この異常能力者に祝福を!   作:嘘つき魔神

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 前回は読んだものとしてガッツガッツ進めるのでご注意を。

 前回のあらすじ:死んでしまったカズマは『覚醒の力』を手に異世界へ!身体能力の向上を実感したはいいがまさかの無一文!カズマ、痛恨のミス!


第2話:この元引きこもりにアルバイトを!

「……そう簡単にバイトなんか見つからないかぁ……」

 

 あれからしばらくバイトを探していたけど、見つからない……はぁ、何か手軽に稼げるバイト……

 

「ん、工事か?あ、張り紙してある」

 

 何々、トンネル開通工事、常時アルバイト募集中、時給850エリスか……確か、1円が1エリスだっけな?ふむ、必要なのは1000エリス、二時間手伝うぐらいはどうってことはない、うし、やるか!

 

「あの、忙しいところすみません」

「……何だ?」

「あのー、バイトに来たんですけど……」

「お、あの張り紙見たのか?うし、顔しか知らんが採用!名前は?」

「えっと、カズマです、サトウカズマ」

「おぉ、よろしくなカズマ!」

 

 こうして、俺は生まれてはじめて土木作業のバイトを始めたのだが……

 

「……やっぱり、俺の体じゃないみたいだ……」

 

 ツルハシを打ち込めばいとも容易く岩が砕け、疲労もそんなにない。何なんだ?やっぱ、あの『覚醒の力』が関係してるのか?

 

「カズマァ!手ぇ止まってるぞ!」

「あぁ、すいません!」

 

 やべ、こんなこと考えてる暇あったら手動かさないと……うん、疲れにくいんだしちょうどいいよな!前向きに考えながら俺は手を動かし始めたのだった……

 

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「いやぁ、お疲れだカズマ!まさか、明日までかかると思ってた工事が終わっちまうなんてな!」

「た、たはは、そうですね……」

 

 親方が何か言っているけど聞こえない……確か、俺は3時間しか働いていないはず、だから、本来は2550エリスが給与のはずなのだが、俺の手元には親方からボーナスと言って貰った分合わせて5100エリスある……親方に返すっていっても持ってけ泥棒!としか言われないし……うーん、ここはお言葉に甘えておくか。

 

「そうと決まれば、ギルドに行かなきゃな……」

 

 親方達にお礼を言った後、俺はギルドに風になりながら向かった……後、今度から暇なときに見かけたら、手伝って欲しいと言われたから、もちろん了承した。

 

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 ……えぇ、昼間のお姉さんまだいるよ。転生した時が何時かは分からないけど、今夕方より遅いくらいだから……あ、別にいてもおかしくないか?

 

「あの、すいません、冒険者登録しに来たんですけど……」

「おや、あなたは、お昼の……その分ですと、無事、登録手数料は用意できたみたいですね?」

「はい、あ、これが登録手数料の1000エリスです」

「紙幣が1枚……はい、確かに、それでは、サトウカズマさん、あなたのこれからの活躍を期待しています」

 

 ……この人、事務的だなぁ。できるOLって感じ。

 

「さて、サトウカズマさん、冒険者となったからには、まず、冒険者カードの作成を行います。これがないと、クエストが受けれませんし、冒険者資格がない人を無理やりクエストに参加させると、ギルドからペナルティが課せられます」

「あぁ、やっぱり免許みたいなものなんですね」

「はい……以前までは、こんな仕組みにしなくてもよかったのですが、いつからか、冒険者資格がない人をクエストにつれ回すバカが出やがるように……こほん、失礼しました、それで、今から冒険者カードに触っていただき、ステータスの確認、そこから職業の選択に入ります。こちらが冒険者カードになります」

 

 そう言って、銀の板みたいなのを差し出される……なんも書いてねぇと思って、触ってみると、いきなり光始め、光が収まると、さっきまでなにもなかった銀の板に、俺のステータスみたいのが書いてあった。

 

「失礼します……ふむ、筋力や魔力が随分……幸運もなかなか高いですね……このステータスだと、クルセイダーやアークウィザードがおすすめですね」

「あの、他に職業ってないですかね?」

「……ふむ、あるとしたら冒険者でしょうか?冒険者はステータスに一切の補正が掛からない代わりに、他の職業のスキルも覚えられます」

「……それって、アークウィザードとかのスキルもですか?」

「はい、可能ですね」

 

 うーん、ステ補正重視で上級職にするか、スキル重視で冒険者か……冒険者だな。いろんなスキルがあるなら便利だしな。

 

「冒険者でお願いします」

「かしこまりました……しばらく、お時間を頂きます、席にお掛けになってお待ちください、出掛けるなら、窓口に一言お願いします」

 

 そう言って、俺の冒険者カードを持ってお姉さんは裏に行った……さて、どうしたもんかな?暇だなぁ……

 

『グゥゥゥゥ……』

 

 ……そういえば、昼飯も何も食ってないな……よく持ったな俺……うし、飯にするか。

 

 そして、俺は夕飯にした訳だが、大発見、異世界飯めっちゃうめぇ。蛙の唐揚げっていうのが中々旨かった……ほんとは後もう1皿位欲しいが、宿代とかがいくら掛かるか分からないし、下手な散財は辞めておくべきとした。

 

「お待たせ致しました。こちらがあなたの冒険者カードです」

 

 ……何か、スキル欄ってところが増えてるな。そこに、『覚醒の力』が入ってる。でも、それ以外はないのと、SPって書いてて、10って書いてあるな……後、職業の欄に冒険者って書いてある。んで、その下に俺の名前とレベルって感じか。

 

「あの、今から行けるクエストってありますか?」

「……ふむ、確か初級クエストに、ジャイアントトードの討伐依頼がありますね、受注しますか?」

「あ、はい、お願いします」

 

 それを聞くと、掲示板の方に行って……掲示板あったんだ、そこに貼ってある紙を取って、判子を押した。

 

「受注しました、御武運を」

 

 その言葉を聞いて、いよいよ始まるんだな……と思った。そして、自分の足で行かなきゃダメと気づくのに数秒かかった……

 

 




 難易度
 初級〈中級〈上級〈究極〈激究極〈超絶〈爆絶〈轟絶

 ……って、感じかな?
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