作者のリーシュです。この作品は僕がちょこちょこ自己解釈して書いてますので、それ違うだろとか思われるかもしれませんが、気軽に読んでもらえると嬉しいです。
始まり
「ベル!!」
誰が呼んだのだろう、僕の名前を呼ぶ声がした。
「大丈夫か!?ベル!?」
また聞こえた、とても聞き覚えのある優しい声だ。
「な…に…?」
そう聞き返す。声の主は安心したようにこう話しかけてきた。
「ベル
ゴブリン?…思い出した…僕は森に遊びに行って…ゴブリンに…
そこで不意に思い出す。僕は友達と二人で遊びに行ったのだ。
「ねぇ…おじいちゃん、シンは?」
記憶が曖昧でよく思い出せない。
「シンはワシに教えにきてくれたんじゃよ…。ベルがシンにおじいちゃんを呼んできてくれと言わなければワシはベルが襲われてる事に気づかんかったじゃろう…本当によく生きててくれた…」
そういい、おじちゃんは僕を強く抱きしめてくれた。
「そっか…でもゴブリンはおじいちゃんが?」
そういうとおじいちゃんは少し黙り込んで
「いや、実はなベル、お前を見つけたときにはゴブリンどもはおらんかったんじゃ」
それを聞き疑問が出てくる。じゃあどうして僕は無傷で生きているんだろうと。
不思議な顔をしているとおじいちゃんがこう言ってきた
「ベルを見つけたときにな、ベルが肌身離さず持ってるそのお守りが光っておったのじゃ。まるでベルを守るかのようにな」
そう言われお守りに手を触れる。Tの形をした黒い金属でできているもので僕が生まれたときに両親から贈られたものらしい。
「兎にも角にもベルが無事で何よりじゃ、さぁ家に帰ろう」
そう言われおじちゃんにおんぶをされる。
「ありがとう、おじちゃん」
「何、これぐらい孫の為じゃ」
そんな事を言いながらお守りに触れ守ってくれた事に感謝をする。
そして僕はおじちゃんに頼む事にした。
「おじちゃん」
「なんじゃベルよ?」
「僕に、戦い方を教えて」
「それはどういう意味でじゃ?」
「今回はお守りが守ってくれたからよかったけど次もそうなるなんてわからない」
「………」
「だから、お願い。それに」
「それに?」
「僕は英雄になりたいんだ」
「……そうか」
そういうとおじいちゃんは黙ってしまった。ダメって言われるのかなって考えてると
「…わかった」
と答えてくれた
「…!ありがとう!おじいちゃん!」
こうしておじいちゃんに稽古をつけてもらう事になった。
「それもそうだけど、おじいちゃんお腹減ったね」
「今日はシチューじゃよベル」
「やったー!!」
そんな日常会話をして家路につく。
このとき僕の目の色が変わっていた事に僕とおじちゃんは気づかなかった。
緑がかったライムグリーンに。
この度はこの章を読んでいただきありがとうございます。
今回はベルがお守りに守られて、おじいちゃんに戦い方を教わる約束をしたシーンですね。お守りは一体何コ・フレームなんだ…。次はかなり場面が飛んでベルがオラリオについて神様と会うシーンを書こうと思います。