鉄血のビルドファイターズ(旧題 ガンダムビルドオルガーズ)   作:にくキャベツ

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第2話 マクギリス・ファリド

 

「おはよう、オルガ」

 

「……おぉ、ミカ」

 

 昨日初勝利を収めた鉄華団。それを受け安心したのか、昨日のオルガはグッスリと眠っていた。……そしてここは模型店、プトレマイオス。とある事情から親のいない者が多い鉄華団は住み込みでここで働き、日々生活している。ガンプラバトル用の筐体も置いてある為、実質鉄華団の溜まり場といっても良いだろう。

 

「……おはよう、ロックオンの兄貴」

 

「オルガか。昨日ガンプラバトルに初めて勝ったんだってな?」

 

 そして彼はロックオン・ストラトス。主にカウンターで会計などをこなす、模型店プトレマイオスの元からの店員の一人。

 

「懐かしいなぁ……一年前のガンプラバトル選手権、アレ俺たちも出てたんだぜ?」

 

「そうなのか? そりゃまた……」

 

「……てか、学校行くんだろ? もう9時なんだが」

 

「……え?」

 


 

 その後無事授業を受けたオルガ、部活の時間になった為部室に向かうと……そこに金髪の男が入ろうとしているのを見かけた。彼はオルガの方に振り向き……

 

「会えて嬉しいよ、鉄華団の諸君」

 

「……マクギリスじゃねえか……」

 

 彼の名はマクギリス・ファリド。第1ガンプラ部、ギャラルホルンの中でも有数の実力を持つガンプラファイターだった。

 

「……なんだ? 俺のカラミティは渡さねえぞ」

 

「いやいや、そのような事を言いに来たのではない。……私が純粋に君たちとバトルしたくなったんだ」

 

「……だったら良いけどよ。ミカ、やってくれるか?」

 

「いいよー」

 


 

《battle 5 city》

 

《battle start》

 

「それじゃ、三日月・オーガス、カラミティガンダム。出るよ」

 

「マクギリス・ファリド、アメイジンググレイズ。出撃する」

 


 

 勢いよく発進する二体の機体。降り立つカラミティの前に立つのは、赤い機体カラーのグレイズ。それを見てバズーカ砲、トーデスブロックを放つカラミティ、それを躱し肉薄するアメイジンググレイズ。グリムゲルデから移植した腕部に固定された剣でバズーカを破壊し、シールドも弾き飛ばす。

 

「オルガ、武器は?」

 

「本来はないサーベルを仕込んで置いた、抜け!」

 

 背中のバックパックに仕込まれたビームサーベルを引き抜くカラミティ。それを屈んで避けるアメイジンググレイズ。そのまま背後に回り込むも、超速度で反応し振り返ったカラミティの斬撃を避ける為バックステップで飛び上がる。

 

「避けやがった!?」

 

「これがガンプラバトル……アグニカンスタイルだ!」

 

 方向転換しカラミティの方向へ突っ込むグレイズ。内臓ビーム火器でそれを迎撃しようとするも、それを避けなおもこちらへ向かって来る。

 

「接近戦ならば……こちらが有利だ!」

 

 背部ビーム砲シュラークを斬りつけ破壊し、接近戦を強いるグレイズ、それが振るう剣を間一髪で躱すカラミティ、スキュラを放つもそれも避けられる。そのまま首を刎ね飛ばされ……そのまま倒れ込んだところをコックピットに一突き。……勝負は決した。

 

「……ごめんオルガ、負けちゃった」

 

「そう簡単に何度も勝てるわけねえさ。……あいつが、マクギリスのガンプラ……」

 


 

「……何負けてんだよ、オルガ、三日月!」

 

「あぁ、シノ……だけどな……」

 

「うん。いくら負けたってまた直せばいいんだ」

 

「俺たちみんなで世界大会に出て……リベンジしてやるんだ」

 

「……この、ユニコーンガンダムマーズキングでな!」

 




「俺たちの新しいガンプラだ!」
「前のより使いやすいね、これ」
「カラミティは使い辛かったってのかよ!?」
次回、『ユニコーンガンダムマーズキング』
「俺は、火星の王になる」
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