がっこうぐらし! 守護霊ルート通常プレイ   作:景名院こけし

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なんとか生き返ったので初投稿です。お待たせしました。


パート12 しんにゅうぶいん!

失踪したかと思った!? 正直自分でもそう思ってた!

しかし最近突然、なんかいける気がする(最低最悪の魔王)ってなったので早速パート12に入ります。

 

前回、外をうろついてたら家の中のめぐねえに謝られました。スタンドちゃんの黒歴史ノートでも見つけたかな?(名推理)

くるみちゃんはスタンドちゃんの写真を一枚持って出てきましたね。遺影にするつもりでしょうか。

では車に戻って再びみーくんと(けい)ちゃんを左右からめり込ませながら学校へ向かいます。

 

そして何事もなく到着! いやー、なんか三か月くらいぶりに帰ってきた気がしますね。実際は全然そんなこと無いはずなのに不思議ですね。(すっとぼけ)

三階に上がって留守番組に暖かく出迎えてもらったところでようやくほっと一息。

スタンドちゃんに話しかけるゆきちゃんを怪訝な顔で眺めるみーくんに小声で事情説明するのを横目に、ここで新能力の開放をしていきましょう。

そもそもスタンドちゃんとの面識がないので好感度もへったくれもない状態とはいえ、部員が二人増えたのはデカい。ゲージ回復がレベルアップするとともに、常在効果でメンバーの空気感染を完全に防げるようになりました。流石に噛まれたら防ぎきれませんが、ほんのちょっと発症を抑えることができます。その間に薬か”水”をとってきてもらいましょう。そして物理干渉もレベルアップ! 物に触れていられる時間が少々伸びました。

 

能力強化が終わったので、景気づけにゲージ回復を全種類かましておきましょう。誰も疲労してないのでスタミナは無意味ですが、こういうのって試し撃ちしたくなりますよね。ならない?

HPに関しては圭ちゃんがまだ片足負傷状態なので、クールタイムが終わり次第すかさず範囲回復をかけ続けていきましょう。ドララァ!(貧弱クレイジーD)

 

そんなこんなで新入部員二人を迎えた学園生活部を見守ること数日、そろそろ何かイベントが起こるかな~、などと思っていたらワクワクした様子のゆきちゃんが二年生教室のスライドドアをフルオープン。

家計簿つけてたりーさんとみーくんが同時に振り返ります。くるみちゃんは最初からドアの方見てた様子。常に警戒する癖ついてんなこのゴリラ。

 

「肝試しやろ、肝試し!」

 

は? 幽霊の目の前でなにいってんだこいつ(AA略)

まあ肝試し自体は原作にもあるイベントなので仕方ないけども。

 

「あれ? あやちゃん、もしかしてお化け苦手?」

 

HAHAHA! ナイスジョーク!

 

「あら、いいじゃない」

「でしょ?」

 

原作通りにりーさんからのゴーサインが出たところで、嬉しそうにめぐねえのところに報告に走っていきましたね。まあ今回はめぐねえが実在してますが。あと生きた部員も三人ほど多い。

この大所帯なら物資回収もはかどりそうですね。

 

【キャラ視点】

「いいのか?」

 

由紀(ゆき)が教室を出て行ったのを見届け、胡桃(くるみ)悠里(ゆうり)に問う。

 

「ゆきちゃん? 気をつけてれば大丈夫よ。それに……せっかく部員が増えたんだから。早く打ち解けるのにこういうイベントは結構いいのよ」

「それ普通本人の前で言うか?」

 

二人の視線の先には最近”出張組”が連れ帰ってきた片割れの美紀(みき)が居心地の悪そうな顔で俯いている。

 

「こんなこと、してていいんでしょうか」

「なんだ、お化け苦手なのか?」

「ち、違いますっ! そんなの信じてません! ただ……」

「ただ、どうしたの?」

「不安なんです。先のことが見えないと」

 

そう言って美紀は膝の上で拳をぎゅっと握りしめる。

ここには電気がある。水も出る。物資も購買部を探せばまだ手に入るだろう。そんな環境にあって、なんでもできるのに、ショッピングモールに籠っていた時と同じことしかできていない。先のことが見えてこない。

 

「同じ日々が続いていると、あの時みたいに、いつか全部燃えてなくなってしまうんじゃないかって」

 

生き残った人々と必死に今だけを過ごし続けた結果、誰かが”発症”してそれまでの日々が崩壊し、最後に残った圭すら出て行き、狭い部屋の中一人で怯え続ける羽目になった事を思い出して身震いする。もうあんなのは二度と御免だった。

今がどれだけ恵まれていても、そこから何も変化しないなんてことはありえない。必ず何かが変わっていく。どう足掻いたって変わってしまうのなら、せめていい方向に。だから先のことを考える。かといってそう簡単にいい考えが浮かぶわけでもなく、ただ不安だけが大きくなっていく。

 

「そう……」

 

そっと目を閉じて美紀の言葉を受け止めていた悠里がふっと微笑む。

 

「これからは一緒に考えていきましょう。一人で不安がってるくらいなら……私達、一応先輩なんだから。少しくらい頼ってくれていいのよ?」

「先生のめぐねえもいるしな」

「っ! ありがとう、ございます」

 

悠里につられて美紀も微笑む。もう一人じゃない。仲間が何人もいる。ほとんど詰んだ状態からスタート地点まで戻ってこれたのだ。

 

「しっかし、先の事か。確かに、そろそろ考えなきゃだよな」

「そうね。私も留守番中、ゆきちゃんに訊かれたの。卒業したらどうするのかって」

「卒業、ですか?」

「そう。就職か、進学か、って。美紀さんはどう思うかしら?」

「この状況で何を……あっ」

 

ここで美紀も気づく。この学校のように生き残った人が居る場所。例えば大学や企業などの大きな建物は設備が生きている可能性が高い。そうなれば人は集まるだろうし、外部への連絡手段なんかも手に入るかもしれない。もしかしたら救助が来ることになっている場所だってあるかもしれないのだ。

 

「ゆき先輩……ちゃんと考えてるんですね」

 

初対面で「みーくんとけーくんでミケだね!」などと言われたり、単なる不思議ちゃんだと思っていたが、それは理由があってわざとやっているだけで、本当は案外思慮深い人なのかもしれない。

 

「いや、あれが素だ」

 

即座に否定された。

 

「そ、そうですか……あ、ゆき先輩といえば」

「どうした?」

 

少し訊きにくそうにしながらも、これは訊いておいた方がいいだろうと口を開く。

 

「その……”あやちゃん”って、どういう人だったんですか?」

 

その質問に悠里と胡桃は一瞬だけ目を見開いた後、ゆっくりと思い出すように語り出した。




次回、マジモンの幽霊が後ろからついて来る肝試し編、はーじまーるよー!
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