トラブルホイホイな男が、ガラル地方に行くようですよ   作:サンダー@雷

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(間話)3番道路

 

 ダンデとのバトルを終えた後の朝、私達はターフタウンに向けて3番道路を進んでいた。

 ユウリは修行。

 そして、私はガラル特有の赤い地層に興味を惹かれ調べていたのだが。

 

「ねぇ、オレンジ。いい加減教えてよ。どうやってダンデ君を立ち直らせたの?」

 

 土の性質を調べる傍ら、ソニアは眉をひそめながら聞いてくる。

 今日の朝からずっと聞いてきている。どうやら、ダンデは心配かけたことをソニアに謝罪したらしい。

 それはいいのだが、なぜ私が関わっていると知られている。

 ダンデには他者に知られると面倒なことになるからと口止めしておいたのに。

 

「……何度言われても知りませんよ。たしかに私も彼にコンタクトを取ろうとしましたが、多忙のため不可能でしたし。そもそもなぜ私が関わっていると?」

「だって、ダンデ君のメールで『あ、俺が立ち直ったのにオレンジは関係ないからな。そこのところよろしくな』って書いてあったんだもん」

 

 あのバカ! 天然! ワタル! 

 ふざけるな、そんなもの私が何とかしたけど口止めしたのがバレバレじゃないか!

 嘘をつくのは上手くないと思っていたが、予想以上の下手っぷりだった。

 

「そ、そこまで念押ししてるなら、関係ないんですよ。うん、絶対」

「……ふーん。そんなに言いたくないんだ」

 

 若干悲しそうな雰囲気に罪悪感が刺激されてしまう。

 

「……言っても怒りません?」

「私が怒るようなことなの? え、まさか拳で語り合ったりしてないよね?」

「しませんよ」

「だよね。もしそうだったらダンデ君今頃病院のベッドの上だもんね」

 

 それは私が病院送りにするということだろうか? 

 さすがに加減はするぞ。ソニアは若干私のことを筋肉バカとして見ている節がある。

 けして、そんなことはないのだが。

 

「はぁ、ユウリには内緒にしてくださいね」

「うん、分かった」

「……ダンデとバトルしたんですよ。エンジンスタジアムを使ってフルバトルでね」

「は?」

 

 あ、ソニアの額に青筋がはしった。

 ゴゴゴゴと人から出てはいけないオーラらしきものが出ているが、今更私に話を止める勇気はない。

 

「こ、これはですね、私から持ちかけたわけじゃないんですよ。ダンデのやつがどうしても私とバトルしたいと言うから、仕方なく戦ったんです。けして、ソニアとの約束を破ろうと思って破ったわけではないんですよ!」

 

 まるで浮気がバレたダメ夫のように言い訳を並べていく。そしてそれを冷たい瞳で聞き続ける妻(ソニア)。

 ……生きた心地がしない。

 

「へぇ、じゃあ今日からエンジンスタジアムが改修のために使用禁止になったのは……」

「私とダンデのせいですね。……で、でもちゃんと勝ったんですよ! 五体残して快勝です」

「そういう問題じゃないでしょ!? この際あんたたちがバトルしたとかはどうでもいいの! それよりエンジンスタジアムが壊れたせいで旅を中断してるトレーナーもいるのよ! バトルするのはいいけど、他の人に迷惑かけてどうするのよ!」

「……はい、すいません」

 

 ぐうの音も出ない。いくら人助けのためとはいえ、一月修理が必要なほどの損壊はやり過ぎた。怒られても仕方ない。

 

「ふう。はい、説教はこれで終わり」

「ありがとうございました……」

「次はお礼ね」

「はい?」

 

 張り詰めた空気に似合わない一言を言われて、私は目が点になってしまう。

 しかし、ソニアはさも当然だと言わんばかりの顔で。

 

「当たり前でしょ。そもそも、ダンデ君のことを頼んだのは私なんだから。ちゃんとお礼しなきゃ駄目じゃない」

「いや、私さっきまで説教されてたんですけど……」

「だから説教は終わりって言ったじゃない。怒ることは怒る、お礼を言うところはしっかり言うの」

「はぁ、分かるような分からないような」

 

 そんなものだろうか。

 私の戸惑いを他所に、ソニアは万人が見惚れるような笑顔になって。

 

「私の幼馴染を助けてくれてありがとうねオレンジ」

 

 ここまでまっすぐに礼を言われたことがない。

 私は心がくすぐったくなり、顔を逸らした。

 

 

 □

 

 その日は、ガラル鉱山の入り口の前でキャンプを敷くことにした。

 私がテントの中でタブレットと睨めっこしていると、携帯がバイブレーションした。

 こんな時間になんだと、画面を見るとレッドからだった。

 あまりメールをよこさない彼が珍しい。私は興味本位でトーク画面を開くと。

 

 

赤『(マラサダにかぶりついているレッドとグリーンの写真)』

 

 これは、旅行の写真だろうか? そういえば時差があるから今頃アローラは昼過ぎか。人が1番活動的になる時間だ。

 

赤『バトルツリー制覇の表彰を受けるレッドとグリーン』

 

 責任者のこんなに早く突破する人間が現れるとは感がすごい。

 

赤『(スーパーめがやすの幽霊に驚かされるグリーン)』

 

 さすがは私の教え子たちです。

 

赤『(ミミッキュとじゃれあうピカチュウ)』 

 

 ……じゃれあう? 殺し合いではなく?

 

赤『(ナマコブシと一緒に海に投げ飛ばされるグリーン)』

 

 何があった。状況を詳しく教えろ。私も投げたい、グリーンを。

 

赤『(リーリエをデートに誘ったことがバレて、修羅になったムーンにビビるグリーン)』

 

 あーあ。やはりグリーンは地雷を踏んでしまったか。何となく予想はしていた。

 ちなみに、リーリエは母親の治療のために一時的にトキワシティに住んでいる。

 

赤『(そして負けて絶望するカントー最強(笑)ジムリーダー)』

 

 あれほど勝てると豪語していたのに、これは恥ずかしい。後でしっかり煽っておかなくては(超笑顔)。

 

赤『ちなみに僕は勝ったよ。一体倒されたのはビックリしたけど』

 

橙『ほう、倒されたのですか? それはそれはムーンも精進を続けているのですね』

 

赤『うん、なかなか強かった。特に……カブだか、カポだっけ?』

 

橙『カプ・テテフですか?』

 

赤『うんそう。あのポケモンが特に強かった』

 

 あれは色々な意味で凶悪なポケモンだからなぁ。

 そもそも、ムーンを主人に選んだのも類は友を呼ぶという感じだった。私はできればテテフには会いたくない。会うとリアルファイトに持ち込まれそうだからだ。

 それにしても新鮮な気分だ。

 なぜなら、レッドからメッセージが来ることなど滅多にないし、それが旅行の感想というのだから驚きだ。

 いつもバトルしよう、修行に付き合え、ご飯持ってきてくらいしかなかったことを考えれば、レッドも前に進み始めているのだろうか?

 

橙『レッド。今回の旅は楽しかったですか?』

 

赤『……まだ分からない。でも、多分そうだと思う』

 

 その言葉に私は頬を緩ませた。

 

橙『それはよかった。……さて、こちらは今夜中なのでそろそろ寝ますね』

 

赤『うん分かった。お休み』

 

 私はgood bye(本人ボイス付き)とドヤ顔で言っているグリーンのスタンプを送り、画面を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 テテフは絶対に邪神、間違いない。

 簡単設定カロス地方。

 オレンジ
 某石マニアの頼みで、メガシンカを使わせてくれるというメガシンカおやじに会いに行くことに。そこでついでにカロスの調査の旅をする。
 そこで初めてガブリアスナイトとメガリングをもらい、ウキウキで偶然見かけた少女トレーナーにバトルを仕掛ける。しかし、そのトレーナーはなぜか泣いていて傷心中とのことでやっぱりやめたをしようとしたら、バトルを仕掛けられてメガシンカを使ってボコボコにしてしまう。
 そして何故か弟子入りされだ。
 ポケモンは同じ。

 セレナ
 お隣さんにメガリングをかけたバトルをして負けて悔しくて泣いていたところにバトルを仕掛けられ、やけくそになってバトルしたらめちゃんこ強かったので鍛えて欲しいと願い出る。
 性格は、ストイックで真面目。しかし、方向音痴で虫ポケモンが苦手。クーデレ。負けず嫌い。
 好きなことはバトル。
 苦手なことは、おしゃれ、料理など家事全般。
 チャンピオンになったカルムに挑戦するも引き分けで防衛されてしまったので、今はジョウト地方で腕を磨いている。

 カルム
 天然ポヤポヤ男。無自覚たらしのハーレム系主人公(ヒロイン候補、サナ、コルニ、バージルと妹、フレア団の研究者娘たち、セレナ、路地裏娘)。バトルの才能はレッドに勝らぬとも劣らない。
 好きなこと、おしゃれ、食べること。
 苦手なこと、バトル。
 現在カロス地方チャンピオン。本人はセレナのことが(無自覚)気になっている。

 サナ
 カルムが好き。

 トロバ
 カルムの天然プリにいつも振り回される。頭がいい。

 ティエルノ
 ダンスがうまい。ぽっちゃり。

 カルネ
 なんかシロナと仲が悪そう。ガブリアスキッドのファンらしい。

 フラダリ
 フレア団ボス。わりとまともなこと言ってそうで、やってることめちゃくちゃ。

 

見たいのは?

  • オレンジがアニメ世界に迷い込んだら
  • オレンジがポケスペ世界に迷い込んだら
  • オレンジが女の子だったら
  • オレンジの日常
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