始まりの物語   作:浜風快速

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年末年始、何かと忙しいながらもがんばって投稿してまいります。


打ち明けの始まり

―――部室

「こんにちは~」

「おっ、4組トリオじゃないか」

『?!』

僕たち、いつの間にそんな呼び名がついてたんだね…知らなかったよ…

「ま、まあほら、早速だけどチェスやらない?」

「おう、やろうぜ」

「じゃあ私、瀬川くんとやる!」

「えっ…」

露骨に落ち込んでるのが分かる早原、惨めだね!…ってか、いつの間に君付けで呼ばれてる?!

 

そういえば、大舞北に入ってからなんかキャラとかいろいろ変わってるような気がしないでもない…今のシチュエーションだって以前の僕なら早原を心配してたはず。何が僕をそこまで変えたんだろう。

 

「ほら、ボーっとしてないで早く並べなよ」

「あっ、そうだね、ごめん」

 

「はいそれじゃあ始めてくださ~い」

『お願いします』

早原、落ち込み過ぎだっての…

 

対局は中盤といったところで、僕の優勢が続いている。

「瀬川くん強いねぇ。チェスは得意?」

「いや、そんなことも無いよ。むしろ苦手な方かな。エアホッケーなんか得意だよ」

どうでもいいけど君付けはあまり慣れてないから困る…

「へぇ~、今度エアホッケーやろうね」

「いいよ」

そういって盤面に目を落としたその時、僕は驚いた。

 

僕の、圧倒的劣勢。

 

何でだ、何があったんだ…

上岡さんを見るとニヤッと微笑んでいる。

盤外戦術…か。

「気づいた?」

「……」

「もう騙されないよね?」

「分からない」

上岡さんの策略にまんまと嵌まってしまったようだ。

 

「……負け、ました」

上岡さん、入部試験以上の実力があるのではないか?

 

その後の部活も上の空。

一応覚えておいたことをまとめると、もう1つ戦法解説をして(何を解説したかは覚えていない)、第1戦は早原に快勝して、第2戦は誰と戦ったっけ、勝敗も覚えてないや…まあいいか、第3戦は上岡さんと戦うも、巧妙な盤外戦術の前に歯が立たなかった。第4戦は戸崎先輩と当たって、確か接戦だったんだよな。どっちが勝ったかは覚えていない。第5戦は東川と仲良く千日手だったなぁ。それで部活が終わったんだった。ちょっと思い出したぞ。この記憶力もどうにかしたいけど…

 

そして帰り道。

「瀬川くん、今日はありがとうね。いい対戦だったよ」

嫌だ、あれは思い出したくない…。

「あ、うん」

「じゃあ私こっちだから」

「じゃあね、上岡さん」

「またね、早原くん」

 

「おい瀬川、どういうことだ」

「何がどういうことなんだよ」

「いやいや、上岡さんが瀬川と対戦したがるなんて何かないとおかしいだろ」

「何もないって」

「ホントか? じゃあ何で上岡さんは瀬川と対戦したがってたんだ?」

「いくら僕でも上岡さんの気持ちまでは分からないさ」

「とぼけんな、ホントは何かあるだろ」

「何もないっての」

やっぱり、こういうときのフォローは逆効果になりやすいよね。

「な・に・か・あ・る・ん・だ・ろ?」

「だから何もないって言ってるでしょってやめて痛い絞めないで息が出来なくぁwせdrftgyふじこlp;@」

おお、怖い怖い…




どうも、作者の浜風快速です。

今回は特に言うこともないです。

これからもよろしくお願いします。

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