ログ・ホライズン-『現実の生産者』 作:サブ職業:小説家 lv.1
「…あのね。僕は確かに一パーティでも良いって言ったよ?だけどさ。こんなパーティで来る事ある?」
「…だって、折角だったらみたいじゃん?」
「主君。彼らは一体…?」
一人の少女が私達の方を見て首を傾げる。
それを見た後ろの人達が微笑ましそうに笑うのを見て、私は思わず苦笑してしまった。
「『現実の生産者』って所なんだけど、リーダーがかなり大馬鹿でね」
「…えっ酷い」
朝起きて皆に取り敢えず言う前にシロエに一パーティで良いかと聞いたら、その方が依頼になるから良いと言われたので皆を誘ったのに。
そんな事を考えながら少しだけ傷付いた様な表情で見つめると、シロエが小さくため息を吐きながら口を開く。
「じゃあさ、今回の構成、言ってみて?」
「武士、吟遊詩人、吟遊詩人、付与術師、付与術師、付与術師」
「…どう?」
「大馬鹿祭り!」
「…これは主君以外にも守る人が増えただけなのでは…?」
私達の編成を聞いて三者三様の反応をするのを見て、後ろのメンバーもそうだよなぁ…と言った反応をする。
それを見て私は思わずもう一度苦笑をするが、それでも反論をする為に口を開く。
「失礼な!皆ビルドバラバラなんだよ?」
「…マナコントローラー僕含めて二人居るんだけど?」
シロエの最もな言葉を無視しつつ、私は前に向かって前進していく。
…勿論私だってパーティメンバー的に酷いのは理解しているが、それはそれ、これはこれだ。
きっと皆なら何とかしてくれると信じている。
「…取り敢えず、技は身体に染みついているからコマンドから選択しなくて良いって事だけ覚えてね」
「ああ、うん。ありがとう」
「…さて、私達は…ちょっと遊びに行くか。アクア、好きにしていいよー!」
そう言って私がアクアに指示をすると、アクアは嬉しそうに杖を取り出した。
それを見て私達のパーティが笑いながら準備をし始め、シロエ達が小さく首を傾げた。
「はいアクア。輪唱のキャロル」
「も、猛攻のプレリュード!」
「援護するねお姉ちゃん!ヘイスト、カルマドライブ。ゲイジングアイ…ナイトメアスフィア!」
「あー。私いらないかな?ソーンバインド・ホステージ」
三人が一人の付与術師……アクアにバフを掛け、余ったエリナとイヴルアイのアイの二人が苦笑しながら適当な敵に茨と睡眠異常を与えてグループ毎
それを見たアクアが自分の杖を取り出し、その杖を見たシロエが片眉を上げた。
「行きます!キャストオンビート!メイジハウリング!パルスブリットォォォ!」
瞬間、大量のバフを掛けられたアクアから弾が大量に飛び出し、移動速度低下が掛かっていた雑魚敵が溶けていって…金貨に代わっていた。
輪唱のキャロルの追加攻撃の効果が虚空へと消えていき、彼女はスッキリしたのか嬉しそうに笑っていた。
「…主君、あれは付与術師なのか?妖術師の新ビルドじゃないのか?」
「あー…最初に見たらそう思うよね。あれは付与術師のスプリンクラーってビルドなんです。アカツキさん」
少女…アカツキさんと言うらしい…がドン引きした様な表情でシロエに話しかける。
その事bsに苦笑しながら返事をしたシロエだが…
「敬語禁止」
「うっ…」
どうやら面白い関係らしい。
傍からいちゃついている関係を見るのも楽しそうだなぁ…なんて微笑みながら見れば、アカツキさんは私の方を見た後に…少しだけ頬を赤らめた。
…それを見てエリナが警戒をする様に頷いたのを見て、私はため息を吐く。
「…あれがギルド『現実の生産者』なのか?」
「あー…まぁ、名前の通りこの世界でも生産者のサブ職業を取ってる人達でね。しかもレイドにも参加してる本当の廃人達なんだ」
その言葉を聞いたアカツキが、驚いたようにこちらを見た。
…いやまぁ、確かに今の姿を見たら信じれないのも分かるけど…有名人だとは思ってたんだけどね。
「…兎に角、僕達も連携を始めよう」
「じゃあ私達は辺りの警戒をするよ。三人は満足するまで連携をしてて」
「うん。ありがとう」
私達は自分のパーティを集め、『花鳥風月』にも念話をした後に、私はフレンドと連絡をし始めた。