転生したら、レイヴン、リンクスだらけの街に住むことになった…   作:とある組織の生体兵器

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2月ですね。


ヨン話

…………

朝 10時頃

 

「ふぁ〜…。」

 

ソルディオス起床

 

「今日は会社休みだな。明日は新人に色々教えてあげなきゃ…。」

 

そう言いながら二度寝をしようとするが…。

 

『なんか火が出てるっすよ!?』

 

『ちょっとちょっとちょっと!あんた何やってんの!?』

 

『姉さんが目を離してるからっすよ!』

 

『あーもう材料も何もないわよ。RD、買ってきなさい。』

 

『俺、パシリじゃないんすけど…。」

 

ドカッ

 

『痛っ痛いって〜、行けばいいんすよね!行けば!』

 

リビングから声が聞こえてくる。

 

「うん。寝れないな。起きよう。」

 

ソルディオスはリビングに向かう。

 

ガチャ

 

「二人とも、何をやって…。」

 

「「あ…。」」

 

ソルディオスは扉を開けて固まり、言葉を失った。そこにある光景は酷いものだったからだ。キッチンのフライパンからは火が出ており、小麦粉やら砂糖やら粉物が床に全てこぼれ、卵も床で割れ、醤油などが白い壁に跳ねていた。さらにいうならば皿も割れていたくらいか…。

 

「……。」

 

「「…ごめんなさい。」」

 

二人は素直に謝った。

 

…………

 

「で、何で君たちがここにいるの?」

 

ソルディオスは、RDたちを叱り、全て片付けたあと麦茶を出して聞く。

 

「お風呂場の窓が空いていたから…。」

 

「そんなところから侵入…。不法侵入だよ?俺だから良かったものの…。他のところでやったら刑務所行きだから。」

 

「ソルディオスおじさんが許すくらい計算の内だから。」

 

「流石姉さんだよ…。」

 

「うん。ふざけんな。」

 

「「ごめんなさい…。」」

 

二人は調子に乗っていたことを謝る。

 

「まぁ、家が燃えないだけ良かったかな…。で、何しようとしてたの?人の家で。」

 

「家に何もなかったから、食べに来たんすよ。」

 

「お金払わないわよ?」

 

二人は当然のように言う。

 

「……。…ロザリィちゃんはお姉さんいるでしょ…。」

 

「あんな奴に頼るなんて、タダ働きと同じで死んでも嫌。」

 

「めっちゃ仲悪いな…。…まぁ、二人の親は見たことないけど。」

 

ソルディオスが冷蔵庫の中を漁る。

 

「…買い置きしてた材料もなくなってる…。…本当の非常用のキサラギ産の安くてまずい食材まで…。」

 

冷蔵庫の中は空だった。何もない。氷すら無かった。

 

「こりゃ買い物だな。…買ってきてから食べるけど、二人はどうする?」

 

ソルディアス冷蔵庫の扉を閉めて振り向いて聞く。

 

「お昼食べれるんならどうでも良いわよ。」

 

「行くんすか?」

 

RDが少し嫌な顔をしている。

 

「何?ビビってんの?」

 

「何か、俺…嫌な予感が…。」

 

「まぁ、RD君の予感は大体当たるけど…。何もない状況からは進展しないから、買いに行こう。」

 

「マジっすか!?」

 

こうして、ソルディオスたちは買い物へ出かけた。

 

…………

道中

 

「何もないじゃない。」

 

「おかしいっすね…。」

 

まだ何も起きていないソルディオスたちが、住宅街を歩いていると…。

 

ブォォォ…!

 

どこからか車の音が聞こえる。

 

「…あ、まずい。二人とも、この家の塀の裏に隠れるよ。」

 

「え?不法侵入じゃ…。」

 

「それに、犬がいるじゃないすか…。」

 

「バウバウ!(マッハで蜂の巣にしてやんよ。)」

 

「時間ないから急ぐよ。」

 

ソルディオスは二人の意見を無視して連れて隠れる。すると…。

 

ドガァァァァン!

 

「ギャァァァァァァァァ…!」

 

車が近くに突っ込み、逆流したような声が聞こえる。

 

「…なんでわかったんすか…?」

 

「人には色々事情があるんだよ…。」

 

「「?」」

 

ソルディオスが重々しく言い、警察に連絡した。

 

…………

数分後

 

ウ〜ウ〜。

 

パトカーが到着し、警官が降りてくる。だが、この前の人とは違い、若々しい感じだ。そして、車を見るなり、すぐにどこかに連絡した。

 

「署長、こちらで所属不明の車を発見しました。運転手はおりません。」

 

すると…。

 

ウ〜ウ〜。

 

もう一台パトカーが来る。そして、前と同じ人が出てきた。

 

「穴タクシーのことか…。秩序を乱す汚物は消去されるべき。それが、我々警察の役目だ。」

 

警察署長が言っていると…。

 

キキィ…

 

またもパトカーが…。

 

「どれだけ暇なんだよ…。」

 

ソルディオスは呟く。だが…。

 

「秩序を破壊する者…プログラムには不要だ…。」

 

少し違う感じの人が出てきた。

 

「け、警視総監…。何故にここへ…?」

 

署長は敬礼しながら言う。

 

「…近頃犯罪者を捕らえられていないと聞いてな…。」

 

「は…、はい…。」

 

警察の方が話している。

 

「…うわー…。ここで見たくは無かったな。てか、早く事情聴取してくれ。ロザリィちゃんたちが犬と遊んでいる間に。」

 

RDとロザリィは犬と遊んでいた。ソルディオスは警察の二人の会話を聞いていた。そして、警視総監が署長を睨む。すると…。

 

ポンッ

 

「この頃この件について悩んで寝ていないのではないか?ゆっくり休め。我々がしっかりしてなくては、誰が犯罪者を捕まえるんだ。何度でも失敗しても良い。国民を守るのが我々の使命だ。だが忘れるな。その中に我々も含まれているのだから。」

 

「け、警視総監…。」

 

警視総監が署長の肩に手をやり、優しい感じで言う。睨んでいたわけではなく、ただ目つきが怖いだけだった。平和な世界だ。

 

「…すっげー平和な世界だな…。よくよく考えてみたら、犯罪件数も異常なくらい少ないんだよな…。こんな世界だから、犯罪する人も少ないのか。」

 

ソルディオスは暖かい目で見守っていた。だが、本当は警視総監が闇で…。すると…。

 

「おじさん、お腹空いたんすけど…。」

 

「私たちのこと忘れてない?」

 

二人がソルディオスの服を引っ張る。

 

「あぁ。ごめんよ。すぐ行くから。おーい…。」

 

ソルディオスたちは簡単な事情聴取を終えて、買い物へ行った。

 

…………

スーパー

 

ソルディオスたちは色々物色しながら歩いている。

 

『来たぜー、おい。ホントに買っていいんだな?』

 

『今日は特売だって話だぜ。買いまくれ!』

 

二人のヒャッハー系な会話を耳にするソルディオス。

 

「…なんか、バーゲンやっているらしいぞ。」

 

ソルディオスが2人を見る。

 

「らしいっすね。」

 

だが、そこにはRDしかいなかった。

 

「…あれ?ロザリィちゃんは?」

 

「なんか、どこかに走ってったっすけど…。」

 

「…もしかして…。」

 

ソルディオスたちは特売の場所へ行く。そこには、人混みをかき分けて進んでいるロザリィがいた。

 

「…ロザリィちゃんって、お金に関してあれだと思ってたけど…。…悪く言えば守銭奴なの?」

 

「さすが姉さんだよ…。」

 

しばらくして…。

 

「お肉を手に入れたわ。これで、少しはマシね。」

 

勝ち誇ったような感じでロザリィが来る。

 

「それ、キサラギ産だ…。だからこんなに安いのか…。」

 

300g20円の表示を見て、輝いた目をしているロザリィ以外が”騙して悪いが"された気分になった。もちろん、食品安全省認可のマークがどこにも書いてなかった…。まぁ、あったほうが余計に不安だが…。

 

…………

帰り道

 

「…それ、本当に食べるんすか…?」

 

「仕方ないでしょ…。ロザリィちゃんがあんなに輝いているんだから…。」

 

買い物袋の中にはあの肉が入っており、RDが信じられないような顔をする。ロザリィは軽いスキップじみたことをしていた。

 

「…もしかして、嫌な予感って…。」

 

「おそらく、これっすね…。」

 

ソルディオス達が歩いていると…。

 

「あっ!先輩!」

 

後ろから、可愛い声がする。

 

「…ん?レジーナさんですか。」

 

先日、ソルディオスと同じ場所に配属された、新人のレジーナだ。

 

「買い物帰りですか?」

 

袋を見るなり言ってくる。

 

「はい。…そちらは?」

 

「私は、散歩です。」

 

「そうですか。…お一人で?」

 

「はい。家を飛び出して、一人暮らしを始めたばかりで…。」

 

「そうなんですか。…家を飛び出して?」

 

「はい…。少し父ともめてしまって…。」

 

「人には色々事情がありますからね…。」

 

ソルディオスとレジーナが話す。すると…。

 

「お腹空いたんすけど…。あれからもう2時間くらい経過してないすか?」

 

「いーえ。もう3時間よ。」

 

RDたちが急かす。ロザリィはレジーナを見るなり、眉間に少ししわを寄せていた。

 

「…お子さんですか?」

 

「いえ、違います。お子さんだとしたら、何歳で子供作ったんですか…。」

 

ソルディオスは微妙な顔つきになる。

 

「…明日、色々アシストするのでゆっくり休んでください。」

 

「はい。」

 

「…本当に休んでくださいね?…じゃないと終わらないので…。」

 

「…そこまでハードなんですか…。」

 

レジーナは覚悟する。

 

「それでは、自分たちは帰るので…。さようなら。」

 

「さようなら。」

 

ソルディオスたちは帰る。…が。

 

「…家、こちらの方向なんですか?」

 

「…先輩もですか?」

 

4人で同じ道を歩き、しばらくして家の前に着く。

 

「ここ自分の家なので。それでは、レジーナさん。」

 

ソルディオスが挨拶する。RDたちはおぼつかない足取りで勝手にお邪魔する。

 

「えっ?ここが先輩の家なんですか!?」

 

「えっ?まぁ、そうですが…。まさか、隣ですか…?」

 

「隣のアパートの一室です。うるさいと思いますが、よろしくお願いします…。」

 

「いえ、こちらこそ…。…世間は狭いですね…。」

 

「そうですね…。」

 

二人は互いに挨拶した後、帰宅した。

 

…………

 

「で、こんな短時間で作ったんすか!?」

 

「野菜炒めだよ。ロザリィちゃんのお肉たっぷりの…。」

 

ソルディオスがテーブルの上に、二人のお皿の用意もする。

 

「「「いただきます。」」」

 

三人で食事をする…。が。

 

「ゴフッ…。」

 

しばらくしてRDが倒れる。

 

「RD!大丈夫!?」

 

ロザリィが床で倒れているRDを支えた。

 

「姉さん…。この肉…。やばいっす…。噛めないくらい固いし…食感がおかしいっす…。死ぬのだけは…死んでも…ごめん…で…す…。」

 

RDが遺言を残し、昇天した。

 

「RD…。あんたのこと忘れないわ…。」

 

「いや、まだ生きてるよ。」

 

そのあと、ソルディオスから胃腸の薬をもらい、治った。




次回は3月頃か、2月中旬です。
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