のシュラ亡き後の後継者で落ち着いた。転生を重ね、その修練を完成させた結果、草薙神剣・布都御魂・天羽々斬の三つの力を合体させた『神代三剣』を放てるようになっていた。山羊座の聖闘士としての究極領域であった。シュラ、以蔵などの先代たちは(素質はあれど)早期に戦死したために、そこまでに至らなかった。生者として、神をも斬れる聖剣を得たのは、記録がある限り、黒江が最初である。これは山羊座の黄金聖闘士は聖戦で生き残る確率が低かったため、そこまで至れた者が殆どいなかったし、いたとしても、神々と相打ちになるからであった。
「これが山羊座の黄金聖闘士の究極の領域。エクスカムイ。オリンポス十二神クラスも倒せる神剣。彼女はキュアドリームの姿で、それを行使してね……」
聖闘士本来の手刀からの衝撃波だが、それで、跳ばされた先の世界の意思のような敵をぶった斬った。ソードの名を持つキュアソードも真っ青な芸当だ。
「この映像はどうやって?」
「ドラえもんの道具で撮ったのよ。世界の意思の具現化のような敵を一撃でぶった斬った。それも単純な手刀で。その時に聖剣のビジョンが見えた。それで、直後は質問攻めに遭ってたわ」
「だろうねぇ」
キュアマジカルが見せた映像は『光速でも対応できるスパイカメラ』(ドラえもんの道具)で撮影されたもの。この時はプリキュアとしてではなく、聖闘士としての仕事を果たしたわけだが、逆説的に『のび太やゴルゴはそれすらも生き延びるように運命づけられている』事も示している。
「やぁ、リコちゃん」
「あれ、光太郎さん?どうしてここに?」
「沖先輩が筑波先輩の応援で未来世界に戻る事になってね。クライシスが滅んだんで、修行中の俺に声がかかったんだ」
戦間期の間に、クライシス帝国を滅ぼしたことを語る南光太郎。この頃には、現役を終えた仮面ライダーとして、各地で活躍していた。
「その子が君の後輩かい?」
「ええ。プレシャス、挨拶なさい」
「は、はい。和美ゆい、キュアプレシャスですっ」
「南光太郎。仮面ライダーBLACKRXだ」
未来世界での南光太郎はRXに進化を起こしたためと、仲間がいるため、精神的な傷は一定程度は回復したため、純白の服装をしている。また、単純な戦力は進化による能力の向上もあり、昭和ライダーでは最強である。
「俺の弟分に組織の動向を探らせているが、今のところは大人しいようだ」
「ああ、霞のジョーさん」
マジカルがいう。
「クライシスは滅んだが、バダンは健在だからね。ナチス時代の軍備も相当蓄えている。戦艦も『勝った世界線』から融通しているから、連合艦隊は怯えているよ。特に、水雷戦隊が旧態依然としてる事を突きつけられたんで、艦政本部はヤケを起こしてるようだ」
「やれやれ……」
「百鬼帝国の残党は?」
「プロフェッサー・ランドウの私設軍に吸収されてるようだ。連中も侮れんよ。ベガ星連合軍は月に引きこもっているが、いずれ動くだろう」
「敵は多いってことですね」
「そういうことだ。」
この頃には、64Fも自由には動けない立場に置かれていたため、こうした情報交換は頻繁に行われていた。また、大決戦でゴッド・マジンガーやマジンエンペラーGなどの超強力なスーパーロボットの前に、相当数の兵力を捻り潰されたのも効いているらしく、ここのところは、未来世界の地下勢力やベガ星連合軍も静観を決め込んでいる。マジンガーZEROやマジンカイザーなどに太刀打ちできる兵力など、彼らは持ち合わせていないからだろう。
「問題は若い子らに、戦いの厳しさを教えないといかんことだ。俺達は悪と戦うために『いる』からいいが、君等は代々、偶発的に得た力だからね」
仮面ライダーたちを始めとしたヒーローらは戦うべき敵が明確にいる。対して、プリキュア達は漠然とした理由で戦いはするが、仮面ライダーたちのように、倒すという行動原理を必ずしも持たない。また、浄化専門であったりするため、他のヒーローたちに比べ、基本的な破壊力などは見劣りする事も多い。
「ええ。私たちも元は浄化が専門に近いですからね」
プリキュアの多くは浄化にパワーが割かれているため、行動原理が純粋であったりする者には効果がない。これは『ある世界線』で証明されている。それを知覚したことはやのぞみは、それらに対抗しうる力を求め、ゲッター線や光子力に身を委ねていった。その結果が、ことはやのぞみAの変容である。
「男も女も関係はないからね、戦いに関しては。のび太くんの奥さんも、子供の頃から過激だっていうし」
「あの人は激しいほうですから……」
静香の『明確に不倶戴天の敵と判断した場合は、男性陣もドン引きの容赦の無さを見せる』一面は、仮面ライダーである光太郎の耳にも届いていたようで、キュアマジカルも苦笑交じりである。蘇生直後に世話になっていたらしいが、子供の頃から(普段は)隠してきた『気性の激しいところ』は大人になった後は『身に降りかかる火の粉は徹底的に払う』形で表れるようになり、のび太が結婚後も頭が上がらない理由にもなっている。
「昔から肝座ってるほうだって、のび太さんはいってますよ」
「だろうね」
「あれ、のび太くんって、ちゃんと明るい未来になったんだ?」
「あなたは、あまり見てなかったの?」
「私の時代だと、人気が往年に比べると落ちてるのは否めないし、私もある程度までいくと…。むしろ、クレ◯ンしんちゃんのほうが馴染みあるんだ」
「声優さんが変わった時に、大人のファンがかなり離れたからなぁ、ドラえもんは。作風も変わったし」
キュアプレシャスは(ドラえもんのアニメのリニューアル後の生まれのため)『ドラえもん』という作品にあまり馴染みがないらしい。これは親世代がバリバリに『大山の◯代』氏の声で育った故に、リニューアル後のアニメに馴染めなかったからであった。南光太郎もそういう体験が子供時代にあるのと、秋月家に引き取られた後に『アニメの映像メディア』にかなり触れたらしく、かなり知識がある様子を見せた。
「く、詳しいんですね」
「養父の家に引き取られた後、養父がアニメや特撮の映像メディアをかなり買ってくれてたんだよ。自分がヒーローの立場になるとは、夢にも思わなかったけどね」
仮面ライダーであると同時に、未来世界に生きる一人の若者である南光太郎。ゴルゴムと戦っていた時期と違い、明るい表情で、子供時代を振り返れるようになっている。多くの仲間を得たためだろう。
「さて、のび太くんらと連絡を取ろう。ちょっと古典的だが、ここは携帯電話のない時代だからね」
「と、トランシーバー……」
「21世紀型の携帯電話の誤作動の危険がある物質が戦争のためにばら撒かれているからね。こういう古典的機器のほうが確実だ」
ミノフスキー粒子が軍事利用される場では、時として、古典的な通信機器が活躍する。ミノフスキー粒子は対策も進んでいるが、一種の戦争のマナー的なものへなりつつあるため、軍事目的の通信には、古典的機器も使用される。ジオンはそういう考えが薄い(壮年以上の軍人にはあったが)が、地球連邦はミノフスキー粒子研究がジオンよりも(結果的に)進んだため、こうした通信機器を複数持ち歩く事が浸透した。ある意味、ジオン公国がもたらした『戦争の文化面での負の遺産』であった。