OneMore!Manage mentダンガンロンパ~絶望的な三流茶番劇~ 作:ヴァミド
「…大変お久しぶりでございます。あなたの、私の、アナウンスでございます!
………そう言うのいらない?えぇ存じ上げております。大変お待たせする形となりまして申し訳ございませんでした。土下座でお詫び申し上げます。
…あぁ、画面越しでは見えませんね。これまた失敬。
謝罪もほどほどに、そろそろあらすじに参りましょうか。
超高校級の生徒達に待ち受けていたのは!!キャッキャウフフなアオハル生活………なんてものではなく、血と汗とその他諸々の液体に塗れそうなコロシアイ永住生活!!!!しびれますねェ!憧れますか!?憧れるなんてヤベー御人ですね!
そんな中赤い変質者ことスーパーヒーローの彼が左脚を犠牲に一先ずの級友の安全を確保したようです。現在手ずつ中………手術中!でございます!
まだ死人はおりませんが完全なるお通夜モード!超高校級と名を受けた彼らはコロシアイに屈することなく脱出することが出来るのか!
………まぁこんな感じでございます。
お待たせした割に内容が薄いかと思われますが、どうか何卒。」
第一幕【星ニ願イト絶望ヲ (非)日常編①】
???
なんだか、ここまで長かったなぁ…
いや、そんなにかかってないかな?
どっちでもいっか。
――――――私の希望の台本の、
最初の一ページ目を読めるんだもの。
絶望的な、1ページを。
【CHAPTER1 星に願いと絶望を (非)日常編①】
正義君が運ばれて、どれくらい経ったのだろう。
私たちは着いたタイミングさえ違ってはいたけど、あのモノクロの洋館へ戻ってきた。
[モノベアー邸_1F_大広間]
マサヨシ君とミノウ君以外の全員が集まる中、お通夜以上に重い沈黙が続く。
キノサキ リン
無理もない…よね。
私も、何か言える気がしない。
あんなことがあった直後だもの。
トナギ マエコ
「まだ、現実とは思えません…あんな、あんなひどいこと…」
シガ レイカ
「本当に、なんなのよ…」
ヤワラ トモエ
「…殺し合いなんて、私たちがやるわけないのに…」
オオミカド ガンキチ
「…………………」
キノサキ リン
さっきは、あぁ言っていたオオミカド君も黙りこんでしまっている。
あの切っ掛けを作り出してしまったこと、後悔してるのかな…。
トナギ マエコ
「夢、ですよね?」
キノサキ リン
「…トナギ、さん?」
夢なら、早く覚めて欲しい。
でも、これは。紛れもない、現実で
トナギ マエコ
「そうですよ。今ここで目が覚めたら、何の変哲もない家?教室?で目が覚めて、
私たちは普通で楽しい学生生活を送れるんですよね?笑いあり涙ありの青春を」
パンッ
トナギさんの妄言を遮った乾いた音。
サソザキ エイリ
「…いい加減にしてよ!」
サソザキさんが、トナギさんに、平手打ちをした音と理解するのに、数秒の時間があった。
トナギ マエコ
「何、するんですか?」
サソザキ エイリ
「痛い?」
トナギ マエコ
「はい?」
サソザキ エイリ
「今ウチが引っ叩いた頬は痛いのかって聞いてるの!!」
トナギ マエコ
「それは…えぇ、随分力任せに叩かれたので。とても痛いですよ。」
サソザキ エイリ
「それならもう、わかるでしょ…?今まであったことは、全部、全部紛れもない現実なんだよ?
マサヨシの脚が吹っ飛んで運ばれたのも、ウチらがこんな島に攫われてることも、あのクマのぬいぐるみがコロシアイを強要してることも、全部!
受け止めて、前に進めとは言わないし言えないけど、頼むから、なかったことにしようとだけは、しないで……!!」
トナギ マエコ
「っ!…哘崎さん………ごめんなさい。私、無神経なことを…」
サソザキ エイリ
「…っ、いや。ウチの方も、急に、ごめん。」
アイダノ レンカ
「仕方ないさ、あんなことが起こったんだ。…信じられない、信じたくない気持ちも、ピリピリしちまう気持ちもわかる。」
サソザキ エイリ
「わかってくれてありがとう。」
アイダノ レンカ
「お。そうかい?お礼はハグで」
サソザキ エイリ
「お礼に体は一切使わないから。」
アイダノ レンカ
「おっと、そりゃ残念。」
キノサキ リン
そう言ってアイダノさんは肩をすくめる。間を取り持ってくれたのはすごいことだけど、
そんなに残念そうに見えない?と言うか怒られたっぽいけど、めげてないのかな?
まぁ、丸く収まった…のかな。
正直、今だけでも色々あって、まだ頭の中がぐちゃぐちゃではあるけど…。
「私たちなら、きっと。なんとか、出来るんじゃないかな…」
コウダ マルコム
「Ms.リンの言う通りだ。私たちは、”超高校級”として選ばれた高校生たちだ。
あのモノベアーとやらに従う必要などない。私たち15人が揃って、外に出る方法も、すぐに見つけ出せるだろう。」
オオミカド ガンキチ
「………」
コウダ マルコム
「希望論とはなるが、今は、そう…正義と三納の帰還を待ちつつ、ここにいる13人で、この島から脱出する術を探すのが最善だと考える。」
フタツボシ トシナガ
「幸田の言う通りだろう。とりあえず今日は休んだ方が良い。そして、明日の朝…しまった。ここには時計が無いのか…。」
モノベアー”様”?
「呼ばれてなどいなくとも、私様のような高貴で聡明な女王は、愚生徒の嘆き悲しみ咽び泣く声に反応するものよ!」
キノサキ リン
「わっ!?」
モノベアー!?…正義君の治療中のはずじゃ…??
オオミカド ガンキチ
「ちっ…。なんのつもりだ?俺を仕留めにでもきたのか。随分と余裕だな?」
シガ レイカ
「なんでアンタはそう死に急ぐような…」
モノベアー”様”?
「私様は分身も余裕のよっちゃんいか…いいえクマですわよ!!オマエラ愚生徒一行に、施しを差し上げに来たの。おーほっほっほ!感謝の意ならコロシアイで表明してくれればいいわ!」
シガ レイカ
「分身なんて…わけわからないわ。せめて複製とかそんなもんでしょ…。」
ヤワラ トモエ
「私たちは貴方に感謝出来ることはないし、コロシアイもしません!」
モノベアー”様”?
「そう、そう言う反抗的な態度…私様とっても大好きで、とっても憎たらしい…!ま、良いわ。今回はオマエラ全員にこれを渡すだけだもの。つべこべいわず受け取りなさーい!」
そう言うとモノベアーの分身?が目にもとまらぬ速さで私たち全員の手に、四角い板を滑り込ませてきた。
キノサキ リン
「これは…」
カリナ
「…なにこれ?」
トナギ マエコ
「スマートフォン…にしては、悪趣味と言いますか…」
シガ レイカ
「とはいえ、起動の手順もほとんど同じみたいね。ほら。」
そう言ってシガさんが私たちに板を見せてきた。そこには”幸希学園コロシアイ修学旅行のしおり”と記されている。
モノベアー”様”?
「それはメフィスマートフォン!このコロシアイ修学旅行に必要なルール、校則や地図があるのよ!
さっきみたいに知らなかったです~じゃすまないこともたくさん載ってるから、しっかり目に焼き付けておきなさい!あ、私様の素晴らしい技術力に諸手を挙げて頭を垂れても良くってよ?」
アイダノ レンカ
「誰が挙げるかっ!」
フワ ナルミ
「わぁー!すごいんだねー!ばんざーい!!」
ミキモト ユリエ
「思いっきり万歳しちゃったです!?」
サソザキ エイリ
「…これで用事は済んだのよね?だったら、早くどっか行って。正義のことで皆参ってるの。そっとしといてよ。」
モノベアー”様”
「ンマァーーーッッ!!!!辛辣ゥ!!思いやりの心の養分全部胸に吸われたのかしら!?絞って飲ませれば多少はマシになるかしら?
まぁ?実際用事は済んだわけだし??私様もアウェーな場所で異端審問されるのは嫌だから??大人しく退散してあげるわ!
精々いいコロシアイライフを送るが良いわ!!おーっほっほっほっほ!」
そう言ってモノベアーは退散して行った。
キノサキ リン
あ、マサヨシ君の容体、聴きそびれちゃった…。
「な、なんだったんだろう…今の。」
カリナ
「ま、実際分身だかなんだかしてこっちにかまけてる余裕があるなら…きっと大丈夫だよ。」
アイダノ レンカ
「そうだね。それに、マサヨシは”超高校級のスーパーヒーロー”なんだろ?パワーアップして、あの女王サマもどきを倒して帰って来ても不思議じゃない。」
サソザキ エイリ
「その理論も中々ぶっ飛んでるような気もするけど、信じるしかないわよね…」
フタツボシ トシナガ
「医学に明るい三納も居るんだ。正義は必ず戻ってくる。俺たち全員がそう思えば、ただの願望も現実になりうる。」
シガ レイカ
「……」
コウダ マルコム
「突然すまない。提案だが、今一度ここにいる全員でこの端末を確認してみないか?
校則、というものがそれぞれで違うとは思えないが…全員の認識を合わせておきたいのだが。」
フタツボシ トシナガ
「…確かに、コロシアイをしない大前提があれど、故意無く校則違反を犯してしまう事態は避けておきたい。
一度休憩を挟んだのち、おおよそ1時間後に再びここに集合としよ」
オオミカド ガンキチ
「休憩を挟む必要があるのか?」
キノサキ リン
「お、オオミカド君…?」
オオミカド ガンキチ
「ここにいる奴ら全員、コロシアイを行わないと本心で言っていると思ってるのか?」
ヤワラ トモエ
「そ、そそ……そんな言い方はッ!!」
オオミカド ガンキチ
「言い方を否定するだけか?コロシアイなんてしない!と言うのが口だけの奴がいる可能性は否定しないんだな?」
ミキモト ユリエ
「言葉尻を捕らえて何言ってるですか!!」
シガ レイカ
「こう言うのイキリ陽キャって言うんでしょ…私は詳しいのよ…不愛想でもピアス空けて褐色肌な男なんて、無愛想な俺カッコイイと思ってるだけのヤリチンパリピ陽キャよ…」
オオミカド ガンキチ
「事実ではあるだろ。…あんな戯言を鵜呑みにする馬鹿がいるかもしれないこの状況で…個別行動を許すのは、盲信でしかないだろうが。」
キノサキ リン
シーンとあたりに重い空気が流れる。
さっきも重い空気は流れていたけど、今流れているこれは、
誰かを、疑っている空気。
皆が皆を、疑いの目で見ている。
さっきまでの空気の重さとは、わけが違って、より居心地の悪い空気。
オオミカド君の言うことももっともだし、間違ってるわけでもない…
そう認めてしまう私自身、心のどこかで疑ってしまっているんだと、否が応でも気づかされる。
コウダ マルコム
「…」
アイダノ レンカ
「……」
トナギ マエコ
「…………」
シガ レイカ
「………」
カリナ
「ふーん。じゃあ、大御門クンは皆が大好きって訳だ!」
トナギ マエコ
「……えっ?カリナさん??」
オオミカド ガンキチ
「……何をどう解釈すればそんな頓痴来な発想になるんだ…」
カリナ
「え?違うの?今だってすぐに否定しないしさぁ?
皆のこと信じたいからまずは疑います~。疑いが晴れたら俺は皆のことをしがらみ無く信じられるよ~!って言ってるようにしか僕には聞こえなかったよ?」
オオミカド ガンキチ
「ちっ…ふざけたことを」
コウダ マルコム
「ふむ、なるほど……Mr.ガンキチはつんでれ、言う奴なのだろうか?」
フワ ナルミ
「そっかぁ!がんくん、つんでれさんなんだねぇ!」
オオミカド ガンキチ
「ったく、めんどくせェったらありゃしねェ………………………………………………………くそっ」
キノサキ リン
反論、しない…………………?
オオミカド君も、もしかして優しい人…なのかな?
オオミカド ガンキチ
「チッ…………………とにかく!ほとんど全員が揃って、互いが互いを監視できているこの状況を断つのは勿体ないだろ!!」
カリナ
「はいはい。じゃあそう言うことにしといてあげるよ~。 んじゃ、早速皆の手元にあるめー……め…………メフォラスガラパゴスフォン?」
アイダノ レンカ
「メフィスマートフォン、だね」
カリナ
「そう!それ!メフィスマートフォンを起動して確認してみよ―よ!」
キノサキ リン
逆に難しくない!?その間違い!!
私の心の声はちゃんと聴こえていなかったらしく、
そのまま手元の端末を起動した。
1、生徒達はこの島だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。
…………………やっぱり、本当のことなんだよね……。
フタツボシ トシナガ
「皆、一人ずつ端末の画面を皆に見せてくれ。…改めて、名前順に。」
カリナ
「ボクはー?」
マサヨシ ヒデオ
「そうか、君は名前を覚えていなかったのだったか。」
カリナ
「一応リンにカリナって名前を貰ったけど、出席番号とかもわからないしさ。」
マサヨシ ヒデオ
「そう言うことであれば、悪いがカリナ君は最後にお願いしよう!」
カリナ
「ん、りょーかい!」
ヤワラ トモエ
「さ、最後じゃなくなったんだ…良かったぁ…………………」
ヤワラさんがわかりやすくホッとした声をあげたのを皮切りに、
皆が一人ずつ順番に画面を見せて行った。
フタツボシ トシナガ
「ありがとう。これを繰り返していけば、大丈夫だろう。」
2、夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
3、就寝はモノベアー邸に設けられた各個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。
4、幸希学園及び、この島について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
5、学園長兼最高責任者こと麗しきモノベアー”様”への暴力を禁じます!! 監視カメラの破壊を禁じます。
……群を抜いて趣味の悪い項目にもしっかりと目を通して
6、仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
7、生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
なお、校則は順次増えていく場合があります。
…仲間と見せ合いながら一通りの校則を読み進めた。
フタツボシ トシナガ
「…全員、同じ校則だったようだな。」
フワ ナルミ
「やっぱり、皆揃ってお家には帰れないのかなぁ…………………?」
ミキモト ユリエ
「そんなことないです!皆で家に帰る方法は必ずあるです!」
タスク リクト
「えぇ、えぇ!幹本さんの言う通りです!!誰も欠けることなく、脱出する方法は必ずあるはずでございます!」
キノサキ リン
「そ、そうだよ!フワ君も、皆も、大丈夫だよ!」
シガ レイカ
「それで、具体的な方法は浮かんでるの?」
キノサキ リン
「そ、それは…」
…どうしよう、皆で力を合わせれば、なんだって出来ると思ってても、そのために何をすればいいのか…何も考えてなかった。
ミノウ バラト
「単純に考えれば、船を作るとか…でしょうか?」
視線が一斉に声の方へ向く。
キノサキ リン
「み、ミノウ君!?」
マサヨシ君の治療で別行動をとっていたはずのミノウ君がいたからだ。
…いつの間に。
サソザキ リン
「ちょっと、治療終わったの?マサヨシはどうしたの!?」
ミノウ バラト
「わ、っと!お、落ち着いてください!大丈夫です。治療、と言うか、手術は無事に終わりました。命に別状はないはずです!」
キノサキ リン
「本当!?」
ヤワラ トモエ
「よ、良かったぁ…」
ミノウ バラト
「…ただ」
トナギ マエコ
「…ただ?」
ミノウ バラト
「………その、最善は尽くしましたが…彼の左脚は…義足になってしまいました…」
サソザキ エイリ
「…っ!!」
ミノウ君の話を聞いて沢山のことがわかった。
搬送先の施設では、大量の輸血パックや治療器具が揃っていたこと、
マサヨシ君の右脚の断面は恐ろしい程に綺麗だったこと、
そんな傷口の状態や大量の備品にも関わらず、縫合手術が出来なかったこと、
そして
手術自体はモノベアーではない謎の人物が行ったこと。
フタツボシ トシナガ
「正義の無事が明らかになったことは、一番の安心材料ではあるが…謎の人物、と言うのは気になるな…」
ミノウ バラト
「正直、最後まで彼に付き添いたかったのですが…その執刀医らしき人に、
義足の準備がありますのでここからはお引き取りください
…と言われ、そのまま追い出されてしまいまして。」
コウダ マルコム
「ふむ…」
オオミカド ガンキチ
「それを聞いて、あぁそうですかわかりましたおかえりなさい…なんてなると思ってンのか?」
ミノウ バラト
「もちろん。俺のこと、疑わしいとは思います。俺だって同じ立場であれば黒幕側の人間じゃないかと疑います。
…その人が言うには明日には必ず無事に送り届ける、とのことでした。
もし正義さんの身に何かあったり、戻ってこないことがあれば…」
キノサキ リン
そう言って深呼吸をするミノウ君。
その後に続いた言葉は、
ミノウ バラト
「………俺のこと、殺して頂いて構いません。」
どこまでも、真っ直ぐだった。
アイダノ レンカ
「……本気かい?」
ミノウ バラト
「死ぬのだって怖くないわけではありませんけど。…それで、皆さんの不安が消えて、脱出できるなら、構いません。」
サソザキ エイリ
「随分潔いね…。」
ミノウ バラト
「えぇ。それぐらいしか、俺に出来ること、浮かびませんでした。…皆さんが一斉に俺のことを殺せば、ここから出れるでしょう?」
ミノウ君の顔はあくまで笑顔。
キノサキ リン
どうしよう。止めないと。そんなこと、して欲しくない。
…信じている、はずなのに。
何も言葉が出てこない…
ミキモト ユリエ
「そんな提案、お断りです!!!!!!」
タスク リクト
「幹本さん!?」
ミキモト ユリエ
「いいですか?三納さん!自分たちは今。全員がこの島から脱出するために知恵を絞ってるんです!!
その全員には、自分も!正義さんも!もちろん、三納さん!あなたも含まれているです!!疑われていようがなんだろうが、
しれっと三納さん自身をはぶるんじゃねーです!自己満足の自己犠牲で自分たちの目覚めを悪くする真似するなです!!」
ミノウ バラト
「あ…」
ミキモト ユリエ
「正義さんは明日にはこちらに戻ってくるとあなたが言ったです!なら、正義さんは無事に帰ってくるです!あなたも殺される必要はないです!
全員で船でもなんでも造って!!この島から脱出するです!!!!!
一応言っておくですが、これは疑うことを放棄した盲信なんかじゃないです。もし、三納さんが本当に悪い人であれば、ぎっちぎちに縛ってでも悪いことはやめさせるです!!!」
ミノウ バラト
「……」
キノサキ リン
ミキモトさん…
カリナ
「ひゅー!幹本サンかーっこいいー!」
タスク リクト
「……さ…」
カリナ
「さ?」
タスク リクト
「…さすが幹本さんでございます!!!!!ワタクシ…なんと愚かなことを考えていたのでしょう…」
コウダ マルコム
「ふむ…Ms.ユリエの言う通りだろうな。すまなかった…Mr.バラト」
キノサキ リン
ミキモトさん、すごい…。言えなかったこと、全部言ってもらっちゃったみたい…
フタツボシ トシナガ
「三納、すまなかった。迅速な行動とお前の覚悟に感謝する。…が、その必要はない。幹本の言った通り、全員で脱出するんだ。もちろんお前も一緒に。」
ミノウ バラト
「皆さん…………っ。すみません、ありがとう………ございます。」
トナギ マエコ
「えぇ、三納さんが裏切り者とは思いません。」
カリナ
「まー、本当に裏切り者?黒幕側?…だったとしたら、こんなすぐバレるようなことするわけないだろうし?」
フタツボシ トシナガ
「…とりあえず、今日は皆休もう。このあとの食事は俺が作る。
明日は校則で言う夜時間が終わったら、すぐに取り掛かろう。」
アイダノ レンカ
「待った。当番制とかにはしなくていいのかい?アンタがいくら超高校級の調理師だからって、毎日三食、15人分の食事の用意なんて骨が折れるんじゃないの?
大体…そんな材料どっかにあったか?」
フタツボシ トシナガ
「食材自体は、このマップに”キッチン”がある以上。何某かはあると考えている。
コウダ マルコム
「我々にコロシアイとやらをさせたいような奴がわざわざ全ての備蓄食料に毒を盛る可能性は低い。ということだろうか。それには私も同意見だ。」
フタツボシ トシナガ
「あぁ。それと…ハッキリ言うと、一人で作業をするほうが慣れていてな。…このような状況でなければ監視などもなく調理は行えるはずなのだが…」
シガ レイカ
「ま、まぁ…食事に毒を盛るかもしれない…考える奴は良そうよね…そこの青髪イキリ陽キャとか…」
キノサキ リン
「そ、そんなこと考えてなかったよ!?」
ヤワラ トモエ
「ど、どどどどうしてそんな発想が…」
オオミカド ガンキチ
「チッ…この状態で疑わないバカはいねえだろーが」
フワ ナルミ
「ぼく達おバカさんなの?」
アイダノ レンカ
「アンタはせめて言い返してみたりしたらどうだい…?」
フタツボシ トシナガ
「…ごく一部の相手でも…信用されている、と言うのはありがたいな…毒物を盛るつもりは毛頭ない。
それでも不安な者は手伝いなどを行うことを推奨させてもらう。
それと、勝手に決めることとなってすまないが、これからの食事は全員、同じ場所…」
フタツボシ トシナガ
「この地図で言う食堂で行ってもらう」
カリナ
「ふーん?用心深いね。いいんじゃない?安否確認もできるし。」
フタツボシ トシナガ
「そして、本格的な探索は、明後日以降から始めるとしよう。明日は…正義が帰ってくる。探索どころではない…と思う。」
キノサキ リン
「う、うん…」
フタツボシ トシナガ
「不安な場合や、手持ち無沙汰だと言う場合は、報告の上、探索に出ることを許可する…と言った形だ。」
トナギ マエコ
「それ、大丈夫なんですか…?その」
コウダ マルコム
「口約束ではあるが、言葉に出している以上、ここにいる全員が証人だ。十分な契約となるはずだ。」
アイダノ レンカ
「ま、何もしないよか、抑止力にはなるだろうね。…言霊ってのは、思ってるよりすごいモノさ。」
ヤワラ トモエ
「べ、弁護士のマルコム君や、言葉を使いこなす、恋歌ちゃんが言うなら…せ、説得力があるね…!!」
フタツボシ トシナガ
「そう言うことだ。」
オオミカド ガンキチ
「…」
キノサキ リン
オオミカド君が先手を打たれて悔しいと言わんばかりの顔をしている…
フタツボシ トシナガ
「詳しい話は、明日の朝食時に改めてさせてもらう。気乗りしない者も居るだろうが、集まったほうがお互いの為だと思う。」
カリナ
「そうだねー。生存確認もできるし、明日からは早起きしないとかな?」
ミキモト ユリエ
「そうですね!だったら早くご飯を…って、皆さん、食欲あるです…?」
ミノウ バラト
「少なくとも俺はそんなに。」
サソザキ エイリ
「申し訳ないとは思うけど、今食べたら戻す自信しかないわね…」
フタツボシ トシナガ
「…だろうな。ならば、倉庫の位置を今一度確認したら解散としよう。」
アイダノ レンカ
「だね。さすがに、保存食になりそうな物も多少はあるだろうしね。」
シガ レイカ
「そうね。缶詰とかなら毒も盛りにくいだろうし…」
フタツボシ トシナガ
「では、探索を行いたいものは報告後、それ以外はこれを持って解散としよう。…明日、全員揃って会おう。」
フワ ナルミ
「うん!…あ!ボシくん!ぼく、探索に行きたい!」
ミキモト ユリエ
「じ、自分もです!」
タスク リクト
「幹本さんが探索へ行くならワタクシもご一緒させていただきますよ!!」
キノサキ リン
皆…すごいな…
私も、頑張らないと!
…その前に、皆と仲良くなるために、話をしたほうが良いのかな…?
カリナ
「リンがしたいようにしたらいいと思うよ?」
キノサキ リン
「カリナ!?また、聴こえてたの…?」
カリナ
「うん!」
キノサキ リン
「そ、そっか…」
満面の笑みで言われてしまった…
でも、きっと背中を押してくれたんだよね…?
「…ありがとう。ちょっと、色んな人に話しかけてみるね!」
カリナ
「お、いいねぇ。応援してるよ!
ま、ボクはかなり疲れたから部屋に戻って休むことにするよ~」
キノサキ リン
「そっか、じゃあ…また明日ね!」
カリナ
「うん、またね~!」
キノサキ リン
…うーん。あぁ言ったはいいものの…
誰に話しかけに行こうかな?
意外と立ち直りがはやァい!!説明不要!?
この物語の中心人物らしき木ノ崎サン。がんばえ~きのきゅあ~!!
………あっ次回は早くも自由行動一回目、らしいですよ。
あくまで暫定ですけど。