東方片道切符 遭難登山者ラスボス撃破チャート   作:ほよ

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初投稿です。


帰宅とクラフト、そして来客

 さて、山歩きと採取がひと段落し、小屋に戻ってきました。

 日没まで残8ターン。丁度いいタイミングで帰って来れたァー! 

 

 その間に入手したアイテムは次の通りです。

 

 ・ツタ

 ・ゼンマイ

 ・ビワ

 ・天狗の新聞

 ・スクラップ

 ・水

 ・杉の薪

 

 ツタはそのままだと性能が落ちるので、クラフトで利用します。様々な利用法があるので、いくら拾っても構いません。時間経過で燃料にもできます。

 ゼンマイとビワは食料です。ゼンマイは特殊な調理をしなければ食べられませんが、この山小屋には囲炉裏の灰があるので問題にはなりません。ビワはたくさん入手できるので複数取っておきました。こちらがメインの食料になりますね。

 天狗の新聞は妖怪の山に時々落ちています。書いてある情報を取得できますが、この新聞は品質が20を割っているので情報はもらえないやつです。つっかえ! 燃料にしかなりません。ただ開始直後の着火成功率は低いので、結構役に立ちます。ままええわ。

 スクラップは最初に拾いました。場所からして、昨夜の猿妖怪と闘った座標でしょうね。戦闘中にトレッキングポールが壊れたので、そのドロップ品で間違いないでしょう。河童に渡せば喜ばれますがその予定はないです。人里で買い取ってくれる人がいますが、まぁ使い道があるとしたらそちらでしょうかね。機会があれば売ります。

 水は小川で汲んできたものです。川も登録できるので、見つけてすぐに地点登録を済ませました。この山小屋から大体6ターンくらいの場所にあります。往復の探索も丁度いいので、これからはここの川との往復計12ターンで採取をしていこうかと思います。途中にはビワとゼンマイの採取ポイントがあったので、そこで食料が回収できるのでなかなかうまあじです。

 杉の薪は偶然拾いました。往復の途中で入手できるでしょう。火がないと夜間のクラフトができないので、必ずいくつかはストックしておく必要があります。

 

 アイテムの成果はこんなところです。

 木っ端妖精との戦闘が二回ほどあったので、休息後はその際の獲得カードがあると思います。

 

 あっそうだ(唐突)

 東方片道切符では戦闘に勝利すると、相手によって異なるカードが入手できます。

 昨日は妖精から果敢「緑魔弾」、猿妖怪からは謀略「威嚇の叫び」が入手できました。緑魔弾は霊力や魔力を用いたクソ雑魚遠距離攻撃、威嚇の叫びは相手の果敢カテゴリ数を減らして果敢の速度を削る誘発系の謀略カードです。

 鈴木の戦闘スタイルは相手の果敢攻撃を堅実カウンターする王道の安定型なので、あんまり相性は良くないです。じゃけん今後の入手カードに期待しましょうね〜。

 

 さあ、小屋に入ったらクラフトです。

 天狗の新聞を燃やして囲炉裏に火をつけ、ゼンマイと水でゲロマズ料理を作りつつ、ツタで紐を製作します。

 腕を負傷しているので重量物や本格的なクラフトはできませんが、このくらいならばペナルティも発生しません。

 

 次に小屋にあった虫の死骸を使って漢方薬を作ります。が、もちろんこんなもので成功するはずもありません。

 はい、案の定失敗しました。しかし最初の方はどんなことをしても製薬には失敗しますので、適当な材料で適当なにクラフトしていきます。目標はそこらへんの薬草で軽めの軟膏が作れるようになれば良いですね。あまり期待はしてません。

 

 

 >*ドンドン*

 >扉を叩く音が聞こえる。来客のようだ。どうする? 

 

 

 ん? 

 ええ……(困惑)

 来客って、知り合いが一人しかいないから確定じゃないっすか……。

 どうやら三ツ葉ちゃんが訪ねてきたようです。相変わらず内部値のよくわからないキャラですね。

 クラフト作業もひと段落したので、お招きしましょう。

 入って、どうぞ。

 

 

「失礼する。鈴木、怪我の具合は大丈夫か?」

 

 

 はい、白狼天狗の三ツ葉ちゃんでした。看病でもしにきたのでしょうか。会話の文書送りは時間かかるから長話はやめてくれよな〜。

 

 

 ◾︎「大丈夫だ、問題ない」

「……うむ、無理はしていないようだ。だが深傷を負ったのだから、そのままでは辛かろう。これを使うと良い」

 >三ツ葉から「軟膏」をもらった

 

 

 いつか作ろうと思っていた軟膏が生えてきたでござる。

 お前easyモードのお助けNPCかよぉ! 

 しかしめっちゃありがたいのでいただきます。感謝の言葉も惜しみません。

 売れる媚は全部売っていきますよ〜。

 

 

「気にするな、ただの礼だ。……それと、鈴木。お前に話さなければならないことがある。妖怪の山で暮らすお前と、この小屋についてだ」

 

 

 あっ……(察し)

 やめてくれよ……。

 お願いします! 許してください! なんでもしますから! 

 

 

「本来、この山に人が暮らすなどあり得ない。白狼天狗たる私の役目としても、看過はできん。だが……私はお前に大きな借りがある。恩人を足蹴に成り立つ道理などあってはならないだろう。それこそ天狗の名折れというものだ」

 

 

 ん? 流れ変わったな。

 

 

「だから、私の責任の下であればだが。お前がここで暮らすことを許そう。もちろん、私も立場上のことがある。様子見はさせてもらうことになるがな」

 

 

 完 全 勝 利 。

 いや、わかってたんですけどね。ある程度信頼値が溜まっていれば許されるもんですから。

 さすがにここまで早いのは私も異例ですけど。

 

 

「……本当なら、このようなことをお前に伝える必要もないのだが……それは、義理だ。深い意味は無い」

 

 

 堅物天狗いいっすね〜。

 烏天狗と違って素直な性格してますよほんと……。

 

 

 ◾︎「ありがとう」

「構わないさ。では、これにて失礼する。また会おう、鈴木」

 

 

 そんなこんなで、三ツ葉ちゃんは帰っていきました。

 これでどうにか天狗からのお目こぼしがもらえたということになります。少なくともこれ以降、山小屋の付近では白狼天狗の哨戒に怯える必要がなくなりましたね。これはなかなかのアドバンテージです。

 序盤ではそこそこ高価なアイテムも貰ったし……今回は良好なタイムが出せるのでは? 

 

 とりあえず貰った軟膏で傷を癒し、飯食ってクラフトして寝ることにします。

 二つ目のツタを紐に、布を割いて糸に。火が消えるまでの間はやれることをちまちまこなします。夜は長いので、今寝ても夜明け前に起きることになりますからね。

 明日からもまた山歩きが続きます。三馬鹿がイベント起こす前にチャート通りちゃーんと下地を作っていきましょうね〜。

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 


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