ドラえもん対スーパーロボット軍団 出張版   作:909GT

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前回の続きです。


第二百八十八話「セクシー・アドベンチャー 18」

かくして、1949年度時点までに、魔女の世界は『地域統一』すら拒む勢力の暗躍で、各地が内戦状態に突入してしまった。要は分裂状態による秩序に慣れてしまっていたためで、イタリア半島やウクライナなどが係争地域と化した。日本連邦は日本連邦で、『大将や元帥であろうと、前線で惨たらしく死ね』という武士時代の名残りの風習により、扶桑の軍隊の統制に四苦八苦する始末であった。後方支援部署の立場は軽いのが伝統であったため、民間軍事会社がそれを補う伝統があったが、日本がそれを規制したために、補給などで大混乱が起こった。結局、野比財団(23世紀)が全面的にバックアップし、財団の命を受けた地球連邦軍が運搬などを代行する形で戦争を遂行していた。そのため、連合軍の連携も(シビリアンコントロールを名目に)形骸化しており、実態としては、地球連邦軍が『国際連合の名のもとに』連合軍を支え、各国の一部の有志が扶桑の戦争に協力する状態であった。

 

 

 

 

 

 

地球連邦政府の樹立が魔女の世界で模索されだしたのも、この頃だった。だが、これを察知した者達が各地で分裂を煽った事から、扶桑は単独で太平洋戦争を戦う羽目に陥った。日本としても予定外の流れであったため、国民の不満を逸らすため、軍艦の増強を逆にせっつき始めた。象徴としての超弩級戦艦が求められたわけだ。各国へのハッタリのつもりであったが、扶桑は額面通りに言葉を受け取り、地球連邦軍の科学力を駆使し、本当に揃えてしまった。日本としては、『長門型以前の型を、戦時の短い時間で更新することは不可能である』とたかをくくっていたが、プロトカルチャー由来の自動工場がそれを可能とした。大まかな船体と武装は数ヶ月で形となり、細かな艤装を人手で施す。それが扶桑の驚異の造船能力の秘密であった。設計上は数人で運用可能なインターフェースを備えているが、フェイルセーフの観点から、1000人ほどで動かす。乗員は旧式艦の生き残りを回せばいいのである。M動乱以降、ハイテク装備が一挙に増えたため、以前ほどに固有の乗員を確保せずとも良くなったためで、M動乱はある意味、エポックメイキングであったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目下の問題は、パラダイムシフトがあまりに大規模であったため、軍人ですらも、それについていけなかった者が大半であったことであった。それを補うために、少数精鋭が好まれたのは事実であったが、黒江たちはあくまでも例外中の例外。人型兵器の導入は軽戦車を含めての物量戦の放棄と、電撃戦の形を変えての導入であった。RGM-89(ジェガン)は概ね、地球連邦軍にとっての枯れた技術の集大成であったため、扶桑向けに大量に供与された。これは新型機への機種転換の予算捻出のための売却であったが、倉庫の余剰分だけで数千機が残存していたため、ジェガンはいい商品であった。エース向けには、Z系などを用意すればいいからだが、整備員の育成は地球連邦軍とアナハイム・エレクトロニクス社に委託しているのが現状である。車にすら触ってこなかった者が多いのが扶桑だからだ。

 

 

 

一般大衆の一時の感情論で、大規模に人員を削減された連合軍は、ひどいところでは、(既に)性能的にはブリキの玩具も同然の九五式軽戦車で、戦後式のM46パットンと対峙する始末であった。この落差は流石に哀れであったので、五式改型へ更新されていった。軽戦車の時代はとうに終焉していたからで、この時期に、扶桑が長年かけて育成した軍馬たちが大規模に戦争に用いられる事は無くなった。軍部は(軍馬の生産終了に伴って)競馬との縁も強引に切らせられたため、その代わりになるもの(軍馬の代わりとなる『手軽な機動力』)を求め、堰を切ったように、末端までの機械化に邁進した。軍全体の機械化に懐疑的な東條英機とその一派が失脚したためで、エリート部隊へは、センチュリオンやコンカラーなどの新世代式が優先的に回された。仕方がないが、扶桑軍の保有車両の殆どは1940年(史実)までの水準のもので、この時期には旧式もいいところな性能であったためで、カールスラント製車両の再利用が推進されたのも、この内情に由来した。

 

 

 

 

 

 

 

扶桑陸軍はこの内情の露見で世間から『時代遅れのバカモノ』扱いされるようになってしまい、懲罰的に予算と人員が大きく(数十万単位で)削減されたため、今後の攻勢での主力として使うことは不可能となった。代わりに、大きく人員が増強されたのが、空軍である。陸軍の代わりとしての空挺降下能力、強襲揚陸能力なども求められた都合上、可変MSや可変戦闘機の配備が好まれたし、陸軍の事実上の代わりとしての侵攻軍能力が強く求められたのだが、他国からの指摘で『陸戦は陸軍を立て直したほうが早いだろうに』とされたが、日本は陸軍の政治的増長を異様に恐れ、結局は海軍陸戦隊の海兵隊化と空軍の万能化の促進でバランスを取ることで押し切った。この大変革で『戦後の大卒程度の知識』が絶対に必要にされたため、徴兵の廃止の是非が議論されたが、当時の扶桑皇国の平均学歴は良くても、中学校(旧制)卒。高校や大学はごく一部のトップエリート層が行くものとされていた。また、師範学校の廃止に伴う混乱が日本の予想を遥かに超えたもの(学費の徴収、教職への就職を約束しないことによる、大衆の混乱)であった事から、『戦後に実行する』という場当たり的な決定でお茶を濁した。これは魔女が普通に働ける年齢が『平均で、12~19歳の七年間』である事による色々な都合、明治期以来の『良妻賢母』像の否定による社会的混乱が続いているからで、皮肉な事に、キャリアウーマンを地で行く黒江たちはその変革の象徴とされた。しかしながら、彼女らの親と親類は『良妻賢母になって、子孫を残してよ!!』と懇願した。本来は『魔女としての寿命を迎える年頃』であったからだが、その摂理を超えた故に、国家はキャリアウーマンの誕生を後押しした。それまでは『軍しか知らない者達を食わす』という認識であったが、魔女出身者でも、将軍や提督まで出世できる(侍従武官職の一切が廃止されたため、その代替となる名誉を作るしかなかったからでもある)事の対外的な示威のため、戦闘力になんら衰えがない三人(士官学校卒なのもあり)は国家の意思で英雄とされた。これは三人の実家の意向に反する動きであったが、国家元首たる天皇直々の意向であるので、三人の実家は進退窮まった。結局、国家元首に逆らう=一族郎党の処刑(織田時代の初期、豊臣秀吉の意向で行われた事例があるという)と認識していた三人の両親らは泣く泣く、国の意向に従った。この時の父母の願いと、黒江たちのキャリアとの妥協の結果が、21世紀で活動する後継者たちであった。一族の資質を色濃く受け継ぐ『兄弟の子孫』を選抜し、後継者とした。この時期に、親世代から懇願された『跡取りを残す』事を間接的に叶えた形であった。

 

 

 

 

 

魔女の広く知られた摂理が(黒江らのような)異能者を想定したものではなかったのも、混乱のもととなった。さらに、中国(夏王朝~明朝)の存在が(李氏朝鮮共々に)忘れ去られていた事は連合軍全体の大混乱を引き起こし、マルセイユに至っては、ダイ・アナザー・デイ後期の頃、参謀本部での不用意な一言を咎められ、減俸処分と古代中国さながらの殴打による拷問で入院の憂き目に遭った(皮肉な事に、それで『魔女の世界での中国は既に滅亡した』事実が日本側に知られた。マルセイユは『中国という国が昔にあった』ことは、圭子のおかげで知っていたが、孫子の兵法までは知らなかったために、日本側の独断で拷問されてしまった)。皮肉な事に、この連合軍の混乱が『魔女の世界での考古学』を飛躍させるきっかけとなった他、再発防止として、士官層の座学の再教育も促進された。黒江と智子は21世紀世界の調査のため、教員免許を21世紀で取得済みであったし、のぞみ(A)は前世で教諭職を全うした経験持ちであった。そのため、64Fの幹部層の座学の再教育は彼女らが音頭を取って行った。目標は『日本の人間たちに劣らぬ一般常識』であり、料理は得意なメンバーの加入後に科目に加えられた。この政治的混乱により、戦闘と関係ない局面で人的被害を多数被ったことから、連合軍は大規模行動を躊躇うようになってしまった。だが、軍自体の離散は秩序の崩壊に繋がるため、64Fが代表になる形で、ダイ・アナザー・デイ後期は戦われた。地球連邦軍や時空管理局、自衛隊の有志(Gフォースの前身。作戦中に発足する)らとヒーローらが実質の主力へ変遷し、参加した航空隊は多くが義勇兵らの部隊になっていた。ダイ・アナザー・デイ後に家庭の事情により、日本へ戻った者らもおり、それがススキヶ原の航空自警団の中核となった。1949年はダイ・アナザー・デイでの混乱から時間が経ち、連合軍が再建に動き出そうとした時期であったが、弱体化したヴェネツィア公国がロマーニャ公国に取り込まれることを危惧した者らが結局はロマーニャへ反乱を起こし、イタリア半島全体をダイ・アナザー・デイ以上に陰湿な戦火に包んでしまう。これはティターンズの策略の一つであった。ローマが戦火に包まれるのを良しとしない連合軍はヴェネツィア公国を完全に滅ぼしてでも、イタリア半島の統一を決意するが、頼みの地球連邦軍にも余裕はなく、結局は太平洋戦線の決着待ちとなった。同時に、異能者への危険手当の金額の算出が進められた。ダイ・アナザー・デイ後の世代交代で、魔女の従事数もひとまず回復に向かったからだった。

 

 

 

 

 

 

 

キュアプレシャスになされた説明だが、プリキュア姿が仕事着になっている現状に驚きっぱなしであった。のぞみが巻き込まれた事件を受けての対応であり、変身前と後で別人に近い外見的変化である者が多いための措置であった。当然、事件後はしばらく、のぞみは(ダイ・アナザー・デイで戦功第一であったためもあって)拗ねており、のび太もドラえもんも、なだめるのに一苦労であったという。

 

 

「それで、どうしたの?」

 

「骨川コンツェルンに頼んで、豪華列車をうちの隊で貸し切って、慰安旅行をしたわ。ホテルまで手配してもらって……」

 

のぞみの一件は、スネ夫が父親から家業を引き継いで、数年経った時期に起こったこと、スネ夫が正式に社長を引き継いだ時期には、スネ夫の実家は『21世紀に勃興した新世代の財閥』として認知されており、2010年代後半には、ホテル経営にも成功していたことが語られた。これは骨川一族の商売人気質によるもの。この豊富な資金力が以後の時代の野比財団の資金源となっていく。野比家、剛田家、骨川家は有史以来の緩い繋がりがあったが、のび太たちの代で財政的にも強固になり、野比財団の政治的成功により、後々の時代、地球連邦政府の中興を支える事になる。だが、比較的に古い歴史を誇っていた日本が発祥の一大勢力として台頭した故に、より後に生まれたブッホ・コンツェルンやビスト財団などと敵対することとなっていく。ブッホ・コンツェルンは政治的懲罰を受けての規模縮小で生き延びたが、ビスト財団は内外に敵を作りすぎた故に、完全なる終焉を迎えた。とはいえ、サイアム・ビストが生前、若き日にのび太の孫(その当時の野比家当主。父のノビスケから引き継いで、15年ほどが経過していた頃)と密約を結んでいたため、ビスト財団を見限った人員は野比財団へ移籍して、食い扶持を維持したとのこと。

 

 

「生まれ変わった先で、現役時代と身分が違うのもザラだから、けっこう大変だったのよ。集めるのも。国籍も違う場合もあったし。のぞみ本人にしたって、生まれ変わった先は、この世界線の日本の名家でね……」

 

 

例えば、シャーリーは強烈な個性があったためか、覚醒後も自我意識は維持されたし、のぞみは転生前の自我意識が転生後の意識を逆に上書きした実例である。ペリーヌは強烈な愛国心のおかげで、他の二つの人格に統合されなかった(とはいえ、トワとは殆ど同じ性格なのだが)。ルッキーニAはクロエ・フォン・アインツベルンに人格が統合されたため、逆に子供っぽく振る舞うのに苦労しているという。また、キュアマカロン(琴爪ゆかり)は転生後の立ち位置が坂本の師であり、1947年時点で29歳を迎える『大人』であるため、立場上(海軍少将である)動きにくいためか、キュアマカロンの姿を逆に普段使いにしている。

 

「だから、姿が変わったなんて説明できなくてね。家族が納得したとしても、親類が納得しない。だから、事件の後に戸籍から作り直すことになって、みらいと私は役所に通い詰めになったのよね……」

 

日本との交渉に赴く時には、二人ともプリキュア姿になった。その影響か、『魔法つかいプリキュア』はアニメでの客演の機会が多くなった。

 

「それで、私たちやのぞみはアニメで客演する機会が増えたのよ。嬉しいといえば嬉しいのだけど、後輩の出番を取ってるのと同義だから……」

 

「ど、ドンマイだよ、マジカル」

 

『本人』と承諾の連絡が取れる以上、客演の機会が増えるのは当然であった。とはいえ、自衛隊に与する形で、本人たちが戦っているのには批判が多いが、立場上は大人扱いである以上、戦闘行為の違反性が棄却される社会的肩書は必要なのも事実。Gフォースの存在の半分は『プリキュアたちの戦闘行為の違法性の棄却のため』であった。社会的に認知されると、今度は法務省や警察庁がうるさく言いまくるからであるが、扶桑に転生し、既に軍人になっていたのぞみのことが外交問題化した後は『後続のプリキュアが現れた場合は、原則的に、Gフォースの所属として扱う』ことが通例になり、外交問題化による咎をうけたため、それら省庁も黙り込んだ。『東京に46cm砲の九門が火を吹く』寸前にまで問題を大きくしたのは、厚労省を焚き付けた法務省や警察庁なのだ。

 

 

「おまけに、ここの日本が怒って、のび太さんの世界の東京に戦艦大和と戦艦武蔵の砲が火を吹く寸前に行ったのよ。21世紀の軍艦の豆鉄砲やミサイルが『砲弾を打ち合う』のを前提に造られてる重装甲の軍艦に通じると思う?」

 

「確かに……」

 

正確に言えば、日本の防衛当局が外交解決を喜んだ理由は『あんなに近代化されてる戦艦に勝てるものか』という切実な事情もある。扶桑における大和と武蔵は、日本に現れた時点で既に、数次の近代化を受けて、艦容をほとんど一新していた。46cm砲の火力は政治家の大半から侮られていたが、史実の砲弾でさえ、『ニミッツ級航空母艦だろうが沈む』威力を誇る。それが史実より工作精度が数段上な状況で制作された代物なら?21世紀のどんな軍艦もお陀仏一直線。アイオワ級戦艦とて、格上の相手の砲弾を想定した防御力はないからだ。

 

「事実上、日本は頭を垂れたわ。戦艦大和の存在で。だから、扶桑が『より強い』軍艦を造ってることを聞いた時に怯えたそうな。だけど、大艦巨砲主義が生きてる世界線だと、アメリカが同格の船をどこかで造ってくる。それに対抗するために……。堂々巡りみたいな話よ」

 

「なんといおうか……」

 

「おかげで、日本の国会に、この格好で怒鳴り込む羽目になって、ここの重鎮達に演説してもらったわ。場合によれば、天皇陛下を呼ぶつもりだったけど、そこまでになんなくてよかったわ」

 

大艦巨砲主義の生きている世界線では、そのような展開が起きる。ただし、怪異のせいで国力が衰退した国々には、それは不可能。故に、扶桑とリベリオンで、大艦巨砲主義の権化のような軍艦が生まれていくのである。モンタナ級戦艦が襲来した時も、海上自衛隊にの対抗手段は『潜水艦などでの魚雷攻撃』しかなかった。接舷して乗っ取れなど、海自の人員には不可能な芸当でしかない。しかも、モンタナ級戦艦は並の魚雷を数発当てた程度では、びくともしない作りである。故に、扶桑海軍に撃退を委託するしかなく、海自はここ五年ほどは切歯扼腕の日々であるという。魚雷を六発ほど、モンタナ級戦艦の撃退のために撃っただけで、無知な政治家に『無能』と罵られ、財務省の役人には『魚雷一発が、いくらすると……』と嫌味を垂れられるからで、結局は扶桑の戦艦部隊頼りになったのである。結局、自衛隊はこの教訓により、極秘裏に戦艦に関しての再研究を開始。その成果は地球連邦軍の時代、宇宙戦艦ヤマトとして結実することになる。

 

「……なんか大事だったんだね」

 

「まぁ…。おかげで、最近は変身を朝にして、夜に解くみたいな形になっちゃって。何もかもが身バレしてると、それはそれで大変なのよ。プライベートが確保できないっつーか……」

 

みらいとリコは初代、S☆S、スイート(現役時代)などと同質の変身システムなので、モフルンもいないと変身ができない。その兼ね合いで、近頃はものすごく苦労しているとぼやく。リコの前世がセレナ・カデンツァヴナ・イヴであった事から、前世での姉のマリアが(セレナの死亡の場に居合わせていたのもあり)過保護気味であるなど、公私共に気苦労も多い。こうした気苦労が多いためか、現役時代より俗っぽくなっていたりする。

 

「みらいちゃんは?」

 

「みらいはみらいで、大変よ。目が覚めたら、別の世界線の地球に運ばれてた上、自分の世界線は完全に滅んじゃった後だって知らされたり、のび太さんに食ってかかったり……。キュアミラクルの状態で」

 

「え、腕折ったり……」

 

「流石にそれはなかったわ。のび太さん達の尽力がなければ、生き返る事はできなかったから、はーちゃんのことくらいね。不満を垂れたのは」

 

「ああ。大人ののぞみちゃんから聞いたよ」」

 

「そうなのよ。それで、みらいがものすごく悔しそうな顔して」

 

ことはは元より素の姿での成長はない(人間の姿になることが完全体と言えるので)。そのため、中学と高校はともかく、大学に通う際に問題が発生したため、のび太の母・玉子が『大学に行くにしても、容姿が幼すぎる』と心配したため、プリキュアの姿で通わせた。プリキュアの姿であれば、普段の幼児性の強い言動が消えるし、容姿も16~7歳前後に見えるくらいに成長するからで、何気に世知辛い話だ。

 

「それで、2011年の時に大学生だったから、あの大地震に出くわして、その時にプリキュアの実在を公にしたの。仮面ライダーがこうして『いる』世界線だから、プリキュアがいても不思議でないって。」

 

具体的な事は明かさなかったが、大震災の際に、正式にプリキュアオールスターズに連なる一人とカミングアウトした上で、地震の救援で活躍したことが語られるわけだが……。『大学に通うことは』という重要イベントに立ち会えなかったことを知ったみらいが取り乱し、のび太は子供時代よろしく、目が回るほど、首根っこ掴まれて、揺さぶられた(プリキュアの力で)のである。のび太としては濡れ衣である。

 

「それを見れなかったからって、みらい、のび太さんの首根っこ掴んで……止めるのに苦労したわ」

 

と、みらいはこのことがよほど悔しかったらしく、後に、自分が地球連邦大学に通う時はキュアミラクルの姿で通うなど、意外に対抗心をむき出しにする振る舞いを見せているが、元々の世界でも、どこかで子供っぽさを大学生になっても残しているので、むしろ『みらいらしい』と言える。ある意味、より時代の進んだ時期にミドルティーンのゆいのほうが、むしろ大人びているところがある。それも『思春期を迎えた時代の差』であった。

 

 

 

 

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