僕はザングースへ一緒についてくるかと投げかけた。きっと今回のことを機に反省したとしても、この森では他のポケモンと仲良く過ごすことなんてできないだろうし、もちろんそれは仕方がない、悪くいえば自業自得である。そんな思いもあってか、ユウトはそう投げかけたのであった。しかし、ザングースは首を横に振った。
「そうか、でもここにはいられないだろうな。いったいどうしたら、。」
ユウトはそう頭を抱えた瞬間にあることを思いつく。
「そうだ!ザングース。お前がどれだけ反省していたとしても、どんな過去があろうともお前がしてしまったことの罪は決して許されない。だから、せめてもの償いとして、。これからはポケモンを助ける、救うといったように、みんなの支えになればいいんじゃないか?」
ザングースはその言葉の意味が理解できないでいた。そんな困惑しているザングースの腕をひっぱりついてこいと言わんばかりに、ユウトは走り出す。
ほどなくして、先程デルビルを直してもらったポケモンセンターについた。
「ジョーイさん!このデルビルとザングースをお願いします!」
「あら!どちらも大変な怪我を負ってるじゃないの!ラッキー!緊急治療室へ!!」
ザングースとデルビルの治療が終えたあと、ユウトはジョーイにあることを持ち出した。
「見てもらってわかったと思うんですけど、このザングースは、この町で噂のザングースです。こいつはこのデルビルの母親を殺していました。しかしデルビルとしては許したわけではないのですが、ザングースの気持ちもわかってくれてるみたいで、その、もしよかったらなんですけど、このザングースをポケモンセンターで、ラッキーみたいに働かしてやってくれませんか。このザングースも、もとはといえば悪いのはトレーナーだし、でもやってはいけないことをしてしまったので、贖罪として、ポケモンを救う仕事に携わらせてあげたいんです。」
ジョーイさんはその話を聞いた後、快くその提案を受け入れてくれた。ザングースはこれからポケモンセンターの手伝いのもと、罪を深く反省していくことだろう。ザングースにとってトレーナーと一番触れる職であるからフラッシュバックを起こすかもしれない。でも、それでもこの機会は良いものとなるだろう。
「デルビル。僕たちがここに戻ってくる頃にはザングース、いいやつになってるかなあ。」
ポケモンセンターを後にしたユウトたちは6番道路を進んでいく。この道の先には、マリマソシティと呼ばれる街がある。きっとそこのマリマソジムがユウトたちにとって初のジム戦となるだろう。
「あ!そういえば色々なことが重なって、ちゃんとスタートきれなかったなぁ。残念だ、。あ、デルビル。僕の名前はユウト。成り行きでお前のトレーナーになったけど、これからよろしくな!早速なんだけどさ、お前に名前をつけてもいいかな。なんか、デルビルって呼ぶの変だよな。僕のこと「ヒト!」って呼んでるようなものだもんな。いいかい?」
デルビルは了承するように軽くワンと吠えた。
「そうだなぁ…。君はリーロスだ!なんでかって?僕の好きなギタリストから撮った名前だ!クールだろ!」
デルビルの名前はリーロスとなった。このリーロスとはこの先とても長い時間を過ごすこととなるだろう。そんなこんなでリーロスとユウトは並んで歩いていると、
「ん?あぁ、これは僕が旅に出る時にポケモンの博士からもらったタマゴだよ。中は教えてくれなかったから一体なんのポケモンかわからないけど、もしかしたら無精卵で何も入ってなかったりしてね。うはは…?!タ、タマゴにひびが!!う、産まれるのか?!」
突然抱えていた混色のタマゴが揺れ始め、ヒビが入ってきた。徐々に殻が割れていき、中のポケモンの顔が見える隙間ができた。その隙間からユウトとデルビルは覗き込む。
「こ、このポケモンは!!」
私、デイビッド・リー・ロスが好きなんですよね、。