ハイスクールD×D 案①『遠坂凛に転生したら』 作:ら・ま・ミュウ
万策は尽きた。
主力を封じようと、此方の持ちうるあらゆる手札を晒そうと、慢心を捨てた英雄王を相手に勝ち目などない。
せめて、エアを抜く前に『
「………もう終わりだ、諦めろマスター」
「……………………待ってよ」
「小手先が通用する相手ではない。君の観測次元で得た知識は確かに我々サーヴァントにとって脅威になるかもしれんが、アレは“知っているから”そんなアドバンテージを易々と踏み越えて行く正真正銘の化け物だ」
「…………でも、これ以上子ギルは宝具を取り出せない。アヴァロンを一瞬でも無効化して不意を突ければ――」
「勇気と蛮勇を履き違えるな!それがどれ程無謀で困難な事が分からない訳ではあるまい!」
「でも、でも!現存する全ての神を滅ぼすなんて、人間界にどれほど被害が出るか分からないのよ!?天変地異がひっくり返るなんて方がまだ優しく思える、子ギルが本格的に神々と敵対したら大陸が沈んでも可笑しくない!アーチャー、英雄王の慈悲になんて期待するとか言わないわよね!冬木の聖杯戦争でギルガメッシュが何をしようとしたか衛宮士郎の記憶を持つ貴方が知らないわけないでしょ!例え貴方がstay nightに召喚された記憶のない
「――仕方あるまい」
アーチャーが鈍器のような投影武器を私に振りかぶる。
「いっ!?」私は咄嗟に魔術回路を全開にしてそれを避けた。
「何するのよ!」
「マスターを守るのが使い魔の務めだ。当然の行いだろう?」
「ばっかじゃない!?」
「それに私はキミの育ての親でもある。親は子を導き正すものだ。間違っても子の行く末に死地を用意するような外道ではない」
…………それじゃあ、切嗣全否定じゃん。アーチャーって切嗣嫌いみたいな設定あったけ?
いつまた襲ってきてもおかしくないアーチャーに冷や汗を流す遠坂はそんな事を考える。
「と言うか、ここにきて今さら父親気取り?
オシメを替えたのも、ミルクや離乳食を作ったのは俺だぞ~って?」
「あぁ、一度ぐらい父の言うことを素直に聞いてみてはどうだ?」
「ジョーダン!遠坂凛は優雅で美しく常に己に正直に生きるの!私が子ギルを倒したいって思ったら絶対に成し遂げる!魔術協会の時も聖堂教会の時もそうやってやり遂げてきた!」
顔を暗くするアーチャーに遠坂は満面の笑みで返してみせた。
「自分のマスターを信じなさいアーチャー。アンタが選んだ私は最強のマスターで原典を除けば最も強い遠坂凛なんだから!」
「…………はぁ、かつて私の言葉をオマージュするとはキミなりの嫌味か?」
アーチャーは鈍器を消して呆れたように首を振る。
「最強のサーヴァントに最強のマスターが揃ったのよ?褒め言葉じゃない」
「倒すあてもないのに随分と強気じゃないか」
アーチャーは相変わらず否定的な言葉を返す。だけど、先ほどまでの撤退する事しか考えてないような冷たい言葉ではない。
それってつまり信頼してくれたって事よね。
ふふっアーチャーの信頼なら何が何でも答えないと!
遠坂凛は考える
万策は尽きた…………だから何だ、一万で足りないなら一万と一の策を考えればいい
絶対に勝てない?…………勝てなくてもいい、誰も死ななければ良いんだから
思考を柔らかく子ギルを倒す事から視点を変更して――
「あっ『キングハサン』喚べばアヴァロン貫通できんじゃね?」
「それだけは止めろマスター!」
最恐最悪の手段を思い付く。
ルビー ママ
エミヤ パパ
アザゼル おじさん
サイラオーグ 患者の息子兼舎弟
バラキエル 妻と娘の命の恩人
次回『何ですかこの音は…………鐘?』『首を出せぇ!』
冷血大陸でリアスは
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永久追放だ!
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また出る
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別番組の方が観たい