天海 Remake   作:ちゃちゃ2580

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Chapter2 真実は暴力。屈する勿れ。
Section1


 がやがやと騒がしい音が、ロリータチックな部屋を世俗に染める。

 『ええ加減にせえよ!』というわざとらしいコガネ弁と共に、男が傍らのリザードンの尻を蹴った。とすれば、怒ったリザードンは彼に向けて口腔を開き、ぼうっと炎を吐く。髪を燃やされて、彼はぎゃあと悲鳴を上げた。

 くだらない。

 実にくだらない。

 テレビの中で繰り広げられる三文芝居を見て、少女は大きな欠伸をした。身を呈した男の芸を、つまらないと一蹴。落語家は欠伸をされて首を吊るものだが、芸人は今正に、画面の向こうで大炎上していた。それはもう無惨な姿である。髪が燃え尽きても、少女の表情は冷ややかなまま。この寒暖差が電波を隔てている事が、彼にとって唯一の救いだろう。事実、テレビの向こうでは割りとうけている。

 少女は溜め息を一つ。

 緩いウェーブがかかった桃色の長髪を揺らし、ソファーに深く掛けていた身体をゆっくりと起こした。「ふああ」と、小さな欠伸をすれば、首を左右に傾けてぽきりぽきりと音を鳴らす。大して肩が凝るような体型でもないのに、大袈裟に肩を回して身体を解した。

 小さな掛け声と共に、身体を前屈させ、ソファーの前のガラステーブルへと手を伸ばす。そこにあるリモコンを取り上げて、テレビに向けた。

 少女の前では哀れでしかない芸人は姿を消し、別の画面に切り替わる。次の画面では、男が数枚の紙を手に、こちらへ向けて極々真面目な顔をしていた。しかし『続いてのニュースです』という言葉は、最後まで聞かれなかった。続いて映ったのは、『カントー地方のヤマブキシティから』と言う女性レポーターの姿。これまた少女の御眼鏡には適わない。次も、その次も、彼女の好奇心を(くすぐ)る番組は無かった。

 やがて音も無く、テレビは消灯。

 ぷつんという音が聞こえた気になるのは、気のせいだ。ブラウン管テレビの時代はとおの昔に終わった。

 リモコンをテーブルの上に戻し、少女は小さな手を組んで、頭上へ。彼女が小さくあえげば、傍らでぴくりと動く一匹のポケモン。少女の身動(みじろ)ぎか、あえぎによって、眠りから覚めたらしい。一度瞼が開けば、まどろみをすっ飛ばしたかのように、ぱちりぱちりと瞬きをした。その身体がゆっくりと起き上がれば、少女も気が付く。

 

「あら。ごめんなさい。起こしてしまいましたか?」

 

 少女は文字通り子供のような高いソプラノで問い掛けた。

 詫びる言葉こそあるものの、その表情は何でもない事を話しかけるかのような様子。問われたポケモンは、頭部の後ろに伸びる顎のような角と、顔にある本物の小さな口で同時に欠伸。「チィ」と短く鳴いて返事を寄越す。

 主人である少女と同じように、華奢な身体をしたポケモンだった。彼女の不躾けな謝罪を全く気に留めていない様子で、小さな手足を目一杯に伸ばし、やがて一息。何気ない様子で主人の方へ向き直ると、彼女の細い腕をお店の暖簾のように捲り上げて、膝の上へ登った。

 向かい合う形が少女が抱き留めると、そのポケモン、クチートははにかむように笑った。

 

「チィ」

「全く。長いお昼寝ねぇ」

 

 呆れたように、少女は苦笑する。

 口ではそう言いながらも、彼女はクチートの頭を優しく撫でた。気持ちよさそうに目を瞑る相棒の様子に、彼女はくすりと笑って、「お散歩でもします?」と、優し気な声で提案。クチートは「チィ」と鳴いて、片手を挙げた。

 少女がちらりと視線をやれば、その先に綺麗な花柄の遮光カーテンがきちんと脇に纏められた大きな窓。外は鮮やかな茜色をしており、西の空は綺麗な快晴だった。

 クチートを脇に下ろして、部屋の入口脇にある姿見の前へ。

 見慣れた自分の姿は、何とも子供っぽい。

 鮮やかな桃色の髪は綺麗だと褒められるが、身の丈一三〇センチに及ばない小柄な体格と合わされば、まるで幼子が抱く人形のよう。精悍な顔立ちをした両親の素質をこれっぽっちも受け継がなかった顔は、正しく無垢な童顔。大きな目に、小振りな鼻と唇。友人から『ロリコンホイホイ』と言われるのも仕方がない。

 毎朝モーモーミルクを欠かさないのに、縦にも横にも伸びない身体。まな板と言う他ない胸囲も最早そうある事が当然のようだった。

 とはいえ、自分の体型なんて見慣れたもの。一四歳の今日に至るまで向き合い続けたコンプレックスの果ては、最早自分はロリであるべきだという開き直りまでみせ、この日もイッシュやカロスにありがちなロリータの服を着ていた。一応、余所行きでも通用するように、ドレスとまではいかないワンピース。白いフリルがふんだんにあしらわれた桃色が基調のもので、春の季節にも、自分の髪色にも、ばっちり合った代物だ。

 少女は服に可笑しな皺が寄っていない事を確認すると、腰まで伸びた柔らかな髪を襟足から強引に掻き上げる。そのまま手首についていた黒いシュシュで纏めてしまえば、顔周りの印象がすっきりして、春らしい爽やかな雰囲気になった。

 

「まあ、良いでしょう」

 

 身体を左右に捻って、最終確認を終え、少女は小さく頷いた。

 足許で彼女と同じように見た目を気にした風にしているクチートをちらりと見ると、鏡越しに察したのかこちらを振り向いてくる。

 と、そんな折だった。

 コンコン。

 と、部屋を叩く音。

 

『アキラお嬢様! よろしいですか?』

 

 扉の向こうから聞こえてきたのは、聞き慣れた侍女の声だった。

 アキラと呼ばれた少女は、短い返事と共に、すぐ近くにあるドアノブをその手で握り、扉を開けた。するとそこには、この家に仕えて一五年にもなる見慣れた侍女の姿。

 よくあるメイド服を着ているが、それはこの家に仕える五人の侍女が皆着る制服だ。その女性の特徴と言えば、顔に若い頃のそばかすが残ってしまっている事と、婚期を逃している事。如何にもそれっぽく、休憩時間はニュース番組を見ながら、支給品の煎餅をかじっているような人物だ。一応、アキラの世話が担当なのだが、彼女が手のかからない子供になってから随分と経つ。今ではアキラの部屋の掃除等、身の回りの世話ばかりで、勤務時間の多くを給仕室で過ごしていたりする。

 そんな彼女だからこそ、アキラが呼ぶでもなく、決まった時間以外で、彼女の許を訪ねてくるのは割と珍しい事だった。とはいえ、この辺りでは有名な名家でこそあれ、アキラの家は決して貴族の類ではない。カロスで見られるような侍女のマナーも無いので、不躾な訪問を別に咎めやしなかったが、怪訝にこそ思う。

 顔を青ざめさせていたので『何かやらかしたのか』と、思ってしまったのだ。

 

「た、大変なんです」

 

 とすれば、侍女は大層な前置きを用意した。

 この前、同じようにして訪れて来た時は、アキラが演技が上手いと絶賛していたポケウッドのアイドルが結婚したという事だったか。演技を褒めていただけなのに、勝手に彼女の中でアキラはそのアイドルの熱狂的なファンだと思われていて、『おいたわしゅうございます』なんて言われた。

 その前も、そのまた前も、似たような事案だった。

 ややげんなりする心地でどうしたのかと問えば、彼女は唇をわなわなと震わせながら、報告した。

 

「わ、ワカバタウンが……火事で、全焼って……」

「はい? 今、なんて?」

「だ、だから、お嬢様のお友達の居られるワカバタウンが、火事で無くなっちゃったんです!」

 

 まさかまさかの本当の大事件だった。

 アキラは目を見開いたまま、顎に手を当てて俯く。

 今しがた聞かされた話を、今一度反芻する。侍女が何か言いたそうにしているが、手を差し出して制止した。

 火事で全焼。ワカバタウンが無くなった。

 アキラはやや面を上げて、指を一本だけ差し出した。

 それは一つ一つ確認を取るから、ゆっくり答えるようにという二人の決まったやり取りだった。

 

「町人の被害は?」

「まだ、分からないと」

「何処で知りました?」

「テレビのニュースです」

「あの子の家も燃えてるの?」

「ニュースの映像だと、無事な建物はありませんでした」

「そう……」

 

 決まり事が功を奏して、情報がきちんと整理された。

 長年アキラの身の回りの世話をしてくれているその侍女は、あわてんぼうではあれ、決して無能ではない。必要な情報はきちんと押さえた上で、報告してくれる。その真偽は疑うまでもない。

 無事な建物が無いという事は、おそらくアキラの親友の家は燃えてしまっている。

 安否確認が取れていないのは、火事だからか。

 何にせよ、テレビの情報では時間が掛かり過ぎる。無事でいてくれる事は願うしかないが、無事なら無事で、帰る場所がなくて困っているかもしれない。

 考えを纏めると、アキラは毅然とした顔付きで、面をしっかりと上げた。

 

「確認を取るから、下がって結構よ。このまま出掛けるかもしれないから、お母様とお姉様によろしく伝えて」

「畏まりました」

 

 ここに至って食い下がるような侍女ではない。

 まだ焦燥感を残す顔付きをしていたが、アキラの指示を受けるとぺこりとお辞儀して、丁寧な動作で扉を閉めた。

 アキラはふうと息をついて、足許に視線を落とす。

 黙ってやり取りを見ていたクチートは、長く飼われていた事もあって、会話の内容を察した様子。その顔に先程までの柔らかな表情は無い。

 

「ごめんなさい。ウィル。散歩は暫く出来そうにないわ」

「チィ」

 

 クチート、もといウィルの短い返事を聞きながら、ベッドへと向かう。

 枕元で充電器に繋がれたままのPSSを取り上げた。

 もしも本当に、親友が火事にあっている確証があれば、アキラは今頃大慌てで支度して飛び出している。取り乱していない理由は、そのPSSに残っていた。

 メールを開き、文章を一瞥する。

 それは親友の家で毎年行われている花見への招待状。去年、一昨年と時間がとれず、今年は久しぶりに参加する事にしたのだが、その日程を少し早めたいという提案だった。その文末に、今はヨシノシティに居るという近況報告があり、その翌日である今日、ヨシノ近郊に引っ越してきたらしいポケモン協会の会長に会いに行くという話があった。

 つまるところ、何等かのアクシデントが起こっていない限り、彼女はヨシノシティ近郊に居る筈。火事には合っていないだろう。まあ、そうであったとしても、故郷の火事とは気が気でない筈だ。あそこには親友にとって何に代えがたいものや、家族のような人達がいる。

 取り乱しているかもしれないから、こちらが落ち着いておかないと。

 アキラは小さな深呼吸を挟んで、PSSの通話ボタンを押した。

 呼び出し音が一度、二度。

 建物を燃やし尽くす程の火事だとするのなら、今のワカバタウンは圏外の可能性が高いだろう。きちんと呼び出すあたり、ワカバ近郊にはいないようだ。一先ずそれに安堵して、応答を待つ。

 程なくして音が途切れた。

 

「もしもし」

『もしもし……』

 

 返ってきたのは、間違いなく親友、サクラの声だった。

 やはり酷く気落ちしているようで、声色は低く、聞き取り辛い程。しかし、それも仕方ない事。

 何だかんだ少しばかり緊張していたアキラは、彼女にそれを伝えないようゆっくりと息をついてから、改めて唇を開いた。

 

「突然ごめんなさいね。今、ワカバの事を耳にしたもので」

『うん』

 

 明るすぎず、暗すぎず。

 そんな風に気遣ってみるものの、サクラの声はやはり暗い。

 とはいえ、励ましなんてものは気休めにしかならない。するつもりもなかった。

 アキラはベッドに腰を下ろして、先に腰掛けていたウィルを撫でた。

 

「その様子だと、知っているのね」

 

 視線を適当な場所へ向け、思考回路を会話だけに専念させる。

 自分はよく物言いがきついと言われるので、不意の一言で親友の傷を抉らないように、ゆっくりと言葉を選んだ。

 とすれば、電話の向こうでも、同じように言葉を選ぶような声が聞こえてくる。

 

『んー……知ってるっていうか、見てきたと言うか』

 

 見てきた? ワカバを?

 ヨシノ近郊からワカバまで徒歩で一日は掛かる。空を飛ぶでも使えるポケモンがいれば話は別だが……。

 と、そんな事を考えていれば、『えっと』という言葉が続いてやって来る。一先ず疑問は後回しにした。

 

『今ね。ヨシノのポケモンセンターなの。レオンとルーちゃんに無理させちゃって。ジョーイさんの見立てだと、レオンは一週間は入院だって』

「一週間!? 重症じゃない。何があったのですか」

 

 軽傷ならあっという間に治してくれるポケモンセンターで、入院が必要な事自体が稀な事。ポケモンの治癒能力の一任しなければならない病気ならまだしも、彼女の口ぶりからしておそらく外傷だろう。

 あまり治療の仕組みに関して詳しくはないが、余程致命的でない限り、皮膚の治癒能力を活性化させる装置で事が足りる筈。それが出来ないとすれば、あまりの深手で手術が必要な場合や、体内に何かしらの異物が入ってしまった事だろうか。どちらにせよ、彼女よりずっと長くポケモンと暮らしているアキラですら、経験がなかった。

 サクラはふうと息をついて続けた。

 

『それが……ね』

 

 ぽつりぽつりと、事情を話してくれた。

 ポケモン協会の会長であるシルバー宅を訪れたサクラは、彼のオンバーンに乗って帰る事になり、その最中でワカバの火災に気が付き、彼と共にワカバへ向かった。

 しかし、ウツギ博士を避難させる為にシルバーと別れた後、怪しい女に襲われ、サクラとウツギを庇った二匹と、シルバーから預かったバンギラスが負傷した。そのまま殺されるかと思った時、一〇年前に彼女の母が残して行ったマスターボールから、『ルギア』というポケモンが覚醒。サクラの窮地を救ってくれただけでなく、雨乞いによってワカバの火を消してくれた。

 それからルギアに乗ってヨシノへ避難したが、その際ちょっとした騒ぎになった為、これの対処に追われてしまい、今しがた漸く落ち着いたところだったそうだ。

 アキラが電話をしたタイミングは、良くも悪くも彼女の疲れがドッと出てきた頃だったらしく、元気が無いのは主にそのせいだとか。驚く事に、シルバーの話では、ワカバの住人は皆避難出来ていたらしい。ウツギ博士もヨシノの病院に搬送され、意識不明で面会謝絶の重症ではあるが、命に別状はないそうだ。

 説明を聞き終えたアキラは、少しだけ俯いた。

 

「それは大変でしたね。正直なところ、無事ではあると思っていたので、まさかそんな事態になっているとは……ごめんなさい」

 

 謝るのも違う気がするが、そうとしか言えなかった。

 とすれば、電話口の向こうから、ごそごそと物音が聞こえる。

 

『ううん。こうして電話掛けてくれただけでも、嬉しいよ』

 

 どうやら首を横に振っているらしい。

 疲れ果てたような声色だが、その表情はきっと薄い苦笑を浮かべているのだろう。

 見えずとも分かってしまう事が可笑しくて、アキラもふっと苦笑した。

 しかしながら、無事な事を確認すれば、新たな問題が挙がる。元よりそれを確認しようと思っていたアキラは、やや沈んだ気持ちを切り替えるように息をつくと、「それはそうと」と話を変えた。

 

「コトネ様のポケモンがどうこうというのはさて置いて。貴女(あなた)、これからどうするつもりですか?」

 

 本当なら彼女に実家の事を思い出させてしまうのは避けたかったが、こればかりは仕方がない。生きている彼女にとって、生活スペースは必ず必要になる。

 肝心な部分を端折った言葉だったが、意図は伝わったらしい。

 すぐにサクラは答えてくれた。

 

『うん。えっと、本当はワカバに戻ったら支度してお父さんとお母さんを捜す旅に出ようかなって思ってたんだけど……どうしようかな。あはは』

 

 乾いた笑い声が痛々しい。

 そして、答えてはくれたものの、結局何も浮かんでいない様子だった。

 

『帰る場所は無いし。ただ、ヨシノって旅支度を整えるには丁度良いんだけど……うーん……』

 

 まあ、そりゃあそうだろう。

 旅に出たいというのは、きっと今日の今日思いついた事だと、話の流れで何となく察せる。支度の為にゆっくり落ち着く場所が無いという点で困っているのも、すぐに分かった。

 ならば簡単だ。

 アキラは事も無げに提案する。

 

「必要なら迎えに行きますわよ? わたくしの家なら、遠慮もいらないでしょう」

『ありがとう。でもね、実は旅に一緒に出ようって言ってくれた子がいて。その子が近くに住んでるから、ヨシノを離れるのもちょっと考えもので。どの道レオンが入院してるし』

「あら、そう……」

 

 振られてしまった……。

 まあ、本当に今日の今日考えた事だろうし、親友である自分に相談が無かったのは仕方がない。先程の事情の説明にも、シルバーとサクラの両親がライバルだったという話があった。それを考慮すれば、彼の話を聞いて心が決まったのだと思うし、それから今初めて連絡を取っているので、今が正にその相談である事は確かだ。

 ただ、何だろう。

 ちょっとばかり寂しく思う。

 でもまあ、いじめられっ子だった彼女に、旅を共にしても良いと思うような友達が出来た事は、純粋に嬉しい事。イトマルを持ったクラスメイトに追い掛け回されていた頃からすると、人間不信もよくぞここまで治ったものだと思える。

 あくまでも、親友が泊まりに来るチャンスを逸して、残念なだけだ。

 

「では、必要なのは日用品ってところですね」

『うん?』

「顔を見たいので、一度そっちに行きますわ」

 

 だったらもう、逢いに行けば良いだけ。

 どの道花見に行くつもりで予定は空けていたし、その予算を彼女に援助したって構わない。こんな時に助けてあげないで、何が親友か。

 とすれば、彼女は遠慮したような言葉を吐いたが、それこそ言語道断。逆にアキラが同じ立場なら、遠慮なく助けて貰うし、助けて欲しい。それは親友だから言える事だ。

 

「あまり心配させると、次に会った時ぶっ飛ばしますけど、それでも良いの?」

『そ、それはヤダ……』

「なら、大人しく助けられなさいな」

『うん……』

 

 それから必要なものを聞くと、早く休むよう忠告してから電話を切った。

 必要なものは主に衣類。選ぶセンスは一任してくれた。

 ヨシノへ向かう前に、コガネのブティックで揃えて行ってあげれば、良いものを用意出来るだろう。

 よしと頷いて、アキラは立ち上がった。

 

「善は急げ。すぐに出ますわよ。ウィル」

「チィ」

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