>江戸時代か、明治時代か、それとも大正時代か。
>知識に疎いあなたは一目でその街並みの年代を判ずることはできなかったが、それが時代劇に出てくるような、現代ではありえない古い街並みであることは理解できた。
>日本であることは間違いないが、文化的には何もかも違うのだろう。
>視界の果てしない奥まで続く人里のレトロな空気に、あなたはしばらくの間圧倒された。
人里に入りこのようなメッセージが表示されました。知力が低いのでメッセージが少し残念な感じです。
鈴木はうわー古いなーすごいなーと思っているようですが、今のこいつの格好も大概ですからね。なんならそこらへん歩いてる人よりも文明レベルは低いです。
>立ち尽くしていたあなたの前に、一人の男が現れた。
>男は大柄で、手に長棒を持っている。人里の入り口を警備するものであろうことは、あなたもすぐに察することができた。
「ふむ、見慣れない顔だな? いや、そうでもないか? お前、名を何という?」
人里に踏み込むと必ず発生する重要イベントです。忍び込んだ場合は起こらないです。
ここでの受け答えによって初動のスムーズさが変わるので、選択は絶対にガバらないようにしましょう。
◾︎「名乗る」
>あなたは鈴木と名乗った。
「鈴木か。やはり聞き覚えはないな」
>男はあなたの体や顔を不躾に眺めた。
「……うーむ、お前、随分と腕が立つようじゃないか。それにその姿……もしや、山伏ではないか?」
装備品とステータスによって門番の推測が変化します。
“もしや外来人ではないか? ”以外だったらなんでもいいです。ここは嘘でも頷いておきましょう。カルマは微量下がりますが必要経費です。
「おお……それはまた珍しい。さぞや厳しい修行に明け暮れていたのだろうなぁ。しかし、修行ばかりでは身内も心配するだろう。早く顔を見せてやると良い」
と、相手が納得したところで解放となります。
ここで自由会話の選択肢が選べるようになりますので、人里で訪れておきたい場所を選びましょう。
宿、寺子屋など重要そうな施設もありますし、岸辺屋敷など今回のプレイで関わってくるであろう施設の知識もあるのでそれを聞くこともできます。
が、今は御剣くんの案件を優先します。目的地は退治屋の施設です。
◾︎「仕事を探している」
「仕事? それはまた急な話だな。俺は斡旋してはいないんだが……」
◾︎「金が必要なんだ」
「わかった、わかった。……うーむ、お前さんほどの体なら退治屋なり警備なり農作業手伝いなり、働き口に困ることはないだろう。俺は店に紹介はしてやれんが、場所くらいなら教えてやれるぞ。だが勘違いするなよ、紹介するわけじゃないんだ。断られても俺は知らんからな」
この人の良い門番君は聞けば大体のことを教えてくれます。
疑惑値の問題もあって会話にも限りはありますが、今はグイグイ行った方が得です。
里の中を適当にうろつくより安定して早いのでね。
◾︎「退治屋?」
「妖怪の退治を専門にしているたくましいお人らのことさ。俺は門番をやってるが、妖怪の相手は御免だな。命がいくつあっても足りやしない。用があるなら、ここをこう曲がって、向こうにある詰所がそうだぞ」
はい、退治屋の詰所を教えてもらえました。
御剣君もここにいるので、いつでも会えるようになりましたね。
「他に何かあるかい?」
◾︎「大丈夫だ、ありがとう」
「最近物騒だからな、気をつけろよ」
ありがたいお気遣いをいただきました。
さあ、それでは早速詰所へ行きましょう。御剣君に接触しなくてはなりません。
目的を退治屋詰所にセット、少し歩けば着きます。
◾︎「進む」
>賑やかな話し声がする雑踏の中を歩いてゆく。
>遠くから漂ってくる炊事の煙がとても良い匂いだ。
◾︎「進む」
>大通りを歩いていると、近くにいた女性たちが集まって楽しそうに話をしていた。
「近頃あのお野菜が高いのよね……」
「不作だったらしいのよ。うちのは好きだから、大変だわ」
噂話イベントにはちょくちょく遭遇します。人里で起こっている出来事や地名、人名をチェックできるので結構大事です。この会話はそこまでなのでスルーしますが。
賑やかですし人が多いので、歩いているだけでも楽しい場所です。
ただセリフが多くなるので、ここにいる間はメッセージ送りがのろのろです。なるべく意識して会話をカットするように動いていきましょう。
◾︎「進む」
>退治屋の詰所前に到着した。
>詰所はちょっとした屋敷で、敷地の中からは稽古でもしているのか、活気ある声や音が聞こえてくる。
>詰所の門前には二人組の男が立ち、あなたのことを興味深そうに睨んでいる。
◾︎「会話する」
「止まれ。ここは我々退治屋の詰所だ。部外者の立ち入りは禁じられている」
おたくらの組織に殺人犯がいるんですがそれは……。
◾︎「退治屋になりたい」
「……多少腕に覚えはあるようだな。我々は常に勇敢な退治人を募っている。歓迎しよう……と、言いたいところだが。名も顔も知らん男を不用心に迎え入れるほど、こちらも懐は緩くない。わかるな?」
選択肢に賄賂などがありますが、これを選んでも拒まれるだけです。お金を持っていても選んではいけません。
誠意を見せましょう。見ろよ見ろよ。
◾︎「何をすればいい?」
「話が早い奴は嫌いじゃないぞ。まずは退治屋としての技能を見せてもらおうか。俺たちの敵は恐ろしい妖怪だ。人間相手とはわけが違う。他人より少し腕っ節が強い程度では沽券に関わるんだ。だからまずは、模擬戦で実力を示してもらおうか」
◾︎「わかった」
「よし、度胸だけは認めてやる。中に入って道場に行け。そこにいる八助ってやつを相手にしてもらう」
>男は使いの者を走らせ、中にいる者たちに話を通したようだ。もう引き返すことはできないだろう。
「八助に勝てたなら、実力があることを認めてやる。さあ、行ってこい。それとも家に帰るか?」
◾︎「行ってくる」
>男はすれ違いざまにニヤリと笑った。
ローグライクでニヤリと笑う男にいい奴はいない(暴論)
それはさておき、これで中に入り込めました。あとは骸骨君や凶賊よりも弱い八助くんをボコボコにして実力を認めてもらいます。
>道場に入ると、屈強な男や女たちの値踏みするような目線があなたに集中した。
>その中から一人の若い青年がやってきて、あなたの前に立ちふさがる。
「俺の名は八助。退治屋になりたいってのはあんただな? 最近は希望者が多くてうんざりなんだ。さっさと始めよう。俺と手合せするんだろ?」
◾︎「ああ」
「俺は手加減が下手だからさ、怪我をしても許してくれよな。じゃあ、位置についたら始めるから。いつでも声をかけてくれ」
ここでデッキの調整などもできます。対人特化デッキを構築するチャンスですが八助くんには必要ないです。そのまま退魔デッキでぶち転がしてやりましょう。
◾︎「準備はできた」
「そうか、じゃあ始めるぞ。得物は真剣以外ならなんでもよし、深く入ったらそこで終わりだ。わかったか?」
ん? 今始めるぞって言ったよね?
◾︎「襲撃する」
「えっ!?」
>鈴木は呆けた相手の隙をついて飛びかかった!
>退治屋の八助が現れた!
>鈴木は先手を取った!
というわけで勝ちの決まったイベントバトル開始です。
対戦よろしくお願いします(ニチャァ)