OneMore!Manage mentダンガンロンパ~絶望的な三流茶番劇~   作:ヴァミド

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第一幕【星ニ願イト絶望ヲ (非)日常編-自由行動①-】


えー、自由行動で裁判のチュートリアルを行うんですか?嘘ですよね?
エイプリルフールはもう終わったんですけど…
まぁ、またすれば………いや二度手間じゃないですかヤダー!!
あっ、失礼いたしました。

いつもの、あなたの、アナウンスでございます。

今回から新要素、オート選択が追加されました。
勘の良い皆様はもう確実に人が死ぬとわかっていらっしゃるでしょう。
裁判編、あります。そのための、予習要素ということでございます。

このような太い字の下は、選択肢が並びます。
まぁ、例でございますが、

私のことはお好き?
好き!
▼大好き!

とございますね。
点滅し、▼マークが頭についているものが”選択した扱い”になります。
あらやだありがとうございます。褒めても何も出せませんよ?


………こちらも合わせて、今後をお楽しみくださいませ。


第一幕【星ニ願イト絶望ヲ (非)日常編-自由行動①-】

chapter1_自由行動-1日目、夕方-

 

-人物指名- 誰と過ごす?

 

 アイダノ レンカ

 オオミカド ガンキチ

▼コウダ マルコム

 サソザキ エイリ

 シガ レイカ

 タスク リクト

 トナギ マエコ

 フタツボシ トシナガ

 フワ ナルミ

 マサヨシ ヒデオ

 ミキモト ユリエ

 ミノウ バラト

 ヤワラ トモエ

 カリナ

 

 

 

[モノベアー邸_2F_廊下]

 

キノサキ リン

とりあえず、自分の部屋の場所もまだ分からないし、2階に来たけど。

………スマホの地図機能、使えば良かった。

 

そのままスマホを起動して、自分の部屋の位置を調べてみると

 

3階かぁ………

 

2階は男の子たちの個室があるのかな?

 

コウダ マルコム

「Ms,リン。誰かに何か用だろうか。」

 

キノサキ リン

「わっ!?あ、ま、マルコム君。」

小さくて見えなかった。とは、言わないでおこう。

「用と言うか、自分の部屋の場所を確認しようとしてて…」

 

コウダ マルコム

「なるほど、ここまで来たものの、先ほど渡されたメフィスマートフォンを見れば良かったと思い、確認したらこの階は我々男子の個室しかなかったと。そこに私が話しかけたのか。」

 

キノサキ リン

マルコム君、すごい…ほとんど何も言ってないのに。

 

コウダ マルコム

「あ…すまない。私の悪い癖だ。…気持ち悪かったろう?」

 

キノサキ リン

「え、悪い癖?あっ、えっと、

言いたくない、とかなら、全然…言いたいなら、全然聴くし!えっと…」

 

コウダ マルコム

「あ、いや…重ねて申し訳ない。話を促させるつもりはなかったんだが…

 こんな状況だ。少し、聴いてくれるか?」

 

キノサキ リン

「うん、私でいいなら。」

 

コウダ マルコム

「すまな…いや、ありがとう。

…私が弁護士、だと言うことは自己紹介の時に話したが、職業柄…でもないが。

1を聴いたら、その先を予想して、勝手に話してしまうんだ。

………幼少期は、それで気味悪がられたりもしたから、気にして話すぎないようにしようと思ったんだが…

思ったよりも、うまくいかないらしい。」

 

キノサキ リン

 

そう笑いながら言うマルコム君の顔は、寂しそうだった。

 

マルコム君…すごい才能を持ってるけど、その分悩みも、沢山あるのかな…

こんな時だからこそ、抱え込まないで欲しいな…

 

行動選択 -どんな声をかけよう?-

 

▼全力で思ったことを言う

 黙って続きを促す

 淡々とアドバイスをしてみる

 

後悔は、したくない。から

 

「私!さっき言えなかったんだけど!」

 

コウダ マルコム

「!?ど、どうした?」

 

キノサキ リン

「あっ、驚かすつもりは、なかったんだけど…

私、さっきのマルコム君のこと、すごくカッコイイと思ったんだ!

なんと言うか、エスパーとか、名探偵みたいで!

だから…えっと、その…」

 

勢いに任せて話してしまった…マルコム君、困っちゃうよね…

 

コウダ マルコム

「…っふ。ふふ!」

 

キノサキ リン

「えっ?」

 

コウダ マルコム

「ははっ、す、すまない…あまりに一生懸命に、ふふ、励まされて、年甲斐もなく、嬉しく、面白く感じてしまった。」

 

キノサキ リン

困らせちゃったわけではないんだ…良かった…

 

「ってマルコム君も私と同じ高校生でしょ!?

…笑いたいときは笑っていいし、泣きたいときは、泣いても良いんじゃないかな?

大人でも、子供でも。 私が、子供っぽいって言われたら、それまでだろうけど。」

 

コウダ マルコム

「………そうか。ふふ。

そうだな。ここから脱出したら、学園に”エスパー”と”名探偵”の才能でも、自推して来ようか。

一人で3つの才能を持つだなんて、きっと、すごいことだろう?」

 

キノサキ リン

マルコム君、すごく大人びてる子だと思ったけど…

きっと、普通の人と同じように、楽しいことが好きな、男の子なんだろうな…

 

コウダ マルコム

「ありがとう。Ms,リン。この級友たちの中でも、君に最初に話せて良かった。」

 

キノサキ リン

良かった…!マルコム君、喜んでくれたみたい!

 

【挿絵表示】

 




オート選択、もはや一択、でございますか………
私も思いました。

まぁ、こちらの矛盾的な文句も黒幕様へぶつければいいんじゃないでしょうか。
黒幕様のプライバシーは明かせませんが。

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