目的に「岸辺屋敷」をセット、進んでいきます。
◾︎「進む」
>通りは賑わいを見せている。休憩中の男たちが木陰で握り飯を食べていた。
◾︎「進む」
>歩いていると、見知らぬ店の暖簾が目に入った。
>「食事処・鱵庵」というらしい。店の中は客で賑わっているようだ。
◾︎「無視する」
>あなたは歩いていると、落し物を発見した。
>錦柄の巾着袋が落ちている。どうする?
◾︎「拾う」
>あなたは錦柄の巾着袋を拾った。
これは落し物です。持ち主などに届ければカルマが回復します。
長く持っているとカルマが少しだけ下がりますが、ネコババすることも可能です。
中身が気になるところですが、今はメニューを開く時間も惜しいので後回しです。
基本的には人里内のイベントは有用なもの以外はスルーします。
加速していきますよ〜イクイク
◾︎「進む」
>大きな屋敷を見つけた。和洋が混在した、どこか明治を思わせる建物だ。
>大きな幕に、読み辛い文字ではあるが「岸辺」と書かれているのが見て取れた。
>どうやらここが話に聞いた岸辺屋敷らしい。
>目的地に到着した。
はい、そういうことで岸辺屋敷に到着しました。
ここはでかい雑貨屋みたいなもので、中には洋風のものも扱っていたりします。
今はお金もあるので買い物もできますが……何より重要なのは、ここに貨川ちゃんがいるかどうかです。
貨川ちゃんは必ずこの岸辺屋敷にいます。他に所属することもありません。ストーリーを固定するための強い意志が働いているスポットの一つです。そういう意味では博麗神社よりもパワーに満ちたスポットであると言えます。
◾︎「入店する」
>敷地を通って中に入ると、広い店内には高級そうなアンティークの雑貨が並んでいた。
>品のいい艶の光る木製の調度品などは、現代でも充分に通用しそうだとあなたは感じた。
「いらっしゃいませ。……何か当店に御用でしょうか?」
>店の者であろう若い男がやってきた。上等とは言えないあなたの姿を冷めた目で見ている。
古臭い着物しか持っていないので、あまり良い客と思われていないようです。
東方片道切符では初対面の印象がかなり大きく作用するので、本来服屋で無難なものを揃えた方が何をするにも安定なのですが、RTAでは細かい事にまで気を回したりはしません。
◾︎「買い物」
「どのようなものをお求めでしょうか?」
◾︎「外来品」
「予算をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
◾︎「持ち金を全て見せる」
鈴木は交渉力がゴミカスなので懐をおっぴろげます。
うるせえ! おれはセレブだぞ!
>店員はあなたの所持金を見て狼狽えているようだった。
「こ……これは失礼いたしました。ええと……で、でしたら奥の部屋で詳しくお伺いします。しばらくお待ちください」
君さっきと態度ちがくなぁい?
まま、ええわ。今回は許したる(寛容)
さて、廉価なものなら店先で買えますが、高級品などは奥で商談をして、という形になるのがここでの買い物です。
最初の用向きで外来品、そしてこちらの資金あるいは印象が上等なものであれば、店の奥で外来品専門の店員と商談ができます。
そして貨川ちゃんが尖兵である場合、確定で彼女の会話ができるわけです。
「お待たせしました、こちらへどうぞ。個室に案内させていただきますので……」
>あなたは店員についていき、和風ではない部屋のひとつに案内された。
「貨川さん、お客様をお連れしました」
「どうぞ」
は──ーい貨川ちゃんですね〜〜〜知ってた〜〜〜知ってたけど間違ってて欲しかったなぁあああああ。
「いらっしゃいませ。どうぞお掛けください。お茶も、すぐに用意させますので」
>厚ぼったい眼鏡をかけた短髪の女性がソファーに座っている。
>体格や顔立ちは小動物のような印象を抱かせるが、雰囲気は理知的で大人びている。
>しばらくして目の前に緑茶の湯のみが出されると、部屋には二人きりになった。
ここで貨川ちゃんを殺すこともできますが、そうするとただの犯罪者になりますし、何よりラスボス撃破ルートに行けなくなります。堪えましょう。
「高価な外来品をお求めとのことで。理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
◾︎「自分も外来人だからだ」
「えっ……」
>貨川は目を見開いて固まった。
「外来人……外の……この幻想郷の外から来たということですか……?」
こ↑こ↓襲撃で殺害するなら狙い目のタイミングです。
◾︎「そうだ」
>あなたが肯定すると、貨川は震える手で湯呑みを置いた。
「では……カードという言葉を聞いて、あなたは何を連想しますか……?」
ここでスペルカード、クレジットカードなどのらりくらりと躱す返答も用意されていますが、鈴木は交渉せずに真正面からぶつかる男なので無難なことはしません。
◾︎「尖兵」
>あなたがそう答えると、貨川の目の色が変わった。
>貨川はもうあらゆる意味で、あなたを客人だと思っていないようだ。
「……あなたは尖兵なのですね。私も同じです。改めまして、私は……ダイヤのスートを与えられた尖兵、貨川と申します」
◾︎「握手に応じる」
「よろしくお願いします。鈴木さんは、クラブなのですね。……同じ境遇の者同士、助け合っていきましょう」
>貨川は同類と出会えたことに安堵しているようだ。
貨川ちゃんは穏健派の尖兵で、争いごとを好まない平和的な性格をしています。なのでジョーカーさんのカツアゲスコアが低い鈴木に対して、大きな警戒は抱いていないようです。
ぷるぷる、ぼく悪い尖兵じゃないよ。
ただ、貨川ちゃんは何をするにも消極的です。友好関係を広げることは得意ですが、それでも幻想郷の住人を罠にかけたりだとかはほとんどやりません。
尖兵になったのが可哀想なくらいの良い子です。悲しいかな……。
「私はこの岸辺屋敷で外来品担当として身を置かせてもらっています。ご用がある場合は、私の名前を出してもらって構いません。こうして商談部屋を用意してもらえますから、込み入った話もできるかと……」
>商談部屋は洋室で防音性も高く、不穏な話もできそうだ。
「さて……それでは、どういったお話をしましょうか。何をお求めですか? 私も仕事中ですから、長話はできません。できれば、手短に……」
貨川ちゃんとも取り引きができるようになりました。
彼女がいることが確定した以上、お金の無駄遣いはできません。適当な取引でお茶を濁しましょう。
◾︎「金銭」
「商談ですか。何を売っていただけるのでしょう?」
>貨川の金銭に何を支払う?
◾︎「カード」
貨川さぁん……僕、知ってるんですよぉ……?
カードの入手が大変でお困りなんですよねぇ……?
「……カードですか。それは助かります。願ってもないことです」
貨川ちゃんは高値で買い取ってくれるのでカードの卸先として有能です。
まぁ、今回はさすがに鈴木の手持ちも少ないので、雑魚カードをバラ売りするだけに留めておきますが。
>これらを合計50銭で売る?
・果敢「緑魔弾」 50銭
◾︎「売る」
「ああ……助かります。次の徴収もどうにかなるかもしれません……ありがとうございます、鈴木さん」
>貨川はほっとしている。
◾︎「では……」
「ええ、是非ともまたいらしてください」
というわけで、貨川ちゃんとの顔つなぎが完了しました。
これでやるべきことがハッキリしてきましたね。
それでは次回、さっそく優しい貨川ちゃんを破滅させるための足がかりを
今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。