ダシマ式ラブライブ!「転生者・一丈字飛鳥」   作:ダシマ

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第37話「A-RISEとのお茶会!」

 

 

 A-RISEのリーダー、綺羅ツバサからストーカーに関する相談を受ける事になった飛鳥は、荷物をいったん自宅に置いてからツバサと合流する事にした。

 

「おや」

 

「む…」

「こんにちはー」

 

 ツバサと同じA-RISEのメンバーである統堂英玲奈、優木あんじゅがいた。

 

「あ、こんにちは」

 飛鳥は普通に挨拶をした。

「それじゃ行きましょうか」

 と、ツバサが先頭に立って移動した。

 

 そしてそれを…にこが見ていた。

 

「あ、あれってA-RISE!!? それにあいつもいる…!!!」

 

 

 十数分ほどして、飛鳥達はとあるカフェに来ていた。

 

「こちらにはいつもいらしてるんですか?」

「ううん。No.1スクールアイドルって言っても、まだそんなに認知されてるわけじゃないから」

「…いや、その割には貸し切りの席じゃないですか」

 飛鳥が困惑した。

 

「さて、一丈字くん」

「……」

 飛鳥とA-RISEが向き合う形で座っていた。

 

「此間は助けてくれてありがとう」

「……」

 飛鳥は困惑していた。黙っていれば良いものを何故この人たちは…? と考えていた。

「…あ、は」

「今何を考えてた?」

「いえ、あの事についてはもう触れないつもりでいたんですけど、綺羅さんがあまりにも…」

「そうね…//////」

 ツバサが頬を染めると、英玲奈とあんじゅも頬を染めて恥ずかしそうにした。

 

「でも、けじめよ」

「そ、そうですか…」

 ツバサがそう言い放つと、飛鳥は納得した。

「あとね」

「?」

 ツバサが飛鳥を見た。

 

「まだ見込みはあるんだから!!!」

「そんな大声で言って大丈夫ですか?」

 飛鳥は突っ込んだ。

「…大丈夫じゃないけど/////」

「…そうですか」

 飛鳥は困惑した。

 

「ただ、我々としてもちゃんと君に礼を言わねばならなかった。そして、われわれの為に時間を割いてくれてありがとう」

「統堂さん…」

 飛鳥が英玲奈を見た。

「これから仲良くしましょうね。飛鳥くん♪」

「あ、はい…」

 飛鳥はあんじゅの方を見ると、あんじゅが穏やかな笑みを浮かべて喋り、それに対し飛鳥が相槌を打った。

 

 自分の裸を見た男に何故ここまで優しく接せられるのか不思議でしょうがなかった。普通なら理不尽に怒ると踏んでいたからである。

 

「確かにそういう人多いけど、私達はそんな安っぽい女じゃないわよ」

「わあ」

 ツバサの突っ込みに飛鳥が驚いた。心の中を女性が読むというのも、ライトノベルではよくあるパターンだが、何故分かるのだろうと飛鳥は思ったが、すぐに結論はたどり着いた。

 

 この小説は大抵ギャグ小説だからだと。

 

『メタ発言するでない』

『…もうせざるを得ませんよ』

 

 神様の突っ込みにもそう答える飛鳥だった。

 

「さて、本題に入るわね」

「はい」

 ツバサが飛鳥を見た。

 

「実は…」

「あのー。お客様。何かご注文を…」

 ツバサが話しかけようとすると、店員が割って入ってきた。

 

「そ、そうね…。何か注文しないと。飛鳥くん。もう決まってる?」

「あ、アイスティーの無糖で」

「…渋いわね。じゃあ私もそれで」

「私も」

「アイスティー4つで」

「畏まりました」

 

 と、店員が去っていった

 

「…さて、改めて本題に入るわね。一丈字飛鳥くん」

「は、はい…」

 

 畏まった様子で話すツバサに飛鳥にも緊張感が走った。

 

 

「単刀直入に言うとね。私たちの学校にもいるのよ。厄介なストーカーが」

「!?」

 飛鳥が反応した。

「ストーカー?」

「そう。これがなかなかの曲者でね」

 ツバサが一息つくと、飛鳥が不思議そうにした。

「学校には相談したんですか?」

「したわよ。したけど中々証拠を出さなくて…」

 飛鳥が考えた。

 

「代わりに誰かに恋人とかになって貰って、証拠をあぶりだすとか…」

「で、その事で相談したい事がある」

「ああ。その辺の人材を見繕ってほしいんですか? あの、私の学校も一応女子校なのですが…」

「見繕う必要なんてないわよー。あなたにやって貰えないかな」

「あー。成程、そういう事ですかー。じゃなきゃわざわざここまで来て相談なんかしませんよね」

 あんじゅの言葉に飛鳥は素直に返事した。

 

「…え? 私ですか?」

「あなた強いし…ダメ?」

 ツバサが苦笑いした。

「ちょっとその件に関しては私だけの判断ではどうにもなりませんね。うちにもおそらく同じ人種であろう人が3人もいるんですよ」

 ツバサたちが考えた。

 

『神様。どうしましょう』

『大丈夫じゃ、もし仮に彼女のいるUTX学院に行ったとしても、ワシが絶対にさせんよ。でもまあ、ちょっと話は聞いておいた方が良さそうじゃな』

『そうですね』

 羅城丸と相談する飛鳥。音ノ木坂学院を離れるとなったら、絶対A達が強姦でもするだろうと考えていたので、ちょっと慎重に考える事にした。

 

「UTX学院って他にも男子生徒がいたはずなんですけど…」

 3人が考えた。

「ダメよ。自分で言うのもアレだけどUTXの人にお願いしたら、内部戦争が起こるもの」

「収束できる力も必要になる」

「うんうん」

 と、ツバサ、英玲奈、あんじゅがNGを出した。

(まあ、普通に考えたらそうなるけど…。他校からわざわざ来させる意味も分からないけどな…)

 飛鳥が困惑した。

 

「…綺羅さん達の仰りたい事や事情はよく分かりました」

「!」

 飛鳥が言葉を続ける。

 

「で、もしそうなったとして、具体的に何をすれば宜しいでしょうか」

「そうねぇ…。可能な限りでいいから、私達と一緒にいて貰えないかしら」

「ファンの方とか大丈夫ですか…?」

「大丈夫よ。ストーカーに逢ってるって事は、概ね話してるから」

「あ、そうですか…」

 ツバサの言葉に飛鳥は困惑した。

 

「それじゃ前向きに宜しくね!」

「は、はい…」

 と、飛鳥は音ノ木坂学院の理事長に報告だけしてみる事にした。まあ、決めるのは神様だが…。

 

 暫くして、飛鳥とA-RISEは店を出た。飛鳥の両隣には英玲奈とあんじゅが並んでいた。

 

「よく考えたら、これスキャンダルとかになりませんか?」

「気にする必要はない」

「よく考えたら両手に華だね~」

「おーい。一人忘れてるんですけどー。リーダーなんですけどー」

 ツバサが横から突っ込んできた。

「それもそうですし、お茶した時間も物凄く贅沢なお時間ですよね」

 飛鳥が困惑した。

「それじゃ、駅まで送って貰えるかしら?」

「あ、はい。それは大丈夫ですが…」

「嫌がったりしないのね」

「断らない方がいいかもしれないですね」

「え?」

 ツバサたちが驚くと、飛鳥は困惑してこうつぶやいた。

 

 

「真剣に考えましょうか…。音ノ木坂とUTXの未来の為にも」

 

 

つづく

 

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