ハイスクールD×D 案①『遠坂凛に転生したら』 作:ら・ま・ミュウ
いつものように、その老人は玉座に腰掛け「ついに円周率の最後の数字も割り出してしまったの…暇じゃなぁ」
とても退屈そうに頬骨をついていた。
「女も良いがワシの求める真なる欲は、あの娘以外満たせる者はいない、か………会談は最低でも一年後、長いのぉ」
いつも通り。そう、いつも通りだ。ただ退屈だと駄々をこね、老人は新たな知識を求めて止まない
円周率だとか、古代人の遺跡だとか一日中、頭の中で謎解きを楽しみ、気まぐれに女をからかう。
それがその老人にとっての日常で、老人の遣いが目にするいつもの光景。
今日は偶々、老人の一言でその遣いは居ない。
それ以外は何も変わらない、いつもの日常。思わぬ休日に心踊らせた老人の遣いはそう思っていた。
「あぁ、暇だ。暇で死んでしまうかもしれん」
「本当にそのまま死んでくれたら楽なんですけどね?」
「カカカっ!それはあの娘の頭の中を隅々まで覗き見てからにしたいのぅ」
「「メロダック!(グングニル)」」
北欧の神殿で戦いは始まる。
「何だそれは、何だその力は!分からぬ解らぬぞ、小僧!神器でも魔術でもないただの剣や槍を打ち出すその能力は何だ!」
老人は効率の悪いグングニルを捨て空中にルーン文字を描き、炎、洪水、落雷、余波で神殿が吹き飛ぶ連撃を繰り返しながら笑う。
侵入者で己を殺し得る半神の小僧。ただ強いのでなく『知』において全知全能のゼウスすら越えたと自負するこのオーディンが知りえない武具、戦略、神という存在に対する異常なまでの執念。
………あぁ、何と何と素晴らしきかな!
「死んでくれるなよ!」
北欧の主神は期待を込めて死のルーンを刻んだ。
大抵の神々は死に絶えるだろうその一撃を半神の小僧は、いとも簡単に短剣で突き刺し、砕いてしまったではないか!
「
そして次は「おおぅ………」三千は下らない黄金の波紋がオーディンを覆う。驚くべき事にその全てから神殺しの力を感じたとなれば最早笑うしかあるまい。「どういう理屈なのだ?その黄金に展開する数は限りがあるのか?この武具はお前が作ったのか、それとも単に貯蔵しているだけなのか!?」
「――これで終わりです!」
防御は不可能と悟ったオーディンはこの光景を脳内に焼き付けるべく目を見開いていた。千の宝具が射出される一瞬にも永遠にも感じられる時間の中でこの黄金や打ち出される武具は何なのか仕組み、原理、工程、法則を考え、考え、考え「このワシが知において遅れをとるとは幾千年ぶりか!」頬を刃が掠めた瞬間、北欧全体に響き渡るほど大きな笑い声をあげながらその姿を財宝の山の中に埋もれさせた。
『………コフッ』『マスター!!』
『ハァハァハァ………何とか、消滅する前に………冥界に投げ込んでやったのだわ』
次回『リアス・グレモリー』彼女は何故、眷属を持たないのか………孤高の王の正体に迫る!
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