ハイスクールD×D 案①『遠坂凛に転生したら』   作:ら・ま・ミュウ

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『悪魔ですか?好きではありませんが嫌いでもありません』『まぁサライオーグのような、まともな奴も居るからな』

遠坂は緊急会議を開き、うつむくアーチャーとエレシュキガルに重たく口を開く「前々から可笑しいって思ってたの。神代は終わり、徐々に神秘の薄れていく筈だった今、何故神々が存在するのか、神秘は薄れず抑止力すらないのに英霊が召喚出来るのか……私思ったのよ、この世界は異聞帯(ロストベルト)、本来有ってはならない切り捨てられた人類史なんじゃないかってね。

 

 

……まぁ違ったんだけど。」

 

一瞬まさかッて顔になったエレシュキガルは椅子から転げ落ちる。アーチャーはその先を察しているのか黙りだった。

 

「問題はユグドラシルが空想樹じゃね?そう疑って北欧に向かった時」

 

『次、うちのサーヴァント召喚したらコロスぞ☆』byアラヤ

 

「頭がキーンってなって…………並行世界のアラヤに脅されたのよね」

 

「成る程、キミがどうやってギルガメッシュの目を欺き北欧へ向かったのかは非常に興味深いがつまり、今後サーヴァントを増やすことが出来なくなった。召喚しようとすれば並行世界のアラヤを敵に回すことになる、そういう事か」

 

「うん…………このままじゃ、ずっと家から出れない。ギルガメッシュ相手に穏便に済ます方法なんてアーチャーはあると思う?」

 

「簡単だ。我の寵愛を受け入れろ、娘」

 

「誰が――――ほえ?」

 

まさか千里眼持ちの彼にバレないと思っていたのか、猫のように摘ままれた遠坂は目を点にする。

 

「屋敷を出たから我の勝ち、さぁ行くぞ!」

 

「ちょっいやァァァァ!!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

―――ギリシャ・冥界

 

「何故封印を解いたのだハデス!」

 

「いや……解いたというか、自力で出ていったというか」

 

遠坂凛に加えて神嫌いのギルガメッシュまでもが解き放たれた。

その事について四大魔王は旧魔王派との対立で少々気が立っておりハデスに直接意見を求めに来ていた。

しかし、気づいたら脱獄していたギルガメッシュにハデス自身も疑問符を浮かべる事態であり答えようがない。

 

「クソッ、万が一あの二人が出会うようなことになれば今度こそ悪魔は終わりだ!」

 

「噂が本当ならば相性は最悪だが、利害の一致で協力関係はあり得るぞ!」

 

「ジワジワ系の悪意に!直球の悪意!もう殺しに来てるよヤバいよ!」

 

「伝説が本当なら滅びの魔力でも消し去れるかどうか、何故だ何故こうも悪いことが重なる!」

 

 

 

『――ギルガメッシュか。オーフィスが居ない今、丁度いい駒が手に入りそうだな』

 

 

サーゼクスの魂の悲鳴。

度重なる不運は積み重なり最悪の形で瓦礫しようとしていた。




今日の一言「ハイスクールD×Dは異聞帯ぽい」

次回『ゼウス、振られる』『オリンポス12神vsギルガメッシュ』


アルトリア・オンライン(シリアスzero)
SAO×Fate
新しい二次創作始めました。

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