SNSサイトにて、ツイ廃と化したガラルジムリーダー総勢一名 作:暁刀魚
アリシアとは、ターフタウン出身のガラル地方ジムリーダーである。専門は虫タイプ。背番号は「643」。
インターネットのSNSサイト、「Poketter」で頻繁(一日のうち三時間程度)につぶやくことから「ポケツイ廃人」として有名。愛称は「虫公」「虫姫」「アリシアァ!」、よく使われる二つ名として「バタフライ・プリンセス」「自分のことを天才と思い込んでいる天才」がある。
>概要
XXXX年(四年前)のジムチャレンジでデビューしたポケモントレーナー、ジムチャレンジ中の進行速度は早い方ではなく、五戦目のポプラとの戦いまでは、あまり注目される選手ではなかった。六戦目のマクワとのバトルで、相性の悪さから最後の一体まで追い詰められたところを、当時一度も使用してこなかったビブラーバを使用、それまで一体も倒すことのできていなかったマクワのポケモンを全抜きし、話題を呼んだ。
その後も順調に勝ち進み、セミファイナルにも勝利、無名であったが歴代で二人目の、初ジムチャレンジでチャンピオン挑戦を決める。チャンピオン挑戦を決めた際のキバナとのバトルを彼女のベストバウトに挙げるものも多い。
しかし、その直後ダンデに対してカントー地方のグリーンを思わせるビッグマウスを炸裂させ、瞬殺されたこと当たりから、今の立ち位置を確立し始めることになる。
その後は虫タイプジムリーダーの後継となり、プロリーグに参戦。一年目は危なげなく勝ち抜き、メジャージムリーダーとなった。
>XXXX年(三年前)
この年のジムチャレンジでは四番手を務める。ジムチャレンジ中の話題としては、後にジムリーダーとなるサイトウが、アリシアのジムチャレンジ初めての試合となったこと。結果は二戦目にてサイトウの勝利に終わったが、終始二人は楽しげで、以降の交友関係のきっかけとなる。
プロリーグ期間では非常に散々な成績に終わる。メジャージムリーダーでありながら、二桁台の順位に終わったことから、昇格戦への参加がほぼ確定。さらにはその後のタイトル戦も不調のまま終え、昇格戦に挑むこととなる。
案の定昇格戦でも敗北し、マイナー落ちが決定。一年目の洗礼をモロに受けることになった。
このとき、アリシアはPoketterアカウントを開設し、ポケツイ廃人として既に名を轟かせていたことから、Poketterにかまけたことで、成績を落とした、と厳しい声を挙げる者も多い。同じジムリーダーの中でも、この年のアリシアについては、辛辣な言葉を発する者は少なからずいる。
ただ、当の本人は「焦ってもしょうがない」としきりに繰り返し、自分の不調については長い目で見ている、ということを度々発していた。
>XXXX年(二年前)
昨年と打って変わって、マイナーリーグでの成績は比較的好調で、プロリーグ期間でも上位八位の中に入る成績を残す。しかし肝心な場面での敗北が多く、タイトル戦ではシングルカップの準決勝まで駒を進めるものの、キバナと対決し敗退した。
昇格戦に参加するものの、昇格を賭けた一戦でジムリーダー一年目のオニオンに敗北、惜しくもメジャー昇格を逃す。
>XXXX年(一年前)
右肩上がりに昨年から調子を上げ、マイナーリーグをほぼ独走状態で終える。マイナーリーグで全勝をあげた選手は、八年前のルリナ以来。
プロリーグでもその絶好調ぶりを遺憾なく発揮し、常時リーグ上位をキープ、昨年は順位を決める大事な一戦での敗北が多かったが、今年はむしろそういった一戦をほぼ全勝で終え、プロリーグではまさかの優勝を決めた。
その後もシングルカップ優勝、ダブルカップ準優勝と、「歴代三人しかいない初挑戦でのチャンピオン戦挑戦者」という前評判にそぐわない強さを見せつけ、確変と言われた。
この年は無敗のチャンピオンダンデの陥落があり、新チャンピオンユウリが何かと話題だったが、ユウリとは一度も公式戦で戦うこと無く一年を終えた。このことは意図したものであり、Poketterでは時折、「せっかくタイミングよく一度もチャンピオンと戦わなかったのだから、もっと大事なところで戦いたい」とつぶやいている。
>XXXX年(今年)
昨年の成績もあり、今年は本人としては初めての七番手を務める。
>人物
・ギャグキャラ。
・明らかに他の人類とは耐久性が違う。Poketterリンク(キテルグマに抱きつかれて泣き叫んでいるが普通に無事そうな写真)何か変なことをいった次の瞬間にフラグを回収する。Poketterでは真面目な話をしている側からネタに脱線していないと気がすまない。よく関係者からブロックされる(次の日には解除されている)。などなど、とにかく挙動がネタに走っている。
・盲目。一切の視力がなく、父親が開発したロトムゴーグルと呼ばれるメガネがなければ何も見えないという境遇を持つ。
・他、幼少期に初めてロトムゴーグルを贈られて見た景色が、空を飛ぶ無数のバタフリーたちだったことに感銘を受け、虫ポケモンを愛するようになる、などなど。本人の人間性と反比例するように、飛び出すエピソードがいちいち重かったり、エモかったりする。アリシアのくせに。
・とはいえ、本人は今を楽しく生きている、と常々語っており、こういった重い背景も、ちょくちょくネタとしてぶっこんでくる。そのため空飛ぶバタフリーのエピソード以外は、本人以外もネタにできる程度にはゆるい。
・逆にバタフリーとのエピソードは、本人の中でもかなり根幹にある部分のようで、ネタにすることは一切していない。
>関連人物
・ヤロー
アリシアにとってのポケモンバトルの師匠。何かと彼のことは尊敬している発言がPoketterの節々からも感じられる。家族ぐるみで付き合いがあり、父親が他地方へ出向していることの多いアリシアにとっては、第二の父親のようなもの、らしい。
・マリィ
おそらく最もPoketter上でのやり取りが多い人物。原因はアリシアのネタにいちいちつっこみを入れなくては気がすまない本人の気質の性だろうか……
・ビート
マリィに次いでPoketterでのやり取りが多い。ただし、マリィとは異なり完全にお互いをサンドバッグと認識しているのか、常にプロレスを繰り広げている。
・ルリナ
本人曰く「ジムリーダーとしての師匠」。実際Poketter上でもジムリーダーとしてアリシアにアドバイスを送る場面が何度も目撃されている。時折、プロポーションの件でプロレスをすることもある。
・キバナ
アリシアにとっては永遠のライバル、キバナにとっては絶対に負けられない後輩、とはそれぞれ本人の談。Poketter上でビートの次にアリシアがプロレスを仕掛ける相手。
・サイトウ
年齢が一つしか違わないこともあり、ジムリーダーとしてサイトウがデビューした直後から非常に仲が良いことで知られる。基本的に、真面目なサイトウがアリシアに振り回されている事が多い。まぁお互い楽しそうだしいいのだろう。
・オニオン
あまりPoketter上でのやり取りはないが、オニオンいわくポケモンバトルのアドバイスならアリシアが一番ということで、リアルでは会話が多いらしい。頻繁に会っているならゴシップにでもなりそうだが、本当に何もなさそうなのがアリシアクオリティ
・メロン、マクワ親子
Poketter上ではあまり関わりは少ないが、単純にこの二人はPoketterの利用がヤロー並に少ないという理由もある。ポケモン育成に関しては、この親子とアリシアが特に有名であるため、何かと意見を求められることが多く、その際には互いのことを意識した発言をすることも多い。
・カブ
カブの迷走時代について、やたら辛辣なコメントをつけることで有名。とはいえ、別にお互いのことを嫌っているわけではなく、インタビューで発言を求めると、だいたいは互いに互いを絶賛している。
・ネズ
アリシア許さな委員会のメンバー。お互い、特に不仲ということもなく、プロレスをし合うような感情を抱いていないにも関わらず、頻繁にプロレスが発生する不思議な関係。
・ポプラ
Poketter上では、よくコントを繰り広げているが、アリシアはポプラのことを最も尊敬する人物の一人にあげている。ほかはヤローとダンデ。
・ダンデ
アリシアが初ジムチャレンジで挑戦したチャンピオン。当時のビッグマウスの件でネタにされることも多い。アリシアは彼のことを時折苦手意識があるような発言をするが、基本的に仲はいいらしい。
・ユウリ
今年のジムチャレンジ最終戦にて、初めて対決した新チャンピオン。オフでは頻繁にやり取りをしており、ユウリがPoketterアカウントを持っていないにも関わらず、話題に上がることも多い。
・ローズ
アリシアにとっては、初めてのポケモンである「キョダイマックスできるバタフリーに進化するキャタピー」をもらった人物。彼の起こした事件に関しては、一切言及することはないスタンスを取っている。
>トレーナースタイル
虫ポケモンの専門家だけあって、かなり多彩な虫ポケモンを使用する。プロリーグ期間では、ガラル地方の多種多様な虫ポケモンを使用する姿をみることができる。
本人曰く、「自分はトレーナーの実力、ポケモンの実力を正確に判断できる」らしく、バトル時のスタイルは非常に冷静沈着。読みを外すことがほとんどなく、外す場合は大抵の場合深読みのしすぎによる物が多い。
また、その読みは他のトレーナーのバトルを解説する際にも発揮され、彼女が解説した選択の意図は、十中八九正鵠を得ている。そのため、現役トレーナーの中では、もっとも解説に呼ばれる事が多い。ポプラと並ぶ、名解説として知られる。
本人の実力は、他評では様々な意見が見られる。「前評判通りの実力をようやく発揮できるようになってきた」というものが多いが「去年の成績が確変」と見られる事も多い。実績が十分ながら、その実績が軽く見られがちなのは、本人の分析では「普段の挙動」と「四年前のビッグマウス」が大きいらしい。とはいえ、たとえ軽く見られていても、バトルの結果に厳しい声が寄せられても、一切調子を崩さないのが、彼女の最大の特徴といえる。
使用ポケモンは多彩なため、特に使用率が高いポケモンを数匹紹介する。
・バタフリー
言わずと知れたアリシアの切り札。キョダイマックスのできるバタフリーで、四年前から変わらずアリシアのエースを努めている。使用する技が頻繁に変わることで有名で、「ちょうのまい」を起点とした直接対決型や、「ねむりごな」などを使って、あくまでサポートに徹する型など、多彩。サポートに徹する場合は、バタフリーではなく、別のポケモンをダイマックスさせることも多く、バタフリーも自身の役割を完璧に遂行する、お互いにとってお互いが無くてはならないパートナーといえる。
・フライゴン
アリシアの第二の切り札と言われることの多い非虫ポケモン。ジムチャレンジ中のマクワ戦にてビブラーバとして初めて登場して以来、バタフリーとフライゴンを大事な場面で起用しなかったことはない程に、この二匹のことは信頼している。覚えている技は、バタフリーが苦手とするポケモンの弱点を突くものがほとんど。こちらはバタフリーとはことなり、常に役割が固定化されている。
・イオルブ
アリシアがダイマックスに使用することの多いポケモン。こちらもアリシアがジムチャレンジ時代から連れているポケモンで、付き合いは非常に長い。バタフリーがエースを務める場合はサポートに、イオルブがキョダイマックスを担当する際はメインに据えられる事が多い。二枚目な顔立ちから、イオルブ目当てにアリシアのファンになる女性ファンは多いと言われる。
・マルヤクデ
イオルブと同様にダイマックスすることが多いポケモン。アリシアはマルヤクデを二匹育成しており、それぞれダイマックス個体とキョダイマックス個体である。得意技はねっとう。対炎用に選出される事が多いため、炎技より水技を放っている事が多い、とよく言われる。
・モスノウ
今年のジムチャレンジ最終戦。対チャンピオン用に初めて登用されたポケモン。その登場は鮮烈で、満を持して登場したムゲンダイナに対して後出しで登場。ダイマックスほうをほぼ無傷でしのいだ上、一方的にムゲンダイナを圧倒して完封。ユウリのポケモンの中で特に脅威とされるムゲンダイナを、一切何もさせずに退場させるという、劇的なデビューを果たした。
>関連項目
・アリシアの乱
・旧チャンピオン蛮族化事件
・私の世界に色がついた日
次回からプロリーグ、コンテスト編に入ります。