遺産相続というひどい争いに巻き込まれておりました。
ここからは全く原作をよんでいないため本編とは異なる部分が出てくるかとは思いますがご了承下さい。一応wikiで調べました。
「御館様におかれましてはお変わりなく、柱一同うれしく思います」
産屋敷耀哉が座る縁側を前に柱と呼ばれる鬼殺隊の中でもトップをはる面々が片膝を立て頭を垂れている。
柱を代表してすでに引退を表明した鱗滝左近次が最後の務めとして礼を述べる。人は嫌でも歳をとる、時代の流れとは残酷なものであり、それに逆らう異物を屠り続けた初老の男に鬼殺隊員は大小さまざまではあるがあこがれをもっていた。
柱でも一つ二つととびぬけた実力、決断力、そしてなにより知識が、彼をこの年まで現役に押しとどめた要因であり、そして業であった。
だが、老いには勝てない。各方面から惜しみある言葉がかかってはいたが鬼殺隊の柱も世代交代である。若い芽が育ちのちに彼のようなものが再び現れること、それが誠なことか否ことか、それは大きな不安であり大きな期待でもあった。
「水柱鱗滝左近次、最後の務めご苦労様、私が当主になって間もないこと、とてもさみしく感じるよ」
労いの言葉をかける耀哉に対し深く頭を下げる水柱は居心地が悪かったせいもあり、来て早々気になったことに話題を切り替えることにした。
「ところで御館様、あれはいったいなにを......」
こういった会合の際は柱たちは片膝をつき頭を下げて待機する、そこには御座が用意されておりある程度負担がないように配慮をされている。だが、何もないしかも妙にとがった砂利や石が多いところに一人、いや一匹正座をさせられ、モモには石畳みを置かれ拷問のそれと言っても過言ではない状態で変態が鎮座していた。
「彼は......そう、家内からご褒美をもらっているんだ気にしないでくれ」
耀哉は視線をすこし変態に向けたがバッサリと切り捨てた仕方ない話である。
「あんちゃんもう許してにゃ、ミーなんだか気持ちよく、おんwおんwなんだか来ちゃうにゃwみゃおんwみゃおんw」
器用に下半身のみをくねくねさせ、痛いであろう砂利道を正座のまま這いずり始める猫柱をみて柱一同目を背けた。
「それで今日集まってもらったのはほかでもない、おry「見てほしいにゃあんちゃんw
ミーこんなに早く動けるにゃ」んん!!ひなき少し猫君を相手しておきなさい」
「はい、お父様。猫様あっちで私と遊びましょ」
「え?wミー柱だよね?wwえ?ミーだけ除け者かにゃ?放置プレイかにゃ?よいぞよいぞ~革命しy「猫様こっち」(パシン)みゃおんw痛いにゃwひなき嬢それどこからもってきたにゃ!!(パシン)いてぇwwwそれ馬に使う鞭にゃw(パシン)みゃおんwみゃおんww」
耀哉のとなりでおとなしくしていたひなきは父親の命に従い、どこからとりだしたか馬用の鞭を取り出し高と思うと這いずり回る変態のもも、石畳の上に器用に飛び乗りおもむろに頬をそれでひっぱたいた、右に進むときは左の頬を、左に進むときは右の頬を、上手にコントロールして変態を中庭へと誘導した。
「またしてすまないね。それじゃあ話をしようか」
遠くなっていく変態の叫び声と這いずる音をよそに何事もなかったかのように会合は始まった。
「みゃおんwみゃおんwいてぇwひなき嬢なんか顔緩んでるにゃ、あかんやつだにゃwあまねさんの血をばっちり引いて、もうww将来がこわいにゃんw」
話は会合ではなくこちらにすすむ、作者の知識不足じゃない、彼が主人公だからしかたなく、仕方なくである。
閑話休題
「猫様はなぜ真面目にできないのですか?今口ですか?この口がわるいのですか?」
すでに距離がとれたのでコントロールもくそもない頬へのひっぱたきで変態の頬はライフが0になっていた。いや、マイナスに振り切っていたかもしれない。
「ミーに真剣をもとめろと?wおぉんwwそれは無理な話だにゃw(パシン)あひんw力あるものは爪を決して見せないのにゃwこの崇高な考えがひなき嬢にわry(パシン)ちょwwほんとに痛いにゃwわかった!わかったにゃ!!子ども扱いはやめるにゃw」
変態とはいえそこまでの境地にはまだ達していないようで悲しいかな主従の関係がこの場ではしっかりできていた。
「あまね嬢......ミーはにゃ?いまこの段階で鬼の動きが活性してきていることを話すのは下策だと思うのにゃ、水柱は引退、みんな不安がってるにゃ、それこそ炎柱も引退のにおいをだすこの状況で不安は募るばかりだにゃ」
「……でも、柱が全員いなくなるわけじゃ……「まちがいにゃく火力不足にゃ」それは猫様がいても?」
一瞬おふざけを入れようとニャンちゅうはひなきをみたがそれは叶わなかった。目元をぬらし不安がる幼女におふざけをいれるほど馬鹿ではなかった。
「ひなき嬢、よく聞くにゃ確かにミーは強いにゃ、でも単体の強さなんて集団の前にはごみも一緒にゃ。戦いは数であり暴力は数字に依存する。不安がる隊員をより一層不安にさせるのは気を引き締め直すには十分だがそれ以上の恐怖が常に襲ってくるにゃ、それは窮地の際の致命的な要因になる。それをカバーできるほどミーは強くはないのにゃ」
目じりから垂れそうになる雫を救い上げにゃんちゅうはひなきの頭をぽんぽんと叩いた。
「なぁに、心配しなくてもミーがひなきもあまねもきりやも他の姉妹だって守ってやるにゃ、それくらいならミーにもできるにゃ、つるぺたなひなき嬢はそのつるぺたが豊満になるように一生懸命毎日を生きるにゃ」
「猫様……」
もう一度ポンポンとうつむくひなきの頭をやさしくたたく、やるときはやる猫なのである。
「そしてミーにいつか揉ませるみゃおんww」(バシン)
この日一番の大きな音が中庭に響き渡った。