トラブルホイホイな男が、ガラル地方に行くようですよ   作:サンダー@雷

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なんかお気に入りめちゃくちゃ増えて超びっくりした。
どうせならランキング1位行きたかったけど、おっぱいには勝てないね。仕方ない。


vs(ある意味)主人公

あれからユウリとホップをハロンタウンの自宅に送り届け、私とソニアは2番道路の先にあるソニアの自宅にようやくたどり着いた。

本当ならば、ここからマグノリア博士に挨拶をして夕食をいただき就寝するはずだったのだが、現在の時刻は夕食の時間を大きく超えている。

私と同じく疲れ切っているソニアは、ドアを開き。

 

「ただいまー」

 

すでに寝ていると予想している博士に気遣ってか、小さな声だった。

 

「オレンジお腹減ってるよね? ぱぱっと作っちゃうから待ってて」

「いえ、別に大丈夫ですよ」

 

料理に取り掛かろうと手を洗うソニアを私は制止する。

ここから疲れ切っているソニアに夕食を作らせるのは忍びない。

それに私は一食くらい抜いても問題ない。オーキド研究所にいるときも修羅場の時はご飯を食べないことが何度もあった。

「駄目。食べなさい」

「食べなさいって……。子供じゃないんですから」

「聞きません。あんなに歩き回ったのに何も食べないなんて身体に悪いわよ。それにお客さんに料理も出さないなんて、マグノリア研究所の名折れよ」

 

一応お客としては見られていたらしい。

何はともあれ、そこまで言われてしまえば断る方が失礼だろう。

 

「分かりました。楽しみにしています」

「うん。分かった」

 

そう言ってソニアはエプロンを付けて台所に向かった。

うろうろしても邪魔だろうと、私は椅子に座って料理が出てくるのを待つことにした。

マグノリア博士に挨拶はしておきたかったが、さすがにこの時間では寝ているだろう。

と、考えているとコツコツという杖をつく音がリビングに近づいてくるのが聞こえた。

そして来たのは杖をついた小柄な高齢の女性。以前会ったことがあるから分かる、彼女がマグノリア博士だ。

私は咄嗟に立ち上がり、頭を下げる。

 

「ご無沙汰していますマグノリア博士。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。この度はガラル地方の生態調査へのご協力ありがとうございます」

「気にしなくて構いません。遅くなったことについては理解していますから」

 

その言葉に私は驚く。

しかしよく考えてみると、たしかに2人が遭難したことは町の中とはいえなかなか大きな騒ぎだった。ここまで情報が来ていてもおかしくないか。

「いい歳をした男女がこんな時間まで帰ってこない。私も1人の人間ですから、何があったなど理解していますとも」

「たいっへんな誤解があります! 私とソニアはけしてそのような関係にはありません! この度遅れたのはかくかくしかじかというわけがありまして!」

 

まったく情報は届いていなかったようだ。

私の話を聞くと博士はおどろげな表情をしながら。

 

「なんだそうだったのですか。最近の若者は会ったその日にでも、そのようなことをすると聞いていたので、私はてっきり……」

「ないですから。あっても普通怒りませんか? 大切な孫娘が、どこの馬の骨とも分からない男と行きずりの関係になるなんて!?」

「まったく。どう生きてもあの子の人生。後悔も反省も自己責任ですから」

「そんなものですかね……」

 

寛容というよりも、ドライと言った方が近い。良く言えば束縛しない育て方なのだろうが、少々しなさすぎる気もする。

センリさんなんて、自分の娘を旅に出すのが心配すぎてボディーガード(私)を付けたくらいなのに。

まあ、その辺りの感覚は地方、人によりけりなのだろう。

 

「あれ? おばあさま、どうしたの?」

 

私の声で異変に気が付いたのか、台所からソニアが顔を出してきた。

 

「仕事をしていたら、少々お腹が空いたので食べ物を取りにきたんです」

「じゃあ、おばあさまもついでに食べる? カレーだけど」

「それでは少しもらいます」

「うん。わかった」

 

ほのかに香っていたピリッとした匂いはカレーの匂いだったらしい。カントーのカレーとはまた違う香りだ。

少しして、湯気がたった大きな皿と小さな皿を持ってソニアが台所からやってきた。

もちろん大きな皿が私の前で、小さな皿が博士の前に置かれた。

見た目としてはカントーでも一般的に食べられているカレー&ライススタイルだ。

「ではいただきます」

「うん。召し上がれ」

 

ソニアははみかみながら言った。

私はスプーンでルーのかかった米を口元に運んだ。すると……。

 

「おいしい」

「よかった〜。カントー地方の料理ってすごいおいしいって有名だから、私のカレーなんて口に合わないんじゃないかって思ってたから」

「たしかに地方別に見てもカントーの料理はおいしいと思いますが、ソニアのカレーは負けていないと思いますよ。とてもおいしいです」

「うん。ありがとう」

 

お世辞を抜きにしてもおいしい。

カロスやイッシュの料理は大味であまり口に合わなかったことから、ガラルの料理が口に合うか心配だったが大丈夫そうだ。

私がガツガツとカレーを頬張っていることから、僅かに合ったお世辞の可能性を排したのかソニアは嬉しそうに笑っていた。

「おばあさまはどう?」

「おいしいですよ。……オレンジさん。今後の予定はどうするのですか?」

 

突然仕事の話をふられた。

とは言っても予定の確認は早い方がいいだろう。博士の都合だってあるのだから、仕方ない。

 

「そうですね、ここには2日ほど滞在したいと考えています。この辺りを調査などをしたいので。その後は、旅をしながらポケモン達の生態を観察していきたいと考えています」

「なるほど、承知しました。ソニア聞きましたね? タイムリミットは2日です。それまでに答えを決めなさい」

 

ピリリと空気の異変を察知する。

なんの話かは分からないが、2人の間ではとても重大な話なのだろう。その証拠に、ソニアは険しい表情をしている。

博士はカレーの最後の一口を口に入れると、席を立った。

「では、オレンジさん。部屋は客室を自由に使ってください。それではおやすみなさい」

「ありがとうございます。おやすみなさい」

そう言って博士は部屋を後にした。

私は何を言うわけでもなく無言でカレーをほうばる。なぜなら、ソニアの悲しげな表情が見ていられなかったからだ。

 

 

 

携帯のアラーム曲に設定している『チャンピオン シロナのテーマ』が流れてくる。朝から気分を上げるにはもってこいの曲だ。ただ、本人の駄目女っぷりを知っているせいで時々やるせなくなることが欠点だが。曲の欠点が本人ってどうなのだろう。

寝惚けた目を軽く擦り、カーテンを開けると綺麗な朝陽が差し込んできた。

時刻は6時。まだ昨日の疲れが多少残るものの、習慣からか目が覚めてしまった。

私は基本的に二度寝が好きでない人種だ。二度寝をすると生活習慣が狂うし、何より駄目人間っぽくて嫌だ。二度寝は人間に与えられた神からのご褒美なのよ、などとのたまう某考古学者と同種にはなりたくない。

そのため朝起きたら、溜まっていた書類を片付けるのが私の習慣だった。とは言っても、こちらにはカントーの時のように書類が貯まるなどということはないので、朝早く起きたからと言って特にやることがない。

「そういえば2番道路はまだ見たことがなかったですね」

 

詳しい調査はソニアを連れた方が効率的だろうが、下見程度ならば1人でも問題ない。

むしろ怠惰に時間が過ぎるのを待つより、予習に当てる方が有意義だ。

そう考えた私はさっそく服を着替えて、2番道路に歩いた。

 

 

 

 

 

1番道路と違って、2番道路には大きな湖がある。

その辺りには水タイプのポケモンが多く暮らしているようで、カントーでもお馴染みのコイキングやギャラドスから見たことがないポケモンが多数見えた。

こちらもカントーと同じでギャラドスが生態系のトップなのか、他のポケモンはギャラドスを避けているようだ。

ガラル地方の野生のポケモンは他の地方と比べて強いという話だったが、種族値の話ではなくて個体値の話なのだろうか。それともミミッキュのような特殊な力を秘めたポケモンが多いのか。謎は尽きない。

なんならこの辺りのポケモンを1匹捕まえるのもアリかもしれない。

ゲットすれば個体値等を審査できるから、カントーのポケモンとの違いを詳細に分析できる。

そう考えた私は手頃なポケモンがいないかと辺りを見回していると。

 

「ラビフット、にどげりです!」

「ラビフッ!」

 

毛をなくしたミミロルのようなポケモンは、小さなゼニガメのようなポケモンに蹴りを2発叩き込んだ。しかし、かなり効いたようでゼニガメ風のポケモンはその場に目を回して倒れ込んだ。いわゆる戦闘不能だ。

 

「あ〜! また瀕死にしちまったです!」

 

トレーナーは頭を抱えて膝を折った。

どうやらあのトレーナーはポケモンを『瀕死』することが目的ではなく、『捕獲』することが目的だったようだ。基本的にモンスターボールはポケモンの生命エネルギーを感知して起動するため、瀕死状態では作動しないのだ。

別に瀕死は死んでいるわけではなく気絶に近いのだが、その間生命エネルギーは発生していないらしい。ポケモンとは不思議な生き物である。

そんなポケモンの不思議講座も程々に、私は頭を抱えたトレーナーを見て思わず頭を抱えたくなった。

なぜなら、そのトレーナーとはつい昨夜遭難から救助した少女の方ユウリだったからだ。

しかも彼女はあの時歩くのが難しいくらいの打撲を負っていたはずだが、なぜこんなところにいるのか。母親にこっぴどく叱られただろうに。それでも、一人でポケモンを捕獲に来ていることに呆れを通り越して感心すらしてしまう。

「何をしているんですか?」

「はう!?」

 

背後から声をかけると、ユウリは身体を直立させた。そして油が切れたロボットのようにギギギとこちらを見た。

 

「オ、オレンジさん……」

「はい、オレンジですよ。それでユウリ、私の記憶が正しければあなたは昨日遭難した挙句足をけがしましたよね?」

「な、何の話ですかー。私はユウリなどではありまセーン。人違いでは……あいたたたたたた! 鼻痛い、鼻取れます! 嘘です、私の名前はユウリです。昨日遭難したユウリです!」

 

ようやく認めたので、私は摘んでいたユウリの鼻を解放した。

赤くなった鼻をさするユウリの目からは涙が滲んでいた。しかし、果てしなく自業自得なのでまったく罪悪感はわかない。

「いつつ……。鼻が取れたらどうしてくれるです!」

「ほう。まだ反抗的な態度をとりますか。お仕置きが足らないようですね」

「ううう嘘です! 足りてます! 足りてるから笑顔で鼻を狙ってくるのやめろです!」

母親は内向的だと言っていたが、わりと子供っぽく無謀なところもあるようだ。まあ、子供は簡単に親の見ないところで成長するものだ。それが普通だろう。

私は手を下ろして、分かりやすくため息をつく。

 

「別に有無を言わずに連れ戻そうなんて考えてません。なんなら協力することだって吝かではありません。ちゃんとした理由があるなら、言ってもらえませんか?」

「ポケモンがゲットしたかったです!」

「帰りますよ」

 

聞くだけ無駄だった。私はユウリを肩に背負って歩き始める。

 

「わあー嘘つき! 言ったら協力するって言ったですよ!」

「覚えておきなさい。吝かではないとは、大人が建前で使う言葉だと」

「汚い! 大人は汚ねぇです!」

 

当たり前だ。何を今更言っているのか。

ユウリはなかなか観念せず、バタバタと抵抗を続ける。なぜここまで抵抗し続けるのか。

私は一度立ち止まり。

 

「どうして今ポケモンを捕獲に? ケガが治ってからでも遅くないでしょう?」

「それじゃ駄目! 早くしないとジムチャレンジが始まっちゃうです!」

 

たしかこの地方のリーグ戦はシステムが変わっていて、一年に一度開かれるトーナメントで優勝したものがチャンピオンになる。そしてそのトーナメントの予選に出場する条件がジムバッチを8個集めることだ。

それを通称ジムチャレンジという。

「他のスクールの友達はみんなすでにジムチャレンジに挑戦してるです。新しいポケモンも捕まえて、バッチをゲットした人だっている。なのに私はいまだに旅にも出てない。私はチャンピオンになるんです。こんなところで立ち止まってる暇はないです!」

「はぁ〜」

 

駄目だ。完全に理性でなく感情が先走っている。

このような時、子供は何を言っても聞こうとはしない。むしろ余計に頑なになってしまう。

正直気は進まないが仕方ない。

 

「分かりました。では、私とバトルしましょう」

「バトル……ですか?」

「その通り。一対一のハンデなし。あなたが勝てばポケモンの捕獲に協力しましょう。しかし、負けたら今日のところは帰りなさい。まあ、未来のチャンピオンが、トレーナーでもない研究者に負けるとは思いませんが」

 

私の言葉にユウリはピクリとこめかみを反応させる。

 

「見え透いた挑発ですが、乗ってあげるです! ただし、ガブリアスはなしです!」

「心配せずともそんな大人気ないことしませんよ」

 

私はユウリを肩から降ろして、そこから一定の距離をとる。

 

「出てきなさいピチュー!」

「……チュー」

 

私が出したのはピチュー。ピカチュウの進化前だ。

ピチューは耳を垂らして嫌そうな顔をしながら、私を見て無言の抗議をしてくる。どうやら、バトルに乗り気じゃないらしい。彼はバトルが好きじゃない、ある一定の条件下ではだが。

「よく見てください。今日の相手はあのポケモンです」

 

私はユウリのラビフット(と呼ばれていたポケモン)を指差して言う。

ピチューはラビフットをじっと見ると、

 

「ピチュー!」

 

ピチューは耳を立たせ、バチバチバチと電気袋から電気を放出する。どうやらやる気を出したらしい。

私のピチューは強いポケモンとのバトルは全力で嫌がるが、自分より弱そうなポケモンにはとことんやる気を出す。言うならジャイアン系だ。

まったく、この癖さえなければ少しわがままなマスコットになれるのだが。このせいで完全に三下の悪役である。

 

「行くですよ、ラビフット!」

「ラビフッ!」

 

先程にどげりを使っていたのは見えたが、いったい何タイプのポケモンだろうか。おそらくガラル地方の初心者用ポケモンのうちの一匹だろう。そして見た目からして、第1進化形態と予想した。

「それではバトルを開始しましょう。先攻はどうぞ」

「んなっ!? 舐めてかかったこと後悔させてやるです! ラビフット、でんこうせっかで距離を縮めるです!」

「ラビフッ!」

ラビフットは加速してあっという間に距離を詰めてきた。

 

「そこからにどげりです!」

「ピチュー。受け流しなさい」

 

一撃、二撃とラビフットはピチューの顔めがけて蹴りを入れようとするが、ピチューはそのどちらとも捌いた。

ラビフットは受け流された方向に倒れこむ。

 

「ピチュー。アイアンテール!」

「ピチュピッチュ!」

「ラビっ!!」

 

アイアンテールを受けたラビフットは、ゴルフのボールのように弧を描いてユウリの方に吹っ飛ばされた。

そこそこのダメージを与えたと思ったが、ラビフットはあまり効いていないようで、難なく立ち上がった。

ハガネタイプの技はダメージが半減するようだ。

 

「なるほどラビフットは炎タイプですか」

「追撃もせずに観察とは呑気なもんです。ラビフット、ニトロチャージ!」

「ラビラビラビ、ラビフッ!」

「ピチュー、かわしなさい」

 

ラビフットは炎をまとい突進してきた。しかし、あまり速くないのでピチューは難なくかわす。

 

「もう一回、ニトロチャージ!」

 

なるほど、狙いはすばやさを上げることか。

ニトロチャージは一度使う毎にすばやさを一段階上げる効果がある。おそらく本能的にだろうが、ピチューとのレベル差を悟ったのだろう。バトルセンスは悪くないようだ。

本来なら電気技でニトロチャージの使用を妨害するのがベターな戦法なのだが、

「ピチュー、かわしなさい」

 

私はあえてニトロチャージを積ませることにした。

ピチューはまだ余裕そうに突進をかわす。

 

「もう一回!」

「かわしなさい」

 

しかし、次は2回目よりもさらにスピードが上がりピチューも少し危なそうだった。

 

「もう一回!」

「ピチュー、分かってますね? かわしなさい」

 

今度はぎりぎりでかわすことができた。しかし、ラビフットのすばやさはさらに上昇し、次は避けられない。

 

「次はかわせねぇですよ! ラビフット、ニトロチャージ!」

「ラビラビラビ、ラビフッ!」

 

五度目炎をまとって突進してくるラビフット。そのスピードは1回目とは比べものにならないほどのスピードだ。このまま来れば、かわす間も無くピチューはダメージを受けるだろう。

が、ラビフットはまっすぐピチューに突進せず、途中でカーブして岩に激突した。

 

「……へ? な、何やってるですかラビフット!?」

 

ラビフットの行動の意図が分からず、ユウリは困惑しているようだ。

しかし、そんなトレーナーの声は届いていないようで、ラビフットは岩に頭を打ち続ける。

自分で仕込んでおいてなんだが、あまり見ていて気持ちいいものではないな。

 

「仕方ありません。あまりポケモンを傷つけるかも忍びないですから。ピチュー、トドメの10万ボルト」

「ピ〜チュゥゥゥゥ!」

「ラビフットおお!?」

「ラビフッ……」

 

電撃をまともに受けたラビフットは、目を回してその場に倒れこんだ。

あまりに呆気ない終わり方に、ユウリはその場にへたり込んでしまう。そしてガクリと下を向いた。

私はユウリに近づいて。

 

「約束です。今日のところは帰りなさい。送っていきますから」

「……何しやがったですか? 途中ラビフットが頭を打ち付けていたの、あれはこんらん状態です。いつの間にラビフットは状態異常にしやがったですか?」

「四度目のニトロチャージの時ですよ。あの時、かわし際にピチューにてんしのキッスを使わせました」

「でもそんな指示していなかったです!」

「しましたよ。分かってますね、ピチューと」

「それだけ? それだけであんな高度な指示が伝わるですか?」

「現に伝わったでしょ?」

「……そうですね」

 

そう言うとユウリはまた黙ってしまった。

少しやり過ぎたか。さすがにこれから旅に出ようとしているトレーナーにするには大人気ない戦法をとったと思う。

しかし、力一杯叩き潰してはそれこそ彼女の心を折ることになってしまう。

まったく、手加減も難しい。

 

「オレンジさん、嘘ついたです。ただの研究者とか言ってたのにバトルめっちゃ強ぇです」

「たしかに今は研究者ですが、昔はジム戦に挑んだりしてましたからね。さすがに初心者には負けませんよ」

「……オレンジさんは、旅にでやがるですか?」

「そのつもりですが。それがどうしました?」

 

私の旅の予定など聞いてどうするのか。まさか、リベンジでもする気つもりなのか。

と考えていると、ユウリはバッといきなりその場で土下座して。

 

「オレンジさん。いや、オレンジ師匠! 私を弟子にしてほしいです!」

「……は?」

 

突然弟子にしろと土下座してくる少女。

なんだか、以前にも似たようなことがあったなぁと私は遠いところを見ることにした。

 




簡単キャラ紹介

オレンジ→本作の主人公。なんだがいつもの旅のパターンになってきて、事件が起こりそうな予感がして現実逃避中。なおジョウトからすべて少年少女が旅についてきている(ゴールド、ハルカ、ヒカリ、トウヤ、メイ、セレナ、ムーン)。なお、理由は弟子だったら、リベンジだったり、求婚だったり色々。

ソニア→本作のヒロイン。現在おばあさまに重大な決断を迫られている模様。

マグノリア博士→おばあさま。

ユウリ→とある理由でチャンピオンを目指す少女。すでにポケモンを進化させるし、バトルの筋も悪くない。才能も熱意もあるが、少し無鉄砲なところがたまにキズ。オレンジにボコボコにされ、現在弟子入り申請中。
手持ちはラビフット一体。

ガブリアス→オレンジの手持ちのエース。手持ちのなかでは振り回されるポジ。オレンジに理不尽なことを言われ、ピチューにはわがままを言われ、エーフィにはしばかれる不憫ポジ。

エーフィ→オレンジの相棒。オレンジとは旅を始めた時からの付き合い。手持ちの中ではまとめ役。ピチューがわがまま言ってオレンジを独占すると不機嫌になってガブリアスが被害を受ける。

ピチュー→オレンジの手持ちのマスコット。強いポケモンとのバトルは嫌いだが弱いポケモンなら得意げになる三下悪役。わがままで寂しがり屋、しかもツンデレ。よくオレンジに構えと言うが、拒否されるとガブリアスが被害を受ける。


見たいのは?

  • オレンジがアニメ世界に迷い込んだら
  • オレンジがポケスペ世界に迷い込んだら
  • オレンジが女の子だったら
  • オレンジの日常
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