「私は、殺しの為だけに生まれてきた!」
クリムゾンローズ
老兵の殺人機
今日フロンティアに広がっているM.R.V.Nとは異なる人形機械、数百年来のロングセラー製品A.Dollの戦闘用モデルT.Dollである彼女は、優秀な戦士だ。
旧くから続くI.O.Pの伝統的な製法で作られた彼女は、機械にあるまじき高度な感情と、そして素晴らしい戦闘力を持ち合わせる。
元々IMCへと雇われる形で納入された彼女は、あのフロンティア戦争を生き抜き、しかしその後更なる戦いを求め平和を取り戻した地域での安寧を捨て、アウトランズへと飛び出してきた。
もはや錆び付いたようにも思える技術の結晶である彼女ではあるが、その実力は本物だ。
機械の冷静さと人形特有の激情を持ち合わせた彼女は敵を確実に追い詰め、そして味方を鼓舞し導くであろう。
本名
WA2000
年齢
製造時から数えるならば10代、WA2000という区分ならば800を越える
帰るべき世界
ARES師団
WA2000の音声ログ
戦争後の彼女の日記のようなものをアウトランズ・ジャーナルは独自に入手した。
ここにその一部を掲載する。
音声記録、XXX日目。
今日も暇だ。
暇の具合と言えば......うーん、なんだか言葉もでないわ。
荒くれ者ばかりだって聞いていたのに、皆平和が大好きで馬鹿みたいよ。
......まあ、嫌いじゃないんだけどね。
むさそうな男が多かったけれど、人形である私にすら優しくて、ちゃんと認めてくれる。
そんな変わった奴等なんて、あのパイロットたち位かと思っていたけど......
どうやら、この世界は案外優しいのかもね。
IMCもミリシアも、実は似た者同士だっただけなのかも。
......だめね、こんなこと言ってたら両者からバッシングくらっちゃいそう。
音声記録、XXX日目。
あのMRVNはやたらとしつこく話しかけてきたわ。
なんだか青くて、特殊機能もついた、ちょっと不思議な奴。
どうしてあんなのがそこいるのかと訪ねてみたら、なんと本人......本機?も知らないらしい。
ほんと間抜けね。間抜けすぎるわ。
でも、ほっとけない。
なんだかほっとけないわ。
だって見ているだけで心配になるほどお人好しで、何か悪いものに利用されないか心配になるんですもの。
......べ、別にアイツに作ってもらったシチューがまた食べたいとかじゃないんだからね!
......私誰に言い訳してるんだろう......疲れてるのかな......寝よう......
記録終了......
感想、評価まってます!
あれらはもらえるとやはりすごく嬉しいですね