ハイスクールD×D 案①『遠坂凛に転生したら』 作:ら・ま・ミュウ
「所で兵藤君。キミは、神器という物が何なのか理解しているかい?」
「神器って保証制度のあれか?」
「そう、それだ。特定の人間の身に宿る、規格外の力。分かりやすくいえば毛色の違う超能力だね。この学校ではその力が暴走しないように制御する方法を学ぶ為の学校でもあるんだよ」
「へぇ………へぇ!?超能力って、この学校にいる殆どがそうなのかよ!」
「ぁぁ、一部は何もしらない一般人だが殆どがそうだよ。何せ世界中の神器保有者がこの学校へ通いに来るんだ。元々希少とされる神器保有者だけど、多分これ程の数が集まるのはこの学校だけなんじゃないかな」
「………世界中って何か監視してるみたいだな」
「まぁその認識も、間違いではない。神器は物によっては抜き身の刃より危険な代物だから、この学校が出来るまでそういうのを危険視する過激派の奴らに実験やら処分やら酷い扱いを受けた人たちもいるんだ。それで言うと、この学校はあんな連中とは比べ物にならない、超のつくほどお人好しな穏健派かな?」
そう語る木場の表情は自然と硬くなり、拳は震えていた。
物陰に隠れていた遠坂は、「やっぱり教会を恨んでいるのね…」と分かっていたことだが少しだけ胸のうちが苦しくなるような錯覚を覚えた。
「この学校はちょっと俗臭いけど、そう言う愚かな連中から保護、国の発展に役立つような…例えば金銀財宝を産み出すような神器保有者を誰よりも先にスカウトする為にもあるんだ。勿論無理強いはしないが、それを不快に思う人たちもいるね。」
「そんな理由が…」
「ごめん、暗くなってしまった」
「いや、そんな事ねぇ。つまりこの学校が神器保有者の為に作られた良い所って意味だろ?世界中から集まるってことはそれだけ信頼されているってことだ。
辛そうだったのに話してくれてありがとな」
「っぅ………そうだね」
イッセーの混じりっけのない笑顔が、一瞬己の家族達と重なり木場は、息を吐く。
「そうだ。うちの学校は神器について学ぶ事が出来るっていうのはさっき説明したよね。今から特別顧問のOBに会いにいってキミの神器、解放してみないかい?」
「神器、解放?………もしかして俺も超能力が使えるようになるのか!ドラグ・ソボールの空孫悟みたいな!?」
「うん、男なら興味があるよね。アーシアちゃんはもう使えるみたいだけど、どうかな?」
「私も、自分以外の神器保有者の方に会ってみたいです!」
二人の笑顔に、「(神器保有者だから不幸になるなんて間違っている。やっぱり遠坂先輩は偉大だ)」
将来は遠坂をサポート出来る立場にありたいと密かに夢を抱く木場とイッセー達は『英雄派』と壁にかけられたプレートを横目に戸を開けた。
上位悪魔×
上級悪魔…すまない。アンケートは修正が出来ないんだ。