「そんな、まさか一瞬で!!」
鬼としては徒党を組んだめずらしい集団の中でもずば抜けた戦闘力をもつ鬼が目の前で訳の分からない全身タイツの変態にあまりにもあっけなく瞬殺されたことで額にいやな汗をたらす生き残りの鬼たち。その数4匹(両脇に抱えられた鬼2匹と少年の2時方向から現れた2匹の鬼)
後方から追い込んでいた5名のうち3名は地面に顔を埋めピクリともしない。基本的に鬼は頸を着られない限りは何度でも再生し立ち上がることができる。だが彼らにその気配はない。完全に事きれているようだった。
「お゛お゛お゛お゛んんwwお初ちゃん大丈夫かにゃ?wwあれ?wなんだか香ばしい匂いが小股から......もしかして漏らry「しょうがないじゃないですか!!あ、やめてください!!そこに顔を突っ込んで嗅がないでください。んもう!変態!!」お゛んっ!!」
緊張が途切れ、座り込んだ女が粗相をしてしまったようだ。それに気が付いた(猫柱と彼女との距離は5mあった)全身タイツ人間は神速で彼女の股間に顔をうずめると大きくすぅぅと呼吸し満足気な様子で天高らかに親指を立てた。が、すぐに彼女に金的をくらわされうつぶせの状態で腰を浮かし、鬼を小脇に期用に挟み直したあと、自らの股間に手をあて身じろぎながら立てた尻を左右に振っている。実に気持ちが悪かった。
「おまえ、何者だ?いや、それよりも!!仲間を離せ!!!」
いまだ拘束されている2匹の鬼を助けるため後ろから飛び掛かる。幸い今のやつの体制では後ろががら空きだ。それを勝機とみてか鋭くとがった爪を月の光にきらめかせ左右に振られた尻に突き立てようとした。
「お゛お゛お゛お゛んんww」
だが、それは叶わなかった。
鬼の爪が尻に食い込もうとした瞬間ふりふりと振っていたお尻の割れ目が一連華麗に鬼の手首を挟み込みそのままあらぬ方向にへし折った。
「ぎゃぁぁぁ!!腕がぁ俺の腕がぁぁぁ」
まさか本気でふるった腕をいともたやすく、しかも尻の割れ目で真剣白羽取りされ腕をおられるとは思っていなかった鬼は突然の大きな痛みに損傷した腕を抑えながら地面に転がった。
「んぅもぉうwwマナーは守ってほしいにゃwwミーはいまテイスティングしてご褒美をいただいていたのにゃww恩賞を頂いている最中に邪魔するのはミーダメだと思うにゃww」
やれやれとばかりに起き上がった彼の顔面には少女に足蹴りも受けたのだろう草鞋についた土のせいでくっきりの跡が残っていた。そして気が付けば両脇に抱えた鬼は力なくだれた状態でピクリとも動かなくなっていた。
「っっ!!」
腕をおられた鬼はみてしまった。力なくだれた鬼の首の中心がポッコリと穴開いているさまを、その鬼たちがすでにこと切れている状態にあることを。
「な、なんで!俺たちは頸を取られないと死なないはずじゃ......」
わからない、わからない目の前のこときれた鬼の死因、そして目の前で先ほどよりも膨張させた股間を主張するように腰をくねくねと前後に揺する変態もすべてが理解不能でありそして怖かった。
「そんなことユーがミーから知る必要はないのにゃwwwそれにしてもどうしてくれるのにゃ、お香ちゃんをこんな体にして......許さないのにゃ、カナエおねぇさんが許してもミーは許さないのにゃ」
ふざけた笑い交じりの口調が怒気を含んだふざけた口調に変わる。それをかたかたと恐怖に身をつつんだ鬼はただただ自分が逃げの選択を即座に取らなかったことを呪った。
「体は剣でできている......」
何やらそうつぶやきが聞こえたが、鬼がそれをすべて聞くことは頸に空いた穴のせいで叶わなかった。
「あぁ、30回目のご褒美......楽しみだったのににゃぁ」
いつの間にか残りの1匹も同じように首に穴をあけ事切れあたりには乙隊員4名と変態のみ、山は静寂をとりも出したが哀しみを含んだ濁声がきれいな月夜の晩をたった一言で蹂躙した。
ん?まさかあの主人公の能力まで!?ニャンちゅうの始まりはプロローグ終了してから挟む予定です。もうしばらくお待ちさい。感想と評価ありがとうございます。