ハイスクールD×D 案①『遠坂凛に転生したら』 作:ら・ま・ミュウ
前回のあらすじ
「部屋でみかん食べてたら、サーゼクスが突撃してきたの!」
「そ、そしたら、同じ顔の人が現れたんです!」
「予約したケーキショップが閉まっていたんだ!」
「サーゼクスん所に行ったんだけど、アイツ留守だったぜ」
「待ってくれ、そいつは私じゃない!」
ど、どう言うこと!
皆さんこんにちは、私の名は遠坂。突然だけど、屋敷を破壊した悪魔と瓜二つの男が破壊した方を思いっきり殴り付けて頭を下げられたわ。
よく分からないけど、殴られた『目が死んだ方』が偽物で今『頭を下げている方』が本物、そういう解釈でいいのかしら!?
ステンノとエウリュアレみたいに瓜二つの兄弟とかだったら、襲撃を掛けてきたのがサーゼクス本人じゃなくてもグレモリー家は終わりな気がするけど大丈夫よね!
「安心してくれ、あれは我が血族の者ではない。いや、悪魔ですらない………のかもしれない」
「あぁ、つまり状況を理解出来ないまま、アンタの姿をしたアイツが私を襲う、そんな感じの情報を掴んで慌てて来たわけね」
悪魔のトップが私を襲ったとなれば魔術協会は勿論、神器保有者や教会、恩を売る形で天界と堕天使が動くもの。
悪魔嫌いが悪魔を根絶やしにしようとして、まず初めに考えつく計画ね。
だいたい分かったわ。
「だったら頭上げて、あんな奴、さっさと倒すわよ」
「………ありがとう。(噂とは違い寛大な方で良かった。いや、本当に。悪魔社会終わったと思ったよ)」
解体したわ!
私、ガンドで援護射撃ぐらいしか出来なかったけど、やっぱり魔王の称号は伊達じゃない。偽物が滅びの魔力擬きを使った時にはサーゼクスも冷や汗かいていたけど、あれね。英雄王と征服王の対決を見ているようだったわ。
本当は持ち帰って原因を探りたいだろうにサーゼクスったら思い詰めた顔して死体丸ごと譲るって言うのよ!なによ良い奴じゃない!
「フフン~フフン♪」
「へくちっ」
魔王級の素材を何に使おうか?礼装か工房の強化か久しぶりにアーチャーの霊基を弄くるのもいい。
上機嫌に壁と結界を修復していく遠坂を見ながら、
そもそも、どうやって偽サーゼクスが遠坂邸を襲撃すると情報を掴んだのか、偽サーゼクスが滅びの魔力のような物(実際は圧縮した魔力の塊だった)を見せた時、あからさまに顔色を変えたのは何故か、数々の疑問点を一つも問い詰めなかった理由をアーシアは考えていた。
だが、幾ら考えても無駄である。
遠坂はうっかりしていただけなのだから。
「令呪を出し惜しみするぐらいなら、パスを繋げマスター!」
「痛っぁ~!」
全身雪だらけのアーチャーに遠坂はめちゃくちゃ怒られた。
………クリスマスケーキは手に入らなかったらしい。