…結論から言おう、大会を制したのは「OK・グーグル」だ。
その前にまずは拙者が制した3Rについて。
3Rは則夫の計算が狂った。いや、拙者が意図的に計算を狂わした。
仕組みはこうだ。
【元来そこにはない牌】を増やしたのだ。トイレからの戻り途中、隣の卓にわざとぶつかり、白牌を一つくすねた。海とアピネのあの卓だ。
そしてその牌をさりげなく自分の牌に混ぜたのだ。
「無いものがある。」
ここで則夫の計算は狂った。本来は4つしかない白牌が5に増えたのだから。
ちょっとかっこいいことを書いてるがめっちゃ違法である。
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だがしかし、うまく工夫したユニクロも次のラウンドにはその手段を使えなかった。
なぜなら、そもそも白牌がリーチしていないと使えないからだ。
鳴きのユニクロも異名も対人戦では勝てないのだ。
則夫も次のラウンドには平静さを取り戻したが、ズルをしているにも関わらず、OKグーグルには勝てなかった。
なぜか。
OKグーグルは、普通には見えない特殊な塗料を、マニキュアとして爪に塗っていた。このマニキュアは専用の眼鏡をかけることで発光が見える仕組みとなっている。
これを10指でそれぞれ色を分け、自分の手元に牌が来たところでひとつひとつ塗っていたのだ。
大会前にトイレに行っており、どうやらその時に塗ったらしい。この大会は男子が三人で女子は一人。ばれるはずもない。
そして、R4にきた時点でほぼすべての牌が発光していた。そう、OKグーグルの目には、牌の絵柄がまるで神のように手に取るようにわかったのだ(違法なのだが)。
ちなみに最下位はユニクロである。
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《After time- At.喫茶「あおざくら」》
拙者(桜餅)「うーん、でかいからタンク見やすいでござる!いいでござるー!」(実話)
喫茶オーナーのロッテが笑う。
ロッテ「ゆるりといい感じですね!」
則夫「なんかいろいろおかしくねえ?なんであんな展開になるのw」
ブノシ「それ俺らが言えないような…」
ブノシが小声で言う。
海・ウォーター「そういえばうちの卓、牌がどっか行ってみんな探してたw」
OKちゃん「まあまあ…終わりよければ全て良し。皆まだまだ青いわね」
アハール「青くてもいい!オトナぶって カッコつけてさ。言いたいことも言えないなんて絶対イヤだ!そんなんじゃ なにも変えられない!オレ・・・この青さはなくさない」
ティコス・アピネ「アハール、あなた疲れてるのよ」
fin.