トラブルホイホイな男が、ガラル地方に行くようですよ   作:サンダー@雷

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 短い。バトル書かない。……なんかすいません。
 次ジム戦に行きます。


バウタウン〜反省〜

 

 私のせい(納得いかないが)でジムリーダーを怒らせてしまった。そのせいで殺意に満ちた相手というユウリのジム戦の難易度は跳ね上がってしまったのだ。

 報酬の再戦どうこうは別にどうでもいい。やろうと思えば10分で終わる程度のことだ。

 しかし、ユウリは現在ジムチャレンジャーの中で最も注目されているトレーナーだ。負けたとなれば世間から溜息が漏れることは避けられない。

 そうなれば、ここまで順調に来ている彼女に水をさされることになりかねない。

 なら受けるなよと思うかもしれない。

 しかし、そんなに強くないと言ってもルリナはジムリーダー。プロの本気の気迫というものを一度体験してもらいたいと思っていたから、チャンスだと考えたのだ。

 なに、要は勝てばいいのだ。

 そのために私がいる。

 

「だから私は悪くないと思うのですが」

『うん。今すぐユウリちゃんに土下座してきなさい』

 

 ナナミは画面の向こうからごみを見るような冷たい目で言った。

 弁明した時のソニアと同じ目だった。

 ちなみにユウリからは散々泣きじゃくりながらポコポコされた。そのせいで、服には涙のシミが出来てしいる。

 ひんやりして絶妙に気持ち悪いので早く着替えたい。

 

「まあ、私が悪いかどうかは置いておいて」

「おい置くな」

 

 後ろからソニアのツッコミが聞こえる。

 こんどこそオーキド博士に会えると思いついてきたのだが、あいにく博士はラジオの収録に行っているらしい。

 したがってここに私の味方はいない。前も後ろも敵である。

 

「決まってしまったものは仕方ないでしょう。過去を振り返るのではなく未来をみなくては」

「その通りだけど、あんたが言うことじゃないでしょ!」

『そうよオレンジくん』

 

 くそ、味方がいない!

 

「わかりましたよ。今回は私が悪い、それでいいです......ふん」

「不貞腐れた!? 子供か!」

『あはは......。オレンジくん、依頼されたポケモンは今送ったから。今回のこと反省してるなら、しっかりユウリちゃんを鍛えてあげて」

「わかりましたよ」

 

 まったく納得いかないが、どうやら客観的評価は私が悪いらしい。

 別に不貞腐れているわけではない。

 ちょっとどこが悪いのか論理的に説明してほしいだけだ。

 しかし、この場では分が悪い。だから結果で納得させてやる。

 私は転送されたボールを受け取る。

 

「ボール受け取りました。それでは......」

 

 通話を終わらせようとすると

 

『あ! ちょっと待ってオレンジくん!』

「どうかしましたか? 他に何か要件が?」

『ううん、オレンジくんにじゃなくてソニアさんに』

「ええ!? 私!?」

 

 ソニアは急なご指名に目を見開いて驚いた。

 かくいう私も意味が分からない。

 

「なぜソニアに?」

『そんなに意外? 同じ女性研究者として色々話したいことがあるのよ』

 

 いつもの朗らかな顔でいうナナミ。少し胡散臭さを感じるものの、本人が話したいというのを邪魔する道理はない。

 変なことを吹き込みそうで、気は進まないが。

 私は唖然としているソニアに

 

「ソニアどうですか?」

「え、う、うん。私もナナミさんと話せるのはすごい嬉しいけど」

「いいそうですよ」

『本当? よかった~。じゃあ、オレンジくんは席を外してね』

「言われなくてもそうしますよ。そろそろユウリが待ちすぎてくたびれている頃でしょうから。それに女の子(笑)同士のお話ですからね」

『なんで(笑)を付けたのかなぁ~。オレンジくん後でお話があるんだけど?』

「忙しいのでお断りします。女の子(笑)さん」

 

 グリーンですら裸足で逃げ出しそうなオーラを出しているナナミに、私は喧嘩上等なテンションでお返しする。

 冷や汗ダラダラのソニアに笑顔を向けて。

 

「じゃあソニア、あとは任せました」

「あんた今わざと怒らせたでしょ!? どういうつもりよ!」

「ソニア。昔の偉い人は言いました。人生は常に挑戦だと」

「その挑戦で私に迷惑かかってるんだけど!? あんた実はまだ納得いってないでしょ!?」

「ははは、まっさかー。では、私はちょっと気も晴れた……いえ、何でもありません。ユウリを鍛えるので、お暇します」

「今気が晴れたって言った! 絶対に言った!」

 

 私はユウリが待っているバトルフィールドに向かった。

 

 

 □

 

 

 冷めた空気はまるでシュートシティにつながる道路のような気温だ。なぜか、ソニアはダンデがチャンピオンに挑戦する試合を見に行った時の記憶が蘇っていた。

 目の前の女性は、モニターに映るだけなのに魔王のような迫力を滲ませている。

 ソニアは彼女をこの状態にしたアホを本気で恨んだ。

 ソニアが萎縮していることに気がついたのか、ナナミははっとして。

 

『ごめんねソニアさん。驚かせて』

「い、いいえ大丈夫です!」

 

 天使のような微笑みだが、先程のイメージが拭えないせいか重圧を勝手に感じてしまう。

 あのアホは後で捌き回すとして、今はやつの話から流れを変えなくてはならない。

 

「それでお話ってなんですか?」

『……オレンジくんのことだけど』

 

 戻るも進むもどちらも地獄だったようだ。

 ソニアは苦笑が溢れそうになったが、ナナミの雰囲気が今までと違うことに気がついた。

 

『オレンジくんのこと、よく見ていてあげて』

「よく見ておく……?」

 

 まるで子供のことを頼む親のようなセリフにソニアは疑問を覚える。

 

「でも、オレンジなら大丈夫じゃないですか? 抜けてるところはありますけど、一人で何でも出来ますし」

『何でも出来るわけじゃないわ。彼は何でも一人でやってしまうのよ。……どんなに自分が傷ついていても』

「……え」

 

 ソニアは言葉を失う。

 ナナミの言葉は大袈裟と笑い飛ばそうとすれば簡単に出来そうなものだ。しかし、雰囲気がそれは大袈裟ではないという説得力を持たせてくるのだ。

 呆然としているソニアにナナミは目を伏せて。

 

『急にこんな話をしてしまってごめんなさい。オレンジくん、最近根を詰めてるから心配だったの』

「ええ、根を詰めてる!? で、でも、仕事は私と折半にしてますけど、そこまでの量じゃ……」

『それはガラルの生態調査関係だけでしょ? 彼、うちの研究所以外にも色んな研究所やリーグの仕事にも協力してるのよ』

 

 それにプラス最近はユウリの取材対応と修行などにも時間をとられていることを考えれば、オレンジの負担は想像を絶するものになる。

 当たり前のように接していたが、よく考えればオレンジは世界的に有名なオーキド研究所を代表して来ているのだ。それに研究者として実力もかなり高い。

 業界人に実力が知られているのは当然と言える。

 

『その反応を見ると、やっぱりソニアさんには伝えてなかったのね。はあ、そこはいくつになっても変わらないわね……』

 

 ナナミは頭を抱える。どうやら、オレンジが無理をするのは今に始まったことではないようだ。

 

「あの、何で私に頼むんですか? ナナミさんが言ってきたことを私が注意したところで、オレンジも聞き入れないと思うんですけど」

『そうかしら? 私はむしろソニアさんの言うことの方が、彼は聞くと思うけど?』

「ええっ!? 何でですか!?」

『うーん、女の勘?』

「だぁ」

 

 ソニアはギャグ漫画のように倒れ込んだ。

 あまりの根拠のなさにソニアの顔が引きつる。そしてナナミも気まずいのか笑顔で誤魔化していた。

 

『根拠はないけど、そう思ったのは本当よ。だから、オレンジくんが無理してたら言ってあげて。言い方はソニアさんに任せるから』

「ははは、分かりました」

『なんなら、私の身体で癒してあげるとかでも……』

「言いませんから!」

 

 ソニアは顔を真っ赤にしてつっこんだ。

 

 





 Q.好きなスイーツは?

橙「好きなスイーツはと聞かれても一言では言えませんよ。まずスイーツの種類は本当に様々です。各地方によってまったく異なります。まずカントーは代表するスイーツはありまん、世界中のスイーツが集結しています。しかし、少しカントー人の口に合うように甘さを抑えて作られています。そのため現地の味との比較が面白いです。ジョウトならばいかりまんじゅうなどの地元特産の菓子類が美味いです。ホウエンちほうならば、ポロックを忘れてはいけません。ポケモンのお菓子として定着していますが、人間用のポロックもあります。味はきのみの味がしていて、ラムネのような食感です。次に……」

 この後1時間、スイーツについて語り尽くしたので割愛します。


見たいのは?

  • オレンジがアニメ世界に迷い込んだら
  • オレンジがポケスペ世界に迷い込んだら
  • オレンジが女の子だったら
  • オレンジの日常
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