トラブルホイホイな男が、ガラル地方に行くようですよ 作:サンダー@雷
1週間に1回投稿を目標にしておきながら、達成できなかった人間が言っております。
すいません。
とある日の夕飯時。食事中にユウリがこんなことを聞いてきた。
「そういえば前から気になってたですが、師匠とガブリアスってどうやって出会ったですか?」
「何ですか急に?」
「ガブリアスと師匠って、他の手持ちとも、一番付き合いが長いエーフィとも違う雰囲気があるです。これはいいドラマが隠されているのではと思ったです」
ユウリは顔を( ^ω^ )にしながら聞いてくる。
そういえば最近貸した映画がポケモンとトレーナーの感動ものだったな。それに感化されたのか。
私とガブリアスの話が、あの全イッシュを泣かせた感動実話に勝てるとは思えない。
とはいえ、別に隠すことでもない。私はポリポリと頬をかきながら。
「ガブリアスとの出会いですか。そうですね、あれはシンオウ地方の……」
ーーーーーー
晴れた空だが、気温はシンオウらしく肌寒い。現在オレンジとヒカリは2つ目のジムがあるハクタイシティを目指し緑緑しい山の中を歩いていた。
そんな時、高い崖の上に手がトンファーのようになったポケモンが立っているのが見えた。
見覚えのないポケモンにオレンジは注目した。
「あのポケモンは、何ですかね? 初めて見ますが……」
「待って、今調べるから」
そう言ったヒカリが図鑑で検索するとすぐにヒットした。
「えーと、あのポケモンはガバイトって言うんだって」
「ガバイト? ほう、名前的にもしかしてガブリアスの進化前ですかね」
「うん、そう見たい。ガバイトは普段洞窟の中に篭ってるから、姿を見れるのはレアみたいだよ」
「なるほど。それはそれは運が良かったですね……」
と呑気にガバイトを見上げていると、ガバイトはオレンジ達の姿を見るなり叫びだした。
「ガバァァァ!」
「えぇ、急にどうしたの!?」
「分かりませんが、敵と見られているようですね」
敵意を伝える鳴き声に2人は身構える。
ガバイトは岩を空中に浮かせたと思うと、オレンジ達に放ってきた。ストーンエッジだ。
オレンジはとっさにボールを構えて。
「エーフィ! サイコキネシスです!」
「フィー!」
エーフィのサイコパワーに煽られた岩たちは勢いを失い空中でピタリと止まった。
「そのまま跳ね返しなさい!」
「フィーア!」
「ガバァ!?」
跳ね返ってきた岩を受けたガバイトは、悔しそうな顔をしながら去って行った。
オレンジは尻餅をついているヒカリに。
「ケガはありませんか?」
「だ、だいじょーぶ、だいじょーぶ。ちょっとビックリしただけだから」
そう言いながらヒカリは立ち上がり、お尻についた砂埃を払い落とす。
オレンジは先程ガバイトが立っていた崖を見上げる。それにつられたヒカリも同じ方を見て。
「でも、あのガバイトは何でいきなり攻撃してきたんだろ?」
「縄張りを荒らされたと勘違いしたというのがあり得る線だと思いますが、それだとガバイトの生態と矛盾しますしね……」
ガバイトは一般的に洞穴に住むポケモンだ。そして縄張りとは基本的に自分の生態に合った場所にあるのが殆どだ。
「何らかの理由で住みかを追われたか……しかし」
仮説はいくらでも立てられる。だが、オレンジには一つ大きく引っかかるところがあった。
それはガバイトの目だ。自分たちを見た瞬間、憎しみを込めた瞳で攻撃してきた。
人を憎む目。オレンジはあのような目を何度か見ている。
気になったオレンジは一度タウンマップを開いた。
「ここの近くにポケモンセンターがあります。そこで話を聞いてみましょう」
「賛成。私も気になる」
合意した2人は、さっそく近くのポケモンセンターに向かった。
□
ポケモンセンターに到着した。私は受付にいるジョーイにさっそく先程のガバイトのことを聞いてみた。
あのガバイトは有名なのか、ジョーイはすぐに合点がいったようだった。
「あのガバイトは以前までトレーナーのポケモンでした。でも、そのトレーナーは強さにこだわりがあったらしく、あのガバイトはその求められるレベルに届かなかったらしく......」
「捨てられたと」
「......ひどい」
ヒカリは泣きそうになるのを我慢してつぶやく。
「はい。それからガバイトはこの辺りに住み始めて、通りすがるトレーナーを手あたり次第襲うようになりました」
やはりそうか。これで不自然な状況も理解できる。
「バトルの心得がない私たちには対処できなくて......このまま被害が広がるならば、協会の方に対応をお願いするしか」
「それはガバイトを処理するということでしょうか?」
「......あの気性の荒さを考えると、それも視野に入ると思います」
「ねえオレンジ。処理ってどういうこと?」
ヒカリはおずおずと聞いてくる。
処理とは要するに......正直口にするのもおぞましい。私はその意味をヒカリに柔らかめに伝える。
するとヒカリはひどくショックを受けたようだ。
「そんな!? だってガバイトは捨てられたんでしょ!? ガバイトが悪いわけじゃないじゃない! なのになんで......」
「このままではトレーナーに被害が出るのは時間の問題でしょう。そうなれば、ジョーイさんには報告義務がありますし、報告されれば協会も動かざるを得ない。かわいそうですが、そのような判断もあり得るという話です」
ジョーイも異議を挟めないのか、気まずそうに目をそらしている。
「......そんなの、ひどいよ」
今にも泣きだしそうな声で言う。
その通りひどい話だ。ガバイトは何も悪くない。人間の都合で捨てられて、人間の都合で処理されそうになっている。
しかし、現実は存外残酷なものだ。こんなことは大人になるためには受け入れるしかない。
まあ、私が大人かどうかは話が別だ。
「はい。なので、我々でどうにかしましょう」
「......え?」
「そんな危険です!? あのガバイトはかなり強くて凶暴なんですよ!?」
「大丈夫ですよ。こう見えても私けっこう強いんです」
チャンピオンのガブリアスをぼこぼこにできる程度だが。
私が動くことが分かり、ヒカリはヒマワリのように笑った。かわいい。
ほとばしるパトスを抑えつつ。
「行きますよヒカリ」
「うん!」
「......気を付けてください。危険そうならすぐに逃げてきてくださいね」
「はい」
心配そうなジョーイに私は笑顔で返した。
□
先ほどガバイトが立っていた崖上に到着した。この辺りにガバイトは生息しているはずだ。私たちは周辺を捜索する。
「そういえばどうにかするって言ってたけど、具体的には何をする気なの?」
「そうですね、とりあえずバトルして一度捕獲しましょう。その後のことはその時考えます」
「けっこう適当!?」
「思い立ったが吉日。大丈夫、大丈夫です」
「大丈夫かなぁ......」
不安そうに言う。先ほどまでの笑顔が嘘みたいに曇っている。
大丈夫が口癖のわりにネガティブなところがあるな。
しばらく歩き回っていると、草村がガサガサと揺れた。私たちは臨戦態勢をとる。
「ガバアアアア!」
出てきたのはお目当てのガバイト。先ほど見かけた通り、敵意をむき出しにして襲い掛かってきた。
私はモンスターボールを持ち。
「行きなさい、ウインディ!」
「ガアウ!」
ガバイトは爪を光らせて振りかぶる。きりさくだ。
「ウインディ、だいもんじを壁にしなさい!」
「ガアウ!」
大の字の炎がガバイトの足元にぶつかり、壁上に燃え上がる。
「ガバァ......」
初めて受けるだろう技にガバイトはたじろぐ。
その隙を逃さないわけがない。
「ウインディ、ほのおのきば!」
「ガアアウ!」
「ガバッッ!?」
壁を突き破ったウインディの牙がガバイトを捕らえる。
火の牙に噛まれたガバイトは苦しそうに顔をゆがめる。そして噛みついた状態のまま。
「そのまま上空に投げなさい!」
「ガアア!」
「ガブ......ガバァァァ!」
上空に投げ出されたガバイトは体勢を持ち直して、エネルギーをまとって向かってくる。ドラゴンダイブだ。
しかし、まとっているエネルギーは不安定で、向かってくる途中ではがれてしまった。要はただガバイトが落ちているだけだ。
何だか分からないがチャンスだ。
「ウインディ、掴んで叩きつけなさい!」
「ガアウ!」
「ガバアッッッ!?」
叩きつけられたガバイトはかなりダメージがたまっているのか、フラフラになりながら立ちあがった。ゲットのチャンスだ。
私は空のモンスターボールを持って。
「行きなさい、モンスターボール!」
投げられたボールはポンと音をたてて開くと、ガバイトを飲み込んだ。そして何度か揺れてから静かにスンとなった。
「やったぁぁ! ゲット成功だね!」
「はい。とりあえず第一関門は突破しましたね。ウインディ、お疲れさまでした」
「ガアウ」
ウインディの首元をなでてあげると気持ちよさそうに目を細める。
「ついでにヒカリも」
「わわっ!? ちょっとオレンジ、髪が乱れるよぉ!?」
帽子の上から頭をなでると、ヒカリは口を尖らせながらぶうたれた顔をしている。
ヒカリもガバイトを探すのを手伝ってくれたりと、色々協力してくれた。なかなか助かったからご褒美だ。
けっこう不評だが。
「ガバイトの体力を回復させたいですし、一度ポケモンセンターに戻りましょう」
「うん、そうだね」
□
そうしてポケモンセンターに再度到着した。
中からジョーイが出てきた。私たちを見るとけがした様子がないことからほっとしたようだった。
私がモンスターボールを見せると、驚いたように口元に手を当てた。
「捕獲できたんですか!?」
「はい。とりあえずは捕獲できました」
「すごいですね! 正直、捕獲は無理だと思っていたので......本当にありがとうございますオレンジさん。おかげで、ポケモンを救うことができました」
「いえ、まだ救えたとは言えませんよ」
感極まっているところに水を差すようで悪いが、捕獲しただけではまだ50%だ。
「ガバイトの心のケア。これができて初めて、ガバイトを救えたと言えます」
要するにガバイトの人間への憎しみを取り除くことで100%救えたと言える。とは言っても人の心のケアすらも難しいのに、ポケモンとなればその難易度はさらに跳ね上がる。
一日でできることではない。
何日もかけてだんだんとその荒んだ心を癒すしかない。そしてそれには、ガバイトに私たちの旅に付いてくることを了承させるしかない。なぜなら、無理矢理連れてもガバイトが人を信用するとは思えない。自らの意志で人間に歩み寄ることを選んでもらうしかないのだ。
「ジョーイさん。ガバイトを回復させたら、隣のフィールドを貸していただいてもよろしいですか?」
「ええ、いいですよ」
「ありがとうございます」
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ガバイトの回復が終わり、私たちはポケモンセンターの隣のフィールドに来ていた。
ここで何をするのか。
それは一つ、ガバイトに私について来るように選ばせることだ。そのために彼の鬱憤をすべてぶつけてもらうのだ。
「出てきなさい、ガバイト」
「……ガバァ!」
ガバイトは相変わらず憎悪を込めた目を向けて来る。人間なんて信じない、そう訴えかけていた。
その強い意志のこもった瞳に隣のヒカリも怯えているようだ。
私はもう一つボールを取り出して。
「ウインディ、出てきなさい」
「ガアウ」
私はウインディの耳に近付いて。
「ウインディ、お願いがあります。あのガバイトを説得してもらえませんか?」
「ガアウ……」
私の言葉を聞いたウインディはガバイトをちらりと見ると何かを察したようだ。
「ガアウ」
コクリとうなづいた。そして警戒心を露わにするガバイトにゆっくりと近づく。
「ガアウ、ガウガウ?」
「ガバァ! ガバ、ガバァ!」
ウインディは俺の主人についてこないか? と言っているようだ。
それに対しガバイトはふざけるな! 俺は人間なんかについていかない!と怒鳴っているようだ。
険悪な雰囲気にヒカリは不安そうに。
「ウインディ、大丈夫かなぁ……」
「しっ。とりあえずここはウインディに任せてみましょう」
今のガバイトに人の言葉は届かない。だが、ポケモンの言葉なら届くかもしれない。
人との絆の大事さ、心地よさ。それを伝えるのにウインディはピッタリだ。
私がウインディにその大切さを教えられたように。
「ガアウ、ガアウ!」
「ガバァ! ガバァ!」
ウインディは捨てられて悔しくないのか! と訴えかけているようだ。
それに対してガバイトは悔しいに決まってると返す。
「ガバァァ!」
だから俺は強くなる。一人で強くなる。そしてあいつを見返すんだ! と言いたげに叫ぶ。
「ガアウ」
「ガバァ!?」
ウインディは無理だ。一人では強くなれないと言いたげに首をふる。
それにガバイトはなんだと!? と噛み付く。
「ガアウ。ガアウ、ガアウ!」
俺たちが強くなるのなら、人と協力しなければならない。そして俺の主人ならばそれが可能だ! と言いたげに鳴く。
「ガバァ……ガバァガア!」
「ガアウ!」
ならば証明してみろ! というガバイトの叫びに、ウインディはいいだろうと臨戦態勢を取る。
「えっ、バトルするの!?」
「男なら拳で語れってことでしょう」
さっそくガバイトから仕掛けた。
「ガバァ!」
ガバイトは石を周りに回転させて、そのまま放った。ストーンエッジだ。
四方八方から岩が飛んでくるが、ウインディは動じることはない。冷静に間を見極め、しんそくで抜けて行った。
そしてその勢いのまま、ガバイトに体当たりする。
「ガバァッッ!?」
「ガアアウ!」
空中に投げ出されたガバイトに、ウインディはだいもんじをも放った。
大の字の炎がガバイトに襲いかかる。
「……ッッ! ガバァァァァ!」
ガバイトはとっさにストーンエッジを使い炎と相殺させた。タイプ相性もあってできる芸当だ。あのガバイト、意外にバトル勘は悪くない。
ガバイトは空中にいることを利用して、ドラゴンダイブの体勢をとる。隕石のように猛スピードでふってくる。
しかし、又もやエネルギーが乱れて、ただの落下になってしまった。
ウインディはその隙を逃さずに、空中で掴んで地面に叩きつけた。
「ガバァッッ!?」
受け身も取れない。これは大ダメージだろう。
やはりというか、あのガバイトにドラゴンダイブは向いていない。ポケモンには覚えられる技、覚えられない技が決まっている。さらにそこから、ポケモンの個体毎に向いていない技、向いている技が存在するのだ。
私たち人間と同じように、ポケモンも生物。生き物である以上、得手不得手があるのは当然だ。
ただ、時々それを理解しない人間がいる。ガバイトのトレーナーはその類の人間だったのだ。
「ガアウ! ガアウァ!」
立て! 強くなると言ったのは口だけか! と鬼教官のように厳しいことを言うウインディ。
ガバイトはふらふらの身体を無理やり立たせる。
「……ガ、ガバァァァ!」
悔しさをすべて吐き出すように叫びながら、ガバイトはウインディに爪を振り上げる。
ウインディはそれをいなした。そしてガバイトはあっさりと倒れ込む。もはや体力の限界なのだ。
よく頑張ったと思う。ウインディはそれこそチャンピオンのポケモンですら、子供のように扱える強さだ。現段階で勝てるはずがない。
「ガバァ、ガバァ……」
ガバイトの目からは涙が溢れていた。ぶつけどころのない悔しさ、憎しみ、そして裏切られた悲しみ。
それらすべてをその心に仕舞い込んでいた。
私はガバイトにゆっくりと歩み寄り、膝をつく。
ガバイトは警戒心を見せるが。
「ガバイト、私を利用してみませんか?」
「ガバァ!?」
予想外の言葉にガバイトは驚きをかくせないようだ。
「あなたは強くなり元の持ち主を見返したいのでしょう? ならば、そのために私を利用すればいい。私のことを信じろとは言いません。自分が強くなったと判断したら、私の元を離れても構いません。利用するだけ利用しなさい。どうでしょう、悪い条件ではないと思いますが?」
「……ガバァ」
ガバイトは困惑している。当たり前だ、この条件はガバイトにはメリットがありすぎるし、私にはデメリットしかない。
私がこんな条件を出されたら、まず詐欺を疑う。
「ちなみに騙しているわけではありません。私についてくれば、チャンピオンのガブリアスに勝てるくらいには強くすると約束しましょう。安全安心、結果にコミットしたメソットを提供します」
「いや、余計怪しいよ!?」
「はっはっはっ、強くなるのにリスクはつきものです。それでどうですか? ついて来る気にはなりましたか?」
「……」
ガバイトは私の顔をじっと見つめる。次にウインディの顔を見る。そして何かを察したのか、ゆっくりとうなづいた。
ガバイトはのっそりと立ち上がって、私に手を差し出した。
「ガバァ」
せいぜいよろしくと半信半疑のニュアンスだった。
私はそれを笑顔を作り。
「はい。よろしくお願いします」
こうして私のパーティーにガバイトが加入した。
ーーーーーーー
「とまぁ、こんな感じですね」
一通りガブリアスとの出会いを話し終えた。
「ぐっす……ぐっす、ガブリアスぅ!」
「なぜ、そんなに号泣してるんですかね……」
なぜかユウリは感動ものの映画を見た後のように泣きじゃくっていた。たしかに壮絶な出会いではあったが、号泣するほどか?
「まったくユウリは泣き虫ですね。ねぇ、ソニア……」
「え? う、うん! そうだね!」
ソニアの目はほのかに赤く充血していた。
ソニアよ、あなたもか。
なんだこの空気は。感動ものの当事者にとっては照れ臭いやらなんやらで居心地は最悪だ。
「……はぁ。先に部屋に戻ってますね」
「うん。分かった」
「お疲れ様です!」
私はそそくさと部屋に戻って行った。
「私分かったですよ。なんで、ガブリアスが他のポケモンと扱いが違うのか」
「へえ。何なの?」
ユウリは得意げに指をたてて。
「師匠にとって、ガブリアスは永遠に弟子なんですよ!」
Q.最近流行りのムゲン団に一言
橙「うちのユウリがあんな風になったら、そっこうで捌き回して正気に戻します」
※書き足し
番外編が好評ならまたやります
見たいのは?
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オレンジがアニメ世界に迷い込んだら
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オレンジがポケスペ世界に迷い込んだら
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オレンジが女の子だったら
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オレンジの日常